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2008年10月の29件の記事

2008年10月31日 (金)

ボトックス注射で美脚

ボトックスの話を書きましたが、ボトックスで足のふくらはぎを痩せさせることができるのを知っていましたか?

ボツリヌストキシン(ボツリヌス毒素)はフグ毒であるテトロドトキシンと並ぶ、史上最強の神経毒素の一つで、生物兵器として使用研究されたことがあるものです。

Botoxstructure ボトックスはボツリヌス菌由来の神経毒素複合体剤(A型~G型まであります)の内、A型という毒素だけを精製して取り出した製剤です。

写真はWikiからお借りしたボツリヌス毒素の構造の写真です。

ボツリヌスA型毒素は、筋肉内に注射されるとコリン作動性の運動神経終末に結合します。

すると、神経終末からアセチルコリンという物質が放出されなくなり、その神経支配部位の筋肉が収縮できなくなるのです。

期間は濃度にもよりますが、2~6ヶ月間と言われています。

このボツリヌス毒素の性質を利用して、1977年に米国のScott医師が斜視に対して臨床応用してからというもの、眼瞼痙攣、片側性顔面けいれん、痙性斜頚などの治療に加え、多汗症の治療にも用いられるようになりました。

2002年4月には、ボトックスは、米国のFDAでシワ治療薬として正式に認可をされました。

現在美容目的でボトックスが使用される効能は、

1. 顔のしわ取り

2. 筋肉の発達による下顎の「エラ張り」 が注入によってすっきり細くなり、小顔効果があります。

3. 筋肉の発達により太くなってしまった、「ふくらはぎ」 が注入によってすっきり細くなります。

4. わきが、多汗症 は、汗の分泌にかかわる神経の伝達を抑えるため、汗とにおいを抑えます。

5. 「ガミースマイル(歯茎が見える)」笑い顔の改善。

などがあげられます。

さて、クリニックFで、圧倒的にニーズがあるのが、「顔のエラ痩せ」です。

エラをほっそりとさせるだけで、顔の面積が狭く見えることから「小顔」に効果があると、20代~30代の女性にとても人気がありますね。一度注入すると必ずリピーターになる、人気の施術です。

また、顔のエラが張っている人は、知らずのうちに、夜に歯ぎしりをしている場合が多いのです。

こんな人は、40歳を超えたあたりで奥歯が割れてしまったり、インプラントにしなければならない人が多いと聞いています。ボトックスを注入することで噛む力が弱まる為、歯ぎしりも軽減され、頭痛も減ります。歯にも負担が少なくなるのです。

エラ痩せのための効果は一回注射(52.500円)するだけでもありますが、長続きさせたいときは、一ヶ月毎に3ヶ月間、合計3回ぐらい打つと効果も数年単位で持続します。

良薬口に苦し。効果のある薬は、それなりに強い副作用もあります。シワをとろうと、注射の部位を間違えると、表情が変わってしまったりしますので、僕はきわめて控えめに打つようにしています。

先日、海外でボトックスの死亡事故などの報告もありましたが、報告書を読むと、使用量が半端な量ではありません。通常美容目的で使用する量であれば、使用法さえ間違えなければきわめて安全な薬と言えるとおもいます。

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2008年10月30日 (木)

男はなぜ臭うのか

今までに5軒のクリニック開業を手がけてきましたが、今回のクリニックFで5軒目にして初めて作ったものがあります。

それは、院長室です。

診察室とは別に院長室を作ることは空間の無駄だと、それまでは考えていたのですが、スタッフから

「小さくてもいいからどうしても作ってください」

と言われて作ることになりました。どうもこうしたクリニックに多い企業の営業の方や来客があったときに、スーツ姿のいかつい男たちが、美をテーマとしているクリニックの受付にずらっと並んで待っている・・・という図が、

「いかがなものか」

と、女性スタッフに思われていたようです。

言われてみればたしかにその通りで、僕も含め男はこういうところに概して気が回らないものです(苦笑)。

実際院長室を作ってみると、なんで今まで作らなかったのだろうと思うほど、利便性が高い。打ち合わせはほとんどここで済みますし、プレゼンを控えているときには内容のチェックもモニターでできる。海外からの来客のときもとても重宝しています。途中患者さんの診察があっても、そのまま院長室でお待ち頂けるので、とても楽になりました。

ただ、外回りの多い男性の来客が続くと、スタッフが前後おもむろに換気を始めます。そして必ず僕に聞くのです。

「どうして男の人って、独特の臭いがするんですかね??」

恋愛遺伝子のブログにも書きましたが、臭いは恋愛にも、とても重要なファクターです。

四大悪臭と呼ばれている以下の物質はすべて窒素(N)、硫黄(S)、炭素(C)からできていると聞いたことがあります。

トイレ臭 アンモニア 

腐った魚のにおい トリメチルアミン

腐った卵のにおい 硫化水素

腐った玉ねぎのにおい メルカプタン

これらは人間のタンパク質を構成するアミノ酸を構成する原子の組成と一緒です。

必須アミノ酸を常に食さなければならなかった人間が、危険を察知するためにこれらのアミノ酸の劣化によるにおいを、より臭いものと判別するようになったのだとおもいます。

人間には、体温を調節する為にさらさらとした汗を出すエクリン腺と、外耳道やわきの下、外陰部などの限られた場所に分布する、ニオイのもととなる汗を出すアポクリン腺いう二つの腺が存在します。

特にアポクリン腺はいわゆるワキガの元になります。

こうした問題については、手術をするなどの方法もあるのですが、クリニックFではボトックスの注射をおすすめしていますね。

ボトックスを注射すると、アポクリン腺の働きが抑えられますので、においが治まることが多いのです。

クリニックFには、男性の患者さんも多く、その中にはタレントさんや企業で重要なポストにおられる方も多いので、セルフメンテナンスの一環として外見の若々しさを保ったり、こうしたにおいのコントロールに興味をお持ちの方もよくおいでになり、随時ご相談に乗らせていただいています。

そうそう、すこし話は逸れますが、ボトックスは最近「脚痩せ」にも効くとして、また再び人気を集めていますよね。

そのお話はまた次回書いてみましょう。

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2008年10月29日 (水)

パラオからの手紙

今日の予約表を見てみると、朝から

香港からの患者さん

カナダからの患者さん

神戸からの患者さん

仙台からの患者さん

・・・と、遠方からお越しくださる患者さんのお名前がずらっと並んでいました。

クリニックFは東京山手線圏内のほぼ真ん中=四谷にありますが、患者さんのおよそ3分の1はこうした海外や日本国内でも遠方に在住の方で、一時帰国に合わせてクリニックFに来てくれたり、日本国内でも飛行機や新幹線でお越しくださる患者さんです。

本当にありがたいですね。

美容整形手術と違って僕が取り組んでいるレーザー・光治療による肌の若返り及びメンテナンスは、皮膚にかけるストレスを出来る限り押さえながら、土台の基礎工事を行い、その内側から皮膚の再生力を高めていくというアプローチです。皮膚に刻まれた歴史とこれから刻まれる時間との戦いは、継続していただくことに意味があるのです。

年に数回・・・最悪年に1回であっても、数年単位のスパンで患者さんとはお付き合いできたらいいな、と思っていますので、こうして僕の理念に賛同してくださった遠方からの患者さんが増えていくのは、とても嬉しいです。

そんな中、診察の途中クリニックに届いた郵便物を見ると、一通のエアメイルが。消印と切手を見ると、パラオから届いたようです。

パラオ・・・? 知合いが誰か旅行にでも行ったのかな?

