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2009年10月の58件の記事

2009年10月31日 (土)

今日の僕 20091031

20091031朝から診療の合間に、明日のセミナー用に資料作成と、ブログを書くため、PCのキーボードをずっと叩いていたら、軽い腱鞘炎になってしまいました(笑)。

11月2日からイタリアに向かいます。帰国は11月9日の予定。

ミラノ~フィレンツェ~ローマ。実はミラノとフィレンツェは初めてなので楽しみです。

その前に、まずは明日のトータルアンチエイジングセミナー。

がんばります!

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百塔の街 ドレスデン

  001_2

ドレスデンは中世にはザクセン王国の首都として繁栄した街です。

140 エルベ川をはさんで100以上も塔があるといわれたとても美しい街。

こちらはドレスデン城。

立派ですね。

実はこの街、第二次世界大戦の空襲で一夜にして完全破壊されました。

長い期間、この美しい街は瓦礫の山だったそうです。

少しづつ再建作業は始まり、東西統一後にさらに加速しました。

141音楽の殿堂、ゼンパーオペラは1985年、40年の歳月をかけての再建工事が終わって竣工しました。

今晩の演奏が本当に楽しみです。

162街の中心にあるツヴィンガー宮殿には、立派な噴水があります。

145 ドレスデンは、到着日しか観光ができないのがわかっていたので、この宮殿内にあるアルテ・マイスター美術館に直行しました。

ここドレスデンには、もう二枚のフェルメールがあるのです。

それは次のブログで。

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2009年10月30日 (金)

ライプツィヒのニコライ教会

060ライプツィヒは7世紀に造られた街です。中世から商業、金融の町として発展しました。1409年にはドイツで三番目に古い大学もできました。

ゲーテやニーチェ。そして森鴎外もこの地で学んでいます。

055 もともと知的レヴェルの高かった地域なのでしょう。

ベルリンの壁が壊れたきっかけになったのは、東ドイツの民主化を求めるデモが、このライプツィヒのニコライ教会で始まったことがきっかけなのだそうです。

そのデモの日は10月9日。僕がライプツィヒに立ち寄った日のちょうど20年と二日前の事でした。街では記念式典が行われていましたよ。

059 このライプツィヒのトーマス教会は、バッハがオルガニスト兼指揮者として生活をしていた場所。

062 トーマス教会の内部はこんな感じでした。

096教会の中には、50年前に移設されたバッハのお墓もありました。

071 奥に見えるのはバッハ時代と同じパイプオルガン。

皆が記念写真を撮っていましたよ。

目の前にはバッハミュージアムがありましたが、これはちょっと商業的すぎてパス。

089 そのまま市内中心部のアウエルバッハ・ケラーというレストランに行きました。

091 このレストラン。ゲーテの「ファウスト」の中に実名で「アウエルバッハの地下酒場」として登場するのです。

お昼時でしたが、とっても混んでいましたよ。

112 さらに、この写真にあるゲヴァントハウスは、民間のオーケストラとしては世界最古のオーケストラである、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラの本拠地です。

このオーケストラは、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、そしてフルトヴェングラーがタクトを振った由緒ある交響楽団。

本当はここで演奏を聴きたかったのですが、日程的に公演日が重ならなかったのです。

でも、そんな由緒ある場所を訪れることができて本当にうれしかったですね。

ライブツィヒには2時間ばかり滞在して、ドレスデンに向かいました。

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アウトバーン、スピード狂のカラヤン

さて、実り多いベルリンEADVの学会最終日を終え、翌日レンタカーを借りて、一路南下。

ドレスデンに向かいます。

実はこの日の夜に、ドレスデンのゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)でワーグナーのオペラ「ローエングリン」のチケットを取ってあったのです。

ゼンパーオペラでワーグナーを聴けるなんて、僕のようなクラシック好きにとっては夢のような話。

ベルリンで学会が開催されるのを知った時から、入念に準備していました。

041 ベルリンからドレスデンまでの距離は約260km。ドイツにはヒトラーが作った高速道路アウトバーンがあります。

最高法定時速はありません。時速無制限。

126 実際に走ってみて思ったのですが、アウトバーンは日本の高速道路と違ってブラインドコーナーが圧倒的に少ない。遥か先の交通事情まで見渡せます。

さらに速く走る車が来ると、追い越し車線をすぐに空けてくれるなど、マナーも本当によいのです。

途中、何度か雨に降られたのですが、水はけもとても良くて驚きました。

日本で高速道路を走るとき、必要以上に標識があったり、ブラインドコーナーの先を意識して走ったりと、常に高い集中力が要求されるように思います。

また、日本は、高速運転させないように、高速道路には緩やかな左右のカーブをわざとつくっていると聞いた事があります。

日本で高速道路を走るということは、視神経や聴神経などの連続した刺激。つまり脳に対する負荷がかかる作業を持続的に強いられる、ということなんですね。

常に注意を喚起することで居眠り運転をさせない、という意図で作られたのかもしれません。持続した緊張状態にあるため、交感神経も常に亢進した状態になります。

ただし脳科学的にいえば、脳に対する持続的な刺激は次第に慣れが生じてしまい、脳波でみると無刺激とほぼ同じ状況になってしまうのです。長距離を走ると、目を開けたまま脳だけ眠ってしまうという現象もみられます。そして、交感神経が亢進し続けたことにより疲労感は残る。渋滞でいらいらすれば、尚更です。

アウトバーンの場合は、安全な道では速度無制限にする一方で、一定以上のRのついたカーブや、インターチェンジ、高速出入口などの合流がある場合、その地点に差し掛かる手前に、必ず速度制限の標識が出てくるので安全な速度まで落とせます。

いわば、メリハリをつけることで注意を喚起しているのです。

走り終わった後、特にアウトバーンでは眼精疲労が極端に少なくて、身体も楽だったですね。

今回の滞在では、なんと合計1700kmもの道のりを4日で走ってしまったのですが、全くストレスがない。

実際にアウトバーンを走ると、その意義が良くも悪くもよくわかりました。

116 レンタカーのBMWの性能もよかったので、なんと、この写真の通り、時速200km以上の速度でずっと移動できました。

速度だけ聞くとびっくりしますが、アウトバーンだと、本当にこの速度で決して無理なく安全に走行できるのです。

こうして写真が撮れるぐらい。

車がこの100年間で飛躍的に進化したのですから、日本も高速道路での巡航速度を規制するばかりではなく、速度を上げても事故が少なくなるように、道路をもっと工夫すべきなのかもしれませんね。

僕は今回時速220kmでリミッターぎりぎりで走っていたのにも関わらず、より排気量の多い何台もの車に抜かれました(苦笑)。

そうそう、指揮者ではカラヤンが大変なスピード狂だった事は、よく知られていますよね。スポーツカーをいくつも乗り換えて、最後は自家用ジェット機まで買ってしまったそうです。

アウトバーンでこうした高速運転に常に慣れ親しんでいるのですから、ミハエル・シューマッハのようなドイツ人が、F1を始めとするモータースポーツで強いわけですね。納得してしまいました。

しかしながら、これでは予定していたよりもドレスデンに早く着きすぎてしまいます。

途中、ちょっと道を外れたところに、ドイツの音楽家ゆかりの地、ライプツィヒがあるので、ここに立ち寄ることにしました。

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2009年10月29日 (木)

オペラ「椿姫」、結核とノーベル賞

025 この日の夜は、ベルリン国立歌劇場でオペラを鑑賞しました。

031題目はヴェルディの「ラ・トラヴィアータ」 

「椿姫」です。

この作品は1853年ヴェネチアのフェニーチェ劇場で初演が行われ、現在では世界で最も愛され、公演回数の多いオペラとして名高いのです。

聞きやすい旋律と分かりやすいストーリー。

ちょうど去年の3月にニューヨークのメトロポリタンオペラでも観劇しましたが、僕も大好きな作品です。

ところで、この作品ですが、実は初演は大失敗だったのだそうです。

それは、ストーリーと配役のミスマッチによるもの。

ご存知の方も多いかと思いますが、ここで椿姫のあらすじをおさらいすると

パリの高級娼婦ヴィオレッタと、彼女を慕うアルフレッドとの恋と別れの物語。劇中ヴィオレッタはある事をアフルレッドの父親から指摘され、アフルレッドのために身を引きくのですが、それをアルフレッドが誤解します。

最終幕でその誤解が解けて、アルフレッドがヴィオレッタに再び会いに行くのですが、時既に遅し、ヴィオレッタは肺結核で亡くなってしまう寸前なのです。

最後にヴィオレッタが死んでしまうところで幕が落ちるのですが、初演の時にヴィオレッタを演じた声楽家が、とてもふくよかで、到底結核で死ぬような体格ではなく、観客が全然感情移入できなかった。

・・・というのが、「大失敗だった」理由として言われています。

ヴェルディは、

「いずれ歴史がこのオペラの真価を判断するだろう」

という言葉を残しています。現在、カルメンと並んで最も演奏される機会の多いこのラ・トラヴィアータ。それを考えるとヴェルディに軍配が上がりそうですね。

ベルリン国立歌劇場に行った夜は大雨で、外から劇場の写真が撮れなかったのがとても残念でした。でも中は

029豪奢でしたよ。

ちょっとここで椿姫のヴィオレッタの病気について追記しておきましょう。

アミノグリコシド系の抗生物質=ストレプトマイシンが1943年に単体分離されるまで、結核は死の病でした。

ストレプトマイシンは米ラトガース大学のウクライナ出身の研究者セルマン・ワクスマン教授の研究室にいたアルバート・シャッツという研究生が発見した物質です。

ですが、結核に効くストレプトマイシンの発見の功績により1953年にノーベル医学生理学賞を受賞したのは、ワクスマンだけだったのです。

確かにワクスマンは40年の研究者としての生涯で20種類あまりの抗生物質を分離し、さらに抗生物質、すなわち「Antibiotic」という言葉自体を造った人物。

このノーベル賞受賞に対してシャッツはワクスマンに対して訴訟を起こし、最終的には共同発見者であるという証言を引き出します。

この研究者と指導教官という立場は、医学の研究の世界では非常に微妙な関係です。

論文のトップネームを誰にするか、さらにどの研究者までを共著者にするか?

