« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月の38件の記事

2010年6月30日 (水)

スタンレー(赤柱)散策

再び、香港出張記です。

講演が終わった後、夜の会食まで時間があったので、

観光に行きたいところはあるか?

と聞かれました。

香港に行くと、いつも「ピーク(頂上)」という僕の好きな場所に行くのですが、この日はあまり天気が良くないので、ピークは雲の中です。

では、スタンレーに行ったらどうか?と薦められました。

093

香港島の東南部には高級住宅街がありますが、その地を超えてゆくと、島最南端に「赤柱半島」があります。

この赤柱は昔監獄に使われていたらしく、暗いイメージがあったようなのですが、

094

096

099

碧い海と緑の山に面したとても美しい場所で、現在は西洋人村として知名度を上げ、スタンレーマーケットとして、西洋人好みのお店がたくさんある地域になりました。

商店街はアーケードのようになっていて、人がごった返していましたよ。

126

100

104

102

103

いろいろと散策してみました。印鑑や置物など、いかにも中国っぽい商品のお店が並んでいた半面、中には香港でまだ未発売のはずのiPadを置いている店もあったりで、面白かったですよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月29日 (火)

第98回日本美容外科学会の招待講演

ブログでは香港旅行記が続いていますが、

実は昨日、東京ドームホテルで開催された第98回日本美容外科学会で、招待講演をさせていただきました。

005

東京ドームホテルは、外国から来た方にはとても好評ですね。

日本に行くのだけど、宿泊先はどこにしたらいいだろうか?

・・・と聞かれた時には、このホテルをお勧めすることもしばしば。

007

日本美容外科学学会は、今年で98回目。

学会としては、日本外科学会に次ぐ歴史を誇る学会なのだそうです。

今回は会長の呉先生より、レーザー治療機器を使用したクリニック経営について講演をしてほしいとの御依頼を頂きましたので

「レーザー/光治療器を使用しての勝てるクリニック経営

ー医療機関の株式会社化とアンチエイジング医療を含む病院経営の強化策についてー」

・・・という演題で講演させていただきました。

014

僕の特別講演枠で座長をして下さったのが、写真の駒沢大学大学院 経営学研究科の山田勝教授です。

山田教授は、いくつもの病院/クリニックで経営顧問をされており、新規開業や病院事業の拡張、経営の立て直し、関連会社の設立・・・など、様々なフェーズに渡って多角的に医師及び病院をサポートする方として知られています。

実践・理論共に医療経営のプロフェッショナルとして、この業界ではとても有名な先生なのです。

そんな山田先生が座長を務められた講演で、僕がお話させていただいた論点は四つあります。

まず一つ目。疾病構造の変化による、アンチエイジング医療の市場価値の重要さについて。

二つ目。サービスサイエンスの概念の大切さを提示。

三つ目。レーザー機器を具体的に提示し、経営的効果を得るためには、どの機種をクリニック診療に取り入れるべきか。

そして最後に、民法上の法人である医療法人を、税務上の法人である株式会社に変更することでどのようなメリットがあるかをまとめ、さらに、諸外国の例を出して、どのような形態の医療法人が存在しうるかを提示しました。

僕にとっては、日本語での講演はひさしぶり。

最近僕は英語で講演する機会の方が多く、日本語で講演するときの“お決まりのフレーズ”みたいなものがすぐに出なかったりして、ちょっと困る場面もありました(苦笑)。

講演後に何人か、講演の感想を聞かせてくれた先生方がいらっしゃったのですが、面白いことに

「講演のこの部分が興味深かったです」

とおっしゃってくださったポイントが、それぞれ違うのです。

経営には正解がないということなのだと思いますが、数多くの議題を提案できたということであれば、つたない部分は多々あっただろうと思いますが、僕の講演も意義があったのかな・・・と嬉しい気持ちになりましたよ。

講演後の懇親会でも、さまざまな先生にお声をかけていただきました。

講演をご依頼いただいた、美容外科学会会長の呉先生、座長を引き受けてくださった山田教授、その他関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月28日 (月)

香港での招待講演

明けて翌日。

060

香港での招待講演は、香港島に場所を移し、この六国ホテルで行われました。

086

フロントです。地下駐車場から入ったため、ホテルの前で写真を撮ることができず写真だとわかりづらいかもしれませんが、良いホテルでしたよ。

会場に入ると、すでにビデオカメラもセットされています。

066

064

067

ドクターも集まりつつあります。

063

061

招待講演の詳細については以前のブログでもお話しましたが、そこに補足しますと、僕たち研究者グループで行った一連の研究の結果、レーザー治療でも、紫外線照射と同じように、ある種の活性酸素が生じることが分かりました。

しかしながら、ここできちんとクリアにしておきたいと思いますが、それら“ラジカル”は、必ずしも肌の中に悪い影響「のみ」を与えているわけではありません。

レーザー治療の前後にフラーレンのような抗酸化物質を併用して、ラジカルの有害な反応のみを抑制し、治療効果を上げる研究の発表は、意義のあることだったと思います。

講演はおかげさまでつつがなく終わりました。

072

一つ失敗したのは、講演中の写真を撮って欲しいと僕のカメラを渡したスタッフが、講演が始まるとともに、なんと目の前の一番前の席に座ったこと。

074

それじゃあ会場の写真が撮れないよ…。と思いましたが、まあ後ろに行けとも言えませんよね(笑)。

075

メディアからの質問や疑問などにお答えし、無事講演は終わりました。

076

講演のお礼を頂きました。スワロフスキーのガラスの置物でした。

約1時間の英語での講演は、それなりに緊張もありましたので、無事終わったときには安心しましたよ。

082

タイから来たフラーレンのディストリビューターのスタッフたちと写真を撮りました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月27日 (日)

