全米皮膚科学会AAD
サンフランシスコで行われた全米皮膚科学会AAD に参加してきました。この学会は全米でもっとも大きな皮膚科学会で、毎年2月の終わりから3月の頭に開催されます。ニューオリンズ、ボストン、サンフランシスコと順番に会場が回されていたのですが、昨年はニューオリンズでした。ちょうど洪水の前だったので、開催が出来ましたが、次回の開催は難しいかもしれませんね。
この学会には全米どころか世界中から皮膚科医とその関係者が集まるため、会期中はなんと25000人も街の人口が増えるそうです。
お約束のゴールデンゲートブリッジです。車内から撮りました。霧の多いサンフランシスコですが、晴天になりよかったです。
学会会場外観はこのような感じです。大きなコンベンションセンターを南北貸し切って行われました。AADのフラッグが街のいたるところにあります。
レジストレーションが終わった後、会場の中で撮りました。この写真を撮ってもらっていると、通行人のおばさんに突然話しかけられました。あまりに多い人出で何の会かと思ったら、表示から皮膚科学会だと分かって驚いたようなのです。
“Are you all dermatologists??” “Yes, we are.”
すると“ So what should I do for my face?” とニコニコと顔を近づけて聞いてくるので、” Lasers!” と答えてあげました。彼女は親指を上げて、"I've got it!"(分かったわ!)と去ってゆきました。こういったアメリカ人の陽気なところ、好きだなあ。
会場の中です。中はこのようにごった返しています。
全米皮膚科学会は64回目。なんと1938年から開催されているのです。第二次世界大戦前ですね。
CYNOSUREの米国本社社長の清水さんと写真を撮りました。CYNOSUREはこの学会でNd‐YAGを使用した、フラクセルに近いプロファイルを持つレーザー機器を発表しました。製品化が期待されます。一緒に写真に写っている、ダラスで開業しているこの医師は、昨年日本で講演をしたときに挨拶しました。ナイスガイでしょう。
会場も初日は閑散としていますが、二日目となると、このように込んできます。(写真をクリックしてもらえれば分かります)1つのお祭りですね。
一日の講演を聞き終え、外に出るともう薄暗くなっていました。ふと目の前を見ると、なんだかかっこいい建物があります。SFFDと書いてあるのですが、少し考えると、え? San Francisco Fire Department (サンフランシスコ消防局)ですね。 なんてセンスがいい建物なんだ!!
学会会場を出た外の風景です。この道路を挟んで、南北にコンベンションセンターがあります。サンフランシスコに来たことのある方は分かると思いますが、この電線の下を路面バスが走ります。それにしてもカルフォルニアの空はいいですね。
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