ベルリンのレーザークリニック見学
ベルリンの壁を見に行った後、朝から向かった場所は、ベルリンの動物園(ZOO)駅からちょっと離れたところにあるレーザークリニックです。
朝9時から、このクリニックでルートロニック社eCO2(エコツー)のワークショップが開催されることになっていたのです。
ベルリンのレーザークリニックを見学するまたとない機会だと思い、僕も参加させていただきました。
東京だと、ちょうど表参道のような高級ブランドショップが並んだ並木道。
白鳥をモチーフにしたこんな看板が、クリニックの目印となっていました。
赤に白、グレー。数字とアルファベットのバランスも含め、とても綺麗なデザインだな、日本の美容クリニックではなかなか出てこないセンスだな、と感心してしまいました。
白鳥をモチーフにするのはヨーロッパならではといったかんじでしょうか。
ヨーロッパには、古くから白鳥を救世主にする白鳥伝説が伝わる地域が多いですよね。
僕が大好きなワーグナーのオペラの一つ、「ローエングリン」でも白鳥のそりに乗ってやってきた白鳥の騎士であるローエングリン王子が、主人公のエルザ姫を救います。
もちろん、この白鳥は「白鳥のように白く美しい肌を作る」というメッセージも込められているのでしょう。
日本人にとっての鶴みたいな。
配備してある数は、クリニックFにあるレーザーの半分ぐらいでしたね。
院長のBernd Algermissen医師が出迎えてくれました。
ルートロニック社の国際営業担当責任者が、
「ドクターフジモトには10年も前から当社のレーザーを使っていただいているんですよ」
と紹介して下さいました。
すると、おどけた口調で
「じゃあ、今日は僕の代わりにワークショップをやってくれるかい?」
とおっしゃるので、
「それは、先生が東京にいらしてくださったときに」
と答えておきました(笑)。
彼はルートロニック社のレーザーを使い始めて、ちょうど一年ぐらいなのだとか。
ドイツでは、エコツーについては日本と同様医師が照射しますが、モザイクについてはナースの仕事なのだそうです。
日本と基準が違いますね。
照射パラメーターは、日本よりもアグレッシブ。
でも、パルス幅を調節するとか、細かい設定はあまり行っていないようでした。
照射技術の方はとても高いと思いました。
そのほかにも気付いた点はいくつもあり、こうして、自分以外の医師による施術を見させて頂くと、大変勉強になりますね。
日本では、レーザー治療というと、「しみ」のように色素変化に対して照射するイメージがいまだにあるようですが、
欧米の特に白人種にとってのレーザー治療とは、「タイトニング」=たるみ治療、そして「リサーフェシング」という肌質を入れ替える施術をイメージする人が多いのです。
特にリサーフェシングの需要は高く、ニキビ肌や、加齢による毛穴開大、テクスチャー改善の治療=レーザー治療を意味します。
彼はこのルートロニック社以外のフラクショナルレーザーを使用したことはないそうですが、効果には非常に満足していました。
世界の最新レーザー情報 はこちらから
クリニックF http://clinic-f.com/
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