バーボン
たまに仕事帰りに一人でバーに立ち寄ることがあります。いつもは家で焼酎を飲むのが好きな僕ですが、外で一人で飲むときは家に用意がない洋酒を頼みます。頼むと言っても一杯か二杯程度 バーにいる時間もせいぜい小一時間くらいですが、気持ちの切り替えも出来ますし、雰囲気が変わってささやかな気分転換になるのです。バーテンさんの所作を見て、接客の勉強にもなりますしね。
今日は僕のお気に入りのバーボン“ブラントン”のアメリカ限定販売のウィスキー「ロック・ヒル・ファームス」を飲みました。バーボンにしては、なかなか濃厚な味でよかったですよ。通常、バーボンは味の均一化のためいろいろな樽原酒をブレンドするのですが、シングルバレルバーボン・ブラントンは厳しいチェックにパスした原酒をただひとつの樽からのみボトリングするそうです。たとえ同じブラントンとなる原酒の樽であっても混ぜ合わせることは決してしない 1樽の原酒からは約250本のブラントンだけ。しかも、ブラントンのラベルはすべて手書きです。一つ一つのラベルが違い、すべてのお酒のデータが本社に残っているそうです。こういったこだわりがなんともマニアの心を惹きつけます。
そういえば、バーボンとは、何を意味しているかご存知でしたか? 僕はウイスキーでとうもろこしから出来たものをバーボンと言うのだとてっきり思いこんでいたのですが、今日、バーテンさんに聞いて、初めて正解を知りました。“バーボン”とは正確にはアメリカ ケンタッキー州のバーボン郡で作られるものだけを差すのだそうですね。
この地はフランスからの入植者が多く、ブルボン王家を懐かしんで「Bourbon」という地名が付けられたそうです。しかし、バーボン郡の境界は後に変更され、現在のバーボン郡はかつての場所とはまったく違い、もはやアルコール飲料をつくっていないそうです。
いやー、まったく基本的なことをわかってなかったなんて、まだまだ修行が足りないですね。
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