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2006年10月 2日 (月)

三国志と起業家

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今回の出張ではフランクフルト経由でヴェネチアに入りました。ヴェネチア到着は日本時間朝の4時。景色も分からないくらい頭が朦朧としていますが、機内で読もうと思って鞄に入れてきた吉川栄治の三国志の話をすこし書いて眠ることにします。久しぶりに読んでいるのですが、やはり面白いですね。


吉川『三国志』の中では「万物流転」、「盛者必衰」、「宇宙の真理」、「自然の摂理」、「民が国を創る」、「天命」などの、起業家に関わると思われる多くの言葉も語られています。


たまたま出国前にTOP POINTを読んでいて、企業家の本質という本の中に、狩猟民族の性質が、企業家の苗床なのだとコメントがあって、書き写してきました。


狩猟民族の特徴としては、


「周りの環境を常に観察するのを怠らない」
「瞬時に追跡態勢に入ることが出来る」
「頭が柔軟で、戦略を瞬時に変更できる」
「追い詰めているときは疲れを知らず、闘志を持続できる」
「具体的なゴールを明確に見ている」


これら、どれをとっても企業家の特徴を示していると同時に、三国志の中で、成功した武将の性質をとらえているともいえます。


愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶといいますが、歴史小説が、ベストセラーになる理由が分かる気がしますよ。

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