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2009年9月の57件の記事

2009年9月30日 (水)

5大陸レーザー学会最終日

106ニースの5大陸レーザー学会の最終日。

002_2

この日の講演内容は

「傷の瘢痕治療」

「ボディの脂肪溶解レーザー」

「妊娠線の治療」

「フィラーとボツリヌストキシン」

「血小板による皮膚再生療法(PRP)」

などでした。

104会場の雰囲気はこんな感じでした。

予想以上に効果のある治療。
思ったよりも効果の感じられない治療。

などなど、医師の本音が聞けました。

アメリカ系のレーザー学会と、ヨーロッパ系のレーザー学会の二つに参加すると、非常に勉強になると思うのは、

アメリカ系の学会は、「技術」中心で、新規のレーザー工業技術や、機器の発表が多いのに対して、

ヨーロッパ系の学会は、使用する医師の「経験」が中心で、使用方法の検討や、意図しなかったレーザーの使用法などが検討されるということ。

この学会はどちらかというと 後者に属しましたが、やはり学会は実際に参加することに意義があるのだなあと思いましたよ。

108

写真は米国キュテラ社のディストリビューターで、欧州のマーケティングを担当しているMartin Kissinger。

ちょうど今月に、米国キュテラ社のデビットシーツと一緒に北京に行き、美肌市場のマーケティングの演題を含めて招待講演をしてきたんだと話したところ、Martinは、ヨーロッパの市場はまだまだCUTRA社の知名度が低いので、機会があったら講演に招待したいと言って頂きましたよ。

実現すればうれしいのですけれどね。

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ある日晴天のニース

197 199 0252 142 141 190 139 018晴天のニースは本当に素晴らしいところで、いくつも写真を撮りましたので、せっかくですので載せますね。

花のマーケットや、オペラ座もありました。145

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2009年9月29日 (火)

ツールドフランス

こんなTシャツも売っていました。229

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海岸沿いで

0251翌日の朝、学会会場に向かう途中です。

1291 リゾート、ですよね。

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ニースの街並み

太陽のあるうちに歩くと、ニースの街は、また印象が違います。 204 012 008 031

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2009年9月28日 (月)

今日の僕 20090928

南仏出張記はまだ続きますが、ここでひとつ東京にいる僕の姿を(笑)。

クリニックFから、上智大学の聖イグナチオ教会沿いに歩いていくと、すぐにホテル・ニューオータニがあります。

今日は午後にひとつ打ち合わせがガーデンラウンジであり、束の間の外出を楽しんできました。20090928

ガーデンラウンジといえば、やはり窓の外に広がる見事な庭園が名物。

実はこの庭園の池の中に一匹だけ、他の鯉の倍ぐらい大きい立派な金色の鯉がいるのです。

窓際で立派な鯉を見下ろすたびに

「ドラマ“華麗なる一族”の将軍は、ここの鯉にすればよかったのになぁ・・・」

と思ってしまうんですよね(笑)。

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南仏ニースのマイケル・ジャクソン

0771_2街を歩いていてマイケル・ジャクソンを見つけました(笑)。

人だかりが出来ていました。

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ニース夜のパフォーマンス

074  こちらは、スプレーを使って絵を描くパフォーマンス。

075スプレーをうまく使ってこんな絵を仕上げてゆくのです。

これ、いつかテレビで見たことがあるですが、鮮やかに描きあげられる絵を見て、とても印象に残っていたのです。

どこのテレビ局だったっけ?

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ニースの夜

0721_3

モーランドが、

ニースの夜を案内するよ

と言ってくれたので、散歩をすることにしました。

067 夜の10時頃でしょうか。

あたりはとってもにぎやかで、しかも安全な街のイメージ。

0761_4こちらはマセナ広場で、世界7つの大陸を象徴する7人の人物像が飾られているそうです。

誰が誰だかはちょっとわかりませんでした。

065_20901 イルミネーションもとてもきれいです。

086_2この時間でも非常に人が多く、皆おしゃべりしていましたよ。0821_2

さて、車好きの僕たちは、ニースの街で今年の夏にデビューしたばかりのフェラーリのコンバーチブル「フェラーリ・カルフォルニア」を偶然見つけ、二人ではしゃいでしまいました。

デビューの写真よりも実車の方が全然かっこよかったですね。

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2009年9月27日 (日)

南仏でディナー

060_2ニースに着いたその翌朝に街で声をかけてくれたFranck Morand との待ち合わせは、夜8時になりました。

街を歩きながら入ったオープンカフェのレストランはこんなところ。

多くのお客さんでとても込んでいる店でした。

057Franckは元々この隣にあるプロヴァンス地方の出身。

今はドイツのレーザーメーカーのアジアパシフィックのディストリビューターとして働いています。

僕が初めて彼に会ったのは、2005年にシンガポールで開催された学会でした。

彼は当時、アラミスというシワを解消するレーザーのディストリビューターをしていました。

僕は彼の会社の製品を使った事が無いのですが、何となく気があって、学会で会うたびに食事や、近況報告をしてきたのです。

数年前に東京に来た時は、僕のクリニックを訪ねてくれて一緒に食事をしました。

彼の奥さんは、タイのチェンマイでメディカルスパの講師をしています。

チェンマイからバンコックへ飛行機で毎週のように通っているとのこと。相当忙しいそうです。

昨年アリオンというアレキサンドライトレーザー脱毛器を、株式会社JMECと代理店契約したそうで、

「これで日本とのパイプがもっとできそうだ」

と嬉しそうに話していましたよ。

058出てきた料理を一部御紹介します。

リビエラ風だとのこと。

059_2フォアグラもチーズもとろけるようにおいしかったです。

061赤ワインも、生産量が少なくて日本に輸出していない珍しいワインをごちそうしてくれましたよ。

062デザートが出てくる時にはもう満腹。

腹ごなしに彼と夜のニースの街を散歩しましたが、それは次のブログで。

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2009年9月26日 (土)

ニース 5大陸レーザー医学会 2日目

027僕がニースに到着したのは、9月10日の夜でした。

001_32日目の11日から、実際に学会に参加することができました。

この日のセッションは

「アブレイティブ・フラクショナルレーザー」

「ノンアブレイティブ・フラクショナルレーザー」

「スキンタイトニング」

「ボツリヌストキシン」

「肌の色の違いによる美肌治療」

5大陸の名が示すとおり、それぞれの大陸からやってきた様々な国のドクターが話をされ、興味深く聞かせてもらいました。

114_2ブースに行くと、キャンデラ社の買収を発表したばかりのシネロン社 ルイス社長に会いました。

先日バンコクIMCASでの招待講演に呼んでいただいたばかり。

キャンデラ社の合併の話もしましたが、つい先日、クリニックFでトリニティの機器を買い換えた話で盛り上がりました。

111 大手のレーザー会社がブースを出していましたが、やはり気になるのはこの会社です。

この会社。いつもどんな学会にもブースを出しているのですが、ほとんど営業担当の人がいないのです。

僕のブログにも何度か登場していますが、米カルフォルニアのZeltiq(ゼルティック)社の機器は、クーリング(氷結)によって脂肪組織を減少させる機器。

あの「サーマクール」を作り上げた経営者と研究者グループが、約3年前にリユニオンして、新たに脂肪減少に効果がある新製品を開発してきたのです。

今年中にはいよいよ日本での製品販売も見込まれているようで、昨日今日と、横浜で行われている日本美容外科学会でも発表があったようです。

フラクショナルレーザー機器以来、美肌レーザー市場にしばらく新しいコンセプトの機器ががない中、業界に新しい風を吹き込んでくれるとよいと思っています。

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ミシュラン 2009

001移動中に給油のためドライブインに停まりました。

ちょっと本を読もうかと見てみると、ありましたよ、本場のミシュランのフランス版とイタリア版です。

002ミシュラン社はタイヤのメーカーですが、関連事業としてヨーロッパの道路地図も出版しています。

ごらんのとおり、このドライブインにはミシュラン社の地図が沢山ありました。

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モナコ公国の衛兵交代

128

さて、グランカジノの見学の後、タクシーは大公宮殿に向かいました。

この宮殿は、内部見学が4月から11月までしかできないため、前回3月に訪れたときには見ることが叶わなかったのです。

写真を撮るのは禁止されていたので中をお見せできないのは残念ですが、モナコの宮殿内の見学は面白かったですよ。

そして、毎日11時55分に行われる衛兵交替式を見学することができました。

こちらも前の滞在のときには見ることができなかったのです。

沢山の人が集まっています。

1181さて、お待ちかねの衛兵達が出てきました。

124_2皆興奮しています(笑)。

127交替式は、厳かに行われていました。

125129大公宮殿からは非常にきれいにモナコの港が見えました。

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2009年9月25日 (金)

