サーマフラックス
サーマクールとフラクセルは僕にとっても非常に思い入れのある機械です。
僕は2007年4月に開催された第27回米国レーザー学会(ASLMS)で、 「サーマクールとフラクセルの併用療法による若返り療法」
「The Treatment of Photo damage and Facial Rhytids Utilizing Fraxel (1550nm Erbium Glass Fractional Laser Resurfacing) and Thermacool TC (Monopolar RF) in Japanese Patients (原題)」
という演題を出したことがあるのですが、アジア人の肌を対象に、二つの併用療法を演題に発表したのは、当時僕が初めてでした。
「サーマクール」で皮下組織まで熱を加え、リフトアップとコラーゲンの再構築をはかり、
「フラクセル」で表層の肌を少しずつ入れ替えてゆく
この併用療法は、「シミ」や「くすみ」などの“色彩的老化”の治療には、QスイッチレーザーやIPLなどに一歩譲りますが、
「たるみ」や「しわ」、「肌の質感」「肌の若返り」に対しては、美容先進国のアメリカで、最も効果があるといわれている施術方法。
この二つの施術を合わせた「サーマ・フラクショナル」という療法は、アメリカでは一般に売られているパンフレットになっているぐらいメジャーな施術になりつつあります。
そういう意味でも、今回のソルタメディカル社誕生は僕にとっても感慨深く、全く異なった研究チームによって開発された二つの機器メーカーが、こうして一つになるのはお互いにとって、今後のさらなるマーケット拡大にも繋がる様々な可能性を秘めているのではないかと思います。
この併用療法は、日本でも今後「ThermaFrax(サーマフラックス)」という名前でPRされてゆくようですよ。
写真は、ソリタ社のパーティーでお会いしたSusan Van Dyke MDです。
今日3月22日に日本で行われたサーマフラクセルの招待講演をするドクターでした。
彼女の息子さんは現在日本に留学中で、今回2週間ばかり日本に滞在する予定だとか。
僕は3月22日にはモナコのアンチエイジング学会で招待講演があるので、あいにく日本でお会いできないんですよ・・・と話すと残念がってくれました。
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