001_3_2封を切ってびっくり。なんとパラオ在住の日本人の方がクリニックFのホームページを見てくださったようで、丁寧な御挨拶と一緒に、年明けの一時帰国の際に診察と施術を受けたい・・というお手紙だったのです。

早速メールで返信を打たせていただきましたが、パラオの切手、僕は初めて見ました。日本とオーストラリアのちょうど中間地点くらいにあるダイビングで有名な美しい島ですよね。

うーん。学会は開催されないだろうしな。でも一度行ってみたいな。

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2008年10月28日 (火)

第3回 キュテラ トータルスキンセラピーミーティング

004 週末のもうひとつのイベントは、東京の丸の内で行われた、キュテラ社のユーザーズミーティングの招待講演をさせていただきました。

キュテラ社は米国カルフォルニアにあるレーザー会社で、タイタン、ライムライト、ジェネシス、パールなどの機械を製造販売しています。

シワ、たるみ、シミ、毛穴、ニキビ跡など、ほぼすべての肌の悩みに対して、他者とは差別化された特徴ある機器を製造販売している、魅力的な会社です。

ここの副社長の、ハーバード大学出身の工学博士であるボブ・シャインとは今年だけでもフロリダ、シンガポール、カナダ、パリで顔を合わせました。しょっちゅう海外で出会う面々の一人ですね。

 

011僕がいただいたお題は、

「これからの自由診療クリニックの展開」

というものでした。

ほんの数年前まで、

「医者が経営の話をするなんて、金儲け主義の医者だ」

と言われてしまったのですが、2000年以降、小泉首相が医療改革を始めて国からの医療費への支出を減らして以来、倒産に追い込まれる医療機関も出てきました。

さらに、2005年に行われた新しい医療研修システムにより、大学医局が崩壊し、医師を一気に大学病院に引き上げたことで、地方病院を中心とする医師不足の問題が噴出しました。

008国民の皆さんも、日本の医療に対して不安に感じていると思いますが、我々大多数の医師もまた、日本の医療について不安に思っているのです。

疾病構造が変わるとともに、医療費が上がるのは当然ですが、今のように先端技術が必要な医療が中心となる場合、医療の質を上げるためには、お金が絡みます。

質の高い医療レベルを提供するためには、経営基盤の安定化が必要ですが、その安定化のために、アンチエイジング医療ように、自費診療が行える分野を取り入れたらどうだろうか?という提案をしたつもりです。

006このミーティングに出席されたドクターは167名とか。

活気のある会でしたよ。

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2008年10月27日 (月)

第12回 JMECゴルフ杯 

Photo 土曜日は日本を代表するレーザー輸入代理店でもあるJMECのゴルフコンペに参加してきました。

JMECと言えば、オーロラ、リファーム、ポラリス、サーマクール、フラクセル2、ホヤコンバイオ・・・などを輸入代行している会社です。

半年ぐらい前の週刊ダイヤモンドで、上場期待のアンチエイジング企業として社名が載っていました。

場所は、アコーディア・ゴルフグループの名門、石岡ゴルフ倶楽部。

株式会社アコーディア・ゴルフは、ゴールドマンサックスの出資を受けて東証に上場しましたが、ゴルフ場経営の最大手ですよね。株が安くなったときに買いたいなと思っていたのですが、このところの証券ショックで買い場をなくしてしまいました。

003 ところで、ゴルフは研修医が終った頃に本当によくやりました。同期のゴルフ友達が沢山いたので、すぐに人が集まりましたし、スコアが伸びておもしろかったのです。バイト先の病院のコンペに参加させていただいて、優勝してトロフィーをいただいたこともありました。

でもここ8年ぐらい、忙しかったこともあって、ゴルフ友達が少しずつ減ってしまい、なんだか縁遠くなってしまったのですよね。

実は去年のJMEC杯では、スコアを崩して、取れた商品はドラコン賞だけという、本当に悲惨な状況でした。

一大奮起して、2008年はゴルフを頑張ろうと、10年近く換えていなかったクラブを買い換えたり、朝から室内ゴルフ練習場に行ったり、仕事の後に打ちっぱなしに出かけたり、海外の出張にもゴルフクラブを持っていったりしました。

その成果(?)と、今年はハンデが多かったのにも助けられて(笑)、なんと23名中、3位同着の4位(グロスで順位を決めたため)をいただくことができました。

商品も高級スキャナ付きプリンター、鹿児島産黒豚しゃぶしゃぶ、焼酎2本、オノフのゴルフバックなど、四等賞、ドラコン賞、参加賞を含めてこんなにたくさん。

賞に絡んだのは10年ぶりぐらいです。ほんとに嬉しい…。

だからゴルフはやめられないのですね。

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2008年10月24日 (金)

人間の体は左右対称なのか?

クリニックで皮膚・・・主に顔をメインとしたアンチエイジング治療を行っていると、患者さんの顔を診察でも治療でも、経過の写真でも毎日観察することになります。

そして思うのです。

人間というのはつくづく左右対称ではないのだな、と。

だからこそ、美術や建築などの世界では、シンメトリー(対称性)・・・左右対称な様式美を追求してしまうのでしょうね。自分が不完全であることを知っているからこそ、「完全」に憧れてしまう。

医者の視点で解剖学的に人体を考えると、そこからすでに人間は左右非対称です。

人間の体を縦に真っ二つに切ったとき、右半身と左半身では、どちらが重いかご存知ですか?

一般の人は心臓が左にあるのだから、当然左が重いのではないかと考えるかもしれません。

ですが、実は心臓に関して言えば先端が左にあるというだけで、実質心臓の大半は体のほぼ中央にあります。

では、どちらが重いのでしょう?

正解は右半身です。

人体の中で脳の次に重い実質臓器は、肝臓です。肝臓の体積の内、その8割が身体の右半分にあります。

真っ直ぐに立っているつもりが、鏡で見ると右肩の方が下がっている場合があります。あるいは右足の方が長く感じるときがあります。これもこうした臓器の位置による影響があるのです。

また、船や車、バスなどで車酔いを起こしたとき、右を下にして横向きになると楽になると聞いたことはありませんか?