再びモナコへ

今回ニースで行われた5大陸レーザー学会は、2日間約48時間の参加でしたが、演題の予定上、初日に午後そして二日目に午前中のフリーな時間がありました。

そこで、8人の乗り合いタクシーで英語ツアーに参加することにしたのです。

初日はアンティーブとカンヌ、そして、サン・ポールの街を回るニース西回りのツアーに参加し、2日目にはエズとモナコ、そしてニースの一部を回る東回りのそれぞれ半日ツアーに参加することに。

どちらも参加費が40ユーロですから、日本円に換算すると6,000円ぐらいでしょうか。移動効率を考えたら非常にお得ですよね。094

さて、どうしても行ってみたかったコートダジュールを代表する鷹の巣村のエズ。このツアーにはモナコ公国ツアーがセットになっています。

エズの後、モナコ公国に移動することになりました。

グラン・カジノが見えてきましたよ。

095今年4月のモナコ・アンチエイジング学会の招待講演からわずかに半年で、まさかこの地に戻ってくるとは思いませんでした。

今回は訪れるつもりはなかったのですが、今年は何か縁があるのでしょうか…。

098グランカジノの前には、前回のときにはなかった鷲の彫刻がありました。

106_2グランカジノの前で、写真を一枚撮りました。後ろにはオテル・ド・パリが見えます。

099オテル・ド・パリの中は、半年前に訪れた時とは違った、薄紫色の花が飾ってありました。

以前のときにはピンクの花があり、それに合わせた絨毯が敷いてあったのが記憶に残っていたのですが、相変わらず、すばらしい装飾ですね。

いつか泊まってみたいホテルの一つです。

110グラン・カジノは午後から開くので、カジノの前に高級車は見られませんでしたが、

090_2街にはフェラーリがあふれていましたよ。

079ところどころに停まっていました。

・・・僕のブログは、飛行機と車の写真ばかりですね・・・。すみません。

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海と山の間に浮かぶエズの村とニーチェ

さて、ニースからモナコに抜ける道の途中に、「エズ」という小さな村があります。

043鉄道のエズ駅から海沿いに、海抜420mのこのエズの村に向かう山道は、19世紀のドイツの哲学者 フリードリッヒ・ニーチェが

「ツァラトゥストラはかく語りき」

の構想を練った場所である、といわれています。

ニーチェはクラシックの音楽家たちと交流があり、特に31歳年長であったワーグナーとの親交が深く、現在でもワグナーオペラ祭典が行われる、バイロイト祝祭劇場の建設計画について、熱く語り合ったのだそうです。

ロシア出張記にも書きましたが、1876年についに落成したバイロイト祝祭劇場で、「ニーベルングの指輪」が初演されたのは、あまりに有名ですよね。

僕にとってはいつの日か“巡礼”したいと思っている聖地のようなものです(笑)。

045エズの村は、敵からの攻撃を防ぐために、山の下からは影も形も見えないように造られた中世の村です。

055街並みも、ひしめき合った建物の中に迷路のような石畳がある、といった雰囲気。

059中にはアトリエや、手芸品のショップなどもあります。

046村の中腹に教会がありますので、そこを目指します。

047ここに連れて行ってくれたタクシードライバーさんによると、このエズの村には、二つの超高級ホテルがあるのだそうです。

ひとつは「シャトー・エザ」

もうひとつは「シャトー・ド・ラ・シェーヴル・ドール」

この村にある二つのシャトーホテルを目指して、ヨーロッパ中の上流階級の人たちが集まるのだそうです。

069きつい山道を登っていると、ちょうどホテルの門が開き中から車が出てきました。

見れば、さすがの高級車! メルセデスベンツSLRマクラーレンロードスターです。

僕は実際に街を走っているマクラーレンを初めて見ました。

048上から駐車場を見ると、アストンマーチンやらロールスロイスやら、中央にあるメルセデスのSクラスが控え目に見えるような車が停まっています。

おそらく長期滞在しているのだと思いますが、いつかこんなホテルに泊まってみたいですね。

066ようやくたどり着いた、エズの教会内部です。

064さらにその教会の上に古い城跡に造られたエズ庭園があります。

ここからの景色は見事でしたよ。

082エズの村の横にはフランスの香水メーカー「フラゴナール」の工場があります。078_2

工場の見学もできるようです。

077ブティックでは、店員さんが熱のこもった説明を、フランス訛りの英語でしてくれました。

072もっと長く滞在したかったなあ。

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2009年9月24日 (木)

哲学者の村

050翌日朝は、この村に向かいました。

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2009年9月23日 (水)

中世の街 サン・ポール

コートダジュールに数多く存在する中世の村の中でも、特に美しいといわれるのが、サン・ポール。

モディリアーニ、ボナールなどの芸術家がアトリエを構えた村として知られています。

010村は城壁に囲まれています。写真でわかるでしょうか?

012坂を上って行き、

013さらにこの城壁の門をくぐると・・・

055

そこは中世の街。

別世界です。

025いたるところで写真を撮っている人たちがいます。

どんな小さな街角でも、ほんとに絵になるんですよ。

020_2石畳の造りひとつをとっても非常に凝っていて、素晴らしい。

017村を歩くと、芸術家のアトリエやギャラリーが多くひしめいているのがよくわかります。

052細い小さな道を歩いてゆくと、約10分ぐらいでもう村を突き抜けてしまいます。

035そして、その先にある丘からは、こんな絵画のようなの景色が見られるのです。

046犬も幸せそう。

023帰りは、城壁沿いに村の周りをまわって帰りました。 

032鐘楼が。

037村には噴水や、彫刻などがところどころにあります。

多くの芸術家に愛されたのも、納得の場所でした。

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2009年9月22日 (火)

映画祭の街

アンティーブを後にして、訪れたのは映画祭で有名なカンヌです。219

アンティーブからカンヌまでは、距離にして10kmぐらいなのです。カンヌは5月に行われる映画祭があまりにも有名ですよね。

214レッドカーペットのあの場所へ。

207212パレ・デ・フェスティバル・デ・コングレ。いったいどれだけの映画スターたちがこの人口7万人の小さな街にやってきたのでしょう。216

オーシャンズのジョージ・クルーニーと顔が抜かれたブラッド・ピット。

208僕も写真を撮ってもらいました。

215マリリン・モンローが。

211さまざまな映画スターの手形もはめ込まれています。217

1992年のシャロンストーン。

マイケル・ダグラスと共演した「氷の微笑」

当時、強烈な印象を残しましたよね。

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2009年9月21日 (月)