その論文の重要度が高ければ高いほど、熾烈な戦いになるのです。

かく言う僕も、東大大学院での研究論文で医学博士号を取るとき、僕の論文の共著者名に、誰を載せるかという問題で指導教官同士が喧嘩になってしまったことがありました。

あの時は正直とても緊張しましたし、毎日悩みましたよ。

アカデミックの世界はいろいろ大変なのです(苦笑)。

035 最近のドイツのオペラは前衛的です。

パリ高級娼婦を題材にしたトラヴィアータの舞台は、ニコールキッドマン主演の映画「ムーランルージュ」でも参考にされ、とても華やかな舞台で知られますが、今回はこの写真のように、舞台上はとても簡素なものでした。

ですが、歌唱力と演技力は確か。

036 幸せな気持ちいっぱいで劇場を後にしました。

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ベルリンの絵画館の2枚のフェルメール

日本でもフェルメールの人気は止まるところを知りませんね。

世界でも30数枚しか残されていないフェルメールの絵ですが、贋作が見つかったり、高額で落札されたりなど、話題に事欠きません。

今回、訪問した旧ドイツ領域にはフェルメールの絵が4枚あります。

2枚はこのベルリンの絵画館に。そして残りの2枚はドレスデンのアルテ・マイスター絵画館にあるのです。

今回、4枚とも見ることができましたので、ブログでご報告してゆきますね。

絵画館は6時まででしたので、5時に学会が終わった後、フェルメールだけを見るつもりで絵画館に急ぎます。

153 「真珠の首飾りの女」は世界でも最も評価の高い作品の一つです。

フェルメール前期の作品は、大人数が部屋に入った大きな額に入った絵。

後期の作品は、一人を題材にして、窓の前にいる構図の絵。いわゆる室内女性単身像と呼ばれるもの。

・・・とがらりと作風が変わります。

154 彼の描く光が素晴らしく、僕は大好きです。ニューヨークやワシントンDCに行ったときにも作品を鑑賞してきました。

きれいな描写ですよね。

155 フェルメールはもう一作ありました。「紳士とワインを飲む女」です。

151 他にもボッティチェリのビーナスや、

161 大作「歌う天使たちを伴う聖母子」がありました。

001 マリア様の顔が穏やかで印象に残りましたよ。

もう少し長く居たかったなあ。

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2009年10月28日 (水)

新技術 サブレイティブRF機器 e-MATRIX

まだドイツ・チェコ出張記は続きますが、僕の近況を。

今週日曜日は、日本最大のレーザー光機器ディストリビューターである株式会社JMEC社による

トータルアンチエイジングセミナー

が開催されます。レーザー光治療器を扱う医師を対象にして毎年開催されているものです。

今年は新宿の京王プラザで行われます。毎年200~300人の医師が集まりますので、日本国内でレーザー企業が主導する学会としては最大規模のものでしょう。

この学会、今年で10年目(9回目)を迎えますが、

10年前というと、「アンチエイジング」という言葉がまだ一般用語ではなかった時ですよね。

この時期からアンチエイジングという冠を付けた会が発足していたというのは、今から考えると驚きです。

僕はこのトータルアンチエイジングセミナーの第4回目から毎年欠かさずスピーカーとしてお声を掛けて頂いてきました。本当にありがたい事です。このセミナーは、講演時間も十分与えられるため、僕としても最も力の入る講演のひとつなのです。

Img_4494今年のお題は、サブレイティブRF機器 イーマトリックス 使用経験について。

イスラエルのシネロン社が、最近開発したラジオ波(RF)による最も新しいフラクショナル機器。

これが照射面ですが、この通電部位は、抵抗が低くなるように「金」=ゴールドでできています。

Img_4497 肌をフラクショナル状にRFを通電しニキビ肌や毛穴を治療し、さらにタイトニングまで行うといった新技術。

講演でも話そうと思っているのですが、フラクショナルに照射できるレーザー機器はここ数年で30種類以上も販売されてきました。

しかし、e-matrixの技術に類する機器が、今まで一切出ていないというのがこの機器の一番の売り。

レーザー光治療ですと、肌の上部に最もパワーが伝達され、円錐状に徐々にパワーが減衰してゆくのですが、この機種はバイポーラーRFによって通電するため、むしろ肌の下部にパワーが最も伝わる部位がある事がもっとも特徴的なのです。

表皮はもっとも熱に弱い部位ですので、これはとても理にかなっています。

肌を激しく治療する「アブレイティブ」トリートメント

ではなくて、

「サブレイティブ」という新語を作り上げてPRしてゆくそうです。

実はこの機器は数年前からデビューが言われていましたし、海外でシネロン社の技術スタッフに会う度に、今度出る 「e-matrix」 はすごいぞ。と言われてきました。

シネロン社に招待されて「トリニティ」について講演した今年の7月のタイのIMCASの学会では、数日前にこの 「e-matrix」 を照射したというスタッフに会い、実際に施術後の様子を診る事もできました。

僕はこの機器を、フラクセルとサーマクールの施術を組み合わせた「サーマフラックス」の初心者版かな?

ぐらいに思っていたのですが、今回のドイツのEADVで、同じくこの機種のテスト機を使っていた米サンディエゴのゴールドマン先生は、今までの機種にない、独自の機器としてわざわざ紹介するほど絶賛していました。

製品前に今回最終バージョンが開発されたものの、実際のデモ機器はアジアでこの機器ただ一つ。

今回のセミナー発表用に、とうとう昨日クリニックFにやってきたのです。

機械好きな僕としては、最も嬉しい瞬間(笑)。

Img_4495 そんなわけでまずは腕に打ってみました。

ちょっと腫れている四角が二つあるのが分かりますか?

今日、ちょうど一日経ったところを目視で確認すると、一センチ四方に沢山一ミリぐらいの細かい点がかさぶたになっています。

数日で取れそうな感覚ですね。

一見CO2フラクショナルレーザーの直後に似ているのですが、ちょっと違いますね。

タイトニングの効果もありそうです。

さて、今年老舗である米国キャンデラ社を買収してしまったぐらい勢いのあるシネロン社が自信を持って開発した最新機種。

短い期間ですが今後、使用経験をまとめてゆきたいと思います。

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世界遺産 博物館の島

057 さて、これが世界遺産「博物館の島」にある、ペルガモン博物館です。

089 この絵ハガキにあるように、本当に川の中州に5つの博物館があるのですよ。

056 川岸は蚤の市のような感じになっています。

彼はワイングラスを使った演奏をしていました。

水を使った演奏なので、ちょっと寒そう。

051_2 ベルリンの壁を飛び越える兵士。

090 様々な絵を売っているスペースもあります。

091 バイオリンの絵もあります。

121_2 こんなところを散策するもの楽しかったですよ。

122 皆賑やかに午後の日よりを楽しんでいます。

059 橋を渡っていよいよ博物館に入ります。

058 ベルリンにいけるのであればと、僕はとてもこのペルガモン博物館に行くのを楽しみにしていたのです。

060入口を入ると、建物の中にはいきなりゼウスの大祭壇が現れるのです。その圧倒的な存在感を前にすると、ただただ感心し、心が動かされます。

この紀元前180年にできた遺跡は、トルコで発掘されてからここに運びこまれたのだそうです。

067 この門だけでもかなり驚いたのですが、隣の部屋にはミレトスの市場門。

071そしてその先には古代バビロニアのイシュタール門

072 そして行列通りがそれぞれ展示されていました。

これだけの巨大建造物を運んでしまうというスケールには驚きましたよ。

ドイツが世界に誇るだけありますね。

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2009年10月27日 (火)

ベルリン大聖堂

旧東ドイツ地区をながれるシュプレー川です。

055この川の中州には、5つの博物館と、このベルリン大聖堂が集まっているのですが、この地区は「博物館の島」と言われる世界遺産なのです。

  098

ベルリン大聖堂。

ベルリンの天候は悪かったのですが、このときちょうど太陽が差し込んできて、写真が綺麗に撮れました。

099補修が終わった中もとても見どころがありました。

教会に入った時にはちょうど聖歌隊が演奏をしていました。

皆聴き入っていましたよ。

100こちらはドームです。高さが114mもあるのだそうです。

102中では結婚式らしきものをしていました。

なんだか不自然だなあと観ていましたが、あることに気づきました。声が女性の声なのです。

話をしていた司祭が、女性だったのです。

初めて女性の司祭さんを見たので、びっくりしました。

097第二次世界大戦で、崩壊したのち、1993年に修復が終わったのだそうですが、本当に立派な建物ですね。

この日は寒かったので、終日ジャンパーで過ごしました。

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2009年10月26日 (月)

シャリテ大学病院訪問とドイツの医療事情

007 ベルリンに行ったら、必ず訪れてみたいと、僕が以前から思っていたところがひとつありました。

それはこのCHARITE(シャリテ)大学病院。

戦前日本はドイツの医学を規範にしていたことはよく知られていますよね。ここは、森鴎外、北里柴三郎など日本医学を代表する先輩方が学んだことで知られる病院です。

0111710年に設立され、来年2010年には300周年を迎えるという、世界最古の大学病院施設なのです。

012この敷地内にほぼすべての科の病院施設があります。

009 ベルリンの中心地にあるのですが、敷地はかなり大きい様子。

013 敷地内は近代的な建物もありますが、赤レンガで統一されています。

018 中に入ると小児科外来などはこんなに近代的。

020 学会が終わった後、夕方過ぎに行ったので、もう辺りはほの暗く、ぽつりぽつりと灯りが点っています。

ドイツは、2007年の統計で世界第3位、GDP比11.3%のの医療費がかかっています。

1990年に西ドイツが東ドイツを併合する形で統合が行われましたが、この段階で東西の医療格差がかなりあり、その混乱を収束させるために、ドイツ国土にある558の行政区域をそれぞれ医療圏とし、開業医の定員を専門医別に定めました。1993年のことです。