西貢にて海鮮料理を食す

香港出張初日。夜は、地元でも評判だという海鮮料理のお店にご招待いただきました。

053

連れて行っていただいた場所は、西貢。香港の中心街から約一時間北東に向かった、海沿いにある街です。

039

041

何百年も前から付近の客家の人々が交易に使っていた場所なのだそうですが、僕は初めて行きました。

046

魚や蟹、海老が沢山の水槽に並ぶ景色は、僕のような魚好きにとってはたまりません。

040

これとこれを食べたい

・・・と、実際の鮮度も見ながら料理を決められるのです。

043

何を食べるか聞かれたときに、

「僕は食べられない料理がないので、お任せします。」

と話しました。

でも、そういえば、前回香港に来た時は、蛇が出てきたのを思い出して、ちょっとドキドキしていたのですが(笑)。

049

でも、出てきた料理をみて、よく食べたことのあるものだったので安心しました(笑)。

この海老はおいしかったなあ。

048

050

蟹や牡蠣、そして蝦蛄(シャコ)に鮑(アワビ)。

どの食材も、本当に美味でした。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月26日 (土)

空から香港をみる

003_2

香港までは、成田空港からANAを使いました。

空港にはワールドカップのユニフォームが。

今回W杯の舞台となっている南アフリカ共和国には、僕も行った事があります。2008年でした。

報道通りヨハネスブルグは本当に危険な町だと思いましたが、国としては、素晴らしい景色と野生の動物が沢山いる、本当にいいところでしたよ。(詳しくは南アフリカのブログを御参照ください)

南アフリカに行ったときも、香港経由だったんですよね。

6月は夏至の時期。この時期にほぼ北回帰線上の香港に行くと、真上から太陽が照らすことになります。

この湿気の凄い時期に飛行機に乗ると、いいことがひとつあるのを御存知ですか?

窓の間に入った湿気が、飛行機が高度を上げるとともに、水蒸気が雪のように綺麗に凍ってゆくのです。

008

009

白い結晶が空の青に映えて、綺麗ですよね。

019

風向きによっても変わるのですが、この日、飛行機はちょうど香港の中心街の上空を飛んでから着陸態勢に入りました。

空から眺める香港の景色は好きなので嬉しかったです。

020

写真でわかりますか? 香港ディズニーランドです。

スペースマウンテンらしき建物が中央にみえますよね。

空港には、今回の招待先のタイのPIP international Co.,Ltd社と香港のChinashow Limited社の二社のスタッフが出迎えていてくれました。

022

032

香港は約一年ぶりです。

到着後にスタッフと明日の講演について打ち合わせをし、その後九龍サイドを歩いてみました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月25日 (金)

香港から帰国しました

香港から今朝、帰国しました。

香港から羽田までは約4時間半のフライト。羽田到着は5時半。機内でワールドカップの決勝リーグ進出が決まる、デンマーク戦の状況を聞きながらの飛行でした。

ちょうど着陸準備の時には電子機器が消されてしまうのですが、着陸後キャプテンより日本が3-1で勝ったと機内放送が流れ、機内が歓声と拍手で一杯になりましたよ。

香港でも、ワールドカップの話題は凄かったです。

0351

038

写真でわかるでしょうか? これはワールドカップの得点表です。これが、さまざまなところに貼ってありました。

また、昨晩真夜中のフライト搭乗前に、会食があったのですが、会食の場に、香港の販売代理店のスタッフが一人、こんな格好で現れたのです。

290

日本代表のユニフォームを着てきてくれたんですよね。

僕が日本から来たのでその歓迎の意味もあったのでしょうが、わざわざ買って着てきてくれたのだそう。

同じアジア人だけあって、皆、日本を応援してくれるんですよ。これは、うれしかったですよ。

今日は羽田からそのままクリニックFに来て診療をしていますが、香港の招待講演は、明日以降このブログで報告してゆきますね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月24日 (木)

フラーレンの講演が無事終わりました

香港での招待講演が無事終わりました。

僕はこの「フラーレン」と言う原料を配合した化粧品を、レーザー治療とのコンビネーション効果を目的に2004年から使用しています。

32

ここでもう一度、老化と活性酸素についておさらいするところから始めましょう。

皮膚組織の中に活性酸素(サビ)がつくことによって、「肌の老化」は始まります。

サビがついたら皮膚はどうなるのか?

元々人間のからだには、表皮の細胞間にあるビタミンCや、細胞膜のビタミンE、脂肪組織の中にあるリポ酸、細胞内ミトコンドリアにあるグルタチオン・・・などなど、皮下の活性酸素を除去してくれる物質はあります。

33

しかしながら、活性酸素を除去する作用がある「SOD(スーパーオキシドディスムターゼ・活性酸素除去酵素)活性」は35歳を目処に徐々に低下し、除去効率が落ちてしまうのです。

SODは、生体の酸化ストレス度を測定することに使用されますし、がん細胞が生体にあると、活性酸素を大量に出すので、その指標にも考えられています。

皮下にある活性酸素を除去するためには、今までもAPPSやAPSなどのようなビタミンC誘導体、TPNaなどのビタミンE誘導体、アスタキサンチン、レチノール、CoQ10、αリポ酸また、溶媒としてはクリニックFでも使用している日本トリム浄水器が作り出す「機能水」他、様々な「抗酸化物質」が今まで取り上げられたり開発されるなどして、使用されてきました。

