美術館で写真撮影が禁止される理由
ミラノには数多くの美術館があります。ただし、写真を撮ろうとすると厳重に注意されます。
油絵に対してフラッシュ撮影することを禁じるのは世界的な常識だと思いますが、フラッシュなしの撮影は、ヨーロッパやアメリカでは認められることが多いのです。
パリのルーブル美術館では、以前は禁止されていました。僕も10年前に行ったとき写真を撮ろうとして注意されたことを覚えています。しかし、昨年のEADVで行ったときは、写真については黙認、ということになったのだとか。
注意する人たちの声が嗄れてしまったので、もう諦めた、ということのようです。
イタリアはまだ頑張るようで(笑)この日もあちこちで皆注意されていましたよ(笑)。
これもイタリアの流儀ということでしょうか。
文化財が貴重な収入源になっている国なので、仕方がないのかもしれませんね。
子供達が集まって絵を描いていましたよ。
世界の文化財の40%があるという、このイタリアで幼少期を過ごせるなんて、うらやましい環境ですよね。
この美術館にはラファエロの名作「聖母マリアの結婚」という絵があったはずなのですが、ちょうど今回は貸し出し中で見ることができませんでした。
残念。
もうひとつ見たかった、マンティーニャの「死せるキリスト」の絵は見ることができました。素晴らしい絵で、一度見たら忘れないと思いますが、ちょっとどぎつい絵なので、ブログでは載せないようにしますね。
アンブロジアーナ絵画館にも行きました。
カラヴァッジョの果物籠は、確か中学校の美術の教科書に載っていた作品。当時の国王(名前は失念しました)が、これ以上優れた果物の絵は存在しないと明言した作品です。
実際に見てみると、果物の質感や枯れ葉の枯れ具合など、本当に見事ですね。
そして、レオナルド・ダ・ヴィンチの「音楽家の肖像」がありました。
二作品とも写真集の複写をあげておきますね。
厳重な監視のもと、ガラスの中に保管されていましたよ。
もうひとつ、ミラノにはボルディ・ペッツォーリ美術館という、ミラノの上流階級の邸宅を利用して個人のコレクションを展示している美術館があるのです。
これはイタリアの美術雑誌でもイタリア人が最も好きな美術館に名前が挙がる場所。
この場所にも行ったのですが、残念ながら火曜日はお休みだったのです。
時間的に、今回の旅で訪れるのは無理でした。
残念。
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