この定員は3年ごとに人口密度、人口構成、住民の年齢、性別、職業などを配慮して見直しがされているそうです。

ドイツらしく合理的ですよね。

ドイツでは公的医療保険に基づいて、1割程度の高額所得者を除いた全国民が公的医療保険への加入が義務付けられています。高額所得者は保険に入れないため、民間保険に加入しているのだそうです。

統一後の医療政策は、一貫して医療費削減に向かっていますが、そのしわ寄せは医師や看護師などの医療従事者に来ており、公的健康保険からの診療報酬がヨーロッパ各国と比較しても低いため、米国やイギリスなどの周辺諸国に移り住んで開業する医師も多いのだそうです。

このシャリテ病院でもストライキが行われたそうですよ。

ドイツ医師連合会によると、1万2千人もの医師がドイツ以外で開業しているのだそうです。ドイツ人医師の数は、2007年に14万人強と発表されていますので、10%弱の医師免許保有者が海外流出していることになります。まさに頭脳流出。日本でも近い将来同じ未来が訪れるのでしょうか。

022 さて、このシャリテ病院は、医者にとってはある事でとっても有名な病院なのです。

かの有名な病理学者のルドルフ・ウィルヒョー博士の研究室があった場所。

024 病院敷地内に、医療器具ミュージアムがありました。

静脈血栓症の生成に関する三つの要因(Virchow's Triad)というのを病理の時間に習った記憶がありますが、(ちなみに血管の障害、血流のうっ滞、血液性状の変化)彼の作り上げた数多くの標本や、彼の使用した顕微鏡など、興味深いものがたくさん展示してありました。

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2009年10月25日 (日)

ベルリンの夜景

ベルリンは夜景が綺麗なことでよく知られています。

学会開催期間に雨が降らないときに夜、街を歩いてみました。

050 ブランデンブルグ門も綺麗ですよね。

051 夜も開いている画廊があります。

035こちらは戦勝記念塔。

1987年のカンヌ受賞作品「ベルリン天使の詩」で

0351天使が座っていた場所ですよね。

ベルリン滞在初めての僕にとっては、ベルリンの建築物はこの印象しかなくて初めて見たときはベルリンに来たんだと感動しました。

夜のが綺麗でしたよ。

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2009年10月24日 (土)

今日の僕 20091024

「・・・マイクロソフトの戦略なのか!?」

と思わずにはいられないほど

ここ2ヶ月ほどずっとあちこちにあるPCの調子がすべて悪かったのです。

買ってしまいました。ウィンドウズ7。

20091024

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カイザー・ヴィルヘルム記念教会

ベルリンの西の玄関に当たるZOO(動物園)駅。

この前に1888年に死去したヴィルヘルム皇帝のために建てられた教会があります。

153 この教会自体は1943年の空襲で破壊されましたが、戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして修復されずに残っています。

240 この教会の横に新しくできた六角形の近代的な教会のステンドグラスが素晴らしいと聞いて、レーザークリニックの訪問後に立ち寄ってみました。

中に入ろうとすると、ちょうどパイプオルガンの演奏がなされていました。

素晴らしい音色だなあと思って教会の中に入ると・・・

162・・・一面青のステンドグラス!

その青の美しさに圧倒されてしまいました。

157 御覧ください。

1581

160 後ろを見ると、パイプオルガンが。

161 祭壇の床も綺麗でした。

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ベルリンの街並み

151 ベルリンはとてもきれいな街です。

085朝早くに学会会場に向かうために、バスを待っているところですが、車がほとんどないですね。

099ホテル・ベルリン・ベルリンです。

なんだかインパクトのある名前でしたよ。

094こちらは戦勝記念塔

バスの中からとりました。

236 綺麗ですよね。

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2009年10月23日 (金)

EADVベルリン会場で食べたソーセージ

ドイツで行われた欧州皮膚科学会の話に戻ります。

午後から講演を聞こうと、会場に帰ってきました。

069学会会場は相変わらず混んでいます。

063会場になったベルリンICCの模型を見つけました。

大きな施設であること、わかりますか?

学会展示のスペースもとても広いものでした。

074本当にここ数年アメリカでもヨーロッパでもあり得なかったぐらいの混雑様。

今回の不景気は、ヨーロッパ主導で立ち戻るのでしょうか。

レーザー会社の人たちが喜んでいました。

070こんな飛行機のセットを持ち込んだ会社もありました。

各企業、こういった努力や工夫が随所に見られます。

080昼食を食べようと、会場特設のレストランにやってきました。

こちらも大混雑です。072

073 僕はドイツらしく、ソーセージとハンバーガーを食べる事にしました。

ごっつい感じだったですが、さすがドイツのソーセージ

これで10ユーロぐらいだったでしょうか。

おいしかったですよ。

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今日の僕 20091022

ブログでは、今月初めに訪れたドイツ・チェコ出張記が続いていますが、ここで東京にいる僕の近況報告を。

東京ではそれほど積極的に外食をしない僕ですが、この季節になるとだんだん落ち着かなくなってきます。

上海蟹。

僕は蟹に目がないのです。

20091022

というわけで、今年初めての上海蟹を、診療の後食べてきました。

普通に蒸したものと、老酒漬けのものがあり、本当は老酒漬けが食べたかったのですが(笑)、たまたま車だったので断念。

Crab見てください。美味しそうでしょう?

来週もう一度、今度は老酒漬けを食べに行こう。

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2009年10月22日 (木)

ベルリンのレーザークリニック見学

113ベルリンの壁を見に行った後、朝から向かった場所は、ベルリンの動物園(ZOO)駅からちょっと離れたところにあるレーザークリニックです。

朝9時から、このクリニックでルートロニック社eCO2(エコツー)のワークショップが開催されることになっていたのです。

ベルリンのレーザークリニックを見学するまたとない機会だと思い、僕も参加させていただきました。  150

東京だと、ちょうど表参道のような高級ブランドショップが並んだ並木道。

1482白鳥をモチーフにしたこんな看板が、クリニックの目印となっていました。

赤に白、グレー。数字とアルファベットのバランスも含め、とても綺麗なデザインだな、日本の美容クリニックではなかなか出てこないセンスだな、と感心してしまいました。

白鳥をモチーフにするのはヨーロッパならではといったかんじでしょうか。

ヨーロッパには、古くから白鳥を救世主にする白鳥伝説が伝わる地域が多いですよね。

僕が大好きなワーグナーのオペラの一つ、「ローエングリン」でも白鳥のそりに乗ってやってきた白鳥の騎士であるローエングリン王子が、主人公のエルザ姫を救います。

もちろん、この白鳥は「白鳥のように白く美しい肌を作る」というメッセージも込められているのでしょう。

日本人にとっての鶴みたいな。

147エレベータに乗って四階にやってくると、こんな扉があります。

145扉の向こうは、こんな感じ。

143 あらゆる壁に新興画家の絵がかけられています。

119 レーザーを見つけました。

配備してある数は、クリニックFにあるレーザーの半分ぐらいでしたね。

121施術室はふたつ。いずれもとても綺麗な作りでした。

129院長のBernd Algermissen医師が出迎えてくれました。

ルートロニック社の国際営業担当責任者が、

「ドクターフジモトには10年も前から当社のレーザーを使っていただいているんですよ」

と紹介して下さいました。

すると、おどけた口調で

「じゃあ、今日は僕の代わりにワークショップをやってくれるかい?」

とおっしゃるので、

「それは、先生が東京にいらしてくださったときに」

と答えておきました(笑)。

彼はルートロニック社のレーザーを使い始めて、ちょうど一年ぐらいなのだとか。

137クリニックにはエコツーとモザイクがありました。

ドイツでは、エコツーについては日本と同様医師が照射しますが、モザイクについてはナースの仕事なのだそうです。

日本と基準が違いますね。

照射パラメーターは、日本よりもアグレッシブ。

でも、パルス幅を調節するとか、細かい設定はあまり行っていないようでした。

照射技術の方はとても高いと思いました。

139そのほかにも気付いた点はいくつもあり、こうして、自分以外の医師による施術を見させて頂くと、大変勉強になりますね。

日本では、レーザー治療というと、「しみ」のように色素変化に対して照射するイメージがいまだにあるようですが、

欧米の特に白人種にとってのレーザー治療とは、「タイトニング」=たるみ治療、そして「リサーフェシング」という肌質を入れ替える施術をイメージする人が多いのです。

特にリサーフェシングの需要は高く、ニキビ肌や、加齢による毛穴開大、テクスチャー改善の治療=レーザー治療を意味します。

彼はこのルートロニック社以外のフラクショナルレーザーを使用したことはないそうですが、効果には非常に満足していました。

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レーザーによる肌の基礎工事の重要性

クリニックFにいらっしゃる患者さんで、事前に施術するレーザー治療器を決めてくる方がいらっしゃいます。

特に、フラクセルやeCO2、アファームといった、毛穴やニキビ治療に使われるレーザーを最初から指名して来られる方が多いようです。

でも、レーザー光治療器には照射する順序があると思うのです。

つまり、適切ではない時期に、適切ではないレーザーを使用してしまうと効果が全くないばかりでなく、むしろ肌を傷めてしまう可能性があるということです。

肌は加齢とともに自然劣化するものです。

これは何人たりとも防ぐことができないものです。

ですが、レーザー光治療の効果を出すためには、まず、その老化の速度を遅くし、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やすレーザー光治療器を選択して、肌の基礎工事を行い、土台を作った上で、フラクセルやパール、eCO2といった効果の強いレーザーを選択するのがよいのです。

Ematrix今回ドイツ・ベルリンで開催されたEADV欧州皮膚科学会でも、米国サンディエゴのMitchel Goldman先生がフラクショナル機器の比較演題を、こんなわかりやすいグラフを使って発表していました。

お願いしてこのスライドを手に入れることができたのですが、市場にあるほぼすべてのフラクショナル治療器の効能をまとめた非常に良いプレゼンテーションで、会場でも話題になりました。

特にニキビ跡や、毛穴を治療するのに効果を発揮するフラクショナルレーザーは、肌に杭を打ち込むような作業のレーザーがほとんどです。

基礎工事が終わっていない「ぬか」のような肌、あるいはすかすかになってしまった「スポンジのような肌」に杭を打ち込んでも、効果はないですよね(笑)。

レーザー光治療器によって、内因性のコラーゲンとエラスチンをきっちりとつくり、密度の濃い皮膚を作る。そういった実質をしっかりして基礎工事した上でなければ、大きな建物も建てられないということです。

クリニックFでは、基礎工事に使用するレーザーを、患者さんによって変えています。

表皮で止まる波長の機器と、真皮まで届く波長の機器を、数種類組み合わせて照射するのです。

パワーの設定がされた後は、

「前回照射より2ヶ月間以上間隔が開いた場合、また季節が変わり湿度や気温の変化が著しい場合、その間日焼けのような生活習慣による皮膚に負荷が加えられたような劣化が認められる場合、同じパワーもしくはひとつパワーを下げて照射」

「前回照射よりも2ヶ月以内に照射できる場合、大きな季節の変化もなく、その間生活習慣による皮膚の劣化も認められない場合、一段階づつパワーを上げて照射」

という原則のもと、治療を行ってゆきます。

回り道のように見えても、そのほうが確実に後で結果がついてきて、患者さんからも喜ばれていますよ。

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ベルリンの壁

今月上旬に訪れたドイツ・チェコ出張記に戻りましょう。

190学会二日目の早朝、ベルリンの壁を見に行きました。

今年はベルリンの壁崩壊20周年に当たるのだそうです。

182もう20年も経つのですね。ちょっとびっくりしてしまいました。

そういえば崩れたベルリンの壁の一部をお土産にもらったことがあるなあ。179

全長200km近かった壁はほとんどが破壊されて、道路などに再利用されてしまったのだそうですが、壁が残されている地域がいくつかあって、そこが観光地となっています。

191壁が切れたように描かれて、日本への入り口なんて書かれたものもありましたよ。

214こちらはソニーセンターの前にあった壁一部。

216第二次世界大戦でベルリンが崩落した当時、ベルリンは5ヵ国の分割統治になったのだそうです。

215この人は、

「その当時の入国スタンプを、2ユーロで実際のパスポートに押します」

というお店をやっていました(笑)。

かなり心が動いたのですが、僕のパスポートのスタンプはページの追加をしているぐらい一杯。

写真を撮るだけにしておきました。

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2009年10月21日 (水)

今日の僕 20091020

20091020 いつもいらしてくださる患者さんが、かっこいい折りたたみ式の自転車で現れました。

・・・僕も欲しくなってしまいました。

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2009年10月20日 (火)

コラーゲンを増加させる機械の比較検討

045 最初に出席したのは、レーザー機器のセッションでした。

その中でエジプトの先生が発表した内容がちょっと刺激的でした。

彼は、皮下のコラーゲンを増加させるとされている、多くの会社のレーザー機器を比較実験し、本当に効果があるのか、統計学的な検討を加えたのです。

彼が比較検討を加えたのは、

RF(サーマクール)

Nd:YAG(1320nm)

IPL + RF (e-Light ST Syneron)

Erbium:YAG

メソセラピー

IPL

の6種類の施術方法です。

048

肌の骨格を構成するいわゆる「1型コラーゲン」と、

049創傷治癒の初期に増殖し、いずれは1型コラーゲンに入れ替わる「3型コラーゲン」の二つのタイプの増減が検討されていたのです。

047彼の結論は、

サーマクール と e-light ST については長期的なコラーゲンの増加が認められるが、その他の機種や、メソセラピーにはコラーゲン増加効果はないというもの。

サーマクールとリファームSTが長期的に皮下のコラーゲンを増やすというのは、僕の臨床経験からしても納得です。

ただし、施術方法による比較検討は、評価が非常に難しいと思います。

彼はスライド上で、パラメーターを公開しませんでしたので、どの程度のパワーで照射されているかわかりません。

また、白人種、黄色人種、黒人種それぞれに対して、相性の良いレーザー光治療機があるので、その発表そのものが日本人の肌に適応できるかわからない。

特にレーザー光治療の効果は、機器の選択以上に、

照射方法

設定するパラメーター

さらにそのレーザーが出力表示通りのパワーが出ているかという機器の問題などなど。

いわゆる「使用方法」や「使用条件」によって違いが出てくる場合が多いのです。

クリニックFにいらっしゃる患者さんで、

「他院で全く同じ名前の機器の施術をしてきたけれど、同じ機械でもぜんぜん違うんですね!」

とおっしゃる方がいらっしゃいます。僕は、どの患者さんに対しても、クリニックF独自 のレーザー光治療機でのパラメータに設定しなおしますし、患者さんによって照射方法を変化させます。

そのため、実際に施術後、効果の違いに驚かれることもしばしばあります。

患者さんそれぞれに対し、最も適したパラメータを探すこと。僕はこれに、最も時間をかけているとも言えます。

適切な機械の選択と、その照射方法。

レーザー治療のカギはここにあります。

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2009年10月19日 (月)

EADV 2009 僕の発表

029 会場には早朝に着いたので、まずは僕の発表演題のポスターを貼りました。

今回はポスターセッションでの参加です。

学会発表を行うとき、口演で発表するかポスターで発表をするか選択を事前に行います。

口演で発表するメリットは、一度に多くの聴衆に向かって話すことができること。新規性のある内容や、視覚的にアピール力のある内容を伝えたいとき、また自分自身が新参者で学会でまず自分の顔や名前を覚えてもらいたいときに、適した発表スタイルと言えるでしょう。

しかしながら、口演時間は長くても持ち時間が6分。どんなに素晴らしいデータを出したスライドも、さっと流さなければなりません。

それに対してポスターでの発表は、多くの情報を正確な形でプレゼンテーションすることができるため、文字情報や考察がメインのものには適しています。ひとりひとりのドクターや関係者がじっくり内容を読んでくれるため、ポスターの内容が良いと、時に口演よりも評価に繋がるときがあります。

今回の僕の発表は、「強力な抗酸化物質であるフラーレンの、レーザー治療に対する適応」についての研究。じっくり目を通してもらいたい内容だったので、ポスターセッションを迷わず選びました。

2009berlineadv 実際に作って持っていったのは、こんなポスターでした。

レーザーのように強いエネルギーの照射を皮膚に行うということは、当然功罪どちらも考える必要があります。

功罪の「功」=効果は、肌の下のメラニンを破壊すること。コラーゲンやエラスチンを増生させること。

功罪の「罪」=害は、パワーオーバーで照射されてしまったた場合に起きてしまう火傷。そしてレーザー照射後の色素沈着症です。

この色素沈着には、皮膚にレーザーが照射された時に発生する数種類のラジカルが関わっているのですが、そのデータをスピンエコー法で分析したのです。

東京女子医大との共同実験でした。

フラーレンをレーザー照射前後に使用すると、こうしたレーザーの害を低下させることができて、より治療効率を上げることができるのです。

001 このポスター、学会では評判になり、多くのドクターから声をかけてもらいましたよ。

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ベルリン開催のヨーロッパ皮膚科学会

020 まずは事前登録していた名札を受付でもらいます。

メンバー(認定医)ですから青色のバッジをもらいます。

EADVヨーロッパ皮膚科学会の参加も思えばもう7回目です。

2005年 イギリス ロンドン

2006年春季 フィンランド サーリセルカ

2006年 ギリシャ ロードス島

2007年 オーストリア ウイーン

2008年 フランス パリ

2009年春季 ルーマニア ブカレスト

そして

2009年 ドイツ ベルリン

このEADVは、ヨーロッパ系の学会では最も僕が重要視している学会。

知り合いや声をかけてくれるドクターも増えてきました。こういった人脈や情報網は一晩ではできませんから、僕にとってはお金で買えないとても貴重な財産となっています。

067 それにしても今年の人出はすごい。

ここのところ、経済状況が悪いので、医療の最先端を往くアメリカの学会でさえ人の入りが悪いのです。

こんなに会場がごった返しているのを見るのは数年ぶりです。

003 今日は天気も悪いので

学会会場に終日籠って新しい知識を仕入れよう

と思い、どのセッションに参加するのが一番効率的か考えます。

この後ろの掲示板。枠のすべてが学会討論の場なのですよ。

レーザー、ボトックス、フィラー、リサーフェシングなどのセッションを選んで会期中に出席するものを決めていきます。

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2009年10月18日 (日)

ドイツで見つけたヘップバーン

今日は日曜日ですので、学会の話は明日以降にして、僕がドイツで買ってきたお土産をご紹介しましょう。

僕は写真集や画集が好きで、海外に行くと必ず本屋を覗きにいきます。

Bach今回もついつい買ってしまいました、3冊。

まず最初はバッハゆかりの地、アイゼナッハで買ったドイツ語の「マタイ受難曲」4枚のCD付き。

新約聖書のマタイによる福音書でキリストの受難について書かれた曲集です。

全ての曲に対して関連した絵が引用されているのですよ。

素晴らしい本に出逢い、すぐに買ってしました。ドイツ語は大学の時に習いましたが、もう少し勉強しておけばよかったなあ。

Film_postersこちらはベルリンのソニーセンターにあるフィルム博物館で購入した80年代の映画のパンフレットが載っている画集。

どれも懐かしいものばかり。

80年代の映画というと、CGもそれほど発達していなくて、随所に工夫が見えるんですよね。

「ET」とか「この男凶暴につき」とか、「TOP GUN」とかのパンフがありましたよ。本当に懐かしい。

Film_stars

もう一つは同じフィルム美術館で購入した新旧映画俳優のアルバムです。グレゴリー・ペックからレオナルド・ディカプリオまで思い入れの残る俳優のショットが収まっているのです。

