ミュージカル 「ウィキッド」
実は僕の「隠れ娯楽」はミュージカル観賞です。
日本で観るのも好きですし、毎回学会でNYやLASに行ったときは、学会の会期中にいけるミュージカルを探します。今までも「オペラ座の怪人」や「ライオンキング」、「マンマミーア」などを本場で観て来ました。
東京でも時間があると観に行きます。「レ・ミゼラブル」や「シカゴ」など、何度観ても楽しいですよね。
先日は、今年の6月から汐留の劇団四季でやっている『ウィキッド』を観て来ました。ずっと観たかったんですよ。
『ウィキッド』(Wicked) は"ブロードウェイ" で大人気を博したミュージカルです。2003年10月30日に"ガーシュイン劇場"で初演を迎え、ブロードウェイのほかにシカゴ、ロンドン、ロサンジェルス、オーストラリアで現在も上演されている名作です。
「オズの魔法使い」は、誰もが知っている物語ですよね。僕はジュディ・ガーランド主演のものをDVDで観て、非常に感動した覚えがあります。モノクロから一気に鮮やかなカラーへと変わるそのコントラストは、ストーリー展開ともに見事で、「アメリカ映画ってすごいよなあ」と、しみじみ思った覚えがあります。きっと多くの映画監督がこれに影響を受けたのではないでしょうか。
御存じない方の為にストーリーをここで簡単に書いておくとアメリカ合衆国カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国(Land of Oz)」へと飛ばされてしまいます。途中で知識の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都(Emerald City)」にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行くのです。
でもオズに会ってもその願いは叶えられません。願いはそれぞれの、心の中の「気付き」によって叶えられるということに皆が気付いて物語は終わるのです。
『ウィキッド』は、この「オズの魔法使い」の中に出てくる西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダとの間の知られざる友情を描いた作品なのですが、実は2人は心の通った親友で、お互いを思いやりながら、南の“良い”魔女グリンダと西の“悪い”魔女エルファバを「オズの魔法使い」の中で運命に導かれて役を演じてゆき、それぞれ本音とは別々の道を歩んでゆくのです。本音と建前と言うのは日本独自の文化かと思っていましたが、西洋にも存在するのですね。
音響がちょっとつらかったのですが、舞台セッティングは非常に素晴らしく、見て楽しめました。お勧めです。アメリカでも観たくなりましたよ。もしも観られる場合には、「オズの魔法使い」を読んでから出かけてくださいね。
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