風邪をひくと肌が荒れる?
不安定な天気のせいで体調を壊している方も多いようですが、風邪など引いていませんか?
風邪をひくと肌が荒れると言って、クリニックを訪れメガビタミン点滴+ビタミン導入を受けられる患者さんが多数いますが、ではなぜ風邪を引くと肌が荒れるのか その理由を御存知ですか?
風邪を引き起こすウイルスはたくさんあると以前のブログでも紹介しましたが、このウイルスを破壊するのに、体内では大量のビタミンCが消費されます。
ビタミンCがなくなることで、体内が活性酸素によって酸化します。このような瑞々しいリンゴが、酸化してしまうと下の写真のようになってしまいますよね。ビタミンCのような抗酸化物質がないと、体内でどのようなことが起こるかイメージできると思います。
厚生省では一日に必要なビタミンCの量を50mgとしていますが、煙草を一本吸うだけで25mgのビタミンCが消費されますし、ウイルスによって破壊された鼻やのどの粘膜の再生にもビタミンCは使われます。
ビタミンC自体が、細胞の抵抗力を強化するインターフェロンの生産能力を高める作用を持っているのです。
ビタミンCは肌を構築するコラーゲンを作るのに必須な材料ですが、病気の時には体内で必要な量が多いため、肌の中のビタミンCが圧倒的に不足している状態に陥ります。そのため、一時的に肌が荒れる・・・という状態が引き起こされるというわけです。
普段から、風邪を引かないように気をつけられるのが一番ですが、もしも引いてしまった場合にはコマメにビタミンCの補給を心がけるようにしてください。
ところで、このブログはエジプト出発前の関西空港で書いています。夜なので店はどこも閉まっていて、これでは時間を持て余してしまいますね。来る途中、出張時に必ず持っていくマスクを忘れてしまったことに気付きました。僕も風邪を引かないよう、気をつけたいと思います。
では、行ってきます。
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