重くて、持って帰るのが一苦労でしたけど(苦笑)どれも眺めているだけで楽しいですよ。

 

 

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2009年10月17日 (土)

EADV2009の会場へ

058 一夜明け、窓から外の景色を見てみると、陽が上るのが見えます。

僕の部屋は7階でした。

でも、エレベーターは6階まで。トランクを引いて階段を上がりましたよ。

059から見たホテル。

さて、学会会場に向かいます。014

013いつしか降り出したしとしと雨の中、ブランデンブルグ門を横目に

015 地下鉄に乗ります。

017会場のICCまで40分ぐらいでしたね。

016 学会会場が見えてきましたよ。

018 沢山の人が学会に入ってゆきます。今年は参加者が多そうです。

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ウイーン経由でベルリンへ

認定医でもあるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)。ヨーロッパ系の学会ではここ数年僕が最も注目している学会です。

003今年も一つ演題を出しましたので、10月7日から1週間の日程で、ドイツ・ベルリンに行ってきました。

ベルリンに行くのは初めてです。どんなところなのか、とっても興味がありました。 002_2

上空からは、こんな風景が広がります。

とても理路整然と都市計画がなされている印象を持ちましたよ。

008_2ベルリンについたのはもう夜遅く。

010 とりあえず市内に向かうバスを探し、宿泊先に向かいます。

011今回泊まったホテルは、ブランデンブルグ門の近くですが、旧東ドイツ領の地域です。

地図を頼りに探し当てたホテルはこんなところで

「Apartments」

の文字が見えます。

「・・・?」

説明を聞くと、実はホテルではなく短期滞在者用のアパートメントだったのです。

いかにも東ドイツの建物らしく、中に入るとなんだか“おばけ”が出てきそうです。

とりあえず、あまり深く考えるのはやめておこう、と疲れた体を休めるために、ひと眠りしました。

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2009年10月16日 (金)

今日の僕 20091016

20091016_2今朝早く、EADV欧州皮膚科学会が開かれたドイツ出張から帰国しました。とても良い内容の学会で、大変勉強になり、診療にも多くのものを生かせそうです。

帰国前に念願のオペラを観ようとチェコ・プラハに寄ってきたのですが、 帰り道チェコからドレスデンに向かう国境を越える山道で吹雪に降られましたよ。

あと数時間ずれていたら高速は閉鎖でした。危機一髪でしたね。

ベルリンの気温は3度でしたので、成田について半袖になってしまいました。日本は暖かいですね。

デスクの上がごったがえしています。日本のペインクリニック専門医の更新が迫っていて、資料作りが大変なのです。診療の合間に少しずつ片付けます。郵便局で書留を送れる制限時間4時が目標。

頑張ろう!

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2009年10月15日 (木)

ヒースローエクスプレス

082 ヒースローエクスプレスです。

ロンドン市内からわずか20分ぐらいでヒースロー空港に着きます。

日本に帰国です。

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ハリーポッターの時計

081 ロンドン・パディントン駅にある大きな時計。

映画ハリーポッターシリーズにも使われましたよね。

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晴れた日のロンドンと世界遺産

065 071 073 076フライトは13時だったので、11時までロンドンの街を散策することにしました。

この日は、本当に朝から清々しい月曜日となりました。077

ビックベンを見ながら、昨日見ることができなかったウェストミンスター寺院へ。

中は写真を撮ることができませんでしたが、10世紀に建てられたイギリス王室指定の教会だけあって、本当に立派で荘厳な教会ですね。

改めてこの教会の重要さを再確認しました。

ロンドン市内で、世界遺産に登録されているのは、このウェストミンスター地区と、ロンドン塔です。

世界遺産は最近「世界遺産検定」まで始まって、にわかに知名度が上がってきましたが、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)総会において採択された世界遺産条約にもとづいて「世界遺産リスト」に記載されている「顕著な普遍的価値」を持つ物件、と定義されています。

「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」と三つのカテゴリーに分類されているのですが、2008年12月には878件が世界遺産リストに上がっているのだそうです。

ですが、ここまで数が多くなってしまうと、それぞれのグレードもつけなければならないような気もしますね。

最初の登録は意外と新しく1978年のこと。

この年に「クラクフの歴史地区」「ガラバゴス諸島」「ヴィエリチカ岩塩坑」などの12の世界遺産が登録されたのです。

日本初の世界遺産が誕生したのは1993年のことで、

「法隆寺地域の仏教建造物群」「姫路城」「屋久島」「白神山地」が登録されました。

現在日本には14の世界遺産があるのですが、僕が世界遺産に対して、非常に残念に思っていることは、僕の生まれ故郷の「古都鎌倉の寺院神社ほか」が、1992年に日本の暫定リストに載せられて以来、まだ昇格していないのですよ。

なんとかならないかなあ・・・と、鎌倉から遠く離れたロンドンで、つい故郷のことを考えてしまいました。

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2009年10月14日 (水)

ノッティングヒルで朝食

クリニックFで、「アンチエイジングセット」と名付け、ご希望の方には処方しているものがあります。

これは、僕が

「度重なる海外出張をこなし、疲れや時差を日々の診療に持ち越さないためには、どうしたらいいだろう?」

・・・とあれやこれや工夫をしていく中、これが今の段階でベストと思われるビタミン類をセットしたもの。

ビタミンC、E、そしてB1、B2、B6が基本で、状況や体調に応じてその他のものを摂るように。乾燥した機内で過ごす長時間のフライト、時差、外食・・・など身体にとって悪条件が出張では続きがちで、日本帰国後体調を崩したりすることも少なくなかったのですが、このセットを携帯するようになって、かなり楽になりました。

医者は接客業でもありますから、常に自分が心身ともに元気で、患者さんにパワーをあげられるよう、体調管理が本当に大事だな、と思います。クリニックFにはパワフルな患者さんが多いので(笑)僕が逆にエネルギーを頂くことも多いのですが。

また、もうひとつアメリカやヨーロッパ、アフリカなどを訪ねる海外出張で大事なのが、

夕食を食べ過ぎない

ということかな、と感じます。

美食の旅をされる方にこれはつらいかもしれませんが、腸、そして膵臓を労わる、ということはアンチエイジングを考える上でとても重要なのです。日本時間の真夜中または明け方に大食をする、しかも腸や膵臓にストレスフルな洋食やアルコール、デザート類を摂取する、というのは、医師としてはお奨めできません。

できたら、出張中は現地時間の午後までに重い食事は済ませる。夜は、食べるとしても胃や膵臓に負担のかからないものを少量つまむ程度に留める。

そうすると、日本帰国後も比較的楽だと思いますし、また女性の方は肌荒れなどホルモン=内分泌系の乱れも最低限で済むはずですよ。

というわけで、僕は出張先での朝食を楽しみにしています。フランスと違ってイギリスは伝統的に朝食のヴォリュームも多いことで知られていますよね。047

この日の午後日本への帰国便に乗る最終日。知人が今日も朝から付き合ってくれるようです。仕事の話もあるし・・・ということで、「ブレックファスト・ミーティング」と称し、ノッティングヒルまで朝食を食べに行く事にしました。059060

057

050

この日は月曜日ですので、朝からビジネスマンも来ているようです。053

ベーコンに目玉焼き。ソーセージにトマトなど。

伝統的な英国式朝食、とはちょっと違って品数も少ないですが、お店の雰囲気も良くて十分満足。

薄いイギリスのトーストが食べたかったのですが、違うパンが出てきました。でもこのパン、美味しかったですよ。055

この日は朝から気持ちの良いお天気。陽射しが降り注ぐ中、ゆったり朝食をとることができました。

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2009年10月12日 (月)

マルセイユ石鹸とアロマセラピー

学会以外は観光ばかりしているように見えるかもしれない、今回のニース・ロンドン出張ですが(笑)、実は合間にすこしずつ薬局やスパを覗いたり、調べ物もしてきました。フランス、そしてイギリス、どちらも植物療法やアロマセラピーが生活に根付いていることで知られる国。南仏プロヴァンスは、ラヴェンダーも有名ですよね。

クリニックFには、プロのアロマセラピストが常駐しており、レーザー治療後にブレンドした精油を使ったヘッドスパやリンパドレナージュをオプションでつけることが出来ます。また、院内で処方し作成している保湿用のジェルにも、季節ごとにエッセンシャルオイルが何種類か入っているのですが、こういった試みが思いがけずとても好評で、

次は洗顔やボディにも使える石鹸を出そう

というプランがあるのです。

そこで、僕自身もちょっと石鹸についてもっと勉強しておこうと、今回は“王家の石鹸”マルセイユ石鹸や、ブレンドするハーブについてなど、すこし見てきましたよ。こういう視点でフランスやイギリスを見るのは初めてでしたので、おもしろかったです。

一ヶ月ほど熟成に時間をかけ、少数限定で患者さんのみにお出ししていく予定で今準備を進めていますので、楽しみに待っていてください。

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2009年10月11日 (日)

ロンドンのマイケル・ジャクソン

035さて、夜は楽しみにしていたエンタテイメント マイケル・ジャクソンの「スリラー・ライブ」です。

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2009年10月10日 (土)

テート・モダン

ロンドンで過ごした一日に戻ります。

2000年に、テート・ギャラリーの現代美術コレクションを移してオープンした「テート・モダン」。かつては火力発電所だった建物を利用していることや、ピカソ、ダリ、セザンヌ、マティスなど、素晴らしい作品が揃っていることなどで常に人気のこの美術館に、今回実は初めて行くことが叶いました。

022ニューヨークのMoMAに行くときも思いますが、本当に人間の発想力は素晴らしいですね。

023これ芸術なの? と思われるものから、 どうやって造り上げるんだろう? と思われるものまで、頭に新しい風が吹き込む感じがします。

中の展示物の写真は撮ることができませんでした。写真撮影を禁止しているのもわかるな、と思いました。特に、立体的な作品の場合、様々な角度から観るのが意味があるのであって、写真を撮られることで作品の一部だけを切り抜かれたくないという気持ちはよくわかるような気がしましたね。

024こちらは近代芸術年表なるもの。

実はこの日、僕には優秀な旅のナヴィゲーターがついていました。日本でいつも込入った翻訳作業が必要な際、手伝ってくれる知人がいるのですが、ちょうど僕と出張の日程が一日だけ重なって、一緒にこの日を過ごすことができたのです。

以前はロンドンに在住していたというこの知人が、

「ロンドンで見ることの出来る一番素晴らしい景色かもしれない。」

というスポットが、このテート・モダンにあると言います。

それは、テート・モダン最上階にあるカフェ。その窓から見える景色。027

ミレニアムブリッジとセントポール大聖堂がこんなに美しく見えます。

026天気が良かったらもっと感動できただろうと思いますが、でもこれが通常のブリティッシュ・ウェザーでしょうから(笑)これで良かったのかな。

素晴らしかったですよ。

029日曜日のテート・モダンは、周囲も人で溢れていました。

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2009年10月 9日 (金)

ベルリンより

さて、ブログでは9月に訪れた5大陸レーザー医学会が開催されたフランス・ニースと、その後トランジットで一日過ごしたロンドンの出張記が続いていますが、僕自身は10月7日からドイツ・ベルリンに来ています。EADV欧州皮膚科学会が開かれているのです。

こちらではしとしとと降りしきる雨、それから旧東ドイツ時代のものでしょうか、広すぎてなんとなく落ち着かない(ちょっと怖い)コンドミニアムのようなホテルに迎えられています(笑)。学会のほうは、とても充実した内容で、大変勉強になっていますよ。

またしてもネット環境の欠しさに四苦八苦しています。15日・・・日本時間で16日の早朝に帰国しますので、また改めてご報告しますね。

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ミレニアムブリッジ

014日曜日でしたので、 ミレニアムブリッジは大盛況です。

017この近代的な橋は、ロンドンの2000年記念に、ロンドン・アイとともに建てられた橋です。

最初の建設当時は歩行者が多いと橋が揺れすぎるため、再度補強のために約2年間も通行禁止だったんですよね。

でも、この橋ができたことによって、セントポールからテートモダンまで5分程度で移動できるようになりました。

018橋の上からの景色も新旧のロンドンの街を眺めることが出来て楽しいのです。

020渡りきった後に後ろを振り返るとセントポール大聖堂のドームが見えます。

圧巻ですよ。

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2009年10月 8日 (木)

St.Paul's Cathedral

008シャーロック気分を楽しんだ後は、地下鉄に乗ってセントポール大聖堂に移動しました。

ミレニアムブリッジをまだ歩いて渡ったことがなかったので、セントポール側から歩いて「テートモダン」に行ってみようかと思ったのです。006

久しぶりに訪ねたのですが、やはりイギリス史上最大の建築家と言われているクリストファー・レンの設計した建物。どの部位から見ても絵になるんですよね。

17世紀に活躍したレンは、この大聖堂の地下にある納骨堂に埋葬されているのだそうです。

そういえば、皆さんは大聖堂と教会の違いをご存知ですか?

カソリックやプロテスタントは教区と呼ばれる宗教行政単位があり、その地区を司教が務めることになっています。

司教が治める教会が大聖堂というのです。

005こちらのセントポール大聖堂はイギリス国教の大聖堂。

ロンドンにはウエストミンスター大聖堂(ウエストミンスター寺院とは違います)というカソリックの大聖堂もあります。

先ほど訪れたウエストミンスター寺院は「イギリス王室の教会」なのです。

009中は荘厳ですよね。 011

セントポール大聖堂のファサード(建物の正面)はギリシャ・ローマ神殿風です。

0132005年のロンドンで行われたEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)に参加した時に、セントポールに来た時にはこのドームに登ったんですよね。

かなり長い階段を上った記憶があるのですが、ドームの外に出たときに一望できたロンドンの街並みは記憶に残っていますよ。

さて、この目の前のミレニアムブリッジを渡ってテートモダンに向かいます。

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ザ シャーロックホームズ パブ

そうなんです。ロンドンでは昼食をパブでとることがけっこうあるのですが、

シャーロック・ホームズのパブがある

と聞いたことがあり、

一度そこで食べて(飲んで)みたいな

と思っていたのです。

たった一日のロンドンの休日に、それが思いがけず叶いそうです。

嬉しい。004

ロンドン・アンダーグラウンド=チューブでチャリングクロスへ。トラファルガー広場の近くに、そのパブはあります。124

たくさんの人が待っていました。

日本人と同じように、イギリス人は並んで待つ=QUEUEすることを、厭わない民族ですよね。フランス人やスペイン人が同じことをしていたら、よっぽどのことだな、と思うかもしれませんが(笑)。128

念願の遅めの昼食を、ここで。

125フィッシュ&チップスに、シェパーズパイ。イギリスならではのぬるいビール(笑)。その名も「シャーロック・ホームズ」は残念ながら売り切れとのことで、今回はABBOT ALE。

127 でも、ビールはちゃんとほどよく冷えていて、おいしかったですよ。

001 シャーロックゆかりの品々がたくさん展示してあります。

あー、来られて良かった。

シャーロック・ホームズ・パブ:http://www.sherlockholmespub.com/index.php

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2009年10月 7日 (水)

シャーロックホームズ博物館

103ベイカーストリートには、シャーロックホームズ博物館があります。

104この場所、何度かロンドンを訪れるたびに行ってみようと思っていたのですが、なかなか都合がつかず。今回初めての訪問になりました。

108二階に上がるとワトソン氏がにこやかに出迎えてくれました。

実際のワトソン氏もこんな感じだったんだろうなあ。

111シャーロックグッズもたくさんありました。

110シャーロックホームズの書斎

112シャーロックの寝室

117 小説に出てくるシーンの蝋人形など。

123 シャーロックファンを楽しませてくれる小道具がたくさんありました。

118 写真も撮れるようになっています。

122屋根裏には、旅行かばんもあったりで、細部まで作り込んであります。

ところで、シャーロックホームズの作者コナン・ドイルは、エジンバラの医学生だったのをご存知ですか? 

彼はサウスシーという所で、医師としても開業しています。8年間という開業期間の中で、やがて医学よりも文学に力を注ぐようになり、結果医師をやめ、文筆業で食べていく選択をするのです。

ちなみに、シャーロック・ホームズのモデルも、ジョセフ・ベル博士という医師です。

彼はアルコール性の肝硬変の患者に、

「胸の奥にあるウイスキーのボトルはなんだね?」

と尋ねるような、優れた洞察力を持つ人だったそうです。コナン・ドイルはこの医師の筆記助手を暫く勤めており、彼からインスピレーションを得て、シャーロック・ホームズが誕生したと言われています。

シャーロックも医師という職業と関係が深いのですね。

さあ、これで満足。トラファルガーへ。

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ベイカーストリートへ

結局地下鉄に乗って、降り立ったのは、ベイカーストリート。

ベイカーストリート221B。シャーロック・ホームズです。

シャーロック・ホームズに出てきた架空の住所を本当に作ってしまうあたりが、この作品がいかにイギリス人に愛されているのかわかりますよね。

100

駅にもシャーロックの影が。

101そして壁にも沢山のシャーロックが描かれていますね。

ディズニーランドのミッキーマウスみたい。

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グレート・ギャツビー

Photo

今回のニース・ロンドン出張では、本を三冊持ってゆきました。

その内一冊は、ずっと前から読みたいと思っていた村上春樹(新訳)のグレートギャツビーです。

ビジネス本や学会誌は空いた時間に読めますが、小説はまとまった時間がないと駄目ですよね。海外出張にはもってこいです。

この本はフランシス・スコット・フィッツジェラルドの最高傑作ともいわれ、20世紀を代表する小説として、そして僕が敬愛する村上春樹が最も影響を受けた小説と公言する本。

あのランダムハウス社の一部門でもあるModern Library社が発表した20世紀のベスト小説で見事第二位を獲得しました。

Best 20th century novels

  1. Ulysses by James Joyce
  2. The Great Gatsby by F. Scott Fitzgerald
  3. A Portrait of the Artist as a Young Man by James Joyce
  4. Lolita by Vladimir Nabokov
  5. Brave New World by Aldous Huxley
  6. The Sound and the Fury by William Faulkner
  7. Catch-22 by Joseph Heller
  8. Darkness at Noon by Arthur Koestler
  9. Sons and Lovers by D. H. Lawrence
  10. The Grapes of Wrath by John Steinbeck

フィッツジェラルドの作品では去年ブラッドピットとケイト・ブランシェットが主演した「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」が話題になりましたよね。僕も飛行機の中で観ましたよ。

このThe Great Gatsby ですが今までも多くの翻訳本が出てきました。

「グレート・ギャツビー」小川高義訳
「華麗なるギャツビー」橋本福夫訳 大貫三郎訳
「偉大なるギャツビー」野崎孝訳
その他、訳者を出さない本もありますよね。

僕もニューヨークを舞台とするこの本が好きで、このうち何冊か翻訳を読んだ事もあるのですが、2006年に村上春樹が出した翻訳本は、

いつか記念すべき日に読もう

と、ヴィンテージワインのように、購入してからずっと読まずに寝かせていたのです。

今回も、この悲しい物語をじっくりと読ませていただきました。

この本の訳者あとがきには、村上春樹が30ページにもわたって彼の思い入れを書いているます。いかにこの小説を大切に考えているかがよく解ります。

翻訳は言わずもがな、間違いなく最高のクオリティですので、是非お読みください。

そろそろノーベル文学賞が発表されますね。

エルサレム文学賞のブログでも書きましたが、村上春樹が受賞してくれると良いのですけれどね。

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2009年10月 6日 (火)