これは、胃の位置が関係しています。

胃は右を下にしたほうが安定するので、胃の内容物が逆流しづらくなるのです。

他には、妊婦さんが横になるとき、左を下にして横向きで横になるとよいと、医師が指導する場合があります。

妊婦さんは子宮が大きいので仰向けで長時間眠ると、子宮が背骨の右側にある下大静脈を圧迫します。心臓へ戻る血液が減少すると、動悸や息切れがおこり、貧血と同じ状態になります。母体に酸素が不足すると赤ちゃんも苦しくなるため、左を下にすることで、下大静脈の圧迫が減り、血液の循環が良くなるのです。妊婦特有の腰痛も、左を下にして、クッションや枕などを膝で挟むことで軽減されます。

右脳と左脳がまったく違った働きをすることも、最近わかってきましたよね。

美容医療の現場でも、ニキビやたるみ、シワ、毛穴・・・など、いずれをとっても左右対称ではなく、どちらかの方が他方より、より深刻です。

最近「身体のゆがみをなおす」「左右対称に近づける」という施術があるようですが、これらは体をスケルトンにした、いわば骨格組織だけを考えた施術なのかなと考えさせられます。

医師の視点で考えれば、「左右対称に近づける」のではなく、「左右非対称」を受け入れ、左右どちらの機能も理解し、その上で「相互作用」の視点からどちらもうまく活用する為にはどうしたらいいのか考えていく方が、建設的のように思います。

人間は、左右非対称であることに意味があるわけですからね。

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2008年10月23日 (木)

歯茎から血!!

パリから帰国したのは先月の15日でした。報告をブログに書くだけで一ヶ月かかってしまった計算になります。

それにしても2008年も海外出張が多い年でした。

2月 エジプト カイロ大学でレーザーの講義

3月 ニューヨーク レーザークリニック見学

4月 フロリダ 米国レーザー医学会(ASLMS)発表

5月 イースター島 方位取り??

6月 ソウル 韓国美容皮膚科学会 招待講演

7月 シンガポール IMCAS 招待講演

7月 南アフリカ エンビロン開発医Dr.フェルナンデス訪問

8月 カナダ コントロバーシー&カンバセーションズ 学会参加

9月 ベトナム レーザーワークショップ

9月 ベトナム レーザーテレビ出演

9月 NY・ボストン ハーバード大学ウェルマン光医学研究所訪問

9月 パリ ヨーロッパレーザー皮膚科学会(ESLD) 学会参加

9月 パリ ヨーロッパ皮膚性病科学会(EADV) 学会発表

来月の頭にはイスラエルの出張も控えていますが、今年に入って出張した国は、すでに12ヶ国を数えます。特に9月は月の半分が海外出張でした。

最新医療の、こと1年おきに新しく登場するレーザー治療に関しては、当然、教科書も出ていないですし、実際に学会に参加してディスカッションすることで得られる「生」の知識がとても大切だと思っています。

「こんな話がされていた」なんていう学会の報告書をもらっても、あまり役には立ちません。

カタログ上に出ているスペック表を見ると、理論上は同じ機能があるはずのレーザー機器も、製造会社の技術力によって安定度や効力が全く違うことがあるのです。

また発表、講演するドクターも、企業が用意したプレゼンテーションを使用するときもあり、発表自体が企業寄りのデータになることもあります。

最新鋭の機械を扱うこの分野に関しては、いくら時間がかかっても、現地に足を運び、開発者と、使用者に腹を割って話を聞いて、実際に使用してみることがとても大切なのではないかとおもいます。

患者さんに質問されたり、レーザーの治療効率が悪かったりするときに、ふと、

「そういえば前の学会でそんな話をしていたな」

と思い出すのです。

意識の下に知識が刷り込まれるのでしょうね。

閑話休題

今までもいくつもレーザークリニックに携わってきましたが、代診の医師を入れてしまうと、患者さんとの距離が遠くなってしまいます。クリニックFに来てくれるレーザーの患者さんは、非常勤医師を入れずに、からなず自分で診ようと思ってこのクリニックを作りました。

でも、東京で外来をやりつつ、これだけ出張すると、疲れもたまります。さすがに先月は体力が落ちてきて、先月のパリでは滞在中に奥歯の歯茎が剥けて、なんと血が出てきたのです。

歯茎から出血するとき、歯科医ならばだれでも歯周病を考えるといいますが、医師ならまずビタミン類(特にビタミンC)の不足による栄養不足を考えます。

もちろん単なる栄養不足なら安心なのですが、白血病などの血液疾患の初期などでも歯茎の出血が起こります。

血友病や、紫斑病、血小板減少症、肝硬変のように、血液凝固にかかわる因子が低下している場合も起こります。もっと悪いと歯肉癌などの悪性腫瘍の可能性もあります。

今回は栄養が問題だったらしくて、出血は帰国したらすぐに治りましたが、海外でそういったことがおこると、たとえ医学の知識を持っていたとしても、びっくりしますよね。

そんなこともあって、実は今月、北京で行われる中国形成外科学会で招待講演を依頼されていたのですが、初めて国際学会の講演依頼をお断りしてしまいました。この10月は、久しぶりに一度も海外出張のない月を迎えているのです。

こうしてそろそろ紅葉の季節を迎える日本で、日本ならではの食事が毎日続く生活を送っていると、

「やっぱり日本はいいところだな」

と改めて感じています。

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2008年10月22日 (水)

モン・サン・ミッシェルの修道院

222 モンサンミッシェルは修道院というより、城か砦のような外観です。

近くの村=アヴランシュの司教であった聖オベールが、夢の中で聞いたミカエルのお告げに従って、この地に礼拝堂を建てたのは、708年10月のこと。

何と偶然にも今年はモンサンミッシェル1300周年の記念すべき年だったのです。

137 岩場の中の限られた土地に8世紀に建てられた小さな修道院は、15世紀までの間にヨーロッパに訪れたいくつもの建築様式によって変化を加えられながら増築されました。

144 10世紀にはベネディクト会修道院。

11世紀にはロマネスク様式。

そして12世紀にはゴシック形式へ移り変わります。

155 この島は、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境界にあたります。

14世紀の百年戦争時にはイギリスから本土を守る要塞の役割を果たしました。

この際にモンサンミッシェルを守る110人の騎士が、潮の力を利用して二万人の英国兵の攻撃を押しのけるという偉業を果たしたため、今でもモンサンミッシェルはフランスの愛国心の象徴となっています。

また、16世紀に起こったカトリック教会とプロテスタント教会の争いである宗教戦争においては、カトリックの要塞であるモンサンミッシェルはプロテスタント教徒の攻撃の対象になりました。

1789年のフランス革命では、体制の変化によって社会からはじき出された作家や聖職者がこの島に送り込まれました。ナポレオン1世の時代には、牢獄島としても15000人もの囚人が収容されたのです。

暗い歴史を経たのち、1874年になって初めてモンサンミッシェルは政府の歴史記念物に指定され、西洋の歴史の遺産としての栄光を取り戻すことになりました。

今ではフランスでも観光地の人気ランキング第2位になっているそうです。

では、一位はどこでしょう??? 考えてみてください。

答えはこのブログの最後に書きますね。

159礼拝堂は質素なロマネスク風の造りですね。

185 そして、ラ・メルヴェイユ(驚異の建築)と呼ばれるゴシック建築の回廊は素晴らしかったですよ。

181 回廊の天井には葡萄を食べるドラゴンの彫刻がありました。

竜は東洋では善の象徴ですが、西洋でのドラゴンは悪の象徴になります。

葡萄はキリストを暗喩しているのでしょうか…。

201 窓の外を見ると、かなりの高さですね。足がすくみます。

156 そして大天使ミカエルの像を載せた尖塔。

ある意味、天にもっとも近い場所なのかもしれませんね。

このツアーは朝7時にパリを出てから14時間もかかりましたが、無理してでも行く価値は十分ありました。

一泊できれば夜のモンサンミッシェルの景色を楽しめたかもしれません。

夜景も心に残るほど素敵らしいそうです。

ところで、この地が「一番人気の観光地」の称号を譲り渡した場所は…。

ディズニーランドだそうです。

まあ、仕方がないのでしょうか・・・納得ですね(笑)。

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2008年10月21日 (火)

モン・サン・ミッシェルのメインストリート

123

島の入口から修道院へは、島の大通りを通っていきます。土産物屋やホテル、レストランなどでぎっしり。

島の人口が30人余りのところに、年間観光客が250万人も集まるのだそうです。

一大観光地ですね。

101通りには、モンサンミッシェルの名物=巨大オムレツのお店があります。

レストラン「ラ・メール・プラール」1888年に創業です。

Photo_2世界中から島にやってくる巡礼者のために、栄養とボリュームのある食事を作りたいと考えた「プラール」さんという女性が作ったのがこのメニューなのだそうです。写真でその巨大さわかりますか??

味はちょっと薄いかも。

醤油をもってくるべきだったな。

105土産物屋には絵ハガキも置いていました。

富士山(FUJIYAMA)とモンサンミッシェルや、北斎の絵とのマッチングもあり、面白かったですよ。

070 こんなカップも売っています。

1234

狭い路地を歩いて行くうちに、とうとう修道院の入口にたどり着きました。

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2008年10月20日 (月)

モン・サン・ミッシェル

 

068パリ滞在最終日。

以前から一度行ってみたかったモンサンミッシェルへの日帰りバスツアーに参加しました。

パリの街を抜けて高速道路をひたすら西に。約400km移動したところにモンサンミッシェルがあります。

073 フランスは農業の国ですので、ちょっと田舎に出るとこのような牧草地がつづいているのです。

モンサンミッシェルはノルマンディーの砂地にそそり立つ城砦のような修道院です。

「モン」は「マウンテン」つまり「山」

「サン」は「セント」つまり「聖」

「ミッシェル」は「ミカエル」つまり天使の名前を意味するもので、

「聖ミカエル」の山というのがこの場所の直訳になります。

この「ミカエル」という天使は旧約聖書の「ダニエル書」に名前が現れ、ユダヤ教からキリスト教そしてイスラム教へ引き継がれました。

キリスト教では「ラファエル」「ガブリエル」「ウリエル」とともに四大天使の一人と考えられてきました。最も偉大な天使とされています。

現在のキリスト教でサタンを意味する堕天使ルシファー(天使名はルシフェル)とは兄弟だったという説があります。

ルシファーで思い出しましたが、1987年に公開されたアラン・パーカー監督のアメリカ映画「エンゼル・ハート」はご覧になりましたか? 

ルイス・サイファーと名乗るロバート・デ・ニーロの怪演した悪の主人公はルシファーの変装した姿でした。ミッキー・ロークの主演でしたが、あの最後のどんでん返しに度肝を抜かれましたよ。

話がそれましたね。

093 400kmの長い道のりの中、遠くにモンサンミッシェルが見えた時には、バス内でどよめきがありましたよ。

A近くに見えてくると期待感が高まります。

この島の地域は潮汐の差が14mもあり、ヨーロッパ最大の潮差があるのだそうです。

Photo今でこそこのような舗装された道がありますが、昔は海の砂地の中にある岩山だったようです。

巡礼者は潮の引いたときに砂の上を歩いて渡ったようですが、この砂は流砂のように細かく、しかも14mの潮汐差のために、上げ潮の速度は人が走るよりも早かったとか。

多くの人が、それこそ命がけでこの島に来ていたのです。

島の内部の様子は次のブログで…。

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2008年10月17日 (金)

パリのオペラ座

オペラ・ガルニエは1875年にナポレオン三世によるパリの大規模都市改造計画によって生まれました。設計コンクールで選ばれた36歳のシャルル・ガルニエは多彩な表現を取り入れかつ、皇帝の好みを取り入れた形で完成されました。

032地下鉄のOPERA駅を上ると、目の前に入ってくる光景に圧倒されます。

Opera_2何よりも素晴らしいのは、1964年にシャガールが手がけたこの天井画です。

僕はこの天井画がとても好きで、医学博士号をとった記念に、この絵の500枚限定のリトグラフを買ったのです。

この絵の挿絵を一つ一つ観ると、チャイコフスキーやビゼー、ベートーベンなどのオペラやバレエの情景が一つ一つ丁寧に描いてあるのです。

Opera_2客席の作りも豪華ですよね。

Opera_2_2中央にある巨大なシャンデリアは、事故で落ちたことがあります。

Opera_2_2 また、このオペラ座の地下には大きな水槽があり、舞台裏は迷路のように複雑な構造なのだそうです。

これらがミュージカルの「オペラ座の怪人」の物語を生んだといえるのです。

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2008年10月16日 (木)

新凱旋門 ラ・ディフェンス

014_2

ポルトマイヨの学会会場から、地下鉄でルーブルの反対方面に向かうと、新凱旋門(グランド・アルシュ)と呼ばれる大きなゲートがあります。

このゲートは高さ110m、幅106m、奥行110mもあります。

内部の穴のあいた部分が、ちょうどルーブル宮殿の中庭の大きさに設計されていると聞いたことがあります。ノートルダム大聖堂がそのまま入ってしまうほど巨大なのだとか。

すごいですね。

016パリ街を囲む城郭を出ますが、ここまでは地下鉄で一本で、約15分でいけるのです。

この新凱旋門は、凱旋門の上に昇っても、そこからよく見えます。ルーブル宮殿、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、そして新凱旋門と、一直線に並ぶパリのモニュメントの最終地点になっているのですが、僕は、今までここには行ったことがありませんでした。学会の最終日に、1時間ぐらい時間が空いたのでちょっと行ってみることにしました。

ここはいわば、新副都心。新宿のような場所ですね。または汐留、品川、台場あたりだろうか。

015遠くから見ているときはそんなに大きく見えなかったのですが、近くでみると、本当に大きい。

10ユーロの入場料を払ってエレベーターに乗ります。

018 上まで上がると凱旋門からシャンゼリゼ。さらにコンコルド広場とルーブル宮殿まで見える絶景が…。

パリには、まだまだ行く場所、見所がたくさんありますね。

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2008年10月15日 (水)

パリのヨーロッパ皮膚科学会 最終日

   

051学会最終日は講演を聞いて終わりました。

会場はこの写真の通り、今回の“コングレ”が開催された部屋の中で一番大きな部屋ですが、皮膚科医で溢れ返っていましたね。

050EADV近年まれに見る大きな部屋での開催でした。

001ヨーロッパ皮膚性病科学会(EADV)は会員と非会員、各社企業、スタッフ・・・とそれぞれ名札の色が違います。

僕は学会会員なのでグリーン

非会員の医者はブルー

各社企業は赤

スタッフは黄色

となっていました。

それぞれの名札で入室できる場所が決まっています。

053_2 この日のブースにも行きましたが、まだまだ熱気に溢れています。

今年はレーザーの分野では残念ながら新しい技術は発表されませんでしたが

049 ひとつ気になったのはドイツのメーカーであるカンテル社。

営業の人かと思って話しかけてみたら、ちょうどその場にいたCEOでした。

気さくな人で、いろいろ開発している機器の説明をしてくれました。

046_3この会社が新たに販売したアレキサンドライトレーザーの脱毛器は、スキャナと呼ばれる連続照射装置が付いてます。

これは照射時間の短縮につながり、非常にユニークでしたよ。

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2008年10月14日 (火)

シネロン・ディナー・パーティー

018_2 この日は学会後にシネロン社のディナーパーティーに呼ばれました。

017_2会場前より貸切バスに乗ります。各国の医師たちでごった返しています。

021移動した先は、パリ16区の高級住宅街に隣接するブローニュの森の中にある高級レストラン。

027_2 カクテルをもらいに僕も列に並びます。

058_3 ここで出会った僕と同じ年ぐらいのフランスのドクターは、GP(一般総合医)として働いてきたけれど、患者さんのニーズや、クリニックの経営を考えると、美容やアンチエイジングの分野に診療域を広げレーザーを導入せざるを得ないと話していました。

聞いてみると、レーザーの購入コストや、施術料金はその時の為替でざっと計算してみると、ほとんど日本と同じでしたね。

とはいってもこれからの為替の動きで、またわかりませんが。

この会社(シネロン)の機械を使ったことがあるかと聞かれたので、2002年のオーロラをはじめとして、すでに10台も購入、使用してきて、非常に良い成績を上げているよと言ったら、びっくりしていましたよ。

059_4 こちら中央はスロベニア出身の女医さん。なんと三年前からドバイで働いているのだとか。

しばらく彼女とレーザーの話をしていると、横から彼女の雇い主がやってきました。

右端の黒髪の女性がドバイのクリニック経営者。経営者といってもまだ若いですよね。

ドバイのオイルマネーは、スロベニア出身の彼女にとっても信じられないほどで、

「どんなに高くてもドバイの女性はすべての施術をしたがる。」 

のだそう。

経営者によると、エギソチックな彼女の顔立ちはドバイの患者さんに受けるのだそうです。

名だたる機械はほとんど持っていましたね。そして、シネロンの機器の施術も、フラクショナルレーザーも、日本の約1.5倍の値段が付いているのです。

サーマクールなどは日本円に換算すると施術費が50万円ぐらい。

それでもあっという間に施術が埋まるのだとか。

僕もドバイで働かないかとスカウトされましたよ(笑)。

060_3 パーティーが夜10時頃終わると、あたりは真っ暗。でも、本当に楽しい会と素敵なお店でしたよ。

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2008年10月13日 (月)

NEW YORK CITY BALLET

082_2

この日の午後、ある業者の社長さんから個人的にご招待を受けて、バスティーユにある新オペラ座に行ってきました。

ちょうどNYシティバレエ団が来仏中ということで、お声を掛けて頂いたのです。

学会会場から地下鉄で移動したのですが、なんだか落書き?壁画?もおしゃれです。

084 バスティーユ広場というと、1789年の「バスティーユ牢獄の襲撃」に端を発するフランス革命を思い出しますよね。

この新オペラ座はフランス革命200周年前夜祭の1989年7月13日に建てられたのです。

087 内装は非常に近代的。

089 高級時計メーカーのバシェロン・コンスタンチンの寄贈した世界時計もあります。

098 客席も十分に広さがあります。

099

ご招待していただいたのは、モダンバレエでした。

僕が今まで観たバレエは、クラシック曲のついたバレエばかりで、モダンバレエは観たことがありませんでした。

なんだか、難解という気がしてどうも腰が引けてしまっていたんですよね。

010_3このバレエは三部構成でしたが、第三部がショパンのピアノ曲、エチュードとスケルッツオに合わせたディレクター独自の振り付けで5組の男女のペアが踊るものでした。とても斬新なものでしたよ。

ポーランドに生まれたショパンは、21歳のときにパリに移り住み、39歳で肺結核で亡くなるまでここのパリの住民でした。

ショパンとジョルジュ・サンド(女流作家)の有名な情事も、パリが舞台だったと思うと、なんとなく理解できます。パリは恋の街ですもんね。

話を戻してバレエですが、言葉を語らずに表情と肉体だけで、よくここまで音楽の世界とメッセージを表現できるものだと、心から感動してしまいました。

よく知っている曲に、このような解釈があるのかと思い知らされることにもなり、とても勉強にもなりました。

先週いたNYのバレエ団をパリで観ることが出来るなんて、偶然ですがとても贅沢な旅だとおもいました。

ありがとうございました。

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EADV 2008 in Paris

056 学会会場はすごい人でごった返しています。

受付に聞きましたが、今年の参加者はドクターだけで7000人。コメディカルのスタッフや、レーザー業者の方々を含めると二万人以上の人がパリに滞在するわけです。

061 そんな中イスラエル・シネロン社のブースを見つけました。

シネロン社といえば、オーロラ、ポラリス、リファーム、ギャラクシー、マトリックスIR、e-MAX、e-light、べラシェイプなど。数えきれない名器を世に登場させた会社です。

062 僕が手に持っているこの新しいRFシステムをヨーロッパで発表したようでその話題でもちきりでした。

偶然会ったシネロンの面々ですが、左が、昨年クリニックFにも訪れてくれたシネロン社のCEOのDoron Gerstel。隣が僕。

そして僕の右が、フォトフェイシャルの開発者であるシモン・エックハウス博士。最後が先月クリニックFにやってきたセールスディレクターのJacob Sharir。

偶然にもシネロン社、ビックネームがそろいました。

この日の夜にはディナーパーティーがあるそうで、そのお誘いを受けましたよ。

063 遠くに見えるのは米国キュテラですね。

064 副社長のボブシャインにも会いました。先日のシンガポールの招待講演のお礼を言われましたよ。今年はフラクショナルパールを大々的にPRしてゆきたいと話していました。

067 そして海外でよく会うLUTRONICの面々です。

僕の左はイタリアの、そして右はフランスのディストリビューターです。右はじは僕のブログにも何度も登場しているヘイアン社長ですね。

韓国でIPOを果たし、米国での子会社が急成長していると報告してくれました。

イタリアのディストリビュータには、肝斑治療のフジモトプロトコールについて詳しく聞かれました。

イタリアでも現在肝斑に悩む患者さんが多く、治療方法が模索されているらしく、2005年の米国レーザー学会で発表した僕のプロトコールで肝斑治療をしている人も多いということでした。

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2008年10月12日 (日)

パリの自由の女神像

アメリカの自由の女神像は、アメリカ独立戦争の際にフランスから送られたものです。

046 実はパリにも二つ、自由の女神像があるのをご存じですか?

ひとつはセーヌ川のほとりにあります。もう一つはリュクサンブール公園にあるのです。

こちらはセーヌ川のほとりのもの。

数日前に訪れたNYの女神像よりは小さいのですが、下にいる人と比べるとお台場のものよりは大きいのがわかります。

053 写真は「白鳥の小径」という名のセーヌ川の真ん中に作られた散歩道なのです。

秋晴れの中、セーヌ川を下る船を両手に観ながら、自由の女神像からエッフェル塔を目指して歩くことができるのです。

052すぐ後ろにはエッフェル塔が見えます。

この道は本当に気持ちがいいので、おすすめです。

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パリ在住のクリニックFの患者さんとランチ

059_2 実は今回、パリに行くことをブログで報告したところ、パリ在住のクリニックFの患者さんが、クリニックFで開発、販売している化粧品である、「APPS+Eローション」と「アキエスジェル」が、前回来日した時購入した分がなくなってしまったので、持ってきてもらえないかと依頼があったのです。

パリでお電話したところ、この日、ちょうどコングレスの会場の近くまでいらしていただけることになったので、待ち合わせをし、お化粧品を渡しました。

せっかくなのでパリらしくランチをしましょうということになりました。

043 連れて行っていただいたお店が、コングレスの角にある、このお店です。

044 僕は事前のメールで、おいしい牡蠣のお店がありましたらご紹介ください、とお願いしていたのですが、このお店の名物は何といっても牡蠣なのだそうです。

058_2彼女がフランス語のメニューを持って、流暢なフランス語で料理の注文をしてくれています。フランス語と縁のなかった僕には、まったくちんぷんかんぷん。

しかし、運ばれてきた牡蠣のクリーミーなこと。こんなにとろけるような牡蠣は久しぶりにいただきました。

僕はこのランチで初めてお聞きしたのですが、実はこの患者さん、パリにはすでに在住7年なのだそうです。日本の料理学校の生徒さんの留学の際に、フランス側のコーディネーターとして働いている方だったのです。

先ほどの牡蠣も、クリーミーなタイプの牡蠣を持ってきてくれるように注文してくれたのだそうです。どうりで料理用語に詳しいわけですね。

060_2クリニックFの患者さんには、海外在住の方も多くいらっしゃるのですが、海外の学会に行った時に、クリニック以外でこうしてお会いできるのはとても楽しいことで、今回もとても良い経験になりました。

Eさん。どうもありがとうございました。

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2008年10月11日 (土)

パリの街並み

014 パリを歩いていると、本当に絵になるビューが多いのです。

これはオペラ座の方角からルーブル美術館に向かって歩くときのガラスのピラミッドを望む写真です。

前を歩くカップルが手をつないでいてくれたらもっといい写真になったのに…。

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ヨーロッパ皮膚科学会での僕の発表

012

今回のホテルはパリの13番地という会場とは遠いホテルでした。

地下鉄で会場まで通うことにしたのですが、その途中途中にある駅が、ルーブルだったり、オペラ座だったり、凱旋門だったりと、魅力的で、途中下車したくなってしまうのです。

その誘惑に打ち勝つのが至難の業でしたね(笑)。

010学会会場のポルト・マイヨーの地下鉄の駅を地上に上がると、コンベンションセンターが見えるのですが、

052_2 その道すがら、こんなシールが路面に貼ってあるのです。

この足跡をたどっていけば、学会会場に着くというわけです。

細かいところがおしゃれですよね。

018今回の発表はポスターセッションでしたので、まずポスターをはりました。

017この発表はクリニックFと東京女子医大と、慶応大学薬学部との共同研究で、レーザートリートメント前後のフラーレン(抗酸化剤)使用の研究でした。

題目は

「Possibility of Fullerene Application in Laser Treatment」

です。

0161 レーザーを皮膚に照射すると、フリーラジカルが発生してCOX2という酵素のメッセンジャーRNAが増加するのですが、抗酸化剤のフラーレンを使用すると、その出現が抑えられるのです。

活性酸素の出現は、レーザー照射後の色素沈着症と深くかかわっている可能性があるので、施術後の色素沈着症を抑える効果が示唆されます。

現在、次の学会のために、実際の皮膚を使っての研究を始めたところなのです。

こうした地道な研究が、将来的に患者さんの役に立てばよいと思いますよ。

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2008年10月10日 (金)

ESLD 2008 in Paris 

053  今年のEADVはパリのポルト・マイヨーにあるパレ・デ・コングレでの開催です。

この場所はシャンゼリゼ通りとブローニュの森が重なる地点にあります。非常に景色のよい場所です。

097空港から会場であるコンベンションセンターまでは、リムジンバスがありました。

クロークにスーツケースを2ユーロで預けて、そのまま学会会場に向かいます。

まだまだ初日だけあってパリのコンベンションセンターは人があまり集まっていませんが、何人かドクターや、レーザー会社の人たちが僕の顔を見て話しかけてきました。何年も参加しているので、知り合いが多くなってきましたよ。

101

ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の初日には、その分科会である、ヨーロッパレーザー皮膚学会(ESLD)という学会が開催されます。

その会場に直接向かいました。

この学会はスイスのジュネーブで開業するマウリス・アダット医師が会長をするヨーロッパでのレーザー専門学会です。

マウリス医師とは、つい先日。今年の7月に行われたシンガポールでのIMCASでも、共同講演をさせていただいたのです。今年は世界各国で、しょっちゅう顔を合わせますね。

118第一部では、 ヨーロッパ各国の大学病院皮膚科教授陣が持ち回りでレーザーの講演を行いました。

136 一人5分。分刻みで約15人の講演が続いたのち、今度はレーザー会社9社の営業もしくはマーケティングスタッフが自社の製品についてプレゼンをしました。

学会の一セッションを割いて、各社にPRの時間を与えたというわけです。

これは新しいレーザーと、企業が戦略的に本当に売りたいレーザーがよくわかって、面白い試みだとおもいましたよ。

009 プレゼンのうまい営業マン。下手で上がっているのがわかる営業マン。それぞれがいて、聞いていて興味深かったです。

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2008年10月 9日 (木)

初の大西洋横断

089 夜、空港に着き、ラウンジでパリ行の飛行機を待ちます。

今回はパリのEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)の発表もあるため、日本→アメリカ東海岸→フランス→日本・・・と、大西洋を渡る世界一周チケットを取ったのです。

