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2006年3月の29件の記事

2006年3月31日 (金)

イタリアからの来客

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プロモイタリアという美容医療の製品を作っている企業がイタリアにあります。担当者が来日したので、プロモイタリアの作成した新しい機械のプロトタイプをクリニックで見せてもらいました。

メソセラピーは、ヨーロッパではケミカルピーリング、レーザー、注入療法と並ぶ、美容市場の四大巨頭の1つです。日本では痩せの注射として有名になりました。この施術は、脂肪分解効果と、血管拡張作用のあるカルボキシセラピー(炭酸ガス療法)を併用すると効果が上がることから、併用療法を選びたい医師が多かったのです。しかしながら、どちらも針を使用するということで、患者さんの負担を考えると、なかなか併用が出来ませんでした。

 この新しい機械は、メソセラピーとカルボキシセラピーを1つの針で行う事の出来るという、部分痩せを痩せたいという画期的なものなのです。製品化をされたら購入しようかな??

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2006年3月30日 (木)

針を使わないメソセラピー

メソセラピーMesotherapyという言葉をご存知ですか?

約5年前に、日本に初めてこの療法が輸入されたときは、「注射だけで痩せられる最新の痩身技術」という印象が強かったため、やせの注射??と思われる方も多いとおもいますが、実は半世紀ほどの長い歴史を持つ、治療部位に直接、有効成分を少量ずつ注入する治療法の総称でもあります。実はこのセラピーの最大の欠点は、針を使わなければならないという点でした。顔やおなかに何度も針を刺すと言うのは、ちょっと抵抗ありますよね。

先だってイタリアで、針を使わずにメソセラピーに有効な成分を体内に注入するという療法が開発されました。今回クリニックFではこの療法をいち早く採用し、針を使わないメソセラピー療法なるものを治療の一環として始めることにしました。

クリニックFで現在、治療可能なメソセラピーは、

1.部分痩せを行うフォスファジチルコリンを高濃度に使用した『セルフォーム』。

2.顔の老化を防止するためにヒアルロン酸とアミノ酸・ビタミンをスペシャルミックスしたフェイシャル専用の『ビタジェル』。この薬剤は、小じわの軽減、肌のキメ・光老化肌・クスミ・タルミ・乾燥肌の改善に効果的な活性美容液カクテルです。効果的は化粧品は、より浸透度の高い抗酸化剤である新型ビタミンCを作ることに集中してきましたが、肌を作り上げるヒドロキシプロリンや、アルギニンなどのアミノ酸や、ビタミンを直接注入できるのは、画期的な発想で、大きなメリットと言えます。

3.パイヤエキス・メロンエキス・リポ酸・N-アセチルシステインを配合した、即効性のあるボディ用たるみケアには『トニック』が有効です。この薬剤は、ボディを中心に、老化肌改善・皮膚の引き締め・ストレッチマークを軽減お肌にハリと輝きを与えます。

4.表皮下に直接コラーゲンをメソセラピーにより導入する『ダイレクトコラーゲン』療法 これらの薬剤は、合計6回程度治療を続ける必要がありますが、針を使わずにほぼ同等な治療を行うことが出来るのは福音でもあります。ご興味がありましたら、クリニックにご連絡ください。

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2006年3月29日 (水)

さらば幡ヶ谷

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引越しです。昨日から寝ずの作業で、梱包した荷物は思ったよりも多くて驚きました。渋谷区幡ヶ谷に住んで10年。この街を出る日が来るとは思いませんでしたが、こうしてみるとひとつの場所に長く住むと、人間はいろんなものを知らず知らずに溜め込んでしまうものですね。良いものも悪いものも。

今は新しい家で、荷物が届くのを待っているところです。先に車で持ってきた酒類を飲んでしまおうかどうかと葛藤しています。ワインがうまそうなんだが、コークスクリューが見当たらない。飲む前にとりあえずブログを書いておこう。

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2006年3月27日 (月)

5本の指に入るオレンジジュース

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今日は朝から雑誌の対談と診察、打ち合わせ・・・で、また昼飯を食べ損ねてしまいました。月曜日ですから仕方がないですね。夕方クリニックを出て、次の打ち合わせに向かう途中246で車を止めて、アボガド巻きとオレンジジュースを青山の紀伊国屋で購入し、取り急ぎ車内で食べました。テイクアウトとは言っても、五臓六腑に染み渡るおいしさ・・・うまい!

紀伊国屋のオレンジジュースって、東京で5本の指に入るくらいうまいと思います。季節によって微妙に味が違うところも、またいいんですよね。グレープフルーツジュースも好きなんですが、なんでも機械が壊れたそうでしばらく飲めないそうです。残念だ。

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誘惑という名の焼酎

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仕事の会食が新宿でありました。オペラシティに久しぶりに行きましたよ。53Fにある春花秋灯という店だったんですが、夜景がほんとに綺麗でした。

焼酎を100本揃えているという店で、今日飲んだのは「天使の誘惑」という名前の焼酎。芋焼酎ですが、木の樽で寝かせていたからか、淡い茶色でほんのりと木の香りがしました。名前とは裏腹にアルコール度数が40%と高くて結構刺激的でしたね。

この店で一番おいしかった料理は、まぐろのカマの塩焼き! 大きくて、身がたっぷり。これだけでお腹一杯になりました。

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2006年3月25日 (土)

幻の豆大福

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週末の今日は、診療とお客さんとでクリニックは終日ばたばたでした。ここが開業してから半年あまり。こうして来てくれる方が増えるのは、それがどんな用事であっても嬉しいものですね。忙しさと比例してスタッフの連携プレーもおかげさまでだいぶ確立されてきましたから、開業当初より良いサービスが提供できるようになってきたのではないかな、と思っています。

今日の午前中に親のように面倒を見ていただいている佐々木さんから、原宿 瑞穂の豆大福を頂きました。診療中はなかなか外出もできないので、こうしてお客さんからおみやげで甘いものをいただくと、合間に一息つけるのでいつも感謝してます。

しかし、今日はあまりにも忙しくて、大福を食べるのをうっかり忘れてしまった・・・。帰宅してから気づきました。瑞穂の豆大福、うまいと聞いていたから、一度食べてみたかった・・・。