ダブルデッカー

102さて、ここまでは日曜日の午前中数時間を使って回った場所を御紹介してきましたが、そろそろお腹も空いてきました。

実はロンドンで

「ここにいつか行こう。行って昼食を食べ、ぬるいビールを飲もう。」

と決めていたパブがあります。

僕が大好きな名作にゆかりのあるパブです。

場所はトラファルガー・スクエアの程近く。

今回思いがけずその店に行くことができそうです。

しかし、その前に、もうひとつある場所に寄っておきたいんだよな・・・。

地下鉄で行こうか。バスで行こうか。

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GMT

075 丘の上にあるグリニッジ天文台です。

ロンドン市内から適度に距離が離れて小高い丘になっているこの場所は、さぞかし天文観測に適していたのだと思いましたよ。

074ここが世界の標準時間であるGMT(Greenwich Mean Time)を決定しているのです。

078そしてこの巨大な円柱状の物体が向いている方向が、経度0度の経線。

経度0度は人為的に決められたものですが、なんだかこの場所を見ると不思議な気持ちがしますね。

076 中にはプラネタリウムもがあるのです。

20分ぐらいのショーを観ることができました。

083地下には機械仕掛けの時計が沢山ある博物館がありました。

085機械仕掛けの時計は、機械好きにはたまらない魅力があるのですよね。見入ってしまいましたよ。

079

天文台の中も隅々まで見学できまし080た。

僕は初めてこの場所に来ましたが、お勧めスポットですよ。

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グリニッジ天文台へ

065 ところで、このテムズ川下りをすると、最終着地はグリニッジ天文台になります。

066終着の旧王立海軍学校が見えてきましたよ。

現在はトリニティ音楽大学という単科大学になっています。

067この場所の隣には、世界最速を誇った帆船であるカティサーク号があるのですが、2007年火災にあってしまったのだとか。

残念ながらちょうど修復中で、見ることは叶いませんでした。

069グリニッジのある辺りは、イギリスでも古い街並みが残っています。

093市場もあります。

094 こんな街並みを歩きながら天文台を目指します。

070

グリニッジ天文台の周りは大きな公園になってい071 ます。

小高い丘を上がってゆくと、いよいよ天文台に近づきました。

トリニティ音楽大学が綺麗に見えます。

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テムズ川を走る船

053船はテムズ川を進んでゆきます。

056このテムズ川下りも20年前に乗ったことがあるのですが、久しぶりに乗ってみるとなんだか新鮮でしたよ。

向こうに見えてきたのはロンドンの新フィナンシャル・ディストリクト。

新しく開発された地域です。

058中国資本のHSBCと米国資本のCITIが二つ並んでいて、印象的な作りですね。

060船が進むにつれて

「右手に見えますのは…。」

のように観光の船内放送があるのですが、案内の随所にブリテッシュジョークが含まれていて、とても楽しかったです。

062テムズ川の上には様々な船がありますね。

055車と飛行機の写真ばかりといわれる、「新国際学会周遊記」で船が登場すると、なんだか異色ですね。   

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ロンドンタワー橋が上がっている

目の前に見えてきたロンドン・タワー・ブリッジです。

039この橋は1894年に架けられた橋ですが、橋の両脚が上がっているのが見えますか?

040この橋が架けられたころは一日50回前後も跳ね橋が上がっていたそうですが、今は日に2回ぐらいしか上がらないのだとか。

042何度もロンドンを訪れていますが、実は僕も上がっているのを見たのは初めて。背の高いヨットが通過したのです。

なんだか得をした気分。

043記念に写真を撮りました。

044みな興奮して写真を撮っています。

この間5分ぐらいだったでしょうか。

046すぐに橋は閉まってしまいました。

047しかし、改めて見てみると、迫力がありますよね。

    048 049

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ロンドンアイとテムズ川

062 最終日は晴れました。

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テムズ川クルーズ

大観覧車「ロンドンアイ」を向こう岸に見て、テムズ川の目の前に、乗合ボートツアー乗り場があります。022

約20年前に初めてロンドンに来た時に乗ったのを思い出して、再び乗ってみることにしました。028

あのときはちょうどクリスマスの時期でとっても寒かったなあ。027

ロンドンは橋にそれぞれ特徴があって綺麗ですよね。

030_2 ブラックフライアーズ・ブリッジをこえると

033テートモダンが見えてきました。

034 その前には2000年を記念して造られたミレニアム・ブリッジ、セントポール大聖堂が綺麗に見えます。

さらに、あの世界一有名な橋が見えてきました。

でもちょっと様子が違います。

あれ??

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2009年10月 5日 (月)

セントトーマス病院とイギリスの医療政策

020 ビックベンからテムズ川に向かうと、対岸に白い大きな建物が見えてきました。

セントトーマス病院です。

この病院は、医療従事者にはあることでとても有名な病院なのですが、ご存知ですか?

1854年にクリミア戦争が勃発し、ナイチンゲールが看護婦として従軍しました。

ナイチンゲールのその素晴らしい働きぶりは「クリミアの天使」と呼ばれ、「白衣の天使」の言葉の由来にもなっているのはご存知ですよね。

当時の兵舎病院では、戦争で負った傷よりも、兵舎の不衛生(による感染症)によって兵士が多く亡くなっていたのですが、ナイチンゲールが病院内を清潔に保つことの重要性を説いたのです。

フローレンス・ナイチンゲールが戦時中に集まった基金を元に、1960年にロンドンに作った看護学校がこのセントトーマス病院内にあるのです。専門教育を施した看護師養成の必要性を強く説いたのです。

ナイチンゲールの働きに大きな影響を受けた

とされるのは、国際赤十字を作ったアンリ・デュナン。

デュナンはこの功績により、1901年に第1回ノーベル平和賞を受賞しますよね。小学校の国語の教科書に書いてあったのを覚えています。

ロンドンのすごいところは、街を歩いているだけで、いろいろな歴史が絡んでくる名所がいたるところに見つかるところですよね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、イギリスの医療政策の現状はどんな感じなのでしょうか?

イギリスと言えば、「ゆりかごから墓場まで」という世界に誇るキャッチフレーズの医療福祉政策を行ってきた印象がありますが、これは1990年代のサッチャー政権下に国民保健サービスコミュニティーケア法(NHS)が成立してから、市場競争原理を医療の分野に導入します。

低医療費政策により、通常の病院にはレントゲンなどの基本的医療機材の配備もなく、専門医療を受けるための手術の待機待ち患者が100万人。待ち時間も1年間を超えるなど、深刻な影響を及ぼしました。

イギリスのOECD加盟国のGDP比医療費率は低下の一歩をたどり、2000年には先進国の中でももっとも低い7.3%(2番目に低いのは日本です)となりました。

このあおりを受けて医師不足、看護師不足を招き病棟が維持できなくなり、医師ばかりか患者が海外に流れるといった、医療流出を招きました。

ブレア政権になってから、医療に市場競争原理を導入する政策の間違いに気付き、医療費を1.5倍にしてEU諸国の平均に引き上げ、「医療費抑制の時代」から「評価と説明責任の時代」へかじ取りを行っていますが、いまだに待機待ち医療患者の数は多く、医療へのアクセスが大変低下している状態です。

一度「医療費抑制政策路線」をとって、崩壊した医療は、なかなか戻せないということですね。

今後も国外に出張した時には、その国の医療政策をまとめてゆきたいと思います。

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ビッグベン

017ビッグベンがすぐ先にあります。

ビッグベンを見ると、ロンドンに来たなとわくわくしてきます。

012_2ここからは、大観覧車のロンドン・アイを見に、テムズ川まで歩くことにしました。

とても近いのです。

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ウエストミンスター寺院

013次に目指したのは、英国王室の教会であるウエストミンスター寺院。

1066年のノルマン征服以来、歴代イギリス王の戴冠式が行われた場所です。

01420年ぶりにこの内部も見学したいと思ったら・・・

残念。こちらも日曜日はお休み。 

015明日、空港に行く前にもう一回来てみようと、気持ちを切り替えて、歩きはじめました。

ロンドンには訪れる場所がたくさんありますし、幸いロンドンの地理には詳しいのです。

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秋のSt.James Park

010緑豊かな公園。

イギリスには本当にたくさんありますよね。

バッキンガム宮殿からセントジェイムズパークを歩いて、テムズ川のほとりに向かいます。

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2009年10月 4日 (日)

女王陛下の留守の間に

005さて、フランス・ニースから、トランジットのためイギリス・ロンドンに到着した翌朝。

二日しかないロンドンの休日を楽しむために、早く起きました。

今回の滞在でぜひ行ってみたいと思ったのが、バッキンガム宮殿の内部見学です。

女王がスコットランドに訪問する8月9月はバッキンガム宮殿の一部が一般にも内部公開されるのです。

夏にロンドンに行く機会もあまりないですし、ぜひ見学したかったんですよね。

008でも、バッキンガム宮殿に近づいて行くうちに、宮殿の頂上に旗が揚がっているようなのが見えてきました。

風が吹いていないのでよくわかりませんが、確かこの旗は女王陛下がバッキンガム宮殿にいるときに揚げる習わしだったんじゃないかな…。

007・・・なんて思いだしているうちに宮殿が近づいてきました。

006やっぱり今日は一般公開していません。

皆外から宮殿を見学しているだけのようです。

残念でしたが、めげずに次の目的地に向かいます。

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ニースからロンドンへ

207 ちょうど半年前にモナコのアンチエイジング学会に来た時は、招待してくれたプロモイタリア社の計らいで、ニース空港までヘリコプターで移動したんですよね。

今回どうやってニース空港まで行こうかと考えたのですが、ニース・ロンドン間のフライトは、ニースの国際空港ではなくて国内空港の乗り継ぎで可能だとわかりました。

ニースの中央駅まで300mぐらいの距離のホテルでしたので、そこまでトランクを押して、通常の市内バスで空港に移動してみることにしました。

料金を聞いてびっくり。なんとニース中央駅から空港まで、最低バス料金の1ユーロでいけるのです。行きは疲れていたのもあってタクシーを拾いましたが、25ユーロとか取られましたから。

