血液型と性格について
血液型と性格について、書かれている俗本によるとおおよそこのようになります。A型はまじめで几帳面で、悪く言えば理屈っぽく融通が利かない。O型は感情優先のおおざっぱ性格。B型はひょうきんものでマイペース、時に自分勝手に映るため批判を浴びることもある。AB型は時にはA的自分とB的自分との葛藤の末の、天才・分裂肌。世界的には、西洋ではO型が多く、東洋ではB型が多いので、A型の多い日本は世界的にみると特殊な存在です。日本人について言われる様々な性格風土は言われてみれば農耕民族的な生真面目なA型と重なるように思えてきます。アメリカ人のあのような喜怒哀楽に富んだ自己表現もO型的特徴といえますよね。
でも、医学的には血液型と性格はまったく関係がないと言われています。脳と血管の間には解剖学的にはBBB(ブラッドブレインバリア)と呼ばれる関門があって、そもそも脳の中には血流がはいらないのです。性格を決めているのは脳でしょうから、西洋医学的には、関連があるはずがありません。ただし、脳の中の自律神経を支配している視床下部および下垂体と呼ばれる部分にはBBBが存在しないため、血液が脳内に入り込む可能性はあります。本能とか、情動に関しては、血液型が関わる可能性はありますよね。でも、こいつはA型に違いないとか、B型に違いないとか、なぜか分かるときが正直あります。ちなみに僕自身はO型ですが、僕が今まで付き合った女性は、選んだわけではなく、全員がA型なのです。友人はB型が多いです。何ででしょうか?
おそらく、血液型はもともと持っている遺伝子のオリジンに関わっているのでしょう。アジア大陸的は遊牧民族であるB型、農耕民族の多いA型、そして狩猟民族のO型。各々によって食生活が違うので、血液型にあった食事をしたほうが良いと言われています。アメリカの自然療法医であるダダモ博士の本によると、A型は、肉、乳製品は極力避け、野菜や穀物を多く摂ると良い。B型は乳製品を中心に青菜、肉、卵、レバーなどを積極的に摂ると良い。O型は、肉中心の食生活だったから米で太るなどと言ったものです。これからの検証が必要ですが、面白い説だと思いました。
ところで、O型の血は蚊に刺されやすいというのを知っていますか?体温が高ければ、刺されやすいというのを聞いたことがありますが、O型が蚊に好まれるというのは化学的に構造式で説明できます。O型の血液には構造上、フルクトース(糖鎖)に近い構造があるのです。この論文を読んだときに、どうして友達と一緒にいても、僕ばかりが蚊に刺されるのか、よく分かりました。
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