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2005年5月29日 (日)

2005年 台湾皮膚科医学会

2005年5月29日に台湾の台中で行われた台湾皮膚科医学会で招待講演を行いました。

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2004年に台北の台日韓抗老化学会に呼ばれたので、これが二度目の台湾になります。台中は台北から高速道路で三時間もかかるところでした。台湾は山が多く、日本を走っているかのように錯覚しました。今回の皮膚科学会は、台湾で年に二回行われているものだそうです。

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台湾中の皮膚科医師が集まります。 演者の紹介のポスター

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演者 医師 医学博士 藤本 幸弘と英語で書いてあります。 招待講演会場は台中の大学の講義室でした。このとき、唐沢寿明主演の白い巨塔がちょうど台湾でも放映されていたときで、大ブームだったようです。お前は財前先生に似ているなと、何人もの人に言われました。僕は医学生のときに始めて白い巨塔を読み、これから入る世界を垣間見た気がして、とても興味深く思いました。結局10年間以上も象牙の塔にいましたが、実際はどうだったって??  実はちょうどこの時期、柴門ふみさんが大学病院を舞台にした新しい漫画を書きたいとおっしゃっていたので、何度も取材を受けました。柴門さんは、ある雑誌の体験取材でクリニックにいらしていただいてからのお付き合いです。話題が豊富で頭の切れる、とてもすばらしい女性です。大学病院の外科医で、看護婦さんと結婚した人を取材したいと言われたら、そんな友人を連れて行き、お金にきたない教授について取材したいと言われたら、そういったことを経験した友人をご紹介するといったことをしていました。連載中、漫画を送っていただいていたので、毎週楽しみに読んでいました。小早川伸木の恋が、一月から唐沢主演でドラマ化されるそうで、とても楽しみです。

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5月といっても会場は空調が悪くて、暑く熱気もあり、スーツを着ていたため、30分の講演中に汗だくになりました。

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2004年9月の台湾の皮膚科学会で一緒に招待講演を受けた、Serine女医のクリニックを表敬訪問しました。 台湾ではテレビによく登場する美人女医です。

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台湾で最も売れている女医さんのクリニックです。このときも財前ネタで盛り上がりました。それにしても白い巨塔を書いた山崎豊子はすばらしいストーリーテラーですよね。仮想日本航空の話題を書いた、沈まぬ太陽。大河ドラマにもなった、二つの祖国。どれも名著です。でも、僕のお勧めなのは、不毛地帯でしょうか。 不毛地帯は、大本営参謀から近畿商事に入社した、日本有数のエリートである主人公・壱岐正の生き様をつづった本です。シベリア抑留時代の記述が凄まじく、終戦後すぐに平和になったような錯覚をしていた私に、知っておかなければならない日本の歴史を教えてくれました。海軍将校だった私の祖父は、戦中になくなりましたが、むしろ幸せだったのかもしれません。本の後半では企業参謀としての壱岐の言動に影響を受けました。山崎豊子の本は、どれも緻密な構成に基づいて、しかも主人公の複雑な感情を類稀なる表現力で表わしているところが好きです。

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