音楽の都 プラハへ
ドイツのアウトバーンから、ひと山越えてチェコに入ると、標識からドイツ語が見えなくなり、ちょっと感じが変わります。
チェコの首都であるプラハは、神聖ローマ帝国の首都として14世紀から栄えてきた街です。
街並みもロマネスク様式から始まって、
建築好きにとっては目を楽しませてくれるものばかり。
ちなみにこの市民会館は音楽祭、「プラハの春」の会場でもあるスメタナホールがある場所です。
この市民会館のモザイク画は、チェコ出身の画家ミュシャが描いたもの。
ミュシャの特徴的な、そして印象に残る女性の絵はご存知ですよね。
ミュシャは1888年にパリの街に出るまでほとんど無名の画家でした。ある事をきっかけにパリの大女優のサラ・ベルナールの「ジスモンダ」の舞台の新作ポスターを手がけることになったのですが、その美しい絵柄が瞬く間にパリ中で話題になり、アールヌーボーを代表する人物になりました。
サラはすぐにミュシャと5年間の専属契約をして、その間7作品のポスターを仕上げたのです。当時の「椿姫」や「トスカ」のポスターを実際に観た事がありますが、見事でしたね。
そして、もう一人、この街で忘れてはいけないのは、モーツァルト。
彼は30歳の時のオペラ「フィガロの結婚」がプラハで大ヒットしたためにこの地に招かれ、「ドンジョヴァンニ」を仕上げたことは知られています。
また僕の最も好きな映画の一つである「アマデウス」の撮影はほとんどがこの中世の街並みが残るプラハで行われたのです。
僕は今までアマデウスを通常のバージョンのDVDしか持っていなかったのですが、帰国後に、一番好きな映画の一つですし、ディレクターズカットを観てみようと今回ブルーレイディスクで買い直したのです。
観てみてびっくり。
これは絶対にディレクターズカットの方が良いですね。今まで分からなかったエピソードが含まれていて、長年の謎が解けたたものもありました。
また、映画の中に出て来るオペラの数々も、実際に観劇したものばかりになりましたので、湧き上がるイメージががらりと変わり、映画監督の意図がより理解できるようになりました。
考えてみれば天才モーツァルトの人生を3時間程度で観ようなんて、そもそも難しいですよね。
ディレクターズカットのDVDには、当時のソ連支配下にあったプラハで行った撮影がいかに難しかったかなどの特典映像がついています。
街並みは当時とほとんど一緒ですね。
アマデウスは以前のブログにもふれましたが、僕イチオシの映画の一つです。
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