41

そんな中、より強い効果をもった抗酸化物質としてここ数年注目を浴びているのが、この「フラーレン」です。

βカロチン退色速度を測定した場合、一般的に使用されている抗酸化物質であるイソフラボンやCoQ10、ウコンの黄色色素であるCurcumin、APPS、αリポ酸などよりもフラーレン(ラジカルスポンジ)が好成績を残したのです。

37

「フラーレン」は、SOD様の効果を発揮して活性酸素を除去するとともに、ヒドロキシラジカルなどの多くの活性化物質を直接取り込む作用もある点で、非常に優秀な物質です。

化学を勉強した人にはこの図を見るだけでもピンと来ますよね。

40

実験をしているとよくわかるのですが、抗酸化物質として「フラーレン」を使用する場合、濃度を最低でも1%以上配合しなければ効能を発揮できません。

日本には既に500以上の「フラーレン」配合化粧品が存在しますが、非常に高額な原材料であることや、日本における化粧品を取り巻く様々な条件や状況を加味すると、1%を超える濃度でフラーレンを配合しているものはほとんど市場に出る機会がありません。

72

僕はこのフラーレンについて、今年3月にマイアミで開催された米国皮膚科学会(AAD)で3報の発表を行ないました。

そのうちのひとつの演題が、フラーレンをレーザー治療と合わせた治療による効能についての演題で、この演題に目をとめてくれた会社があって、今回の香港の皮膚科ドクターたちに対する招待講演に繋がったのです。

レーザー治療によっても皮下に活性酸素が発生しますが、これを抑制するために強力なフラーレンを併用すると、レーザー照射後の色素沈着症(PIH)や、赤みを抑制できますし、治療効率を上げることが出来るのです。

そういった意味でも、レーザー治療と、医薬化粧品の併用は、お互いの強みを組み合わせた、最も効率よい治療とも言えますね。

招待講演中の写真は、また帰国後にアップしますね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月23日 (水)

香港より

少々ディレイもありましたが、無事香港空港に着きました。

気温は33度。湿度が凄いです。

日本との時差は1時間で、ホテルは九龍公園近くの「プリンス香港ホテル」となりました。

昨晩は、講演の打ち合わせと会食。海産物がやはり美味しくて、嬉しくなってしまいました。

153

食後に九龍公園を少し散歩してきました。

024

154

初めて行きましたが、木々が日本と違って楽しめましたよ。

155

フラミンゴもいました。

今日の講演は日本時間で12時からとのこと。

がんばってきますね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月22日 (火)

今度は香港に行ってきます

シンガポール編の新国際学会周遊記が終わったばかりですが、実は今日朝一番の便で、香港に行ってきます。

香港 Chinashow Limited社主催の医療セミナーで、

「レーザー治療に併用するフラーレン入り化粧品の効能」

についての講演を頼まれているのです。

Fullerene3

講演を準備していて気付いたのですが、僕はこの化粧品素材の抗酸化物質「フラーレン」について、三菱商事子会社VC60社の研究者グループと、欧米の皮膚科学会やレーザー学会などの国際学会で、既に7回もトップネームで講演していました。

光栄ですね。

Fullerene

春にマイアミで開催された米国皮膚科学会(AAD)で僕の3報の演題をみた会社の方が、お声を掛けてくださり、今回の招待講演が実現しました。

「ラジカルスポンジ(水溶性フラーレンの商品名)」及び「リポフラーレン(脂溶性フラーレンの商品名)」を使用した化粧品は、既に国内で500社を超えて販売されていますが、強力な抗酸化物質であるフラーレンを、レーザーの施術前後に使用して、治療効果を上げると言うのがこの演題の目的です。

クリニックFの医薬基礎化粧品のラインナップでも、2つのフラーレンが大量に配合されています。

強力な抗酸化作用により、同じように抗酸化目的で配合されているAPPSの様なビタミンC誘導体の持ちも良くなり、生理活性もより長く続くのです。

これらのクリニックFオリジナル化粧品は、元々はレーザー治療の前後に使用して、レーザー治療の効果を後押しするつもりで作られたものなのですが、おかげさまで現在非常に人気でリピート率も高いのです。

どこからか噂を聞いた方が、通信販売して欲しいと電話やメールによる依頼も頻繁にあります。

しかし、クリニックFで販売している化粧品は、クリニックF内でのみ作られているものです。

これらは医薬部外品と呼ばれる化粧品のカテゴリーではなく、効能のある「医薬品」に分類される医薬化粧品です。

実際に肌の中のコラーゲンやエラスチンを増やす効果のある医薬品ですので、クリニックFのカルテがない方には、ご希望があったとしても販売できないのです。

もしも使用してみたいという方がいらっしゃいましたら、一度クリニックにご来院ください。

さて、招待講演の話です。

Laser

レーザーを皮膚に照射すると、特定の活性酸素が生じます。これをスピンエコー法(ESRシステム)で捕捉し、この活性酸素の発生率がフラーレンによって抑制されるかという研究を、VC60社と繰り返し行ってきました。

Esr

脂溶性フラーレン「リポフラーレン」もしくは水溶性フラーレン「ラジカルスポンジ」が含まれた化粧品を、レーザー照射の前後に使用すると、施術後に皮膚の中に発生する活性酸素の発現を抑制できるため、肌の赤みやレーザー照射後の色素沈着(PIH)などの発現を抑え、治療効果を上げることができるのです。

香港で今回開催される講演は、レーザー施術を行っている医師と、化粧品関係のマスメディアの方を対照としたものだそうです。

詳細はまたこのブログでも報告しますね。

頑張ってきます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月21日 (月)

