記憶に残るベトナム戦争映画
僕は、今回がはじめてのベトナム訪問になります。今いるホーチミン市もベトナム戦争終結前はサイゴンと呼ばれていました。
ベトナム戦争は、75年にサイゴン陥落により終結しましたが、長い戦争と重なる戦費。アメリカ国民にとっても多くの疑問を投げかけたのでしょう。現実にベトナム戦争について語られたハリウッド映画がいかに多いことか。
思いついたものだけでも、68年の「グリーンベレー」70年代にはいると「ディアハンター」や、フランシスコッポラ監督の「地獄の黙示録」。80年代には「プラトーン」「ランボー」「グッドモーニングベトナム」「フルメタルジャケット」そして「7月4日に生まれて」などなど。僕は戦争映画があまり好きではなく、見てなかったつもりなのですが、思い返すと意外と見てました(笑)。
それぞれの映画について思い出があります。
「ディアハンター」は大学のときに見ましたが、悲しい旋律のテーマソングが今も忘れられませんね。
「グッドモーニングベトナム」も同じころ見ました。物語の終盤に、主人公が、「You say tomato(トマート) but we say tomato(トゥメイト)」といった台詞を、さらりと「お互い言葉がちがうしね」と訳した戸田奈津子さんには「なるほど!」と感動しました。
「地獄の黙示録」は、ワルキューレの騎行の音楽とともに、軍事ヘリコプターのアパッチが飛んでゆくところ。あんなカッコいい画像を見せられてしまうと、男はみな血の気が沸き立ちますよね。サーフィンが異常に好きな上官がいて、サーフィンはアメリカの文化なんだなと感じました。
「7月4日に生まれて」は、トムクルーズがベトナムの英雄のまだ若い退役軍人の役をやったのです。彼の役どころがアメリカ独立記念日の7月4日生まれの男。誇りを持った7月4日生まれのアメリカを信じていた男が、ベトナムで裏切られ、精神不安定になってゆく。トムがハンサムなだけではなくて、演技派の男優なんだなと感動しましたよ。
このベトナムのサイゴンが、戦後30年以上たって、人口1000万人以上の都市になったのかと感無量ですね。
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