サーマクール新社長来日
昨晩、カルフォルニア Thermage(サーメージ・現ソルタメディカル)社の新社長が初来日し会食をされるということで、僕もお声をかけて頂きました。毎回ありがたいですね。
今回Thermageを引き継いだ新社長のStephen Fanning(ステファン=ファニング)氏は眼科領域のメーカーからの転身だそうで、Thermage社のCEOとしては初来日なのだそうです。
一番左の人物です。
Thermage社はサーマクールの製造販売元として、メスのいらないフェイスリフト・・・つまり手術をしないで顔のリフトアップをする技術をいち早くアメリカFDA(厚生労働省に相当する)による認可を取り付け、この分野における「ゴールドスタンダード」を作った会社です。
アメリカのレーザー学会(ASLMS)で、最初にサーマクールがブースを出した時は、とても小さな場所でした。翌年、その翌年と機械の名前が売れるたびにブースは大きくなってゆき、今ではどの学会に参加しても、必ず社員の誰かに会うような大企業に成長しています。
この企業はもともと海兵隊出身という異色の経歴を持った、キースというカリスマ社長がリフトアップの機械を開発するためにベンチャーとして立ち上げた企業でした。
2001年の11月に研究者とともに作られたプロトタイプはこんな写真のような機械だったんですよ。本邦初公開かもしれません。
キースは鉄の意志と実行力を持った非常に優秀な人物でしたが、約2年前にTermage社の株を売って引退。
つい先日NYのコントロバーシーでこのキースに再会しましたが、今度は脂肪減量に関する新しい技術の会社を設立したそうで、その研究成果を僕にも見せてくれました。この会社でまた画期的な躍進を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。
僕も日本で最も早い時期に当時まだ数人だったサーマクール認定医を取得し、以来何台もの機械を使用してきました。Termage社は毎年新しい照射チップを開発し、研究や学会発表に余念がない、起業の時からの精神を引き継いでいます。
昨日はアメリカと日本の教育や医療の話、テニスの話などで盛り上がりましたよ。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
「レーザー治療 サーマクール」カテゴリの記事
- Thermage(2015.03.19)
- 皮膚の導電率変化を考慮した、サーマクール照射の工夫について(2013.07.17)
- サーマクール発売10周年の記念講演会(2013.05.18)
- 年末にサーマクールCPT(2010.12.11)
- 「サーマクールCPT」と「サーマクールNXT」の比較(2010.01.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント