2008年 僕の発表演題その2
ふたつめの演題は、東京女子医大の法医学教室と、4月から慶応大学の一学科になった、共立薬科大学薬学部との共同研究でした。
この研究では、レーザー照射後に皮下にできる活性酸素の種類を電子スピン共鳴装置(ESR)で測定、同定しました。
さらにクリニックFでもレーザー照射後の化粧品などで使用している「フラーレン(強力な抗酸化剤・写真)」を利用して、これらの有害なラジカル発生を抑え、肌の老化を最大限食い止め、より美しく変化させてゆくためには、レーザー照射後にどのような要素が必要なのか、検討したのです。
“ESR analysis of free radical generated by Fractional resurfacing laser (1440nm) ”
でした。
化粧品はフォーミュレーションと原料にもよりますが、使い方によってはレーザー治療と大変相性が良く、お互いの長所を最大限引き出しあうことが出来ます。僕自身も今までいくつもの化粧品開発に関わってきましたが、その中でもフラーレンは思い入れのある物質です。
すでにクリニックで販売しているクリームも評判は良いのですが、出来たら近々また別の原料と組み合わせてもっとおもしろい、レーザーとの相性抜群な化粧品を作りたいですね。
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