血の上の教会
さて、サンクトペテルブルグでは、西洋風の街並みがそろう中、純ロシア風の建築でひときわ目立つのが、この血の上の教会です。
この教会は、 1881年3月に、当時の皇帝だったアレクサンドル二世が暗殺された土地の上に建設されたもの。構想から25年の歳月を越えて1907年に完成したのだそうです。
ロシアとキリスト教の関連は、988年にウラジミール聖公がロシアの国教にキリスト教を採用したことから始まります。
ロシア正教は、もともと東ローマ(ビザンチン)帝国の国教であったギリシャ正教(キリスト東方正教)の一派でした。
しかし、キリスト東方正教を担い東ローマ帝国を引き継ぐビザンチン帝国は、15世紀に入って強大化するトルコのオスマン帝国の脅威に対して、東方正教会をローマカトリック教会に再統合したのです。
この行為を裏切りと判断したモスクワの大司教座が、1448年に独自の総主教を立てて、コンスタンチノープルから独立し、ロシア正教を成立させたのだそうです。
1453年にビザンチン帝国が滅亡すると、ロシアこそが正当なキリスト教の後継者であるという思想がひろまったそうですよ。
教会内では、アレクサンドル二世が亡くなったこの場所が祭られています。
見上げると大きなドームとシャンデリアがあります。荘厳な内装でした。
東方正教の特徴でもある聖壁「イコノスタス」もありますね。
この教会は、運河に面していてとても映えます。絵を描いている人も何人もいましたよ。
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