カンヌへ

206次は、カンヌです。

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Antibes(アンティーブ)のピカソ美術館

さて、南仏出張記に戻ります。

学会の話は連休明けにとっておいて、滞在中僕が合間の時間に訪れた、いくつかの名所をご案内しましょう。

せめてブログだけでも連休のヴァカンス気分で(笑)。

今回、どうしても行ってみたかった場所に、アンティーブがあります。

169このアンティーブという街は、ニースからカンヌに抜ける途中にある地中海沿いの小さな村。

170小さな街角にも風情があります。

171路地裏の風景。

12世紀とほぼ同じ街並みが、現在も続いています。

172

ここは、巨匠ピカソがアトリエを構えた場所。

ピカソに芸術の場として提供されたグリマルディ城があるのです。彼はこの場所で芸術に没頭したのだそうです。

173ピカソ美術館。185

美術館は海に面しており、目の前には美しい地中海が見えます。

166

ヴォーバン港を望むビーチは、南仏独特の陽光に溢れています。

パリから、ちょっと南に移動するだけで、こんな色鮮やかな世界が広がるんですね。

184_4ピカソをはじめとした多くの芸術家たちがこの地を選んだのは、光の影響が大きかったのだろうな、と実際自分の目で見るとよくわかります。

186_2中庭にはバイオリンのモニュメントがありますね。

174テラコッタの床に白い壁。壁にかかる絵画の数々。

176アールを描く天井と奥行き豊かな館内には、光の下、素晴らしい展示が続きます。

183_2一番見たかった絵が、これです。

ピカソの傑作のひとつといわれるこの

「生きる喜び(La joie de Vivrel)」

かなり大きな絵だったのですが、ピカソのこのアトリエでの生活が、さぞかし充実して幸せだったんだろうと、彼の気持ちが伝わってくる絵でした。

一時間ほどしかここでは過ごすことができなかったのですが、すばらしく充実した時間でしたよ。

191

ピカソ美術館の下にはプロヴァンス市場があります。

ハーブや季節の野菜などが売っていました。 192

酒屋さん。

179

ゆっくりと時間が流れていきます。世界の最新レーザー情報 はこちらから

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2009年9月20日 (日)

今日の僕 20090920

今日から四日間、クリニックFは休診日となります。

日曜日の今日は、溜まった資料や写真の整理、そして学会用のプレゼンテーション案などを作成しています。

ニキビ跡や肝斑、シミ、しわなどの治療をする際、僕は2~3種類のレーザー/光治療器を使うことが多いのです。また特定の疾患について治療を行う上で、まず何をおいても「皮膚の基礎工事」をする、ということをとても大事に思っています。

土台をしっかり作っておいた方が結果的に治療経過も良いですし、レーザーのポテンシャルも余すことなく引き出した治療ができるんですよね。

海外でその話をすると外国のドクターにとってはとても興味深いようで、その話をもっと聞きたい、と言われることが多く、来年あたりからすこしこの辺りを意識して発表していこうかな、と考えています。

夜は、打合せを兼ねた会食でした。場所は青山にあるFlorilege。フレンチがあまり得意でない僕が、好きだった白金台の「カンテサンス」。ですが、あまりに予約が取れなくなってしまって、しばらく遠ざかっていたところ、カンテサンスでスーシェフを務めていらした川手さんが今年の6月に独立された、ということで伺ってきました。

いや、もう美味しくてびっくりしました。

また、決して広いといえない空間を、うまく使って作ってる。次にクリニックを作るとしたら、このアイディアは取り入れたいよな、というようなところもいくつかありましたよ。

20090920川手シェフと、帰り際に。

良い刺激を受けた夜でした。

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南仏ニースの朝

013学会会場まで約2kmの道を歩き始めました。

014街の造りはとてもきれいです。

032 見とれながら歩いていると、どこからか

「Dr. Fujimoto?」

と声が聞こえます。

南仏ニースのしかも学会会場から遥か離れた場所で、名前を呼ばれるなんて??

と振り向くと、ドイツのレーザー会社に勤めるフランス人Franck Morandでした。

彼の趣味はクラシックカーの運転。なんとなく話が合うので、様々な世界の学会で会っては会食をしてきました。

「ココは僕の庭だから夕食をおごるよ。」

と言ってくれたので、ありがたくお受けし、夜8時に待ち合わせることにしました。

この話は後のブログで。

019さて、彼と別れていよいよ海岸沿いへ歩みを進めます。

020ほんとうに、雲ひとつない晴天。

海辺にオートバイが停まっていたので写真を撮りました。

022早朝ですのでほとんど誰も人がいません。

126学会会場に着きました。

115会場の入口には、フェラーリとランボルギーニーが停まっています。

モナコに滞在したときを思い出しますね。

まだまだ早朝で、学会の開催には早かったので、一度ホテルに着替えに帰ってから学会に参加することにしました。

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朝のニース、海の色

024 早朝目覚めて散歩に出かけると、静かで色彩豊かな海岸が。

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2009年9月19日 (土)

今日の僕 20090919

連休前は、どこのクリニックもたぶん混むものだと思いますが、おかげさまでクリニックFの方も、夜まで患者さんで一杯。もちろん今日も朝から一歩も外に出ることなく、この時間にもなると、だんだん声が枯れてきました(笑)。

20090919写真は、沖縄から来てくださった患者さんが下さったフラワーアレンジメント。

束の間癒されています。

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ロンドン経由ニース行き

さて、世の中はシルバー・ウィークに突入だそうですが、連休もお仕事をされている方(その合間に僕のブログを読んでくださってるのでしょうか?)、そして海外でこのブログを読んでくださっている方もおいでになるかと思いますので、連休中も休まずブログはアップしていこうと思います。お付き合いくださいね。

今日からは、先週行ってきたフランス出張記をお届けします。

003 今回は「5大陸レーザー学会」に出席するため南仏、コートダジュールのニースに48時間、経由するロンドンに36時間滞在するという、4泊6日の“弾丸ツアー”になりました。

実はこの5大陸レーザー学会に参加するか、最後まで迷っていたのです。

何しろ先月中頃にNYとバミューダ、そして先月末から4日間北京に出張。

さらに来月ベルリンで開催されるEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)での発表も控えていますので、たぶんニースまで行くのは無理だろうと、演題を出さなかったんですよね。

でも、5大陸合同で行うレーザー医学会は、これが初めて。アメリカ人やフランス人の知り合いのドクターからも

「君も行くんだろう?」

と、メールや電話を頂いたりする中、やはり自分の目でその初開催の様子を確かめたく、急遽3週間ぐらい前にスケジュールを調整することに。

002すでに、エアはどこも一杯で、唯一取れたのが、ブリティッシュエアでロンドンを経由するルート。しかも日程もこのスケジュールがぎりぎり。

レーザー学会会期は3日間でしたので、そのうち2日しか参加できないことになってしまうのですが、ロンドンで迎える日曜日は1日フリーになりそうで、それも魅力的でした(笑)。ロンドンで休日を過ごすことができるなんて、何年ぶりだろう。

さて、ブリティッシュエアラインでロンドンヒースローを経由します。

ヒースロー空港は、新しくターミナル5が開港したばかり。ここにはブリティシュエアラインばかりが並ぶ場所があるのです。004

こんな感じ。

向かい風のため、到着も遅れたため、ほとんど待つことなくニース行きの飛行機へ。

005_2ニースには夜の8時頃つきました。

このニース空港。今年の3月にモナコのアンチエイジング学会の招待講演で訪れたばかり。

3月に、ニース空港で、今度はいつ戻ってこれるのかな??と思いながらフライトを待っていたのを思い出しましたが、

まさか、半年もしないうちにこの空港に戻ってくるとは思いませんでしたよ。

今の季節、フランスと日本では7時間の時差がありましたので、日本時間では、もう明け方に近かったですね。

とりあえずタクシーを拾ってホテルに向かいます。

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2009年9月18日 (金)

今日の僕 20090918

今は施術「トリニティ」で大人気のe-MAX。色彩的老化、形状的老化、感触的老化、この3つに対し一台でアプローチが可能であり、僕が大切にしている「皮膚の基礎工事」にも欠かせない、うちのストライカーです。

このe-MAXを新しく買い換えたところ、患者さんに照射の度、がらっとパワー設定を変えなければならなくなりました。

001

以前のe-MAXは購入して2年、毎日朝から晩までフル回転で頑張ってくれていたので、かなり疲弊していたのもありますが、それ以上に新しいe-MAXは本当に切れ味が鋭い。新品の包丁のように“よく切れる”ので、以前と同じ設定だと“切れすぎてしまう”のです。

そのためにパワー設定の再調整が必要となる、というわけです。

先週から今週にかけて、クリニックFにある全レーザー・光治療器を各社・各代理店のエンジニアの方に点検して頂きました。メンテナンスが必要なものもいくつか見つかって、早速手配をしています。