シンガポールからの帰国

176

シンガポールから成田への帰国便は、夜の出発です。

ホテルにはソルタメディカル社のマーケッター トーマスが迎えに来てくれました。

いよいよ帰国です。

1771

今回の講演のお礼に、ということで、モンブランのカフスを頂きました。

そういえば前回キュテラ社の講演でシンガポールに来た時も、貨幣の形をしたカフスをお土産にもらったなあ(笑)。

それで思い出しました。シンガポールの紙幣をご紹介しようと思っていたのです。

1731

こんな感じです。

シンガポールのチャンギ空港は、24時間営業です。

とはいえ、夜はさすがに人が減りますね。

1791

チャンギ空港から成田までは7時間余り。早朝到着し、そのままクリニックFに向かって外来をやりました。

さすがに疲れましたね。

今回の「新国際学会周遊記」、シンガポール編はこれでおしまいです。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シンガポール・アジア レーザー&手術皮膚科学会(ADLSA)

148

この学会の正式名称は、「Dematologic Laser&Surgery in Asians」。

166

昨年から開催されている学会です。昨年に比べて、参加者が格段に増えたようです。

172

168

1691

実はこの学会の会長のNancy Tan医師から、アメリカのフェニックス滞在中に何度か講演依頼のメールを送って頂いていたらしいのです。

でも、丁度クリニックFのサーバーが落ちてしまう事件があった時で、メールが残っていません・・・。

会場でお会いした時

「先生には何度もメールを送ったのに」

と言われてしまい、平謝りでした(苦笑)。

1451

こちら、ソルタメディカル社の面々です。

1511

超音波を使用した「たるみ治療器」を開発したウルセラ社も機器を展示していました。

たるみに関してはクリニックFの場合、サーマクールCPTの評判が非常に良いので、この機器、クリニックFで導入するかについては正直迷っていますが、機器自体の評価は高いと思っています。

1531

サイノシュアの新しいアジアパシフィック・セールスディレクター Barry Rigbyです。

前任者のスティーブン・リムと僕はとてもウマが合って10ヵ国以上講演して回った仲です。そんな話もあってこの日も盛り上がりましたよ。

1491

ドイツのQUANTEL社アジアに努める、フランス人フランク・モナードとも久しぶりに再会しました。

彼はクラシックカーが大好きで、いつも車の話で盛り上がります。

昨年の南仏ニースに引き続いて、今回も二人で昼食を食べました。なんだか気が合うのです。

彼は今、タイ人の奥さんとチェンマイに住んでいるのです。奥さんはスパの講師をやっているのですが、タイ中のスパ施設を駆け回っているそうです。

フランクに、タイのテロの話を聞かされたのですが、タクシン派と反タクシン派の闘争は、相当根深いですね。タイにはレーザー学会関連で、何度も講演に行っているのですが、僕が以前に滞在したホテルなどが本当に爆破されてしまったそうで、聞いていて、それはそれは恐ろしかったです。

飛行機は夜だったので、ひとしきり講演を聞いた後にホテルに戻りました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月20日 (日)

ユニバーサルスタジオ・シンガポール

138

最終日、学会会場に向かい、再びセントーサ島の橋を渡ります。

1391

140

このセントーサ島に新しくできたリゾート施設

1551

「リゾートワールド・セントーサ」が会場となりました。

156

1571

立派なホテルでしたよ。

162

ショッピングのできるアーケイドも立派です。

1611

シンガポール2つ目のカジノも。

1671

そしてなによりユニバーサルスタジオ・シンガポールがあるので、家族連れが沢山滞在していました。

158

まだ一部建設中でしたよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月19日 (土)

今日の僕 20100619

20100619

今日はすこし早く出勤して、スタッフにも手伝ってもらい写真のようにエアコン・フィルターの掃除をしました。

レーザー/光治療器は湿度管理がとても大事です。

特に、湿気が多くなる時期ですので光学レンズに結露がおこって、パワーがロスすることもあるのですよ。

この時期はいつもより念入りにエアコンのフィルターも手入れしています。

今日は夜に入っていた患者さんの予約がひとつキャンセルになりました。このままスムーズに診療が進めば、滑り込みでワールドカップも観られるかもしれません。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シンガポールの医療政策

今回もシンガポールの医療政策について少し触れておきます。

シンガポールは、リー・クアンユー初代首相の強い指導力のもと、1980年代から

「医療は産業である」

という国家戦略で、国際競争力のある医療レベルを維持する政策を取ってきました。

「MOH Holding」という会社をシンガポール保健省の持ち株会社として設立させ、シンガポール国立大学病院をはじめ、国内にある13施設の国立病院と6施設の専門医療センターを所有運営しています。

シンガポール政府は、2003年より多額の予算を投じて「シンガポール医療構想」というキャンペーンを開催し、海外に対して医療サービスをプロモーションしてきました。

単なるイメージアップのためのプロモーションではありません。2012年に100万人規模の外国人患者を受け入れ、30億シンガポールドルの収入を得て、“外貨を稼ぐ”という「明確な目標」を掲げています。

その一方で、国民の医療機関へのアクセスを悪化させないため、外国人患者の受け入れ比率を8%以下に抑えているのです。

2010年現在でも、既に世界150カ国から外国人患者が来院して、「アジアにおける医療ハブ」としての役割を果たしつつありますが、政策として見事です。

シンガポールに来るたびに、日本もこうしたらいいのにな、と思います。きっと同じことを思うのは僕だけじゃないでしょう。

高度な医療レベルを持った日本ですから、もしも日本の医療を世界に向けてプロモーションすれば、必ずや外貨を稼ぐための、国の一つの基幹産業になります。

そのようにして得た外貨を、医療の質の向上に利用すればよいと思うのです。

この政策は、医療マーケットを国内に限定して考えている厚労省も参考にしていいのではないでしょうか?

