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2008年10月11日 (土)

ヨーロッパ皮膚科学会での僕の発表

012

今回のホテルはパリの13番地という会場とは遠いホテルでした。

地下鉄で会場まで通うことにしたのですが、その途中途中にある駅が、ルーブルだったり、オペラ座だったり、凱旋門だったりと、魅力的で、途中下車したくなってしまうのです。

その誘惑に打ち勝つのが至難の業でしたね(笑)。

010学会会場のポルト・マイヨーの地下鉄の駅を地上に上がると、コンベンションセンターが見えるのですが、

052_2 その道すがら、こんなシールが路面に貼ってあるのです。

この足跡をたどっていけば、学会会場に着くというわけです。

細かいところがおしゃれですよね。

018今回の発表はポスターセッションでしたので、まずポスターをはりました。

017この発表はクリニックFと東京女子医大と、慶応大学薬学部との共同研究で、レーザートリートメント前後のフラーレン(抗酸化剤)使用の研究でした。

題目は

「Possibility of Fullerene Application in Laser Treatment」

です。

0161 レーザーを皮膚に照射すると、フリーラジカルが発生してCOX2という酵素のメッセンジャーRNAが増加するのですが、抗酸化剤のフラーレンを使用すると、その出現が抑えられるのです。

活性酸素の出現は、レーザー照射後の色素沈着症と深くかかわっている可能性があるので、施術後の色素沈着症を抑える効果が示唆されます。

現在、次の学会のために、実際の皮膚を使っての研究を始めたところなのです。

こうした地道な研究が、将来的に患者さんの役に立てばよいと思いますよ。

世界の最新レーザー情報 はこちらから 

クリニックF http://clinic-f.com/

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