オゾンホール
オゾンは大気中に濃度としてはほとんど存在しない微量なものですが、太陽から降り注ぐ紫外線をほとんど吸収してくれる物質です。
これら成層圏に存在するオゾン濃度が、北極と南極を中心にして低下して紫外線が降り注ぐようになった穴を
「オゾンホール」
と言います。
この穴は、南極圏の方が大きいのです。
これは何を意味するかと言えば、つまり
南半球の方が紫外線が強い
ということを意味するのです。
強い紫外線は、人間の健康に大きな影響を及ぼします。紫外線が10%強くなると、皮膚がんの確率が16%上昇するという過去の研究データも存在します。
身に迫る危機として、紫外線対策についての研究は圧倒的に南半球の方が北半球よりも進んでいます。南半球の各国では、ニュース番組を見ていても、翌日の紫外線指数を14段階に細かく分け、天気予報の度に放映するのです。
消費者も紫外線の怖さを知っているため、オーストラリアの子供達の水着も露出が少なく、こんなに肌を守る構造になっています。
これはこれで可愛いですけれどね。
今回のアフリカ出張では、この紫外線対策から発展した「光老化」や「抗酸化」に関して研究をされているドクターや研究者の方とお会いする機会を持つことができました。
皮膚の老化に関わっている人間としては、とても勉強になりましたよ。
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