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医者の心とワーグナー

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自費診療のクリニックをやっていると、気にしないようにしようと思いながらも売り上げが気になってしまうものです。一台でフェラーリが買えてしまうようなレーザー機器を何台も揃えないとやっていけないこうしたクリニックは、初期投資や毎月のリース料もタイヘンですから、つい「今月大丈夫かなあ・・」と不安になるのでしょう。そして売り上げを気にする自分を客観的に見て、時々ですが、「医者として俺がやるべきことはこれでいいのだろうか・・・」と漠とした不安にかられます。医療と経営は二律背反なのですね。

僕はクラシック音楽が大好きですが、こういう不安なときに遠ざかってしまうのがワーグナーです。ワーグナーの音楽は、男としての自信に満ち溢れ、それをさらに後押しするような曲ばかりですからね。ヒトラーがワーグナーを好んだのは有名な話ですが、TVドラマ「白い巨塔」でも、財前吾郎がワーグナーを口ずさんでいました。彼にあの曲を当てはめたディレクターさんはすごいな、と思ったことを覚えています。彼の性格とぴったりはまっていました。

ちなみに、ドライブ中に聞く音楽でもっとも危険な曲は、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』であるという調査結果が、イギリスかどこかの調査期間で出されたことがあります。確かあのような早いビートの曲を大音量で聴くと、ドライバーの危険回避の動作が約20%遅れるとか。

でも、今日は久しぶりに20号線を走る車内でワーグナーを聴きました。1ヶ月に2度の、痛みの治療をしている在宅医療の日だったのです。寝たきりの患者さんで僕を毎月待ってくれる人が何人かいて、大学病院にいた時からもう10年ほど、こうした方々のお宅に伺って診療をしています。医者として患者さんに必要とされていることを肌で感じ、僕が医者としての自分の仕事に確信と自信を持てる時間。 これだけは、ずっと続けていきたいと思う仕事のひとつです。

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2006年3月24日 (金)

院内の人気者

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クリニックのスタッフの間で、今人気絶好調なのが、給湯室にある浄水器です。これは日本トリムという会社が出しているもので、その実力はほんとにすごい! 

僕たちが、ビタミンCやCoQ10等をサプリメントとして飲んでいるのは、もともと体内の老化の原因である活性酸素を除去するためなのですが、この浄水器で作られる水は、活性水素というまったく新たな物質を生成することで、活性酸素を消去してしまう能力を持っているのです。つまり、この水を飲んでいると、サプリメントがいらなくなる可能性もあるのです。

僕はレーザー治療後の患者さんのために、新しく化粧品を作る作業をずっとしてきました。化粧品を作るときに、まず悩むのが原料です。ビタミンCやフラーレン、ヒアルロン酸などすでに出回っている原料とは別に、肌に絶対的な効果があり、でも今まであまり見た事も聞いたこともない・・・そんなエポックメイキングな原料を探してきたのですね。今回かなり自信のあるものを見つけて独占契約をつい先日結んできたのですが、原料を探す過程ではたと気づいたことがひとつあります。化粧品で一番の分量をとる原料は、なんだと思いますか? それは・・・何を隠そう「水」なのです。化粧水でも美容液でもジェルでも、水を欠かすことはできません。それで、水のことを調べていくうちに出逢ったのが日本トリムだったのです。

この浄水器があまりにもすごいので、自宅用に欲しがるスタッフが続出。みんなで一緒に買うことになりました。僕ももちろんひとつ買いましたよ。来週には家に設置されるので、そしたら久しぶりにこの水を使って料理でも作ろうかと思っています。ポトフかな。

この商品をご希望の方は、クリニックに御連絡いただければ、通常の通販よりもかなり安く購入出来ますよ。

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2006年3月23日 (木)

GQに出ています

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今日発売の「GQ」という雑誌の特集「男のアンチエイジング」に、僕のクリニックを載せて頂きました。飛行機の座席に例えて、「エコノミークラス」から「ファーストクラス」まで、3つのエグゼクティブ男性用特別メニューを作ったのが今回注目していただけた理由のようです。

たとえば、某政治家や某経済界のドンや某野球監督など、TVや雑誌に出る機会が多く、その「人相」で人気がある程度左右されてしまう人は、こうしたクリニックとうまく付き合うことが成功の秘訣でもある時代になったと、僕は思うのです。男性の場合、無謀な日焼けやスキンケア習慣の欠如によって、濃いシミや深いしわで年齢よりも老けて見られたり、人相が悪くなってしまっている人が多い。ごくごく簡単なレーザー治療で、「男前度」が5割増しになり、男なんて僕も含めて所詮単純なものですから、ちょっとした変化で気分よく明日もガンバレルものです。

僕自身男性の患者さんが好きなので(決してヘンな意味じゃありません。スタッフも患者さんも女性ばかりだと時々淋しいのです(苦笑))、「自分の人相の悪さ」に心当たりのある方は、ぜひ一度クリニックFまでお越しください。これからは窓から見える桜もきっと綺麗ですよ。

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Can Camにも出ています

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そうでした。23日発売の小学館Can Camでも取り上げていただきました。去年の内覧会のときに編集部の方にも来ていただいて、そのときもびっくりしたのですが、Can Camはものすごく売れている雑誌らしいですね。スタッフが皆嬉しそうに毎月読んでいます。しかし、これはこの商売では致命的かもしれないのですが、僕は芸能人やモデルさん(特に女性)の顔と名前がいつまでも一致しない・・・。歳のせいですかね? 勉強しておこう。

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2006年3月21日 (火)

成功する企業とは

企業に必要な4人の首脳陣について。

企業が成功するときに、そこには4人の人材が必要なのだそうです。ひとりめはRomantist~ロマンチスト。ドリーマーとして夢を語り、夢を追いかける人ですね。

次にTheorist~セオリスト。理論家。そして、Realist~リアリスト。現実主義者ですね。そして、最後がHumanist~ヒューマニスト。人情あふれる人が必要で、この4人がバランスよくそろえば、その企業は成功する、と。

企業と違って、病院は個人商売の趣が強い。医者が開業するとき、この4人のタスクをひとりで背負わなければいけないことがままあり、それが原因で仕事がうまくいかない医者も多いような気がします。だからといって、病院にこの4人を揃えることは難しい。院長と副院長、事務長と婦長でこの4人を兼ねられればそれは最高なのでしょうが、なかなかそううまくいかないのが医療の現状です。

医療と経営の両立は本当に難しいのです。

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2006年3月20日 (月)

50インチのプラズマTV

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しばらく自宅にテレビのない生活をしています。突然壊れたのです。おかげで荒川静香もWBCも観ていません。唯一第二ラウンドの韓国戦だけ、診療の合間に麹町のラーメン屋で観ましたね。藤川が打たれるのを観て、出てきてしまいましたが・・・。明日の決勝は松坂に頑張ってもらわないと!