高性能機器は、買うのにお金がかかることはもちろん、メンテナンスにもコストと手間がかかります。

最近、広告出稿のお話を、紙媒体からもWEB媒体からも頂くことがますます増えていて、今日も何件かお電話頂きました。その度お話しするのですが、クリニックFはそんなわけで、最新レーザー/光治療器を揃え、最先端の情報を常にアップ・トゥ・デイトし、揃えた機器をメンテナンスするので手一杯。お恥ずかしい話ながら体力不足で、広告を出す余裕がありません・・・。

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北京からの帰国

028北京空港には市内から高速道路が建設されていますので、40分ぐらいでつくことができました。それにしてもとても奇麗な施設です。

032搭乗口には帰国便が見えてきましたよ。034

わずか四日間の滞在でしたが、とても長いブログになってしまいました。

今回の北京でのレーザー美容学会招待講演の、新国際学会周遊記はこれでおしまいです。

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華北地方最大の道教寺院

北京滞在の最終日。

空港に向かわなければいけない時間は昼の12時半。

001_2残された時間で、観光客のあまりいない場所に行ってみようと思い、この東岳廟に行ってみることにしました。

中国三大宗教と言われるものがあるのですが、それは儒教、仏教、そして道教をあらわします。

このうち道教は、漢民族の土着的な宗教といわれ、錬丹術を用いて、不老不死の仙人となることを目的とする宗教。

日本に伝達された後に、道教の考え方に影響を受けた日本独自の思想が、陰陽道に変化していったと言われています。

実はこの東岳廟は、華北地方最大の道教寺院なのです。

002このお寺は1319年。元代に建てられたもの。

明代に建てられた故宮などの北京の街並みよりも古いということになりますね。

009非常に特徴があることには、このお寺の中には90ものさまざまな形をした石碑が建っているのです。

006_2石碑を一つ一つ観て回りましたが、古い書体の文字が多かったですよ。

そして、中国なのにあたりに人がほとんどいないことが、驚きでした(笑)。

石碑は高いものは3m以上の高さがありました。

0112009年は丑年ですので、牛の置物の展示をしている建物もありました。

この場所は北京の市内にありますし、出発前の限られた時間に回る場所としてはよかったですよ。

 

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2009年9月17日 (木)

什刹海での会食

さて、北京最後の夜。

1662002年ぐらいからおしゃれなカフェやバーが建設されるようになって、ナイトスポットとして活気ある什刹海にやってきました。

178_2前海と后海という二つの湖を囲んだ八の字の地域が、ここ数年北京ではおしゃれなバーストリートになっているのです。

180こんなライブをやっているのが外から見えます。

170湖のほとりを歩いているとお土産屋も沢山あります。

177 中には、ほら、I Love China人民バックもあります。

これを使っている人は、さすがに街ではみませんでしたが、日本でいうと外国人向けの忍者スタイル衣装みたいなものなのでしょうか(笑)。

167_2湖のほとりのレストランで会食しました。

照明を落としていた店だったので、フラッシュ撮影はなし。

でも、とっても賑わっていて、感じの良い店でしたよ。

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中国の通貨

030 出張のたびにその国の通貨の写真を撮っているので、中国元を御存じの方も多いとは思うのですが、今回の通貨もブログに上げておきますね。

031アルファベットではRMBと表記されます。

1元は日本円のレートで15円ぐらいでした。

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胡同散策

ちょうどこの北海公園の北門を出たところで、北京伝統の路地である胡同(フートン)の三輪リキシャ散策に行かないかと誘われました。

161最初は断っていたのですが、考えてみれば会食の時間までまだ一時間余りあります。

「百聞は一見にしかず」

「何事も経験が大切」

というのが僕のモットーなので、とりあえず乗って見ることにしました。

156こんな路地に入ってゆきます。

路地の中には、麻雀をしているおじさんたちや、普段生活をしている北京の人たちの生活を垣間見れます。

カメラを向けるのはちょっと憚られたので、人がいないところの写真を撮りました。

154古びたレンガ造りの壁。

この高い壁の隣には北海公園があるのです。

144まだまだこのような家で生活する人も多いようです。

時間が押していたので、通常2時間ぐらいのものを、40分ぐらいのツアーに切り詰めてもらったのですが、レトロな、そしてなんだか懐かしい気持になりましたよ。

162車の通れないこれらの小さな路地を出ると、ツアーはおしまいです。

なんだかタイムスリップしたような気分になりました。通りに出ると、一気に数百年の時代を超えて現在の北京に戻った様な感じがしましたよ。 

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景山公園から北海公園へ

天壇を訪れたのち、日没までわずかに時間がありましたので、急いで景山公園と呼ばれる故宮を見下ろせる場所に行ってみました。

106この場所は、人造の丘なのだそうですが、高さは43m(海抜は108m)。

実際に10階建てのビルぐらいの高さなのです。

ちょうど故宮を見渡せます。

109この日の北京はどんよりした曇り空なのですが、観てください。

その中で浮かび上がる故宮。

迫力がありましたよ。

115さらに裏手にまわって歩くと、北海公園という場所に出ます。116

この地は世界最古の皇帝庭園ともいえる場所。

故宮は明代、清代の城ですが、北海はそれよりも前の西暦947年「遼」の時代に建設されました。136

さらに金、元、明、清と王朝が代わってもこの地は皇室の御苑であり続けました。

こちらは九龍壁。1756年に建てられた、数多くの戦火を免れて現存する3つの九龍壁の一つ。

壁の両面に、中国では皇帝を意味する龍が635匹も描かれているそうです。

120

中国には

「先有北海、後有北京」

という言葉があるそうです。

北京という都が建設される前に、この御苑があったということですよね。119

蓮が美しく咲いていました。

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天壇

さて、再び今月上旬に訪れた北京出張記に戻ります。

クリニック訪問した北京三日目。午後の空き時間に、明、清王朝の皇帝が、五穀豊穣を祈った祭祀場である天壇を訪れました。

皇帝が自ら神に祈るための場所です。

ちなみに、北京初日に訪れた万里の長城と、二日目に訪れた故宮に並んで、この天壇も世界遺産に選ばれています。

結果としては三日間で北京の三つの世界遺産を訪れる事ができたわけです。そう考えると、とても贅沢な出張ですよね。

恵まれています。

050北門から天壇公園に入ると、門の遥か先に、皇帝の玉座が安置されている祈年殿が見えます。

051意外と近く見えましたが、実際には1キロ弱ぐらいは歩いたでしょうか。

056そして、祈年殿は、こんな特徴的な建物なのです。

057近づくと色彩鮮やかな彫刻が施されているのがわかります。

058

皇帝が祭祀の際に、この中の椅子に座って待機したのだそうです。

064

こちらが祈年殿を後ろから見た構図です。

         081_2

さらに南下すると、圜丘と呼ばれる、皇帝が冬至の日に神にその年のことを報告したという場所があります。

この場所は、中国皇帝を表す9という数字がいたるところに現れます。

9という数字は強い数字なのですね。

東西南北の全ての階段も9段の組み合わせでできています。

080この祈りの場所である圜丘の真ん中の石に立ち、空を見上げると、それまで深い雲にかかっていた太陽が、にわかに姿を現しました。

神秘的な光景で、思わず見とれてしまいました。

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2009年9月16日 (水)

今日の僕 20090916

朝から診察をしております。

ばたばたで、気付けばこんな時間。

窓の外もすっかり暗いですね。 今日は秋晴れの気持ちよい日だった気がするんですが、日中一度も外に出ずに終わってしまいました。

四谷にいるときは、たいてい朝から夜までクリニックの外には一歩も出ないまま、帰路につくことになります。それだけ患者さんや訪問者の方が多いということでもあるので、ありがたいことなのです。

