アクシデント
パンフレットの演者欄を見ると、中国名一色の一番上の欄にアルファベットで僕のFujimotoの名前があります。
演者席に通され、パンフレットを見ながらふと目の前を見ると、あれ??
今回は、約二週間前に英語でのプレゼン概要の提出を頼まれていました。
プレゼンの内容を中国語に訳し、英語のものと二つ並べて映写したいという希望が先方からあったのです。
今まで上海や香港、深圳などで講演した経験から言うと、中国のお医者さんは、実は英語が話せる人の率が意外に低く、実際には約10%ぐらいじゃないでしょうか。
中国語は英語と文法が似ていることもあり、英語を話せる人が多いという印象があったので、ちょっと意外だったのですが、それを考えれば僕の話す英語のプレゼンが聞き取れない人のために、中国語のプレゼンを用意したいという希望はよく理解できました。
そこで僕は、プレゼンが英語と中国語で二枚映写できると思い、二種類プレゼンを作ってきたのです。
けれど、スライド幕が一枚しかない。
ハプニング発生です。
横で米国CUTERAのDAVIDは頭を抱えています。
僕の講演時間まで、約1時間もありません。
悩んでいてもしょうがないので、僕は王俊さんと相談し、プレゼンをより、視覚的に分かるように映像が主体なものに変更し、王さんに同時通訳を頼む事にしました。
1時間とか時間が決まると、集中力が上がるんですよね。
集中して、視覚的に分かる様なプレゼンに変更し終わったのが、まさに講演5分前。
講演を聴きにきた沢山のドクターの前に、緊張のまま講演に入りました。
そんな突貫工事で臨んだ講演でしたが、今回のこの講演は、僕の英語での国際講演の43回目。
アドリブも効かせる事ができて、なんとか終了し、しかも思いがけず大反響がありました。
最後に沢山の質問を受け、また、僕の講演後CHINDEX社のブースを訪れる医師が格段に増えたそうで、主催者側からも非常に評価して頂きました。
また次回も講演に呼んで良いか?と言われたので、はい、もちろんです、と答えました。
しかし、海外での講演は本当にアクシデントが多い。おかげで、僕もだいぶ鍛えられました(笑)。
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