研究面においても、1995年から各医療機関における質の評価を開始するとともに、アメリカのジョン・ホプキンス大学やスウェーデンのカロリンスカ大学などの、世界的な医学研究機関と提携し、研究の質的向上にも努めています。

さらに、諸外国より優秀な外国人医師や研究者をリクルートし、シンガポール国立大学の教授として赴任させています。しかも、優秀な海外の研究者たちが最も気にするであろう、子供の教育についても、シンガポールの高い教育水準を売り込むことによってサポートしているのです。

本当に、見事ですね。

シンガポール最終日は、晴天の中、朝からセントーサ島に学会に向かいました。

108_2

1151

116

120

途中、シンガポール・ジェネラル・ホスピタルを車内から見学することにしました。

1332

この施設、1821年に設立された組織なのですが、実際見ると驚くほど“巨大”です。

130

1251

122

1291

病棟の数も多く、車で回ってもいくつ棟があるのか、わからないぐらい。

人口密度の高い国なのに、こうした施設をきちんと作り上げるのは、素晴らしいですね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月18日 (金)

フラクセル3DUALの招待講演

再び先月訪れたシンガポール出張記に戻ります。

今回御依頼を頂いたのは、フラクセル3DUALとサーマクールCPTについての講演でした。

076

会場となったのは、こちらセントーサ島にある「Hotel Capella」です。

0771

もともと英国軍の軍用寄宿舎を買い取って改装され、2008年にオープンしたそうで、リノベーション後のとても素晴らしい施設でした。

0791

078

このホテルの一角にあるコンベンションセンターの講演会場に向かいます。

0911

082_2

0891

会場です。2枚のスライドを表示できる部屋でした。

椅子やテーブルの並べ方など、センスがいいですね。

090

窓の外にはマラッカ海峡のタンカーがたくさん見えます。

088

打ち合わせをしているうちに、徐々にドクターたちが集まってきましたよ。

3dual

「フラクセル3DUAL」と「サーマクールCPT」の講演ですが、日本では他のアジアの国に比べて、これらの機器のデビューが2009年11月から12月と早かったのです。

Cpt

アジアの他の国々でも、いよいよ政府から正式に認可が下り始めたので、これから機器の知名度を広めて行く戦略として、この2機種のアジア人の肌への使用経験の報告は、非常に貴重だったのです。

098

僕はシンガポール在住のドクターたちに話をするのかと思っていたのですが、マレーシアやインドネシアから来てくださったドクターも沢山いましたね。

講演では、二つの機器の基本的なスペックに加えて、フラクセル3DUALとサーマクールCPTを組み合わせて照射するプログラムで、肌をメンテナンスする目的で定期的に照射を行う、「クリニックFプロトコール」を御紹介させていただきました。

特に、毛穴治療や、にきび痕治療の、20症例近い写真を供覧しましたが、治療前後の症例写真をたくさん並べたので、治療成績にはみな驚いていましたよ。

レーザー皮膚科という分野は、進化が速い分野です。特にフラクショナルレーザー機器が登場した2004年ぐらいからの情報ですと、医師になる過程でレーザー治療について学ぶことは出来ません。

最新のレーザー治療に関する知識の差は、同じ皮膚科を標榜している医師でも、専門家と素人ぐらいの開きがあるのです。中には「場違いな」質問をする先生もいましたよ。

ともあれ、皆新しい技術を知ろうと真剣です。

0991

ビュッフェスタイルで、みな食事をとりながらの講演になったのですが、

106

夜遅くまでディスカッションは続き、終了したときには夜も更けていました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なぜ人は視覚より聴覚で感動するのか?

昨日の休診日はひさしぶりにのんびり。

オペラやミュージカルのDVDをいくつか観て過ごしました。

ちょうど今月の「魅惑のオペラ」第28巻も家に届いたので、こちらも観ることができましたよ。

今月のお題目は、ヘンデルの「セルセ」。

魅惑のオペラ(第28巻)

魅惑のオペラ(第28巻)

価格:3,990円(税込、送料別)

今、日本以外の国では、ヘンデルのオペラが再評価されているのだそうです。

日本では聴くことのない「セルセ」を僕はこのDVDで初めて観ました。劇中最初に歌われる「ヘンデルのラルゴ」。本当に心が動かされてしまいました。

この画像は動画ではないですが、今聴いても素晴らしい。

オペラの良いところは、視覚と聴覚どちらにも刺激と感動があるところではないかと思っています。

以前に元東京大学医学部解剖学教室の養老孟司教授の著作を読んで、なるほどと思ったことがありました。

言葉は、目で見ても、耳で聞いても同じです。ただし、それを統合させるためにはある要素が必要になる。

視覚にないものは何か? 

それは「時間」です。写真をとっても絵を描いても、そこに時間は映らないし、描けない。目にとって、時間は前提にならないのです。

一方で、聴覚にないものは何か?

それは「空間」です。いわゆるデカルト座標は視覚にしか成り立たない。聴覚は極座標で距離と方向(角度)しか存在しないのです。

目が耳を理解するためには「時間」という概念を得る必要があり、耳が目を理解するためには「空間」の概念を得る必要がある。

それでお互いを共通認識するための、「時」「空」というものが言葉の基本になった。

そんなことが書いてあったのです。素晴らしい洞察ですよね。

「百聞は一見に如かず」

ということわざがありますが、聴覚と違って時間的概念のない視覚には、論理というものがないことに気付きます。

「だまし絵」を思い浮かべてください。人間の脳は視覚的情報の、「一見」には、大脳連合野の情報が多大に入り込みます。脳が想像で、得られなかった視野情報を埋めてしまうため、騙されやすい構造になっているのです。

逆に聴覚とは、論理です。

そもそも、論理というものは、項目の「時間的な前後感覚」が問われる認識システムです。

人間は、聴覚から入った時間的論理性がある情報に対しては、ミスを犯しにくい構造になっているのです。

医学的に説明すると、人が外界を認識する感覚機能、いわゆる人間の五感は視・聴・嗅・触・味覚ですが、このうち視覚、触覚、味覚は大脳皮質の連合野において脚色され、過去の人生の記憶を含めた情報が補われることによって、初めて認知できる感覚です。

ちょっとマスクされてしまうと、正確な情報刺激にはなり得ないのです。

この証拠ではないですが、以前にTV番組でこんな光景を見たことはありませんか? 目隠しをしてワインを飲むと、多くのグルメで有名な芸能人たちが、良いワインを当てられない・・・という企画番組。

逆にアルコールを飲めない未成年の方が、匂いだけで正解を当てたりして盛り上りましたが、これもある意味的を得ているのです。

聴覚と嗅覚は、より原始脳に近いのです。

日常生活を思い出してみても、生理的に避けたい、嫌な臭いや音がありますよね。

この聴覚と嗅覚のからの感覚は、古い脳と言われる大脳辺縁系に直接刺激を与えるため、恐怖や感動などの情動に対しては、より強い影響を与えるのです。

音楽療法や、アロマセラピーが精神の安定により多くの影響を伝えるのも、理解できます。

表題の、視覚と聴覚。どちらの感覚器がより心情を動かすか?

の答えを医学的に説明すると、「圧倒的に聴覚野の影響の方が強い」ということになるのです。

オペラを観ていても、舞台演出は、情報としてはもちろん目に入ってくるのですが、鳥肌が立つ様な沸き立つ様な感動がおこる時は、むしろ歌手の歌声やオーケストラの盛り上がるシーンだったかもしれないと思うと、納得しませんか?

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年6月17日 (木)

シンガポールのクリニック訪問その2

この日、訪問する予定だった2つ目のクリニックは、セントーサ島に渡る手前の商業施設の中にありました。

同じ建物のホーカーズの屋台で軽食を食べた後、歩いて移動します。

062

こういった商業施設の中、ショップやレストランと同じ並びにクリニックがあるとのこと。東京や今まで僕が訪れた世界各地の都市では、美容クリニックでこうした場所に出店しているところは見たことがありませんから、ちょっと不思議なかんじ。

進んでいくと右手前方に目指すクリニックが見えてきました。

0631

入口です。クリニックは左半分です。右半分には同じ資本の会社が運営するエステティックサロンがはいっています。

064

入口の表示。

0651

こちらが受付です。コンパクトな作りですね。

中には簡単な手術をする設備とルビーレーザーがあり、さらに受付に広告がある通り、サーマクールNXTが導入されていました。

070

院長のDr Elias Tamとしばらく施術についてディスカッションした後、写真を撮りました。とても質問の多い熱心な先生でしたね。

この後、いよいよ招待講演のため、サントーサ島に移動します。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月16日 (水)

シンガポールのホーカーズで昼食

0531

昼食は、二つ目に訪問する予定のクリニックが入っている商業ビルの中、「ホーカーズ(Hawkers)」でとりました。

054

“ホーカーズ”とは英語で“路上屋台”のことですが、シンガポールでは衛生上の問題で、路上で販売していた屋台を幾つかの場所に集めて、巨大フードセンターにしているそうですが、

これが国際色豊かで見ているだけでも楽しいのです。

0551

056

0571

058

0591

僕はダック・・・鴨肉入りラーメンと、パオ・・・小龍包を頂きました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーチャードロードの本屋にて

次のアポイントメントまで時間が少しあったため、オーチャードロードを歩いてみることにしました。

シンガポールには何度かきていますが、ここに来るのは実は初めて。

0311

この通りには、高島屋や伊勢丹など日本資本のデパートが数多くあります。

040

奇怪なデザインのビルが見えてきました。

044

こちらは地下鉄の入口でした。

0511

奇抜なデザインの建物ですよね。

でも、よく見るとシンメトリックに設計されていて、かっこ良く見えてくるのが不思議です(笑)。

048

大きな本屋に入りました。

050

旅行本のところには、「JAPAN」の上に偶然ですが、先週出張したクロアチアの本がありましたよ。

日本版はあたりまえですが全部英語なので、

英語圏の人が来た時に便利かもしれないな

・・・とクリニックのお土産に買って帰りました。

0491

シンガポールを訪れたのはちょうどギリシア危機の最中でしたが、

「今こそヨーロッパに投資しろ」

みたいなビジネス本が多く出ていましたね。

0471

そして最後まで買うか迷ったのが、このDVD説明書入りの「手づくり寿司キット」(笑)。

外国人の視点で、どんな内容のDVDが出来上がっているのかとても興味があったのです。

でも、荷物になるな、と思いとどまり、買うのはやめてしまいました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月15日 (火)

サーマクールCPTの実技指導とMr.シンガポール

018

翌朝最初のスケジュールは、シンガポールで開業されているドクターのクリニック訪問となりました。

0291

まず最初に訪れたのは、こんな商業ビルの一角にある「クリニックMENDIS」

020

クリニック入口です。

待合室から施術室に入るとき、自動ドアがあります。

0231

写真だとわかりづらいかもしれませんが、ロゴとクリニックのマークがドアにはいっています。

0251

施術室にはサーマクールNXTやウルトラシェイプがありました。

110

見学に来たインドネシアの女医さんに、導入したばかりのサーマクールCPTの実技指導を行いました。

1111

このように首まで打つのがポイントなんですよね。

照射されているのは、彼女の息子さん。彼も皮膚科医です。

022

このクリニックは、男性の患者さんがボディ・トリートメントの目的で来ることも多いのだとか。

024

院長室で雑談していて、なんで男性のボディ・トリートメントのニーズがそんなにあるのかと聞いてみたところ、

シンガポールには、ミスならぬ、ミスター・シンガポールを選ぶ企画が毎年あるのだそうです。

026

しかも、このクリニックの院長、Dr. ROHAN MENDISは、医学生の時にミスターシンガポールに選ばれたことがあるのだそうで、この通り男前です。

現在も審査員をしているとか。

面白いですね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月14日 (月)

iPad入手しました

昨日は、明治神宮にお参りに行ってきました。

005

僕は、明治神宮の雰囲気がとても好きで、定期的にお参りに行っているのです。

明治神宮、一角にある「清正井」がパワースポットであると伝えられてから、とても混雑していますね。清正井は、昔はまったく人がいない、いつも空いていて落ち着いた雰囲気のスポットだったんですけれどね。

006

そんな帰り道。

004

明治神宮といえば、ソフトバンク表参道店が目と鼻の先にあるので、ついふらふらと。引き寄せられるように入店。

「今日、予約なしで買えるiPadありますか?」

・・・と聞いてみると

「64GB+3Gモデルだけでしたら、本日入荷した分がありますよ。」

との返事。

このモデル、6モデルあるうち、たまたま僕が欲しいと思っていたiPadだったのです! 

もう即決で購入してしまいました(笑)。

011

iPad、想像はしていましたが、実際はそれ以上にかなりはまります(笑)。

ビデオやWEB、そして電子ブック、これがどんどんメモリに入ってしまうのです。

新国際学会周遊記もこの通り、よく見えます。

しかも、これは予想通り近い将来患者さんへの問診にも役に立ちそうなのです。

実は、クリニックFでは、初診の患者さんへのレーザー治療の説明を、30分ぐらいコンピューターを使って行っています。

レーザー治療はハイテクで、しかも高度な治療理論をベースにしています。

しかし、通常の生活をしている人にとっては

「レーザー治療で、何ができるのか?」

・・・なんて、基礎知識もなければ、普段レーザーと接する機会もないですよね。

レーザー/光治療は、きちんとしたパラメータを設定して、適切な間隔で症状に合った治療を行えば、必ず結果が出ますし、そういった使用法に対する議論が国際医学会では行われているので、これらの最新の発表なども紹介しながら、どういった治療成績を出せるのか説明しているのです。

これからレーザー治療を始めたい患者さんに、レーザー治療がどうして効くのか、きっちり理論まで説明したいと思って始めたことなのですが、iPadがあれば、この説明がもっと簡易に、わかりやすく、しかもすべて手元で、できるかもしれません。

今まではパソコンのある診察室でしかお見せすることの出来なかった画像や図表も、これなら施術室まで持っていくこともできますし、患者さんが見たいデータを拡大、フォーカスどこでも自由自在。

極端に言えば、治療の最中でもこのデバイスを使いながら、患者さんと状況を確認することができるのです。

カルテの使い方やインフォームドコンセントのあり方、治療の進め方・・・などをがらっと変えることもできますし、もっと言えばクリニックを新しく作るとき、内装の作り方もこのデバイスがあれば、革新的に変えることができます。

ホームページの作り方も、これを前提に作るなら発想を今までとは全く違う手法を考えられますよね。

そんなことを考え出すと、いくらでもアイディアが沸いてきてちょっと興奮してしまいます。

iPhoneの時も驚きましたが、アップル社は、また全く新しいインフラを作り上げてしまったのですね。

おかげで今日はちょっと・・・いやかなり寝不足です(笑)。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月12日 (土)