テレビがなくても、実は特に困らないんだよな・・・と最近思ったりしていたのですが、先日ふらふら~と入ったビックカメラで買ってしまいましたよ、50インチのTVを。つい。これで大好きな映画のDVDを観ながら焼酎飲んだら、うまいだろうなと思って。

しかし、搬入されてから実物をよく見ると、50インチのTVって日本の住宅には大きすぎませんか?? 50インチのTVを持ってる人って、どんなに広い家に住んでるんでしょうかね? 

実はまだ開けていないんですが・・・

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2006年3月19日 (日)

たるみを引き上げる「秘策」

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今日はクリニックの治療方針について、技術スタッフとディスカッションをしました。テーマは、サーマクールというRF機器について。たるみを引き上げる機器として、美容医療界では有名なものです。この機器が出来たばかりの頃は扱いが何かと難しく、使いこなせず苦労した医師も多かったと聞いていますが、僕は以前からこの機器が好きで割と得意としています。

特にチップが大きくなってからはサーマクールにつきものの痛みが軽減され、効果と安全性も劇的に上がり、クライアントに自信を持って薦められるようになりました。ただ、このサーマクールにはひとつ難があって、効果を実感できるのにすこし時間がかかるのです。

一般的には施術をしてから4ヵ月後に一番効果がわかると言われています。RFには施術中多少痛みがつきものですから、痛い思いをして、お金を払って、でも効果がわかるのは4ヵ月後・・・それじゃあ、患者さんもあまりおもしろくないだろうな、できれば施術後すぐに効果=ハリを実感できるほうがいいだろうな・・・と、思ってあれこれ試行錯誤を繰り返してきました。

医療はサービス業。この仕事をしていて一番嬉しいときは、やっぱり「来て良かった!」とお客さんに喜んでもらえたときです。そのためにも、「藤本先生のクリニックはやっぱり違う!」と、患者さんに思ってもらえるようなサービスを提供したいな、と思っています。

現場スタッフ同士で話をすると、医師・看護師・ビューティセラピスト・・・とそれぞれ立場は違うだけに、患者さんを見る目線や気になる箇所も違って非常に有意義なディスカッションができます。今日は僕がずいぶん前に提案し実績を上げている方法に、ナースやビューティ・セラピストからの提案も加わって、効果を実感できつつ、痛みも最小限に抑える・・という画期的ですばらしい秘策が出来上がりました。

内容は・・・それは「秘策」なので、ここで明かすわけにもいきませんので、お知りになりたい方は、ぜひ クリニックF までいらしてください(笑)。

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2006年3月18日 (土)

焼酎

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僕はお酒が好きで、夜中家でひとり仕事を片付けながら晩酌をすると幸せな気分になります。ワイン、スコッチ、バーボン、ジン、日本酒・・・なんでも好きですが、特に好きなのが焼酎。ロックがいいですね。

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以前に連れて行っていただいたお店に、虎ノ門にある「井古満(いこま)」という店があるですが、そこでまた珍しい焼酎を教えてもらいました。その名も「菱寿」。佐賀の焼酎だそうです。菱の実から作った焼酎なのです。これが飲ませてもらって、びっくり。今まで飲んだ焼酎のどれとも似ていない、なんとも言えない味なのです。

僕は海外に出張に行くとき、必ず成田で焼酎を1本買っていきます。時差ボケで眠れないときの友ですね。これに明太子があれば、どこに行っても相当幸せです。ちなみに、この菱寿は先日のサンフランシスコの全米皮膚科学会に行ったときに持参していきました。

もう1つ好きな焼酎がチンタラリです。変な名前の芋焼酎ですが、鹿児島名産のチンタラリは1日かけて、1升瓶1本程度しか造れない。幻の焼酎といわれています。水を使わずに麹と芋だけを甕壷で固仕込みし、復元させたカブト釜蒸留機を用いて、直火でじっくりと蒸留させたものを、さらに甕壷等で10年寝かした、といった、昔ながらの手作業に、とことんまでこだわった貴重な焼酎なのです。初めて飲んだとき、そのほのかな甘い香りにやられちゃいました。

 

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2006年3月17日 (金)

「NANA」

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クリニックのスタッフが漫画の「NANA」を回し読みしているので、試しに僕も借りてみました。こういうクリニックは女子高と一緒なので、その中における僕の役割は、いわば女子生徒ばかりがいる学校の数学教師みたいなものでしょうか? 男3兄弟しかも長男の僕にとっては、「女子高」で起きる様々な出来事は不可解なことも日々多いので、勉強のつもりで読んでみようと思ったのですが・・・やっぱり何度トライしても読めないんですよね、これが。「小早川信木の恋」は読めたのに・・・なぜだろうか?

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男性の脳と女性の脳は、あきらかに違います。左右の脳を連結する脳梁という部分が女性の場合、男性の1.5倍もあるのです。男性の脳は、論理展開や、1つのことを集中して成し遂げることが得意です。反対に女性の脳は、左右の脳の情報が交通しやすいので、感性や、直感に優れます。昔「話を聞かない男、地図を読めない女」という本を読みましたが、男脳と女脳の違いについて面白く解説した本でした。お勧めです。男と女は外見が似ているので同じ種だと思われがちですが、本当は鯨とチンパンジーぐらい違う生物なのかもしれません。

 同時通訳者は女性に多いのですが、実はこれも脳の構造に関連があるのです。女性脳の方が、言語中枢が発達し、同時に多くの言葉を認識することが出来ます。男性の脳はそれができないのです。男性の同時通訳者もいることはいるのですが、ゲイとまでは行きませんが、女性っぽい人が多いのです。皆さんも心当たりありませんか??

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2006年3月16日 (木)

小早川伸木の恋 打ち上げパーティー

柴門ふみさんの 小早川伸木の恋 単行本の小学館打ち上げパーティーに呼ば れました。お店は永田町の四川飯店。料理の鉄人のお店です。

打ち上げですので、僕の他にお話を聞いたお医者さんや、盆栽屋さんのモデルの方などもいらっしゃいました。料理の味も忘れてしまうぐらい、楽しい会話で、編集者の方たちと盛り上がってしまいました。柴門さんの取材を受けていたのはおととしの話です。大学にいたときですからだいぶ前の話なのですが、テレビ放映まで、あっという間でしたね。

柴門さんからサイン入りの単行本 (四巻、五巻)をいただきました。家宝にします。

小早川伸木の四巻と五巻には、目次のページに、 藤本 幸弘 の名前が医療監修として入っています。三巻の販売の時にはまだ、大学職員だったので、名前だけはやめてくださいとお話していたのです。(笑)

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柴門さんの漫画は同級生や、東京ラブストーリーなど、リアルタイムで読んでいた読者だったので、なんだか嬉しいですね。

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2006年3月14日 (火)

うなぎは神田川

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去年から、ほぼ月に一度のペースで海外の学会に出ていますが、出張に出ると確実に2~3kg痩せます。食事が合わないのです。その点日本はやっぱり最高ですよね。

出張から帰ってくると、必ず最初に食べたくなるのが、明神下神田川のうなぎ! 神田川・・・と言っても銀座の神田川本店ではなく、僕が好きなのは両国の神田川支店。ここのご主人、おかみさんのお人柄、そしてお店の雰囲気。大好きですね。もちろんうなぎもふかふかで最高! 酒のつまみに出るうなぎの骨を揚げたものや、肝もほんとうにうまい! ここ以上のうなぎはない、と僕は確信しています。

今日も、風邪をひろってしまったので、這うようにして行って来ました。ここは、うなぎの他にすっぽん鍋もあるのですが、このときばかりはスタミナつけなきゃと、すっぽん+うなぎのフルコース。どっちも食べても1万円いかないところも含め、やっぱり最高なのです。

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2006年3月13日 (月)

声が出ない!!

8日の水曜日、夜にサンフランシスコから帰国して、成田からその足でクリニックに出勤し、残務の整理や、テレビや雑誌の取材の対応、そして彼岸前の墓参りなどをやっていたら、土曜日の夜から、ついに熱でぶっ倒れました。もう若くないですね。僕はもともと忙しい生活が好きなので、“忙しくて寝むれない“なんてことは、どうってことないのですが、この風邪で、なんと、声が出なくなってしまったのです。きっと鼻腔の奥の上咽頭炎で、後鼻漏が続くうちに声帯にも virus が飛び火したんだなとか、西洋医学的に予想はしてみても、実際に声がでなければ、診療も出来ません。さあ、月曜日までに治さなきゃ。

西洋医学的には、のどの痛みをとるために、トラネキサム酸(トランサミン、面白いことに、この薬には、シミを薄くする効果もあります)や、細菌感染症がないときはPL顆粒のような、総合感冒剤を使うしかありません。風邪の引き初めは、葛根湯のような漢方薬が効くこともありますが、このようにどっぷりと風邪になってしまったときは、体力のない、老馬に鞭打つようなもので、逆効果になってしまいます。だったら早く治すために何をしようかと思って、民間療法を調べてみたところ、いろいろと、出てきますね。

風邪の民間療法は長い間の経験によって確立された、いわば生活の知恵といえます。たとえば、卵酒は卵によってタンパク質を補給し、日本酒で体を温めて眠りを誘う効果がありますし、しょうがは中国で古くから「風邪を治して冷えや頭痛、鼻づまり、咳、痰を取り去る薬効がある」とされています。梅干しに含まれているクエン酸は、体のTCAサイクルを回して栄養補給をしてくれますし、はちみつやそれに含まれるプロポリスなども効果があります。

<漢方で風邪に効果があるといわれる食品>

●しょうが

●長ねぎの白い部分

●しその葉

●にんにく

●だいこん

●梅干し

●シナモン(桂皮(けいひ))

“喉の痛みや咳には大根“といわれるほど、咽頭部感冒の民間療法として根づいているのが大根です。大根の辛味成分アリル化合物には、炎症を鎮め、せきを止め、さらに殺菌の作用があります。また大根には、天然の消化剤といわれる酵素のジアスターゼやアミラーゼが豊富で、疲れた胃腸の働きを助け、食欲不振を改善するのです。呼吸器系の風邪のときは、Tシャツの胸の前にカイロを貼るのが効果的です。

世界各国でも、風邪に対する様々な対処法があります。フランスでは高熱の時には冷水風呂にいれて体を冷やせなんてとんでもない療法がほんの数十年前までありましたが、今は当然、廃れています。イギリスには『Feed acolid and starve a fever』という言葉があります。「風邪は食べて治せ、熱は食べずに治せ」こうすれば風邪は自然に治るという意味です。かるい風邪の場合はしっかり食事をし、栄養をつけて安静にします。熱がある場合は細菌感染やウイルス感染が考えられますので、食事をして胃腸に負担をかけるよりも(食事をするという行為は実は体力使うのです。現に基礎代謝量の大きな部位を食事が占めています。)水をたくさん飲むようにしろというものです。世界の民間療法にも、程度の差はありますが、西洋医学の観点から考えても一理あるものも多いですね。

で、昨日の日曜日は本当に丸一日眠って(疲れていると本当に丸一日、眠れるものなんですね!)、ついでに民間療法もいろいろ試してみましたが、今日起きて、体力的にはだいぶ復活したものの、残念ながら、声はかすれていて、全快というまでには行きませんでした。でも、仕事には復帰できそうです。やっぱり風邪の時はディフェンスで、時間が経つのを待つしかないですね。(笑)

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2006年3月12日 (日)

アミノ酸で体が変わる!!

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たんぱく質(写真)は、炭水化物、脂質と並んで三大栄養素の一つとしてよく知られています。アミノ酸はたんぱく質を作っている原材料です。

では、皆さんは五大栄養素という言葉を知っていますか? これは上記の3つの栄養素にビタミンとミネラルを足したものなのです。 最近このビタミンとミネラルに注目した議論が中心になされていると思うのですが、これら二つの補佐の栄養素は、三大栄養素が満たされたのちでなければ、効果を発揮できないことを忘れてはいけません。

ビタミン、ミネラルなどのサプリメントをお弁当のように嬉しそうに食べているOLさんを見かけることがありますが、憂慮すべきことだと思います。良質なアミノ酸を摂取すること、良質な炭水化物、脂質を摂取することが人間の体を作るために、いかに大切なことなのか、考え直すときなのではないかと思うのです。

たんぱく質を構成している、20種類のアミノ酸のうち、体の中で合成できるものを『非必須アミノ酸』と呼び11種類あります。体の中で合成できず、食事などから補給する必要があるものを『必須アミノ酸』と呼び9種類あります。体内で合成出来ない必須アミノ酸のうちひとつでも必要量に満たないアミノ酸があると、他のアミノ酸も一番少ないレベルでしか働けなくなります。私たちは、意識して必須アミノ酸をバランスよく摂取することが大切なのです。