なんだかわくわくしますね。

でも、相当疲れが溜まっていて、飛行機に乗り込んだ途端眠りに落ちてしまいました。

パリまで約7時間。

思ったよりも近い道のりでした。

091 パリ シャルルドゴール空港に到着したのは現地時間の朝7時。

新しくなったこの空港は、ボーディングゲートがガラス製で、スケルトンなのですよ。おしゃれですね。

出国の手続きが終わるころには日が昇ってきました。

今回はEADV初日の朝に到着したので、トランクとともに、そのまま学会会場に向かうことに。

学会会場行のリムジン乗り場を探します。

093 リムジンに乗り込んで、ふと窓の外を見ると何やら奇怪な飛行機がちらっと見えました。

あれ、もしかしてこれは…。

140_2そう。コンコルドが展示してあったのです。

「怪鳥コンコルド」は英仏が共同開発した超音速旅客機です。

1969年3月にモデル機が初飛行。アポロの月着陸に少し遅れて、同年10月に、実験機が音速の壁を超えました。

1976年に航空会社向けに最後の機体(コンコルドは16機しか販売されませんでした。)が作られましたが、2003年10月24日を最後に営業飛行を終えました。

日本にも何度かチャーター機が飛んできていたようですが、僕は初めて機体を見ました。

音速をあらわわすマッハ1は1気圧。摂氏15度のもとで音が進む速度、秒速330m=時速1224kmの速度です。音速を超えるとき、ソニックブームと呼ばれる衝撃波が出るのです。

特殊な形をした雲も現れますので、飛行機ファンには決定的瞬間の写真といわれるものです。

YOU TUBEで詳しい映像が出ていたので、貼り付けますね。

通常、飛行機を着陸させるときに、翼の後ろ側にある、「フラップ」という機体の浮力をあげる機能を使います。僕も操縦士免許を取った時に、最初、このフラップの練習ばかりをさせられました。着陸できるように飛行速度をゆっくりにした状態でも、機体の浮力を維持することのできる極めて大切な機能なのです。旅客機の翼にの上に乗っていて、着陸時に翼の後ろが伸びてきますよね。あれです。

コンコルドの機体を見ていて思いだしたのですが、コンコルドのようなデルタ翼には、フラップがありません。着陸で減速ができないので、極めて着陸が難しく、技術がいるのです。

コンコルドは商業的に成功したとは言えないようですが、コンコルドの引退には、2000年のシャルルドゴール空港での、コンコルド着陸失敗、そして炎上という事故がかかわっていたのは間違いないですよね。テレビで見たのを鮮明に覚えています。

コンコルドはマッハ2.0の速度で、6万フィート(約18km)という通常の旅客機の約2倍の高度を飛行する超音波旅客機でした。コンコルドがなくなってしまった今、特殊な状況を除いて、民間人が音速を超える飛行を体験することができなくなってしまったのは残念ですね。

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2008年10月 8日 (水)

空からの摩天楼

ニューヨーク・マンハッタン島を周遊する方法はいくつかあります。

いちばん有名なものがバス。そして地下鉄、船で周遊する人もいますが、ひとつ裏ワザがあるのです。021

それはヘリコプター周遊。ダウンタウンにある「ピア6」の船着場から出ています。

金額は、約20分の周遊で200ドル。

空好きの僕としては、毎回NYに来る度、買い物はしなくていいからヘリコプターに乗りたい!と思ってきました。

前回来たとき、

「今回こそ!」

と思ったら、残念。大統領機が飛ぶということで、臨時休業。

今回こそは・・・と思っていたところにリーマンの影響で一気にドル安。これはチャンスと思い、思い切って乗ってきました。

130ちなみにこのサービスはもう20年以上続いていて、その間ヘリが落ちたことは一度もないそうです。

173_2 今回乗ったヘリコプターは乗客5人乗りでした。一気に浮上したヘリコプターに乗客は沸き立ちます。

136 マンハッタンのダウンタウンを飛び立つとあっという間にマンハッタン島を見上げるスポットに。

ヘリコプターって速いんですね。

147 そのままハドソン川を北上していくと、エンパイア・ステートメントビルが見えます。

184 さらに北に向かうと先ほど昼寝したセントラルパークが…。

この日は晴れていたため、遠くの景色までよく見えました。

179さらにブロンクスまで北上すると、先ほど訪れた、新旧のヤンキースタジアムが見えます。手前が古いスタジウムですね。

206 こののち、一気にマンハッタン島を下って自由の女神像へ。

自由の女神島の後ろに、移民のための入国管理所があったエリス島が見えます。映画「ゴッドファーザー」のビト・コルリオーネも思えばここからNYに入ったのですよね。

このように鳥瞰すると街の印象が変わりますね。

わずか20分の旅でしたが、これは200ドル以上の価値がありますよ。晴れた日にNYに来たらお勧めです。

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2008年10月 7日 (火)

ヤンキースタジアム

予定の前に、一時間ばかり時間があったので地下鉄に乗ってブロンクスにあるニューヨーカーの聖地ヤンキースタジアムに行ってみることにしました。

050マンハッタンから地下鉄でわずか15分余り。思っていたよりもあっさり着きました。階段を経て地上に上がると…。

038_2 ヤンキースタジアムの周りはベースボールグッズのお店ばかり。

044 多くのファンが詰めかけています。

045松井のユニフォームも見えますね。

046 僕も昼食を食べていなかったので、ホットドックを買い、ぶらぶらと球場の方に向かいます。

ホットドッグは、「これぞアメリカの味」というかんじで、旨かったですよ。しかし、こうして改めて見るとすごいケチャップとマスタードの量だな。

037 この日はナイトゲームがありました。球場の裏では車で来場する選手を待つファンの群れが…。

定期的に歓声が上がるので、誰かがやってきたのだとわかります。

041折しもヤンキースタジアムは、御存知のように来年建て替えが決まっています。

今シーズンが終わり次第、新しい隣に建設中の球場に移ることになっているんですよね。

1923年に、「ベーブルースが建てた」と言われた球場の歴史が、ここで一度幕を引き、また新たな歴史が始まるのです。

記念に写真を撮りました。

027

工事中の新スタジアムも見えました。

026

まだ目新しい黄金のスタジアムの文字が見えます。

一度球場でメジャーの試合を観てみたいですね。

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2008年10月 6日 (月)

朝のNYセントラルパーク

061_2 パリのヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に向けて、ボストンからNYにもどった朝、NYセントラルパークを散歩することにしました。

070 この日のNYは真夏日。半そでで歩いて生活できました。

071 いくつか美しい写真を撮りましたので、ご紹介しますね。

060 きれいな芝生を見つけて、しばし仮眠をとります。時差ボケがひどかったのです。

063木々の下、緑に囲まれてのうたたねは気持ちがよかったです。

セントラル・パークは1853年にアメリカで初めて景観を考慮して設計された都市公園だそうです。

当時膨張しつつあったニューヨーカー達には、ロンドンのハイドパークや、パリのブローニュの森のような、野外でのんびり過ごせるような場所が望まれていました。

公園内は湖や自然保護区、遊歩道などもあり、あたかも自然の中にいるように錯覚しますが、高度に計算された人工的なものなのだそうです。

それにしても南北4km、東西0.8kmの広大な敷地は一日で回れる広さではなく、僕も何度も行きましたが、いまだに全容を知りません(笑)。

1930年頃より、ホームレスが住み着き、治安が悪化した時期もあるようなのですが、現在はニューヨーク警察も警備重点地区に指定しているため、非常に安全な場所となっているとのこと。

