肌の診断装置
今日、クリニックで、ロボスキンアナライザーという肌の診断装置のデモをやってもらいました。この装置は、肌の写真を撮ることで、毛穴の数、顔面メラニン色素の面積、肌の赤み、目の下のシワの数、水分・油分量、きめなどの項目を、施術の前後で経時的に測定出来る器械なのです。
フラクセルやオーロラなど、美肌の施術をして、肌が変わってくるのが客観的に分かるのは、患者さんにとっても楽しみだと思います。
肌の診断装置の研究は今までもなされてきましたが、一番の問題点はその再現性でした。顔面の表情によって、たとえ同じ時に肌診断をしても、大きくデータが変わってしまうことが多々あったのです。
この器械は、「撮影時位置合せ機能」という機能が新しくつきました。これは目頭と目尻、眉毛の位置、鼻翼の最も広い位置、口角の位置などを最初の画像に記録して、その位置を合わせて次回の撮影をすることによって、再現性を上げたところが画期的なのです。
ちなみに僕の顔で、同じときに2回、開いた毛穴を調べたのですが、2150個と2230個でした。まず自分の毛穴の多さに驚いたのですが、測定値の誤差は3.5%です。通常、統計学的には5%以下の誤差は有意差が無いものと判断します。ようやく臨床評価に使えるレベルになったなと思いました。
機器の購入を考えて、しばらくクリニックに貸してもらうことになりました。実際に使用するのが楽しみです。
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