その分運動不足は否めません・・・(苦笑)。

また、同じ姿勢をとることが多いので、夜になる頃には身体ががちがちになるんですよね。

最後の患者さんがすこし遅れるとの連絡が先ほど入ったので、待ってる間セラピストのスタッフに首と肩をほぐしてもらいました。20090916

イタタ・・・。

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2009年9月15日 (火)

ニースとロンドンより帰国しました

今日、ブリティッシュエアラインでロンドンより帰国しました。

ニースで開催された、史上初、5大陸合同レーザー学会は好評のうちに終わりました。
そして今後、こうした世界レーザー学会が隔年で開催されると発表されました。

先月バミューダで行われたコントロバーシーズのように批評的で、医師の本音の聞ける学会ではなかったのですが、三日間の開催期間中の発表内容は医療レーザー分野ほぼすべてを総括するように多岐に及び、月に一度は海外のレーザー学会に参加している僕にとっても新たに学ぶ知識も多く、非常に勉強になりました。

今回は約5日間の出張期間のうち、ニースに約48時間、ロンドンに約36時間という短い滞在時間だったのですが、レーザー学会以外にも様々な体験をする事ができました。

いつかは行ってみたいと思っていた、ニースのシャガール美術館やアンティーブのピカソ美術館を訪ねる事ができたのは嬉しかったです。

そして、一晩だけ滞在したロンドン。シャフツベリー・アベニューで観たミュージカル「Thriller Live(スリラー ライブ)」。

Thriller_live_4   

いまやマイケル・ジャクソンのムーンウォ―クは、世界中でここでしか観られなくなってしまったわけですよね。実はあまり期待しないでこのチケットを取ったのですが、このライブは本当に素晴らしかった。

僕は涙が出るほど感動しました。本当にマイケルは天才ですね。ロンドンに滞在される方にはおすすめです。

残っている北京ブログを書き終えた後、ニースの五大陸レーザー学会と、ロンドンのトランジットの記録を、少しづつこの新国際学会周遊記でも書いてゆきますね。

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2009年9月13日 (日)

美朕臣クリニックでの講演

さて、8月末から9月上旬にかけて訪れた北京の出張記に戻ります。

講演を無事ひとつ終え、さそりを初めて食べた翌日。

046北京市内に新規に開業したクリニックの先生方とのディスカッションに呼ばれ、行ってきました。

クリニックが入っていた建物は、新しくできたこのような建物でした。

045入口に足を踏み入れると、ゴージャスな造りになっています。

後ろに左右四つの紫色の電光掲示板があります。

近くによって見ると…。

005歓迎の意味で、僕の名前が書いてありました。

なんだか嬉しいですね。

007_2レーザー美肌クリニックはこの建物の3階にあります。

031_2綺麗な内装ですよね。

014_3この病院に勤めるドクターたちが集まって、まずは昨日の講演の話。

023_2英語で講演をしながら、また王さんに通訳をしてもらいます。

024

そしてディスカッションが始まりました。

皆、どうしてレーザー照射後にコラーゲンができるのか?

エラスチンができるのか?

・・・などという病理的な質問もしてきましたよ。

010最後に記念写真を撮りました。

036_2最新の内装を持った病院でも、この病院に入っているレーザーは、日本でいうと本当に10年ぐらい前の機器ばかり。         

平均的な施術の値段も三分の一ぐらいでしたが、

実際に、機械のメンテナンスはされているのかなあ。とちょっと疑問に思った古いレーザー機器もありました。

このあたりは、まだまだ中国のクリニックは日本の技術の高さにかなわないですね。

043

最後は医師全員で写真を撮りましたが、本当に中国の病院には医師がとにかく、たくさんいるのです。

共産主義国の中国では、仕事のストレスが多く、かつ忙しい医師は、選択する職業としてはあまり人気がないのだそうで、医師の免許を持っていても、海外の会社で働く人が多いのだとか。

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2009年9月12日 (土)

ニースより、レーザー会社買収のニュース

Nice成田より、イギリス・ヒースロー経由でフランス・ニースにやってきました。

ヒースローでは新しいターミナル・ターミナル5に到着。こちらはまた別途ご紹介しましょう。

天気予報では曇りと出ていたニースは、連日青空に恵まれ、9月とはいえ夏の陽気です。039

世界で初めての試みである、5大陸レーザー学会も、とてもクオリティの高い内容で、勉強させてもらっていますよ。懐かしい顔にも会うことが出来て、密度の濃い滞在を楽しんでいます。

そんな学会に飛び込んできた最新ニュース。

シネロン社がキャンデラ社を買収したというのです。

キャンデラ社といえば、日系アメリカ人の工学博士のフルモト博士が創立した米国のレーザー会社の老舗。

日本でも、レーザー機器販売台数としては第一位の実績を持っている会社ですが、ここ数年の業績は振るわず、株価も50セントという、ナスダック株価の基準最低価格に落ち込んでいたのです。実はキャンデラがどこかに買収されるという噂は一年以上前よりありましたが、まさかそれがシネロン社だったとは...。

でも、新興シネロン社が老舗を買収できるという事は、オーロラ、ポラリス、ギャラクシー、トリニティ、イーマトリックス(e-matrix)と、次々に効果のある新機種を登場させてきた技術のおかげだと思います。

そのニュースが飛び込んできた瞬間、学会にやってきているドクターや関連企業の人々の間にじわじわと人づてに伝わり、大きなざわめきが起きました。

偶然にも先日タイのバンコクで同席したシネロン社のLouis社長にブースで再会したので、

「キャンデラ社の買収で、シネロン社の未来が一つ切り開かれましたね。」

と、お祝いを申し上げたら、

「(シネロンの輸入代理店をしている)株式会社JMECの西村社長に、くれぐれもよろしく伝えてほしい」

と言われましたよ。

西村社長。帰国まですこし時間がありますので、取り急ぎこのブログで「くれぐれも宜しく」と言われた事をお伝えしますね(笑)。

詳しくはまた帰国後改めて。

明日にはロンドンに移動して、週明けに日本に帰国します。

診療は9月16日水曜日からとなりますので、よろしくお願いいたします。

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2009年9月11日 (金)

サソリを生まれて初めて食べました

そうなんです。

207

なんと「さそり」のから揚げなのです。

206

「うっ・・・もうちょっと“加工”して出してくれてもいいのに!」

と、思わず絶句してしまったこのヴィジュアル。

中国の人はすごいですね。

味は・・・

僕の大好物でもある「うなぎの骨」みたいな味でした。

滋養強壮効果があるとのことでしたが、効果があったかどうかはインパクトが強すぎて、よくわかりませんでした(笑)。

216夜も更けてきましたのでタクシーで帰りましたが、北京の建物は夜景もきれいでしたよ。

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我欲珍味

さて、中国出張記に戻ります。

夜はDavidとオーソドックスに北京ダックを食べに行くことになりました。

198どうせ行くなら老舗にしよう、と王府井大街にあるこの店に。

1864年に創業し、北京ダックを知らしめた有名店 全聚徳烤鴨店です。

かつて周恩来も通ったといわれています。

201中はこんな感じで広々とした間。

202中国産ビールを頼んで料理を待ちます。

203餃子が出てきましたが、本当においしそう。僕、餃子に目がないんです(笑)。

209お喋りをしているうちに、北京ダックが出てきます。

212一羽の鴨を目の前で包丁でさばいてくれるのですが、その包丁さばきの見事なこと。

値段は、一羽180元だったので、日本円にすると3,000円弱ぐらいですね。

213ものの5分ぐらいで、あっという間にこんなに美味しそうなスライスにされてしまいました。日本でよくある北京ダックと違って、厚い身がついていますね。

214この料理店では、鴨に通し番号がついています。

トゥールダルジャンみたいですね(笑)。

さて、実はこのお店。

もうひとつ名物料理があるというのです。

一回食べてみようという話になり、しばらくして注文したものが出てきましたが…。

ちょっと食べるのに勇気が・・・。

明日のブログでご紹介しますね。

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2009年9月10日 (木)

ニースに行ってきます

今、成田のエアラインラウンジにいます。

これからイギリス・ヒースロー経由で南仏ニースまで、BA(ブリティッシュエアライン)でいく予定です。

今回の目的である5大陸レーザー学会は、今まで米国レーザー学会や、ヨーロッパ・レーザー皮膚学会など、それぞれの大陸で行われてきたレーザーに関連する学会をまとめ、統合した形で行われる初めての学会なのです。

この5大陸合同学会の構想は、2年前にアルゼンチンで行われた世界皮膚科学会で併設開催されたヨーロッパレーザー皮膚学会(ESLD)で発表されました。2007年に参加したアルゼンチン皮膚科学会のブログでもこの件については書きましたよね。

この学会はESLD会長であり、スイスのジュネーブで開業されているドクター=マウリス・アダット医師が発起人です。

彼はヨーロッパを代表するレーザー医師の一人で、いわゆる“ビックネーム”です。僕自身は彼と何度かお会いしたことがあり、実際一緒に2005年と2008年に偶然にも同じシンガポール、しかも同じ学会枠で招待講演を依頼されるという偶然に恵まれました。

当初モナコにて今年1月に開催予定だったこの学会が、一旦仕切りなおしとなり、ニース開催で9月に移動したわけですが、彼の積年の夢であるこの学会が成功したら、さぞかし感無量のことでしょうね。

先日、夜に近所でお寿司を食べていたら、あるフランスの先生から突然携帯に電話がありました。久しぶりだったので驚きましたが、今回のニースの学会に君は来るのか? と言うので、ああ、もちろん行く予定だよ、と答えました。結構いろんな人が集まるようです。

ヨーロッパは3月にモナコで開催されたアンチエイジング学会、そして4月に開催されたルーマニアのヨーロッパ皮膚科学会に続いて今年は3度目。また色々な先生との再会を楽しみにしています。

コートダジュールの代表的都市でもある南仏ニースに着くのは日本時間では明日の朝になります。もうあちらは秋なんでしょうか?? いずれにしても長い旅ですね。

今回もレーザー治療の技術の勉強を、世界基準にアップデートしつつ、空き時間に美術館巡りや、ミュージカルなどを体験してこようと思っています。

不在中もし万が一またネット状況が悪かったときのことを考えて、ここ1週間ほど、夜を徹して?書き溜めた(笑)中国出張の記事や最近の治療内容についての記事がありますので、こちらを順次ブログのほうにはアップしていきますので、そちらもお楽しみくださいね。

それでは行ってきます。

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2009年9月 9日 (水)

天安門から天安門広場へ

176さて、故宮をそのまま南下すると、毛沢東の肖像画で有名な天安門があります。

門をくぐるときに肖像画を見たのですが、本当に大きいのですよ。写真だとよくわからないのですが、楽に人の背丈の数倍以上はあります。

179お決まり場所で写真を撮りました。

190そしてその通りを越えると天安門広場なのです。

このあたりの地理関係は、実際に歩いて見なければわかりませんよね。長い距離を歩いたと思います。

本当に大きな広場なのです。

191広場の横には中国の国会議事堂である人民大会堂がありました。

もう遅い時間だったので見学はできませんでしたが、中華人民共和国の建国10周年を記念して建築された建物なのだそうです。

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世界遺産 故宮 紫禁城

055_2さて、学会が終わり、この日の夕方からフリーになりましたので、故宮に行ってきました。

タクシーで、故宮とお願いすると、連れて行ってもらえたのは裏門に当たる神武門。

うーん。本当は正面の門から入りたかったなあ・・・・。

057でも、こちらからの入場も素晴らしかったです。

すぐ裏手には景山公園が見えますね。

064もともと北京は明代、清代の王朝が築いた都です。

明の創始者である朱元璋が1406年にこの城を築いたのが始まりですが、現在の建築物はほとんどが清代のもの。

073すばらしいと思ったのは故宮のほぼ中央に位置する、科挙の最終試験でが行われた建物である保和殿の北にある「大石雕」。

一枚板の石彫刻なのですが、中国で皇帝を意味する竜が描かれています。

081こちらは中和殿の内装。

皇帝が太和殿で公式情事を行う際、休息を取った場所なのだそうです。

082今回は裏口から回ってきましたので いよいよ紫禁城の中心となる正殿 「太和殿」を裏から見ることになりました。

092正面から見たかったので(笑)、しばらく後ろを見ないで歩き続けます。

ここでいいかなと振り返ると、お決まりのこんなビューが見えます。

今年の年賀状の写真にしようかな(笑)。

169一通り中央の建物を見学した後に、皇極殿などの細かい宮殿を見るために来た道を引き返しました。

141_4別料金を払って、珍宝館も見学しましたが、歴代皇帝の印や、背丈ほどの宝石の彫刻など、本当に貴重なものばかり。これはお勧めですよ。

161いわゆるかつての紫禁城は清のラストエンペラーであり、日中のはざまで翻弄された宣統帝溥儀や、清の末期に絶大な権力を握った西大后の物語を思い出しますよね。

しかし、紫禁城。本当にものすごい広さです。

僕たちが入場してから、日が暮れるまで3時間以上ありました。

溥儀や西大后の生活した宮殿も見学できたらしいのですが、ひたすら歩き続けても、閉門時間までにすべてを巡ることができませんでした。

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麻酔薬が変わりました

ペインクリニシャンであることもありますが、僕自身とにかく痛いことがキライで苦手なのです。

そんなわけで、レーザーの施術前に塗る麻酔薬にも

「どうしたらもっと痛みを感じずに済むのか?」

ということにこだわって、ものによってはクリニック内で処方を決め、手作りしているのですが、今の処方はけっこう自信作。かなり痛みが軽減され、僕のポリシーでもある「老化に対する3Dアプローチ」をしていく上でも患者さんの負担がだいぶこれで楽になったと思います。

施術中に世間話を楽しめるぐらい、クリニックFのレーザー/光治療は痛くないので(だから最近どんどん男性の患者さんが増えているのかな)、痛がりの方も安心していらしてくださいね。

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2009年9月 8日 (火)

鳥の巣

さて、少し中国講演のブログに戻りますね。また、しばらくお付き合いください。

招待講演を終えて、安心したところ、ちょっと学会会場の外を見ようと会場を出てみると、なんだか、テレビで見た様な風景が...。

027朝、ここにタクシーで来る時は全く気づかなかったのですが、この地域はオリンピックが行われた競技場、通称「鳥の巣」から、大通りを挟んだ、目の前の地区だったのです。

意外と近くに見えましたが、歩くと15分ぐらいかかりました。

033綺麗な蓮の花が咲き、

034子供が凧上げをする様な平和な公園になっていましたよ。036

038もちろん中国人も多かったのですが、世界各国からの観光客がたくさんいました。

 

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メディカルスキンケアセミナー2009 in 名古屋

004日曜日は、名古屋で行われたキュテラ社主催の「メディカルスキンセアセミナー2009 in 名古屋」に講師として呼んでいただきました。

名古屋に行くのは2年ぶり。

名古屋周辺の皮膚科医を中心とした70人位のドクターが集まりました。

001_2会場は名古屋ルーセントタワーという名古屋駅から徒歩5分程度の建物でしたが、この日はとても暑い日で、ちょっと街を歩くだけで汗があふれてきました。

003今回、講師として呼ばれた

藤田保健衛生大学病院皮膚科の秋田浩孝先生

いわきクリニック形成外科・皮膚科の岩城佳津美先生

と写真を撮りました。

お二人の先生方とは、よくレーザーの講演、学会などでご一緒させていただくのでよく存じ上げているのですが、今回、雑談をしていて、お二人の年が僕より一年先輩であることが判明しました。

ほとんど同じ時期に医学生をやっていたのですね(笑)。

002_2会場からは名古屋城が見えましたよ。

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2009年9月 7日 (月)

今日の僕 20090907

北京出張記はあともうすこし続きますが、僕の方は今日も四谷で診察をしています。

木曜日から今度はフランス・ニースで行われる、「5大陸レーザー学会」に出席する予定です。今年ニースは二回目ですが、今回はすこし前後で時間をうまく見つけて、ピカソやマティス、シャガールやコクトーなど芸術家たちゆかりの地を見に行ってみたいな、と思っているのですが、叶うでしょうか。