実は日本は世界で一番アミノ酸の研究が進んでいる国なのをご存知でしたか?味の素や宝酒造などがこの研究が最も進んでいるのです。

ちなみに、スベスベの肌になるためには、体をつくる20種類のアミノ酸すべてが必要ですが、なかでも美肌効果が高いのはアスパラギン、チロシン、セリン、プロリン、アルギニンの5つのアミノ酸です。肌細胞の原料になり、細胞分裂を促す酵素にもなるアスパラギン、チロシン、セリンは、ターンオーバーの周期を整える潤滑油とも呼ばれています。プロリンとアルギニンは、肌にハリを与えるコラーゲンをつくる材料になります。

以下にアミノ酸の説明を載せます。

必須アミノ酸

バリン・ロイシン・イソロイシン

3つの必須アミノ酸は分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれます。カラダのたんぱく質を増やす働きや筋肉増強や疲労回復に効果があります。  たんぱく質をつくる作用を高める、肝機能強化作用など

リジン

身体の成長を促進し、組織を修復する  集中力を高める ブドウ糖・脂肪の代謝促進(ダイエット効果) コラーゲンの生成をサポートする(美肌効果) 育毛・発毛効果 肝機能強化作用 ウイルスを抑制

スレオニン

脂肪肝になるのを防ぐ

メチオニン

血液中のコレステロール値を低下 ヒスタミンの血中濃度を低下させる 肝機能強化作用

ヒスチジン

紫外線の害の予防。 赤血球、白血球の形成に関与

フェニルアラニン

脳と神経細胞の間で信号を伝達する神経伝達物質になる 記憶力を向上させる 抑うつ症状の改善 気分を高揚する作用

トリプトファン

神経伝達物質であるセロトニンの前駆体 成長ホルモンの分泌を促進します。

非必須アミノ酸

アラニン

アルコール代謝を改善する作用があり、肝臓のエネルギー源として重要

アルギニン

コラーゲンの主原料でもあり、肌再生アミノ酸とも言われる 血行促進、免疫機能の向上、肝機能増強、脂肪の燃焼などの作用もあり

グルタミン

最も多くみられるアミノ酸 免疫機能の向上・筋肉のたんぱく質合成を助けたり潰瘍の治癒を早める

アスパラギン酸

体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復

グルタミン酸

潰瘍の治癒を早める 脳の機能・知能を高める アンモニアを体外に出す効果 

プロリン

筋肉のエネルギー源で脂肪の燃焼を促進する効果

システイン

傷の治癒の促進 シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐ

チロシン

神経伝達物質であるドーパミン、ノルエビネフリン、エビネフリン、甲状腺ホルモン、成長ホルモン、メラニンの前駆体 気分を高揚させる

アスパラギン

セロトニンをつくる前駆体

グリシン

コラーゲンの合成、遺伝子の構成成分の合成 赤血球のヘム、クレアチンの合成、グルタチオンの合成

セリン

コラーゲンの手助けをする、エラスチンを形成

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2006年3月11日 (土)

リヒテル

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いつか書いただろうと思っていて、今確認したら、この名盤の紹介を忘れていました。実はラフマニノフとチャイコフスキーのピアノ協奏曲で、とっておきの演奏があります。もしも無人島に1枚だけCDもっていけるといわれたら、僕はこれをもっていくかもしれません。(笑)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番

演奏: リヒテル(スヴャトスラフ), ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

指揮 ヴィスロツキ(スタニスラフ)

チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番

演奏: リヒテル(スヴャトスラフ), ウィーン交響楽団

指揮 カラヤン(ヘルベルト・フォン)

このカップリングのCDなのです。

ラフのピアノ協奏曲の第二番も、高校生のときに初めてアシュケナージ盤を聴いたときその旋律の美しさに衝撃を受けました。スケートの村主選手もこの曲を使っていましたよね。以後、様々な演奏家のものを集めているのですが、いまだにこのCDの演奏を超えたものは自分の中ではありません。第2楽章から第3楽章への曲の盛り上がり方が普通じゃないのです。会場を含めて、そこに居合わせた人全員を違う世界に持ってゆくような。指揮のヴィスロツキが女房役として上手く演奏を一歩ひいてサポートに徹し、リヒテルの持ち味を引き出しているんですよね。

  チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番は、中学生のときに親父が持っていたエミール・ギレリス演奏ののLPを擦り切れるまで聴いてしまった経験があります。覚えていませんが、多分僕がクラシックにはまるきっかけになった曲です。第1楽章の曲の美しいことといったら。最近聞いていないですが、これ、今でも全曲口笛で吹けますよ。(笑)

リヒテルは持ち味というか色が濃く、指揮者と潰しあってしまうこともあるのですが、同じように色濃いカラヤンとともに、ピアノと指揮で、まさに協奏曲ならず競争曲を演奏しています。

クラシックのCDは廃盤になってしまうことが多く、買える時に買わないと手に入りにくくなるのですが、これはさっきアマゾンで確認したら在庫がありました。割引が効いて、送料込みでたった1620円です。信じられない。本当に良い時代ですよね。

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2006年3月10日 (金)

医療機関の株式会社化のススメ

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国民医療費は2005年で35兆円を超え、対国民所得比でも上昇を続けている。これは、近年の医療技術や医療用設備・機器の進展、またIT化による情報装備の必要性に伴って、医療機関における資金需要は大幅に拡大していることも大きな原因になっている。

現状では、初期投資額がどんなに多額であっても、医療機関の資金需要は医療法人か、個人病院院長個人の債務としてしか吸収できない。経営のうまく行っていない、または新規参入の病院は、債務超過のため、最新鋭の機器を導入できないということになる。これはサービスを受ける地域の住民の不利益につながる。以前に自分が経営していたクリニックチェーンの新規機器購入のために資金調達を考えて、株式公開させようと算段したことがあるが、残念ながら現法制下では不可能であった。法が制定された当時には、十億円規模の投資を医療機器に行うことはあまり想定されていなかったということである。

日本においては、“営利を目的とした”医療機関の開設は認めておらず、剰余金の配当も禁止されている。しかしながら、医療の分野でも、経営、資金調達、サービスの提供のノウハウに長けている株式会社の参入させ、医療費の削減を目指すべきであるという議論がなされて久しい。医療機関経営の効率化を促し、またそれに触発された非営利法人が効率的な経営ノウハウを積極的に導入することによって、医療分野に競争を促す。営利・非営利の違いにかかわらず、医療機関間の競争を促進することは、患者本位の医療サービスの実現につながるはずである。

株式会社等による医療機関経営は、政府の規制緩和・民間解放推進会議の答申をきっかけに盛んな議論が行われているにもかかわらず、構造改革特区において認められたものの、参入が可能とされる対象は自由診療(保険外診療)だけで、しかも高度な医療等に限定されたものに留まった。また、その後の規制改革・民間開放の推進に関する第2次答申(平成17年12月21日)においては、株式会社等の医療機関経営への参入に関しては削除されており、議論は先送りになってしまった。非常に残念なことであると思う。

株式会社の病院経営参入を巡る主張 (出典)日本経済新聞(平成16年8月14日)

厚生省 利益追求の結果、医療費の高騰を招く恐れがある 利益が上がらない場合の撤退で医療の継続的な確保に支障が生じる 非営利原則の下で病院経営を効率化し、質の高い医療サービスを提供すべきだ

規制改革・民間開放推進会議

多様な競争が生じれば患者の選択肢が広がる 現行の医療法人でも経営が悪化する例があり、株式会社と違いはない 経営、資金調達などに長じた株式会社の参入で病院経営を効率化できる

岡部(文献参照)は2002年に株式会社病院に対する批判とその妥当性について、以下の3点のように検証しているので引用する。

第一の批判は、「株式会社は営利を追求するための組織であるため、暴利をむさぼり、質の悪いサービスを提供するおそれがある」とする点である。しかし、このような企業は消費者の支持が得られずに短期的にはともかく、長期的には市場から追放されている。そもそも、医療行為の適切性は経営主体の違いとは無関係であって、医療に従事している病院経営者や医師・看護師など個々人の倫理感の問題である。

第二には、「株式会社は利益が得られなければ、市場から安易に撤収する」という点である。利益が得られなければ存続できない点は非営利病院も同様であって、株式会社に特有の弱点とは考えられない。逆に、わが国に残存する株式会社病院の過半は赤字経営を続けているが、本業(収益事業)からの支援によって生き延びており、資本力のある株式会社は創業期には赤字覚悟で新規分野への進出を試みるケースが多い。

第三には、「株式会社は儲かる分野のみを手掛けて不採算分野は敬遠するため、救命救急部門などが不可欠な医療には適さない」という、いわゆるクリーム・スキミングの非難である。これはわが国においては、病院全般にそのまま当てはまる非難である。救命救急医療などは採算性の問題もさることながら、公的病院においても定員制や勤務条件などの硬直性がネックとなっているので、これらの点について柔軟に対応できる株式会社病院が手掛けるのに適しているのではないかとの見方もある。

非営利性と公益性は必ずしも同一のものではない。株式会社であっても、事業法により公益性を担保している電力会社、ガス会社なども存在する。株式会社が出資した医療法人であっても、医師の応召義務やカルテ公開等の医療行為に関わる規制を全ての医療機関について強化することで、公益性を担保することは可能と思われる。

実際には現行の医療法施行前に設立された株式会社病院が日本国内で62機関も存在しており、経営状態も、地域住民の評判も良い。当然、欧米諸国においても、医療機関経営への株式会社の参入は原則として認められている。

医療の分野に経営、資金調達、サービスの提供のノウハウに長けている株式会社の参入を許可し、競争をさせることが、結果的に医療費の削減と患者サービスの満足度の上昇をにつながると考える。一刻も早い法改正を望む。

参考文献 岡部陽二、2002、「病院経営への株式会社参入の是非を問う」、金融財政、第9463号、12月5日号、pp. 2-8

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2006年3月 8日 (水)

医療の進化

「賢者は歴史に学び、愚者は体験に従う。」と言います。古くより、歴史より包括的な知識を学び、現実に応用する能力のあるものは大成し、経験による成功に溺れ、失敗を恐れる人は一時の成功のみで没落するのです。ヨーロッパにおいても、ビジネスにおけるもっとも大切な資料は、失敗の蓄積の資料であるということだときいたことがあります。孔子の古い言葉ではあるが、温故知新(故きを温(たず)ねて、新しきを知ること)が現在でも必要だということだとおもいます。

医者の業務というものは、記憶力を頼りにする業務が多いのです。患者さんを診察し、症状を自分の記憶の本から呼び出して、本に書いてあった治療を提供する。この業務の繰り返しなのです。普遍的は歴史のデータ(つまり医学書、論文、学会)に学び、医療を実践するものがいる一方で、長い間の体験が、かえって治療方針を偏らせてしまう医師も多く目にしてきました。

  西洋医学が優れている点は、以前に感染症や交通外傷などの初期治療だと話したことがだとおもいますが、もう一点、他の医学に比べて、統計解析の技術が優れていると思います。博士論文を書くときには、その実験結果が、他の条件のデータ集団と違いがある(有意差といいます)ことを証明する技法を学ぶのです。

たとえば風邪の人に砂糖水を、これはとてもよく効く薬だと言って飲ませる。これで40%ぐらいの人は実は治ってしまいます。これをプラセボ効果といいます。だから、薬を開発するときに、このプラセボとの違いを科学的に検証することが大切な業務になるのです。

どんなにゴルフが下手な人でも、18ホールも回れば、必ず1度はナイスショットがあると思います。コースをまわり終わったらそれしか覚えていないでしょう。人間は調子の良かったもの、嬉しかったものを忘れないものなのです。ガンの治療でも特定のキノコを食べていたら、ガンが治ってしまうなんてこともまれにはあるのかもしれません。でも、それは単なる体験に従うことです。最初からこの単なる体験に従って治療をすべきではありませんが、特定の医療分野が学問として成り立つときには、このクリエイティブな努力の体験の過程が必要なのです。

今の美容皮膚科の世界は、顔に施術できるレーザーが開発されて24年。体験に従う学問から、歴史に学ぶ学問に変化しつつあります。今年もいくつかの学会に参加しましたが、参加する海外学会の進化の早さは、美容の世界がいよいよアカデミックな学問として確立しつつあることを意味しているのだと痛感します。今の我々のクリエイティブな体験による努力が、統計的手法にて歴史となり、次世代の教科書を作っているのですね。 

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2006年3月 7日 (火)

