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2005年9月29日 (木)

パリのルーブル美術館

美術館をまわるのが好きです。以前にパリに来たときは、オランジュリー美術館に行き、モネの睡蓮の前で、何時間も時間を忘れてすごしたことを思い出します。今回は残念ながら改装工事中でいけませんでした。

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ガラスのピラミッドからルーブルのシュリー翼を見て

パリといえば、ルーブルやオルセーの美術館が有名ですが、僕はルーブルよりも鉄道の駅をモチーフに使用したオルセー美術館の方がコンセプトや雰囲気が好きなのです。どちらかしか行けなければ、オルセーを必ず選ぶのですが、それでも実は今回、ルーブルにどうしても行きたかった理由があります。

それは何を隠そう、ダンブラウンの「ダビンチコード」です。

1975年に、パリのフランス国立図書館が“秘密文書(ドシエ・スクレ)”として知られる史料を発見し、シオン修道会というキリストのある秘密を口伝する秘密結社の会員多数の名が明らかになりました。そのなかには、アイザック・ニュートン、ヴィクトル・ユゴー、ボッティチェルリ、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチらの名が含まれていることがわかりました。フランス前大統領のフランソワ・ミッテランもこの結社の会員だったのではないかと噂があります。

同時に天才にしていたずら好きでもあったレオナルド・ダ・ヴィンチが、作品の多くに秘密のメッセージをまぎれこませたことは広く知られています。モナ・リザ、最後の晩餐、岩窟の聖母といった彼の最も名高い作品にさえ、謎めいたメッセージが語られているとのことです。

ダンブラウンは、これらの事実になるべく則しながらキリスト教の根底を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた巨大な謎を独自の解釈で解き明かします。読んでいない方も多いと思いますので、ストーリーについてはあまりふれませんが、この本が世界的にベストセラーになったおかげで、ミラノにあるダ・ヴィンチの最後の晩餐は整理券がなくては見られなくなりました。ルーブルのモナ・リザも、2005年の9月、つまり僕が行った月から写真撮影が禁止になりました。前にルーブルに訪問したときにはちゃんとモナ・リザさんとツーショットで写真を撮りましたけれど。

聖書の中では娼婦とされているマグダラのマリア像。実はキリストの妻であり、その血を後世に伝えたという噂があります。前回来た時には気にも留めませんでした。

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お約束のミロのヴィーナスです。これは撮影禁止にはなっていませんでした。

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