フラクショナルレーザー「フラクセル2」と「アファームマルチプレックス」の違い
「肌を入れ替える。若返る。にきび跡に効果がある」
と言われている、フラクショナルレーザーの二雄である、フラクセル2とアファームマルチプレックスの違いについてのご質問をよくいただきます。この二機種を両方とも使用しているクリニックは、おそらく国内ではクリニックFだけだと思いますので、今日はその2機の違いを述べたいと思います。
同じフラクショナルレーザーとしての機能を持っているとしても、両者はさまざまなところが違います。
フラクセル2に使用する波長は1550nm。照射方法はスキャニング方式。肌全体を均一に照射できるところはメリットですが、照射を数パス行うので、色素沈着が起こるリスクは高くなります。
フラクセル1と比較すると、フラクセル2はビームモードが狭く、深く届くようになったのがポイントです。同じパワーで照射すると、赤みも腫れも、フラクセル2の方が少ない。
1回照射するぐらいだと、あまり効果が分からないかもしれません。しかしながら、3回ぐらい施術した後から代わってくる肌の質感は、柔らかくてより自然な仕上がりになります。
対してアファームは1440nmさらにアファームマルチプレックスの場合は1440nmに加えて1320nmの二つの波長をフラクショナルに照射します。
照射方法はスタンプ方式。頬に「判子」のような跡が数日残りますし、均等に照射するのにテクニックが必要です。
アファームは元来、フラクセルに比べて浅いところに効果的に熱刺激が加わるように設計されています。
これはマルチプレックスが加わって、より効果が上がりました。照射した直後から肌のリフトアップが見られます。
特に皮膚の浅いところの変化である「首のシワ」には、アファームマルチプレックスが格段の効果を見せます。
にきび跡は、通常、浅い穴ーと深い穴が混在していますので、今まで、どちらかの機器で治療された方は、より効果をあげるためにもう一方の機械の照射をお勧めします。併用療法がもっとも効果的ですね。以前ブログにも書きましたのでよろしかったらご覧ください。
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