これは、お勧めですよ。

ニース空港に着いて待っていたのですが、実はフライトが2時間もディレイ。

国際線乗継だったら移動できないところでした。

002 ロンドンヒースローに着いたのは、真夜中でしたが、ロンドンの明かりはきれいでしたよ。

ホテルはパディントン駅の近くだったので、ヒースローエクスプレスでロンドン市内に移動します。

便利になりましたよね。

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2009年10月 3日 (土)

ニース マティス美術館

さて、南仏出張紀に戻りましょう。

193ニースの高台には、「シミエ」という場所があります。

この地はローマ時代の遺跡が残る場所です。194

この場所では、今でも遺跡の発掘が行われているのですが、その高台の地にフランスを代表する画家 マティスの美術館があります。Photo

フォーヴィスムのリーダー的存在であり、ゴッホやゴーギャンの影響を強く受けたとされる、20世紀を代表する芸術家 アンリ・マティス。

こちらは、Andre Derainによるマティスのポートレイトです。http://www.artinthepicture.com/paintings/Andre_Derain/Portrait-of-Henri-Matisse/

シャガール美術館から約2.5km先にあるマティス美術館の周辺は、南仏の代表的な高級住宅街でもあります。

歩いて向かおうと坂を登り始めたのですが、これがけっこうタフな道のりで(笑)、照りつける太陽の下汗まみれになりながら、なんとか辿り着きました。

181途中にはマティスがアトリエを構えたといわれる高級アパルトマンの「レジーナ」がありました。

中は見学できませんでしたが、丘の上の豪華な建物はひときわ目を引きましたよ。

182この丘の上にあるシミエ公園はオリーブの樹に囲まれています。

オリーブの先に、その赤い建物が見えてきました。

184これがマティス美術館です。

185

なんだか、平面的な作りだなあ・・・

と思って近づいてゆくと、御覧の通り、遠くから見たとき「窓」に見えたものは、半分以上が実は窓ではなく、外壁に描かれた「絵」だということがわかりました。

それがわかって、楽しくなってきました。

受付で、このマティス美術館は入場料が無料だと言われました。

それは素晴らしい、でもなぜ・・・?

と聞いてみると、最近就任した市長の計らいで、ニース市内にある市立の美術館は全て無料で公開されているのだそうです。

「でも、さっきのシャガール美術館は入場料をとられたよ。」

と言ったら、

「シャガールは市立美術館じゃなくて、国立なんだよ。」

ということだそうです(笑)。

市長によるとても粋な計らいですよね。

ヨーロッパに来ると、こうした芸術や文化に対する国や市のバックアップに、とても感動することがよくあります。

日本では、少子化対策や子育て支援がなにかと話題になっていますが、大人は無理でもせめて高校生以下の子供には、美術館や博物館、お寺や庭の拝観料などをすべて無料にして開放してあげたらいいのにな、と僕はよく考えます。

すでにそうした試みをされているところもあると思いますが、それでもまだごく一部。もっと増えてもいいですよね。

ブログでも書いていますが、世界的な視野で見ると日本人は本当に勤勉で手先が器用です。子供のころからもしもっと頻繁に芸術や文化に触れる機会があれば、世界的な芸術家や音楽家、職人さんがもっともっと生まれるでしょうし、存続を危ぶまれている日本の伝統工芸が生き残っていく道も見えてくるかもしれません。

また子供時代に学校や家で嫌なことがあっても、こうした場所でひとときを過ごすことが出来たら、きっと情操教育という意味でも大きいことでしょう。

一枚の絵で、人は幸せになることができる

ということを知るのはとても心強いことですし、そうした国民が増えることで、日本は真の意味で豊かな国になることもできるのではないかな、と思ってしまうんですよね。

話が逸れました。マティス美術館の展示を2枚ほど御紹介しましょう。

20世紀を代表するフランス人画家であるマティスの作品の中で、僕はニューヨーク近代美術館にある「Dance」という絵が印象深いのですがThe_dance 

MoMA http://www.moma.org/collection/object.php?object_id=79124 188

ダンスを彷彿とさせる絵が、こちらにありました。

191

こちらもいかにもマティスらしい絵です。

192 外から見ていて、建物はそんなに大きくないと思ったのですが、実は地下室にあたる展示場がとても大きく、さらに出口は地下にありました。

彫刻その他もありましたが、直前に訪れたシャガール美術館のインパクトが強すぎて、せっかくならそれぞれ別の日に行ったほうが良かったな・・・とちょっと残念な気持ちで帰路に着きました。

さらに残念だったのが、今回とても行きたかった

「マティス芸術の集大成」

と言われる、ヴァンスのドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂を日程の関係であきらめなければならなかったこと。

マティスを訪ねる旅は、またいつかの機会にとっておきたいと思います。

そのときここにももう一度来よう。

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今日の僕 20091003

20091003 診療の合間に、経営の勉強もしようかと・・・。

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2009年10月 2日 (金)

ニース シャガール美術館

最終日、ニースからロンドン行きの飛行機は夜に出発です。

最後の時間を利用してニースのシャガール美術館に行ってきました。

177 ニースの中央駅から地図上ではあまり離れていなかったので、歩いて美術館に向かったのですが、複雑な道や坂があって人に道を聞いたりして、大変な思いをしました。

通常は観光バスで行くルートのようです。

1401さて、ようやく門に辿り着きました。

1671中にはいるとシャガールの人生の年表が出てきます。

シャガールは僕が最も好きな画家の一人です。

はじめて彼の作品に出逢ったのは、子供の時に叔母の家に飾ってあったシャガールのリトグラフを見たときでした。

その作品はとても小さかったのですが、「シャガールブルー」といわれる彼独特の何種類もの青を使うのがとても印象的でした。

小さなころから僕の好きな色は、常に青色だったのです。

彼はロシア系ユダヤ人。1887年に生まれ、1985年に亡くなったので、100歳近くまで生き、精力的に作品を作り続けたことになります。

中でも超大作といわれるパリのオペラ座の天井画は、本当に好きなのでリトグラフを買ってしまったぐらい。以前のブログにも書いたことがありますよね。

実はこのニースにあるシャガール美術館は、もう20年来僕が来たかった場所なのです。

シャガールが南仏に住むようになって、旧約聖書をモチーフにした17枚の絵を描きます。

その絵が散逸してしまわないように、シャガールがフランス政府に寄付をしたのがこの美術館の始まりです。1973年のことでした。

美術館の中は極めてシンプルで、これがまたとてもセンスがいいんですよ。

1461

17枚の絵が、写真のようにレイアウトされているのですが、建物の建築構造が非常に工夫してあって、どの絵にも均一な光が差し込むようになっているのです。

148ユダヤ教徒であったシャガールは、幼少の砌(みぎり)から親しんでいた旧約聖書の物語を心から愛していたようで、

聖書についてまとまった絵を描くのが夢だった

と、インタビューでもよく語っていました。

1441それぞれが、赤・黄・青の3原色に近く、またサイズも非常に大きなキャンバスに描かれた絵に囲まれて、僕は夢心地になり、ボーっとして過ごしました。

164ここは、もしかしたら僕が世界で一番好きな場所になるのではないだろうか

と、ふと思ったりもしましたよ。

ちょうどパリのオランジュリー美術館で、モネの睡蓮を観ていたときに似た幸福感に満たされました。

1681そんな幸せな気持ちでいるときに、大きな観光バスが到着して、あれよあれよという間に人だらけになってしまい、現実の世界に引き戻されました。

人気スポットですからしょうがないですよね(笑)。

1661壁にはモザイクもかかっていましたよ。

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2009年10月 1日 (木)

FAQ

おはようございます。今日もなんだか肌寒い朝になりましたね。吹き出物が突然出ている方も多いようですが、対応はお早めに。この時期の肌荒れは長引きがちですから。

まだしばらく、南仏・ロンドン出張記がブログ上続きますが、ひとつWEBのご案内を。

最近、初診の患者さんで

「レーザークリニックに来るのは初めて。ずっと来てみたかったんですが、怖くてなかなか来られませんでした。WEBとブログを隅から隅まで読んでクリニックFに決めました。」

とおっしゃってくださる方が多くて、とても嬉しく思っています。元々このクリニックは、こうした初めての方を想定していたわけではなく、どちらかというと「マニア向け」に、場所、内容、価格、内装、スタッフ、WEB、すべてを誂えたつもりでした。今もそうした志向性は変わっていないと思いますが、確かにレーザークリニックに一度も来た事のない方がクリニックFに来るのは、客観的に考えても「早道」かもしれません。

肝斑、ニキビ跡、たるみ、シミ・・・すべての疾患に対し、皮膚を土台からまず作り直して、その上で個々の疾患にアプローチしていく、という僕の治療法は、回り道のように見えて結局着実ですし、長い目で見たときに、より若々しく美しい皮膚を作ることができるんですよね。

レーザー治療について、ごくごく基本的なことを知りたい方は、WEB上に「FAQ」のページがありますので、こちらも御覧になってみてくださいね。

FAQ : http://clinic-f.com/faq.html

休診日明けの今日。また土曜日まで診療は続きます。来週7日からドイツに行く予定ですので、お急ぎの方はその前にお越しください。

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