セントラルパークの設立以後、ジョン・レノンとオノ・ヨーコなどが住んでいたダコタ・ハウス(アパート)のような、公園の見える土地のマンションが高級化しました。

いまやニューヨーカーたちのオアシスですね。

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2008年10月 4日 (土)

ロックス・アンダソンとの対談

072 エレベータを出ると、目の前にはこのような額が沢山。

076 よく読んでみると、すべてがレーザー医療関係の「パテント(特許項目)」です。

074 一緒にお付き合いいただいた、サイノシュアのシェリーもその数に見とれています。

077 外にはボストンの街並みが見えます。

075 待ち合わせの時間まで待っていると、ロックス・アンダソンが学生の指導をしているのが見えました。

078 そして、ロックス・アンダソンとのレーザーのディスカッションの時間をいただくことができました。

ロックスは、言わずと知れた、現在のレーザー光医学を作り上げた人物です。

詳しくはクリニックFのWEBにある、レーザーの歴史のページをご覧ください。

1983年。パリッシュとの共著の「選択的光融解理論」を「サイエンス」誌に掲載させることによって、肌に対するレーザー光治療の有効性を立証しました。

彼はその功績で若くしてハーバード大学の教授になり、約40年間レーザー医学のトップをけん引している人物です。フラクセルの発想も彼のものでした。

ロックスは、もともとは単なる実験助手だったそうなのですが、そのあまりの優秀さに周りがメディカルスクールに行かせることを勧めたといった逸話を聞いたことがあります。

開口一番、彼が

「さて、今日ははるばるここまで来て、私と何をディスカッションしたいんだい??」

と言われたので、一瞬ドキッとしましたが、

「日本という、比較的恵まれたレーザー医療が行える環境にあって、自分がプラクティスしている内容をざっくりと話したのち、脱毛、ホワイトニング、タイトニング、フラクショナルリサーフェシング、と続いたレーザー界のパラダイムシフトの、次に来るのが何なのか、ぜひお聞きしたい」

と話しました。

「君は何が来ると思う?」

と聞かれたので、

「4月の米国レーザー医学会(ASLMS)の発表や、8月のカナダのコントロバーシー&カンバセーションズのディスカッションを見ていると、やはり次は、脂肪にアプローチする治療器でしょうか???」

「いや、私はそうは思わない。私自身は皮脂腺を破壊するレーザーを開発して、ニキビを完全に撲滅したいと考えているんだよ。」

というではないですか。

「そういえば、今年のASLMSで「Best over all Basic Science Award」をとったのはこの研究所の先生の門下生が皮脂腺の発表をした件でしたよね。確か1700nmあたりでしたっけ?」

こんな感じで結構会話が弾み、気づいたら約1時間余りも経過していました。

079 アンダソン先生は、

「本当は自分が研究所を案内してあげたいのだけれど、あと10分ぐらいで、次のアポがある。」と言いつつも、親切にも自ら施設を案内していただけました。

実験風景などは写真を出せませんので、出せるショットを数枚…(笑)。

073_2 たくさんの門下生がいますね。門下生の中では、いまやレーザー学会での重鎮も含まれています。

080 アンダソン先生は、非常にスマートで、会話の中にも幾つものヒントがあり、それはいずれも僕にとって今後の示唆に富むものでした。

非常に勉強になりました。

ところで、あとになって聞いた話によると、

「ロックス・アンダソンは本当に忙しい人物で、医者一人のために時間をとってくれることはめったにない」

ということのようなのです。

082 僕が今回アポを取れたのは、今となっては本当にラッキーだったとしか言いようがありません。素晴らしい体験でした。

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2008年10月 3日 (金)

MGH ウェルマン光治療研究所 

045 橋を渡って、ボストン市街に入ります。

053目指す施設はいわばハーバード大学附属大学病院ともいえる「MGH」すなわち、「マサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタル」 の敷地の中にあります。

この病院、ドクターなら誰でもその名前を聞いただけでピンと来る、世界で最も有名な病院のひとつです。

MGHから出されている教科書で、大学時代も勉強したっけ…。

054 敷地の中に車を止めて芝生を歩いていきます。その先には目指す建物が…。

058 この建物こそが、今日のレーザー医療を作り上げたレーザー業界の“総本山”ともいえる、「ウェルマン光医学研究所」なのです。

067 表札を確認すると、確かに「Wellman Center For Photomedicine」 とあります。

ディレクターの名前には、今日のアポイントメントの訪問先である、ロックス・アンダソンの名前があります。

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2008年10月 2日 (木)

ボストン、ハーバード大学

030 社員の皆さんにお礼を言って、午後2時ごろに再びボストンに向かいます。

高速道路から見える木々が色づいています。

東京やNYがまだ夏のイメージでしたので、新鮮でしたよ。

035 ボストンに近づくと見慣れた風景が現れます。

036 美しい街ですよね。

044 大学の建物も見えてきました。

047 そして今回のボストン訪問の目的地が近付いてきました。

それは明日のブログで…。

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2008年10月 1日 (水)

米国CYNOSURE社の社員の方々とのお昼

026 初めてボストンのサイノシュア本社に行った僕を、社員の方々が食事に招いてくれました。

バンブーという日本料理+中華料理を合わせたようなお店。

車で移動しました。

027 僕が選んだのは、日本料理のビュッフェスタイルだったのですが、味も良かったですね。

レーザーの話をして、皆で楽しく会食しましたが、ここで話題になったのは、やはりリーマン・ブラザーズ破綻のことと、アメリカの大統領選のことでしたね。

民主党のオバマと共和党のマケインのどちらが勝てば、経済が良くなるのだろう??なんて議論しました。やっぱり気になっているのですね。

一般的に共和党と民主党は、特に三つの社会的価値観ー「銃規制」「生命倫理」「同性愛者の結婚」(民主党は賛成、共和党は反対)ーを巡って対立しているといわれています。大統領選の時にはこうした社会的価値観も争点になるのです。

さらに民主党はいわゆる中央権力が大きく、徴税も多い「大きな政府」、共和党は民間に移管して「小さな政府」を目指しています。

民主党は、自分達が「民主主義の実験国家」をであるアメリカの本流であると自負があり、大義を認めない戦争には反戦を行い、大義を認めた戦争には積極的に支援するという、「強いアメリカ」を信念を持って自己肯定するような気風を感じます。経済政策もケインズ的な政策ですね。

反対に小さな政府を目指す民主党は、民間に任せる部分は民間に任せ、その分だけ税負担を軽減するという「規制緩和」と「自由競争」を尊重するわけです。世の中を支配する絶対的な信念など無いといった「懐疑」から生まれた政策ですね。

先日読んだ本で、「民主党のアメリカと共和党のアメリカ」という本がありました。ニュージャージー在住の著者が、両党の違いを非常に解りやすく解説していましたので、ご興味ある方はお勧めです。

028 最後に記念写真を撮りましたが、本当に緑の多い、きれいな場所でした。

とても良くしてくださった、サイノシュア社員の方がたへ、ここでもお礼を述べさせていただきます。

ありがとうございました。

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