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2006年1月25日 (水)

モーツアルト、カルロスクライバー

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モンブランの万年筆が好きで、年に一度出る限定バージョンを楽しみにしています。モンブランのフィッツジェラルドの限定ボールペンは、今でも一番使用している筆記用具です。海外の先生と話しをすると、漆で仕上げをした日本の並木万年筆がモンブランなんかよりもオークションで圧倒的に評価を受けていると聞きます。でも、モンブランの万年筆がすきなんですよね。もともと収集癖があるのですが、もう何本も買っています。今回、オーガナイザー用ミニモデルの万年筆を買いました。名はウォルフガング・アマデウス・モーツアルト。CDつきでした。

 そう今年の1月27日は「モーツアルト生誕250周年」なのです。モーツアルトの音楽は、オペラから宗教音楽、声楽曲、交響曲、室内楽、ピアノ曲さらには管楽器、グラスハーモニカなどのにいたるまでほぼ全てのジャンルをカバーしています。彼の書いた楽譜には、一切の修正がなく、そして旋律には不思議と休符もない。いわば無駄な音が一切ないのです。

 歴史上では天才と呼ばれた人は何人もいますが、おそらくニュートンの力学やアインシュタインの相対性理論は、数百年たったら同じことを考えた学者が出てくるでしょう。でも、モーツアルトの音楽は、モーツアルトでなければ絶対に作曲できなかった。そういった指摘をした人もいました。

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「アマデウス」という映画をご覧になりましたか?彼の天才性、そして奇人性、そして狂人性をよく表現した映画だと思います。映画にもあったように、彼はある曲を聞いての変奏が本当に得意だったのでしょう。きらきら星変奏曲なんて、”きらきら光るお空の星よ”のあのフレーズを10の変奏曲でまとめたもので、彼の発想の豊かさを表わしています。アイネ・クライネ・ナハト・ムジークなんて、あんな旋律どうして思いつくのでしょうか?

モーツァルトの生まれた町はオーストリアのザルツブルグですが、主に活躍したのはウィーンです。実は来月の上旬に、EADV(ヨーロッパ皮膚科泌尿器科学会)に参加するためにフィンランドに行くのですが、2007年のEADVはウィーンで開催されるのです。ウィーンはぜひとも行ってみたい都市のひとつでしたから、今から楽しみです。

カルロス・クライバーという2004年に亡くなった指揮者をご存知ですか?彼はめったに指揮をしないが、タクトを振った曲はどれもすべてまったく新しい解釈の名演に変えてしまうという指揮者でした。彼がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて74年に演奏したベートーヴェンの交響曲 第5番 ハ短調 作品67《運命》のCDを初めて聴いたときの衝撃を今でも思い出します。中学生のときから何度も聴いて全ての旋律を暗記しているような、あの”運命”がまったく違う曲に聴こえたのです。

ロックやポップスは旋律を覚えてしまえば、なんとなくそれで飽きてしまいますが、クラシックの曲は、全曲を通しての旋律を覚えてからが本当の面白みがあると思います。指揮者の解釈とそれを表現するオーケストラの相性があったときの、調和と言うのか、一体感と言うのか、それこそ同じ登場人物と舞台背景の中から一つの新たな物語が生み出されるのです。同じ曲を聴いているのに、こうした解釈があったのかとか,この旋律はこんなに美しく演奏できるんだとか。クライバーに出会って以来、同じ曲のCDを違う指揮者で買って、聴いてみるという、音楽の楽しみ方が増えました。クライバーのベートーベンなら4番も7番もお勧めです。シューベルトの未完成も名演です。本当に素晴らしい指揮者でした。同じ時代を生きていたにもかかわらず、一度も演奏を直接聴けなかったのが残念です。クライバーへの思いは、いわば初恋のようなものです。

以前にウィーンから来たという人に「ウィーンでは今でもクライバーが一番人気なのか」質問したのですが、「残念ながら、今では音楽の都ウィーンでもクラシックよりもボンジョビのが人気だよ」と言われました。(笑)

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