オペラ座の怪人
NYの夜はミュージカル「オペラ座の怪人」を観にゆきました。
実はこのミュージカルはNYでも日本でも、もう何度も何度も観ています。
好きなんですよね。
時は19世紀末のパリ。いわゆるチョイ役でオペラに出ていた主人公の女優クリスティーヌが、自分の衣裳部屋の影から聞こえる「天使の声」によって特訓を受け、一流の歌唱力をつけ活躍するようになります。
この指導の声の主は、実はパリのオペラ座の地下水廊に人知れず住んでいた、とても醜い顔を持つ「怪人」といわれる人物。
「オペラ座の怪人」は、クリスティーヌの才能をいち早く見出し、夜な夜な歌の特訓をして、一流の女優に育て上げたのです。
ところが、クリスティーヌの恋人・ラウル子爵が、この天使の声に嫉妬をして、主を探し出そうとします。正体を明かされると考えた怪人が、恋するクリスティーヌを地下水廊にさらうのです。ラウルはパリ警察と共に怪人を追うべく、地下水廊に乗り込んでゆき・・・
短いNY滞在中に観られるミュージカルが限られていたのもあったのですが、何度見ても感動するので、今回も楽しみに行ってきました。
オペラ座の怪人は、パリのオペラ座を舞台にしています。原作は、ガストン・ルルー。作品を手がけたのは、「キャッツ」「ジーザスクライスト・スーパースター」「エヴィータ」などで有名な、天才アンドリュー・ロイド=ウェバー。初演は、ロンドン・ウェストエンド。1986年のことだそうです。
実際、パリのオペラ座にはこの舞台で描かれる地下水脈もあるそうですし、シャンデリアの事故も実際に起こった事をモチーフにしていたとか…。
このミュージカル。
どのシーンも印象に残っているのですが、第二幕が開いた後のマスカレード(仮面舞踏会)のシーンの華やかさ。
そして最後の怪人のマスクのみがスポットライトに照らされるシーン。
何度観ても、忘れられないですね。
今回の出張は、NY-ボストン-NY-パリ・・・という工程だったので、パリに入る前にこのミュージカルを観て、イメージが膨らみました。
この舞台を見ると、毎回
「本物のミュージカルは大人のための娯楽だな」
と思いますね。
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