ルーマニアの首都・ブカレストへ
さてこの列車、陸路で国境を超えるので、朝3時ごろに起こされて、出国手続きと入国手続きを車両で行いました。
ヨーロッパの国境を列車で超えたのは初めての体験。パスポートに汽車のマークがつくんですね。日付を消してアップしますが、こんなスタンプでした。
ちょっと嬉しかった反面、列車がブカレストに到着したのは、早朝5時半。
中途半端に飲んだお酒も切れず、ほとんど眠っていなくて、よれよれでした。
公共の交通機関が早朝で全くないため、駅のホームのATMでルーマニアのお金を引き出しました。
ブカレスト駅で、待ちのタクシーが沢山いたので、先頭のタクシーに乗ったのですが、これが間違いでした。
念のため料金交渉した後に車を出したのですが、ドライバーがいつまでたってもメーターを動かしません。
これは確実にぼったくるつもりだな、と思い
「メーターをちゃんと動かしてくれ」
と言ったのですが、
「今日は休日出勤なんだ」
と言って、動かす気配がありません。その場で降りたいと思っても、トランクに荷物も積みっぱなしです。
「メーターを使わないならお金を払わないよ」
と主張したら、
「それは困る! 俺には7人も子供がいて、大変なんだから!」
と、のたまうのです(笑)。
「俺だって日本に帰れば11人も子供がいて、もっと大変だ!」
と、僕も負けずに言い返してみましたが(苦笑)、冗談を交わして笑いあうような友好な関係にはなれそうもなく、そのうち払う、払わないで言い合いになり、結局最後は眠気と疲れに勝てず、もうとにかく早くホテルの部屋で眠りたい・・・と、ドライバーに提示された金額の半分を支払い、領収書を請求しました。
それでも相場の5倍以上ですからね。
ようやくホテルに朝の6時すぎに到着すると、今度はチェックインが12時までできないというのです。
今日のうちに学会会場に行かなければならないので、そんなわけにはいきません。
こちらもなんとか交渉してホテルの部屋に入れてもらい、シャワーを浴びて3時間ばかり仮眠を取りました。
僕のホテルは、ローマ広場と呼ばれている街の中心地にあったのですが、
今回の学会会場は、町の中心部よりかなり遠いところにあることが分かって、やむなく地下鉄を利用することに。
長い道のりを経て、やっと、やっとヨーロッパ皮膚科学会(EADV)が開催されていたRin Grand Hotelにたどりつくことができました。
世界の最新レーザー情報 はこちらから
クリニックF http://clinic-f.com/
| 固定リンク
「国際学会 欧州 ルーマニア編」カテゴリの記事
- ルーマニアからの帰国(2009.05.30)
- 「国民の館」とマイケル・ジャクソン(2009.05.27)
- ルーマニアの首都ブカレストと「国民の館」(2009.05.26)
- 欧州アトピー性皮膚炎事情(2009.05.23)
- ポスターセッション(2009.05.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント