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2005年10月16日 (日)

カプリ島観光

ロンドン・ヒースロー空港からナポリ空港に移動しました。

目的はメソセラピーのトレーニングで、プロモイタリアの用意してくれたホテルに移動したのです。

ナポリと聞いて、観光が出来るかと出発前から楽しみにしていたのですが、着けばなんとナポリとは名ばかりのど田舎。周りにレストランはないし、食料品店もない。高級ホテルのレストランで、一人食事する気にもなんとなくなれず、ポテトチップスをお酒とともに部屋でぼりぼりやりました。

しかし、ホテルから見える景色は絶景です。ああ、この感動を共感できる誰かと来ればよかった。

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翌日は日曜日なのでプロモイタリアは休みだそうです。 担当のアンナに電話すると、「明日はどこかに観光に行ってくれ」とのこと。

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なんていい加減な国だ。でもイタリア人の良い意味でのいい加減さは、日本人が学ばなければならないところなのかもしれません。どこか観光でお勧めはあるかと聞いても、ナポリはどこでも美しいという答えしか返って来ません。 12年前にナポリとポンペイを訪れたときに、出会ったイタリア人誰もが口を揃えてすばらしいところだと言っていた、カプリ島の青の洞窟を見に行こうと思いつきました。ローマ皇帝アウグストゥスがその美しさに魅了され、トムクルーズもついに別荘を購入したというカプリ島。カプリに行ったというと、イタリア人誰もが“Ah! Capri!”と羨ましそうな顔をします。

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サンタルチア港から卵城を望む

かつて漁村として栄えたこの土地は、今では高級ホテルが立ち並ぶ一大リゾートとなっています。港に突き出たように建つのはノルマン王による12世紀の卵城。その裏にヴェスーヴィオ火山がうっすらと見えます。

そしてその手前には西暦79年の噴火で、火山灰に埋没してしまったミステリーの街、ポンペイがあります。サンタルチアの海岸線からのすばらしい景色です。

ところで、皆さんはフニクリフニクラの歌を覚えていますか?? ヴェスーヴィオ火山は、この歌のテーマなのです。

赤い火を吹くあの山へ 登ろう登ろう

そこは地獄の釜の中 のぞこうのぞこう

登山電車が出来たので 誰でも登れる

流れる煙は招くよ みんなをみんなを

行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ

フニクリフニクラ フニクリフニクラ

誰ものる フニクリフニクラ

行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ

フニクリフニクラ フニクリフニクラ

誰ものる フニクリフニクラ

 

この歌の歌詞を読んで、何か気付きませんでしたか?? 

もしかしたら、この歌、世界で最も古いPR・コマーシャルソングなのではないでしょうか?? 世界の誰もがこの歌を知っていますよね。子供の頃からなんとなく聞いていたのですが、とても行きたくなりました。次の機会に訪れたいと思います。

ちなみに“フニクラーレ”はイタリア語でケーブルカーのことです。

Fi217_3e1016

こんな船でカプリ島に渡ります。

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カプリ島から小さな船に乗って30分ばかり移動して、さらに小さな手漕ぎボートに乗せられます。小さな穴の中をボートで進んだ先に広がったのが、青の洞窟です。

もう信じられない景色です。海の中に入った太陽光線のうち、青のスペクトラのみが反射するのです。この洞窟は天気が悪かったり、満潮や、波が高い時は、閉鎖されています。この洞窟に入るために数日カプリに通う人もいるとか。今日は晴天で、午前中にあっさりとこの洞窟に入ることが出来て、日ごろの行いの良さ??に感謝しました。

しかし、この洞窟を最初に発見した人物はどんなに感動したことでしょう。

 

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ソラーロ山からの絶景です。

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カプリから見る景色

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