ヒースロー・トランジットを選んだので、調整の関係でロンドンにも一日行けそうです。せっかくですから、なにか舞台を観たいですね。でも日曜日なんだよな・・・。

今週の診察は明日・明後日まで。すこし混み合ってますが、時間帯によっては空きのあるところもありますので、気軽にお電話ください。

昨日日曜日は、名古屋に日帰り出張でした。仕事の後、新幹線の終電までの時間、久しぶりにクリニック・ロタージェの林先生と会って、食事を楽しんできましたよ。お土産に川上屋の栗きんとんを頂きました。

Photo

美味くて、ちょっと食べ過ぎました(笑)。

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国際ドクター交流

トラブルは発生したものの、初日の講演は無事終わりました。

中国の先生方にはとても興味を持ってもらえたようで、ほっとひと安心。

レーザーの講演を依頼されると、

「そのレーザー機器のどの特徴が、他社と違って長けているのか? また短所なのか?」

「症例提示と、正確なパラメータおよびレーザー機器のスペックの提示」

「治療効率の理論」

・・・などのポイントを必ず盛り込んで話をするようにしています。

中国で講演をするのはこれで7回目ですが、ハイテクに属するレーザー医療機器の講演を、日本のレーザー専門医が中国でするということを、どんな風に受け止められるんだろう、と初回は緊張したことを懐かしく思い出しました。緊張は杞憂に終わり、実際は想像を遥かに上回った形で、とても好意を持って迎えて頂き、それは今回までずっと続いています。

反日感情もある一方で、技術大国としての日本を、同じ技術に関わる者としてフェアに評価してくれている、ということかもしれません。

また、ある意味日本よりも学歴や学位、肩書きを重んじる中国では、未だMBAという学位が非常にインパクトもあるようです。毎回その辺りについて色々と話を聞かれますし、すごいですね、と言って頂く回数が、他国よりも多いように感じます。

こうした様々な国を講演で訪れると、レーザーを通じて、各国のドクターたちと異文化交流をさせてもらっているのだな、と感じるときがあります。

日本にいるだけではわからない、自分の皮膚で感じる各国の特徴。それを掴んでいくことで、グローバルな視点を持つことができるのですよね。

明日のビジネスへの活力にもなっているように思います。

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アクシデント

026_2そんな中、僕の講演時間が近づいてきました。

パンフレットの演者欄を見ると、中国名一色の一番上の欄にアルファベットで僕のFujimotoの名前があります。

演者席に通され、パンフレットを見ながらふと目の前を見ると、あれ??

016_2映写できるスライド幕が一枚しかありません。

今回は、約二週間前に英語でのプレゼン概要の提出を頼まれていました。

プレゼンの内容を中国語に訳し、英語のものと二つ並べて映写したいという希望が先方からあったのです。

今まで上海や香港、深圳などで講演した経験から言うと、中国のお医者さんは、実は英語が話せる人の率が意外に低く、実際には約10%ぐらいじゃないでしょうか。

中国語は英語と文法が似ていることもあり、英語を話せる人が多いという印象があったので、ちょっと意外だったのですが、それを考えれば僕の話す英語のプレゼンが聞き取れない人のために、中国語のプレゼンを用意したいという希望はよく理解できました。

そこで僕は、プレゼンが英語と中国語で二枚映写できると思い、二種類プレゼンを作ってきたのです。

けれど、スライド幕が一枚しかない。

ハプニング発生です。

横で米国CUTERAのDAVIDは頭を抱えています。

僕の講演時間まで、約1時間もありません。

悩んでいてもしょうがないので、僕は王俊さんと相談し、プレゼンをより、視覚的に分かるように映像が主体なものに変更し、王さんに同時通訳を頼む事にしました。

1時間とか時間が決まると、集中力が上がるんですよね。

014_2集中して、視覚的に分かる様なプレゼンに変更し終わったのが、まさに講演5分前。

021講演を聴きにきた沢山のドクターの前に、緊張のまま講演に入りました。

022そんな突貫工事で臨んだ講演でしたが、今回のこの講演は、僕の英語での国際講演の43回目。

アドリブも効かせる事ができて、なんとか終了し、しかも思いがけず大反響がありました。

最後に沢山の質問を受け、また、僕の講演後CHINDEX社のブースを訪れる医師が格段に増えたそうで、主催者側からも非常に評価して頂きました。

また次回も講演に呼んで良いか?と言われたので、はい、もちろんです、と答えました。

しかし、海外での講演は本当にアクシデントが多い。おかげで、僕もだいぶ鍛えられました(笑)。

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中華医学会 第六次全国医学美学美容学学術集会 

001_4008さて、表記のように長い名前の学会が始まりました。

近年の中国での美容医療の注目度は年々高まってきています。

006今回も想像以上に大きな学会で驚きましたよ。

こちらが、今回僕を招待してくれたCHINDEX社です。

この会社はアメリカ・ニュージャージーから30年前に中国にやってきた女性が始めた、美容医療器の会社。米国ナスダックの上場企業であり、米国キャンデラ社のディストリビューターとしても、この業界では知られています。

近年中国の美容レーザー市場でも「スキンリジュビネーション」と言われる肌の若返りや肌メンテナンスが注目されるようになり、CHINDEX社ではスキンリジュビネーションに優れた効力を持つ、米国キュテラ社の製品を数ヶ月前から取り扱うように。

今回は、そのキュテラ社の機器について話をするために、僕にお声がかかったというわけです。

学会会場に話を戻すと、ブースの数も、来場者数も、かなりのもの。

023アメリカのレーザー学会が今年に限っては負けてしまうんではないかと錯覚するぐらい活気があります。

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2009年9月 6日 (日)

中国宮廷料理 

この日の夜は、中国中から今回の学会のために集まった医師たちを交えた会食をセッティングして下さっていました。116

万里の長城から直行して訪れたお店がこのお店。中国の有名な宮廷料理の店なのだそうです。117

門をくぐるとこのような提灯の綺麗な道を歩いてゆきます。

122お店の中には、中華風の庭がいくつもあります。

200年ぐらい前の清皇帝の家族が住んでいた別邸を購入してレストランにしたものだと聞きました。

1261僕と王さんはここに一番乗りだったのですが、徐々にドクターが集まってきました。

僕の右手は、今年の5月に上海にご招待いただいた、上海交通大学第九人民病院の教授で、思ったよりも早い再会を祝いました。

レーザー医師としては中国で最も有名な医師なのだそうです。

カルフォルニアの米国CUTERA社から来たDavid Sheetsともここで合流です。

138いちばん右の青い服の女性が王俊さん。

女医さんもいました。

146円卓を囲んで会食が始りました。

英語を話せるのは数人だったのですが、なんとなく中国語の会話の雰囲気で、内容は推測できるものですね。

とても楽しい会食でした。

そして、いろいろな料理が出てきます。何枚か写真を撮ってきました。

140定番の鴨。これも「北京ダック」でいいのでしょうか。

141_3花びらの入ったサラダ

145白身魚を揚げたもの

142美しくカットされた人参と大根

160最後の点心。

151給仕の人たちも、このような宮廷風の服装なのです。

164最後は専属のカメラマンがきて、記念写真を撮りました。

この写真はお店のご厚意で大きく引き伸ばして記念に頂きましたよ。

156お店を出ると、もう夜が更けていました。

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2009年9月 5日 (土)

中国の学歴社会

114こちらは、車で移動中にちらっと見えた建物。

なんだか若い学生さんがたくさんいるなあ・・・なんで写真を撮っているんだろうな

と思っていたら、

115門にかかっている表示を見て納得。かの有名な北京大学でした。

この場所は、北京大学のいわゆる「赤門」なんですね。

中国で最も知名度と偏差値が高い大学は北京大学だと思われがちだそうですが、中国での常識としては、文系学部は北京大学が優秀であり、理系学部は精華大学が優秀であるといわれているようです。

