ショパンのバラード
音楽ネタをもうひとつ。
「バラード」という曲のジャンルがありますよね。
ゆったりとした、テンポの美しいメロディラインをもつ、ラブソングを中心とした曲想。これが「バラード」である、という共通認識をもたれているのではないでしょうか。
「好きなバラードはなんですか?」
とか
「バラードの名手は?」
と聞かれれば、たいていの人は質問の意味を正確に理解し、答えることができます。
サザンオールスターズだとか、コブクロだとか、先日僕も見に行ったChicagoだとか。
けれど、「バラード」とは元々音楽のジャンルを指す言葉ではないのです。
この言葉は、中世フランスにゆかりのある詩形の一つを指す言葉だったのですよね。それを器楽曲に導入した音楽家がいる。
それがあの“ピアノの詩人”=フレデリック・ショパンなのです。
ショパンはバラードを4曲書いています。
中でもバラードの第一番はピアノ曲の中で、僕の一番のお気に入りなのです。
音楽を表現するには聴いていただくしかないと思うのですが、ぜひ、どんな詩が背景にあるか、読んでいただいてから聴いていただきたいと思います。
ロマンティックな情景が頭に浮かんできますよ。
僕ははまると同じ曲のCDを違った演奏家で、いくつも買うのが好きなのですが、中でもツィマーマンとルービンシュタインのものはお勧めです。
こんなお天気の日は特にショパンの曲を聴きたくなりますね。
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