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2006年6月19日 (月)

74分の永遠

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50インチのプラズマテレビを買ってから、クラシックのDVDを楽しむ機会が増えました。自分のオーディオとDVDを継いで音楽を聴くと、結構な迫力なのですよ。自宅で十分、迫力のコンサートを楽しめます。

最近買ったDVDにカラヤンのものがあります。

カラヤン/ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番&第9番 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S) クリスタ・ルートヴィヒ(A) ジェス・トーマス(T) ヴァルター・ベリー(BS)

こいつはお買い得でした。

1968年から1971年までの演奏を録音したものですが、映像の処理が本当にかっこいいのです。目を瞑ったカラヤンが一心にタクトを振る姿。聴くもの観る者、すべてを引き込みます。

晩年には、彼も目を開けてタクトを振るスタイルに変えたそうですけど、一度この演奏を生で見たかった・・・と思っていた僕にとって、このDVDはその気分をかなり味合わせてくれました。

カラヤンは最も古くから、映像の持つ魅力を熟知し、それを最大限に生かした指揮者であると思います。曲の盛り上がる場所ではそれまでカラーだった映像を白黒にするとか、本当に凝った映像なのです。

ところで、CDの録音時間が何故74分になったのか、知っていますか?

最初はフィリップスとソニーが60分のCDを考えていたのですが、

「60分じゃ、ベートーベンの第九が一枚で入らないじゃないか!!」

・・・と言ったカラヤンの言葉がきっかけなのです。これもトリビアになるかな?

でも、かく言うカラヤンは、早い演奏が好きなため、第九の演奏に74分使ったことはないのですけれどね。(笑)

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