2004年に中国最高権力者になった胡 錦濤 総書記が精華大学工学部出身ということも影響しているようですね。

そう、彼も「理系の男」なのです(笑)。

この日万里の長城にぼくを案内し、英語通訳してくれた王俊さんも、精華大学工学部出身なのだそう。

科挙の歴史を持つ中国は、学歴が非常に評価される国です。

王俊さんは、会食の席などで尊敬を集めていました。

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万里の長城

さて、ロープウェイを登った先で、歩くトンネルを超えると、一気に視界が開けるところがあります。

066The Great Wall 万里の長城です。

061秦の始皇帝が建築を始めた、この巨大建造物の名前は小学生でも知っていますよね。

072現在残っているものは、ほとんどが明代に建築されたものだそうです。

修復が今も少しずつ続いているようです。

097それにしてもはるか先の山の峰まで長く続くこの長城。

想像以上にスケールの大きな建築物でした。

この長城を約1時間かけて歩いて下ってゆくのですが、ところどころに写真撮影スポットがあるらしく、中国のレーザー会社の王さんが、

「ここで停まってこの角度で写真を撮りましょう。」

とか言って、たくさんの写真を撮ってくれました。

北京に訪れた人のほとんどが、この長城を見学に来たがるそうで、もう30回以上もこの長城に来ているそうです。

「でも、これまで万里の長城観光をアテンドした人の中でも、あなたほど短時間でここに来れた人いない。ラッキーですね」

と言われました(笑)。

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万里の長城へ

026そんなわけで、一路万里の長城に向けて北京の高速をひた走ります。

031万里の長城には、多くの観光スポットがあるようですが、北京により近い八達嶺長城が最も有名なもの。

この地へのアクセスは、高速道路が完成したため、非常に近いのです。

走ること約1時間余り。

視界に山が増えてきて、長城らしき建築物がちらっと見えてきました。

052駐車場に到着です。

ものすごい広さでしたが、駐車場の中に渋滞ができるぐらい混んでいます。

世界中から観光客が来ているのでしょうね。

048今年10月1日に、中華人民共和国は建国60周年を迎えます。

多くの看板が出ていましたよ。

050さて、こんな巨大な駐車場を後ろ眼に チケットを購入します。

かわいらしいオフィスですね。

購入はすんなり。ちょっと時期がずれていたら、大変な込み具合だったのでしょう。

053この場所からロープウェイに乗って頂上に向かうのですが、なんだか古くて、遊園地のアトラクションみたいですね。ちょっとおっかないリフトでした(笑)。

055乗るのに躊躇?しましたが、そんなことも言っていられず、意を決して乗り込みました。

山岳地帯をぐんぐんと登ってゆきます。

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2009年9月 4日 (金)

北京の講演へ出発です

では、先週の北京出張話をこのへんで。001_3しばしお付き合い下さい。

8月29日早朝。北京の講演に出発です。

今回は成田発北京行き。JALの始発便を使いました。

北京は初めて行きますが、初めての土地はいつも心が浮き立ちます。

007飛行機からの北京の景色はこんな感じ。

遠くに山は見えますが地平線が見えるぐらいの平地。

やはり大陸の国ですね。

014さて、北京空港につきましたが、2008年のオリンピックで大きく改装がなされたそうです。

ものすごい近代的な建物だったので、驚きましたよ。

空港からは高速道路が走っていますので、北京郊外までは1時間もかかりません。

018滞在ホテルの昆泰嘉華酒店に到着したのは昼過ぎでした。

タクシーでホテルに移動する途中、今回のスケジュールを告げられましたが、数日前のブログに書いたとおり、急遽万里の長城に行けることに。

トランクをホテルに預け、簡単に着替えをしたのち、すぐタクシーに乗り込みます。

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2009年9月 3日 (木)

マキアロワイヤル

Photo 現在発売中の集英社マキアロワイヤルに載せて頂きました。

肝斑の取材だったのですが、とても良い経過写真と良い記事なので、ぜひ御覧ください。

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2009年9月 2日 (水)

理系の男③

北京出張の話も書きたいのですが、その前に。

日本に帰国したら、当然ですが政権交代のニュースが街に溢れています。

鳩山由紀夫氏率いる民主党政権。

鳩山氏や民主党の政策に対し、なにかここで論じるつもりは全くありません。ただ、僕がちょっと注目していることは、数日後に誕生する新しい総理大臣が、「理系の男」であるということです。

鳩山由紀夫氏のキャリアが、東大工学部計数工学科数理工学コース卒業であることは、もう様々なメディアで随分前から報じられていますよね。

この「数理工学」とは、数学の方法を使って実際に起こっている事象を工学的問題として捉えて解く、というまさに理系ど真ん中の学問なのです。

僕は、今までも

理系の男 

理系の男②

などで、文系中心社会における理系男の住みにくさ?を語ってきましたが、今回の政権交代により、これまでの“文系総理大臣”の歴史は途絶え、戦後初めて日本を代表する“リーダー”に理系の男が就くわけです。後続を断たないためにも、理系の実力?を示す上でも、僕としては心から応援したくなります。

理系的な考え方で行けば、原則としてどんな複雑な方程式でも、その解が存在する(実際には解がない方程式もあるのですが…。)ため、すべての事象には「最適な意思決定」というものが存在します。その「解」を数学的な手法を使って探すということができるわけですが、これを彼がどのようにやっていくのか。

出張から帰ってくると、僕は不在中に出た新聞や週刊誌などにざっと目を通すのですが、ちょうど今週発売されているAERAでも、

「数学家首相誕生」

の記事があって、興味深く読みました。Aera

この中で紹介されている鳩山氏の考え方

「政治を科学する」

は、まさに理系思考そのものです。

以下、記事の中から簡単に抜粋および補足させていただきます。

例えば1本10億円かかる道を10本作らなければならないとする。

しかし年間予算は10億円しかない。

こうした場合、

10億円の年間予算を、10本の道に均等に割振り、1本の道に年間1億円ずつ出資をして10本の道を同時進行で作るのか?

それとも

10本の道に優先順位をつけ、どの道から先に作るのかを決め、10億円の年間予算をひとつにまとめ、1本の道に一度に投資をし、毎年1本ずつ新しい道を完成させていくのか?

の大きく二つの選択があるが、

理系思考で考えるならば、後者をとるべきである。なぜなら前者を選択すれば、9年が経過して、90億円もの金額を投資したにも関わらず、まだどの道も完成されない。これは、非合理的極まりない=10年経過しないと一本の道も使えない同時建設による不利益を考えれば、10本の道に優先順位をつけ、毎年一本ずつ完成させた方が「最適な意思決定」となり、合理的であるはずである。

しかしながら、実際の政治では「最適な意思決定」よりも多くの「偉い人」の顔を立てることが優先され、そのため10本の同時建設が行われる。それにより、どの道に対しても完成までに10年待たなければならなくなる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

理系的な思考では「合理的である」ということが最重要視されます。政治の世界では、もちろん合理的が必ずしも良いことでないことがあることも理解できますが、それにしても身を削って税金を支払っている国民の立場からすれば、「偉い人の顔を立てる」ために税金を納めているわけではありません。そのためだけに10年待たなきゃいけないのであれば、合理的な解を求めて欲しいと思いませんか?

ここ数年学会でアジアの国々に実際足を運んでみると、アジアの底力と熱気を強く肌で感じます。

日本も負けていられません。

日本の政治が、鳩山政権主導の下、「最適な意思決定」に向けて良い方向に変わってくれるといいと、心から思います。

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北京から帰国しました

001 北京の招待講演から帰国しました。

こちらは学会が開催された北京国際会議中心というところ。

比較的新しく開発された地域らしく、目の前にオリンピックの「鳥の巣」がありました。

今回、僕の行ったレーザーの講演は、想像以上の評価と賛辞を頂き、とても驚きました。

写真は今回お世話になった米国CUTERA社のDavid Sheetsです。

詳しくは、また新国際学会周遊記、北京報告少しづつしてゆきますね。

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