スタンフォード大学訪問

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サンフランシスコの最後の日には、心臓外科医の友人が留学しているスタンフォード大学を訪問しました。スタンフォード大学は1891年に設立され、カリフォルニア州にある、東のハーバード大学と並ぶ全米トップレベルの大学です。7つの学部と65の学科、そのほか30以上の付属の研究機関及び研究所を持つ私立大学です。数多くのノーベル賞・ピュリッツァ賞受賞者を多数輩出し、ヤフー、ヒューレット・パッカードの創始者やクリントン前大統領もスタンフォード大学で学びました。いわゆるシリコンバレーの発祥の地ですね。

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学内で記念撮影です。僕は大学の医局時代に目標とした3つの夢がありました。1つは臨床で専門医をとること。1つは研究で博士号をとること。もう1つは留学することでした。そして、留学だけは大学に在籍したうちには果たせないで終わってしまったので、未練があるんですよね。アメリカでは社会的に成功した後に、50代で大学に戻るなんて事はよくあるので、まだまだチャンスはあると思っています。

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学内で最も高いタワーであるフーバー(元アメリカ大統領寄贈の)タワーより学内を望みます。このあたりは牧草地だったようですが、キャンパスの周辺には、スタンフォードリザーブと呼ばれる、見渡す限りの広大な遊休土地があります。こんなに土地があれば、この大学はいくらでも成長できるでしょう。

留学中の友人の話によると、この大学は、大陸横断鉄道の建設者リーランドスタンフォードが15歳で病死した一人息子を追悼するために設立したそうです。彼は当初、ハーバードに校舎を1つ寄贈するつもりだったらしいのですが、その見積もりを見て、あまりの安さに、これなら大学を全部作れると言って、この大学を作ってしまったそうです。なんともスケールの大きな話です。

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キャンパス内にはこのように大きな教会もあります。ステンドグラスが美しかったです。

これが医学部の研究棟です。僕の大学院の研究室は、地震で倒壊しそうな古い建物だったので、その違いに驚愕しました。こういった恵まれた施設の中で、多くのノーベル賞の研究がなされたのでしょう。

そうそう、国が滅びる前に、文化の爛熟期がおこることを以前、ブログに書きましたが、国が滅びる前にノーベル賞が増えると聞いたことがあります。確かにそうかもしれませんね。

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2006年3月 6日 (月)

全米皮膚科学会AAD

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サンフランシスコで行われた全米皮膚科学会AAD に参加してきました。この学会は全米でもっとも大きな皮膚科学会で、毎年2月の終わりから3月の頭に開催されます。ニューオリンズ、ボストン、サンフランシスコと順番に会場が回されていたのですが、昨年はニューオリンズでした。ちょうど洪水の前だったので、開催が出来ましたが、次回の開催は難しいかもしれませんね。

この学会には全米どころか世界中から皮膚科医とその関係者が集まるため、会期中はなんと25000人も街の人口が増えるそうです。

お約束のゴールデンゲートブリッジです。車内から撮りました。霧の多いサンフランシスコですが、晴天になりよかったです。

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学会会場外観はこのような感じです。大きなコンベンションセンターを南北貸し切って行われました。AADのフラッグが街のいたるところにあります。

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レジストレーションが終わった後、会場の中で撮りました。この写真を撮ってもらっていると、通行人のおばさんに突然話しかけられました。あまりに多い人出で何の会かと思ったら、表示から皮膚科学会だと分かって驚いたようなのです。

“Are you all dermatologists??” “Yes, we are.”

すると“ So what should I do for my face?” とニコニコと顔を近づけて聞いてくるので、” Lasers!” と答えてあげました。彼女は親指を上げて、"I've got it!"(分かったわ!)と去ってゆきました。こういったアメリカ人の陽気なところ、好きだなあ。

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会場の中です。中はこのようにごった返しています。

 

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全米皮膚科学会は64回目。なんと1938年から開催されているのです。第二次世界大戦前ですね。 

  CYNOSUREの米国本社社長の清水さんと写真を撮りました。CYNOSUREはこの学会でNd‐YAGを使用した、フラクセルに近いプロファイルを持つレーザー機器を発表しました。製品化が期待されます。一緒に写真に写っている、ダラスで開業しているこの医師は、昨年日本で講演をしたときに挨拶しました。ナイスガイでしょう。

会場も初日は閑散としていますが、二日目となると、このように込んできます。(写真をクリックしてもらえれば分かります)1つのお祭りですね。

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一日の講演を聞き終え、外に出るともう薄暗くなっていました。ふと目の前を見ると、なんだかかっこいい建物があります。SFFDと書いてあるのですが、少し考えると、え? San Francisco Fire Department (サンフランシスコ消防局)ですね。 なんてセンスがいい建物なんだ!!

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学会会場を出た外の風景です。この道路を挟んで、南北にコンベンションセンターがあります。サンフランシスコに来たことのある方は分かると思いますが、この電線の下を路面バスが走ります。それにしてもカルフォルニアの空はいいですね。 

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2006年3月 5日 (日)

マイケル・ポーターの基本戦略

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MBAを取得し、論文を書いたときに、日本の医療経営の問題点についていくつか調べる機会がありました。まとまった時間があったので、少しまとめてみました。いつものブログと文体が違い、論文調なので、ごめんなさい。でも自分が常に考えていることですので、いくつかアップしてみます。よろしかったらお付き合いください。

近年の医療技術や医療用設備・機器の進展、またIT化による情報装備の必要性に伴って、医療機関における資金需要は大幅に拡大しつつある。病院経営においては、職員が誇りと満足感をもって働ける環境づくりと管理・指導、効率の良いファイナンスも必要である。

しかしながら、現行の医療制度においては、診療報酬の統制に加えて、一般企業の医療事業への参入禁止、広告の規制、混合医療の保険対象外、病床数の規制などさまざまな規制があり、これが非常に非効率な医療経営を招いている。いわば、両手を縛られたまま医療経営をしなければならない状態である。2006年4月の診療報酬の抑制により、投資の終了した既存の医療経営母体でさえ組織維持が難しく、新規参入などはほぼ不可能になる。

この事実によって、最新のそして質の良い医療サービスを受けたいと願う消費者にとっても、選択肢を制限されていることに気付くべきである。このような現状を打破するためにはやはり、各種の規制を緩和し、医療市場に競争原理を導入する必要があると思う。

病院間における競争戦略に関して、マイケル・ポーターの3つの基本戦略、すなわちコストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中化戦略を考慮すると以下のようになるが、これらは日本の9割以上を占める個人院長のクリニックには適応できず、医療市場においては、競争の原理は働いていないということが良く理解できる。

日本の医療報酬は標準診療点数制をとっており、これが存在する限りコストリーダーシップ戦略を用いることはできない。この診療点数制については、患者にとって自己負担はあるにせよ社会保障方式の医療保険制度によって直接的に懐が痛まないために、患者が過剰な治療や投薬を要求する一方で、それに応えない医師の評判と収入が下落したり、医師は医療努力を低下させるなど弊害が多い。

差別化戦略に関しては現行医療制度の下でもさまざまな工夫が考えられる。例えば、最新の施設・設備の導入、有名専門医の招致、早朝・夜間診療や休日診療など診療時間の拡大、巡回・訪問診療など診療空間の拡大、また患者への接遇の改善、予約制による待ち時間の短縮などによるサービスである。

集中化戦略としては、例えば、今後増加すると考えられる循環器科・消化器科・脳神経科などに専門特化することにより一連の迅速な検査、適切な診断、早期の治療が可能なようにスタッフを揃えることなどが考えられる。

欧米においては、病院の経営者(CEO)は、経営のプロが務めるのが慣行となっており、医師が務める場合にも通常はMBA(経営学修士)などの資格を取得している。今後の医療機関の管理運営においては、医療の知識・技術もさることながら、マネジメント能力やマーケティングの素養が不可欠となっている。日本の医療法人の理事長や、個人病院の院長は原則として医師の資格が必要であるが、この悪法は時代に即しておらず、即刻改正すべきである。

病院経営を医師の片手間な経営ではなく経営のプロに任せることによって、経営の透明性・健全性・尊法性を確保し、迅速かつ適切な情報開示を行い、また経営・管理責任の明確化ならびにアカウンタビリティの徹底も促進する必要があると思う。

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2006年3月 4日 (土)

キュテラ社本社工場見学

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3月4日の学会後はキュテラ社の訪問に行ってきました。日本ではタイタンという機械がつかわれているレーザー機器メーカーです。

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出荷前のレーザーが並んでいます。一台20万ドル(2000万円)前後で取引されますので、宝のヤマです。

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この会社5年前に、レーザー会社のコヒレントの技術者がスピンアウトして独立して作った会社です。技術畑で育った人ばかりなので、こだわった機能やコンセプトはすばらしいです。パワーサプライを自社で開発しているところや、センサーのキャリブレーションにもこだわって、一回あたりの照射をフィードバックするなど、新たなシステムが満載されています。

ビームプロファイルを検査する場所で。一発あたりのレーザービームの均一性を確認します。

最後に技術者のプレゼンテーションがありました。これは役立ちました。彼らの機種はまだ日本に多くは入っていないですが、非常に良質な製品を作っていることが良く分かりました。こういうのは、会社に訪問しないと分からないですよね。良い経験でした。

 

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2006年3月 3日 (金)

ファイナル・アンサー

以下、昨日の問題の解答を書きます。

① 社長はすでに尊敬語で、さまは必要ない。 お見えになられるは、いらっしゃるの誤用。

② おられますか。ではなくいらっしゃいますか?

③ とんでもございません。は誤用。「とんでもない」ひとつの言葉なので、とんでもないことで御座います。というのが正解

④ 持参は謙譲語。お持ちくださいが正解。

⑤ 役不足というのは、役が物足りないと言うこと。力不足で御座いますがが正解。一生懸命は、本来は一処懸命。

⑥ ご苦労様は、目下の人に対する言葉。お疲れ様でしたが正解。

⑦ ご一緒させていただきます。が正解。

⑧ ご利用になれます。が正解。

どうですか?「とんでもございません」という誤用はかなり頻繁に聞きますよね。上品な女性に、「とんでもないことで御座います」なんてさらっと言われてしまうと、育ちのよさを感じて、ドキッとすることがあります。

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2006年3月 2日 (木)

リライアント(フラクセル開発)社訪問

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サンフランシスコで行われたAmerican Academy of Dermatorogist アメリカ皮膚科学(AAD)に参加してきました。会期中にフラクセルを使用するDrたちを本社に招待する企画がありましたので、いってきました。大きな観光バスが二台、SFOのホテル日航に横付けされ、数の多さに驚きました。 そこからシリコンバレーまで約一時間のバスの旅で、リライアント本社に着きました。リライアント社は引っ越したばかりで、ここはなんと元あのブラウザーのネットスケープ社だったそうです。

本社玄関前で記念撮影です。

招待セッションは約4時間かけて行われました。リライアント社長の挨拶の後、二人の米国医師による公演とテクニックの披露。その後は世界中のフラクセル使用医師との懇親会です。

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ワインと軽食による懇親会は、本社の中で行われましたが、このように活況です。昨年に僕がシンガポールやタイ招待講演に行ったときに知り合ったの先生たちにも会場で再会し、世界は狭くなったんだなと体感しました。思ったよりアジアの先生が多かったです。日本人医師の参加は僕も含めて二人だけでした。日本ももっと、がんばらないと。

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リライアント本社の展示場です。三台のフラクセルがデモ用に並んでいます。

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2006年3月 1日 (水)

美しい敬語を使いましょう

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最近この手の本が増えてきましたよね。次の表現はどこが誤用でしょうか? 皆さん分かりますか?まじめにやると結構難しいですよ。明後日解答を出します。

① 院長、○○薬品の田中社長さまがお見えになられました。

② 恐れ入ります。看護師の西村様、おられますか

③ 他人から褒められたり、お礼を言われたとき

A「御親切にしていただいてありがとうございました」

B「とんでもございません」

④ セミナーなどで 当日は筆記用具をご持参ください

⑤ 昇進を言われたとき

わたくしでは役不足ではございますが、一生懸命・・・

⑥ 上司が帰宅しようとするとき

院長、ご苦労様でした

⑦ 目上の人に誘われたとき

ありがとうございます。是非、ご一緒しましょう

⑧ 当院では、クレジットカードが御利用できます。

尊敬語、謙譲語、丁寧語という3つの敬語が日本に存在します。使い分けが難しいですよね。言葉は変化するもので、時代とともに用法が変化するのも当然です。

かの夏目漱石は、最近の言葉の乱れが気にかかるというコラムを明治時代に書いています。僕の知り合いのあるスペイン人も、神と語るためにあるスペイン語だが、本来24種類ある文法の活用を判別して使用している人が最近は減ったと嘆いていました。

今日も”お釣りの方お預かりします。”とか言われてちょっと反応してしまいましたが、若い人の言葉遣いが気になりだしたのは、自分が歳をとった証拠なのですかね??

 

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