A380とシンガポールの6つ星ホテル

クロアチア・イギリスから帰国して翌週。

「フラクセル3DUAL」と「サーマクールCPT」を取り扱う米国ソルタメディカル社から御依頼を頂き、シンガポールに行ってきました。

「成田からシンガポールに飛ぶ際、ご希望される航空会社はありますか?」

・・・と聞かれたとき、深く考えず今回は「ANA」と答えました。

成田のラウンジで待っていると、僕が乗るANAの機体の遠く後方にシンガポール航空の大きな飛行機が見えます。

002よく見ると、総二階建てで世界最大の航空機、エアバス社のフラッグシップであるA380じゃないですか。

そういえば成田−シンガポールは、シンガポール航空のA380が就航していたのを思い出しました。

航空機好きの僕が、なんで気付かなかったんでしょう。シンガポール航空を指定すれば乗れたのに…。

悔やまれます・・・。

シンガポールには今までもルートロニック社、そしてキュテラ社の講演に呼ばれたことがあり、これで3回目の招待講演になります。

シンガポールの理路整然とした清潔な街並みや、雰囲気。好きなんですよね。

0051

飛行機からもマラッカ海峡のシーレーンを走る大型タンカーがたくさん見えました。

006

シンガポールは、ほぼ赤道直下にあります。機内から外をみていると、熱帯気候っぽい雲に変わってくるのがわかります。

チャンギ空港にはお迎えのリムジンが。ありがたいですね。

初日はそのままホテルにチェックインして、翌日以降のスケジュールの簡単な打ち合わせと会食になりました。

0131

ホテルはオーチャードロードの端にあるセントレジス・ホテル・シンガポールを手配してくださっていました。

016

これが翌朝、窓からの借景です。

このホテルはシンガポールに二つだけある6つ星ホテルといわれており、ちなみにもう一つはリッツカールトン・シンガポールなのだそうですよ。

0171

滞在中ホテルに高級車が停まっていました。メタリック・オレンジのランボルギーニー・ディアブロなんてはじめて見たので、

「おお!」

と、思わず歓声を上げてしまいました(笑)。

178

こちらは、ランボルギー二・ムルシェラゴです。

ベントレーやロールスロイスもアストンマーチンも停まっていたのですが、ついついイタリア製のスポーツカーに目が行ってしまいます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日枝神社 山王祭

001

今日はクリニックの外で、江戸三大祭りの一つである、日枝神社の山王祭をやっています。

クリニックFの院長室からお神輿が見えましたよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月11日 (金)

劇団四季「サウンド・オブ・ミュージック」

先月ロンドンに行ったとき、観たかったのに残念ながら当日券が手に入らなかったミュージカルがひとつありました。

それは名作「サウンド・オブ・ミュージック」。

でも、考えてみれば今は東京でも観られるんですよね。

001

昨日は休診日。この4月から浜松町で開演している劇団四季の「サウンド・オブ・ミュージック」を観に行ってきました。

「サウンド・オブ・ミュージック」は、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン2世のペアで1959年にブロードウェイで初演され、1965年にジュリー・アンドリュース主演の映画が公開されたことによって、世界的大ヒットとなりました。

名曲が何曲もここで生まれ、今でも世界中で口ずさまれていますよね。

「ミュージカルの古典」とも言える作品ですが、2006年に新たな装いで登場します。あのアンドリュー・ロイド=ウェバーがこの名作をプロデュースし、再生させたのです。

アンドリュー・ロイド=ウェバーは、1961年ロンドン初演の際にこの作品を観ているのだそうです。その際あまりに感動し、ロジャースとハマースタイン2世二人に直接手紙を送ったのだとか。それが縁となって、舞台稽古に招かれたこともあるのだと、浅利慶太さんが書いていました。

1961年の初演・・・ということは、1948年生まれのロイド=ウェバーは13歳ということになります。

アンドリュー少年がこの作品と出逢ってなかったら、後の名作「ジーザス・クライスト=スーパースター」も「キャッツ」も「オペラ座の怪人」も生まれなかったかもしれません。

そう考えると、どの世界でもそうなのでしょうが、人生なにがきっかけとなって変わるのか、わかりませんね。

さて、そんなロイド・ウェバー版の「サウンド・オブ・ミュージック」、相当楽しみに出かけてきたのですが・・・

うーん。

「サウンド・オブ・ミュージック」を今まで観たことのない人はとても楽しめると思うんですが、僕はきっと映画版の印象が強すぎるんでしょうね。

僕が初めて「サウンド・オブ・ミュージック」の映画を観たのは小学校一年生のとき。

今でも覚えているぐらい、強烈な印象があります。

修道女であったマリアが、母親を失った7人の子供たちと、トラップ大佐の家庭に、歌と明るさを取り戻すというストーリー。この映画の中に、たぶん僕は人生で初めて、ヨーロッパ文化を観たのだと思うのです。

僕の母親は僕が生まれる前に、スペインの修道院に寄宿していたことは以前ブログにも書いたと思うのですが、小さなころから西洋のお城や音楽、教会、身分社会、そして街並についての話を、物語として良く母親が話していました。

また、当時フジテレビで放映されていた「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」など、アニメでヨーロッパの街並みや暮らしを観たことはありました。

でもそれらはいずれも漠然とした遠い存在だったのです。

しかし、「サウンド・オブ・ミュージック」には、そんな場所や人々を映すリアルな映像が溢れていました。

オーストリア・ザルツブルグの街並みや、トラップ大佐の住む大きなお城、その内装。トラップ家に仕える召使たち。貴族たちのダンスパーティー。クラシック音楽。清貧な修道院。ナチスドイツに併合されるオーストリア帝国・・・。

漠然とイメージしていたヨーロッパの文化を、実際にこの目で初めて映像として見ることができたのです。

当時はビデオも無かった時代ですので、藤本家では年に一度、この映画がテレビで再放送されるときを家族皆が心待ちにしていました。このときだけは、遅くまで起きていても良かったことを思い出します。

大人になってすぐにDVDも購入したので、子供の時から数えると、映画版を僕は間違いなく100回以上観ていることになります。それくらい僕にとっては思い入れの強いもので、曲も歌詞も、完全に脳に刻み込まれているんですよね。

ロイド=ウェバーには程遠いですが、僕があらゆる芸術を含めたヨーロッパ文化史に目覚めるきっかけとなったのは間違いなくこの作品との出逢いによるもので、大袈裟に言えば「サウンド・オブ・ミュージック」がなければ、このブログでオペラやミュージカルについて書くこともなかったことでしょう。

そんな僕なので

ミュージカルの中で、映画のシーンと曲が入れ替わって使われていたり、歌詞が中途半端に日本語になっていたりするこの作品は、ちょっと違和感があって・・・僕としては、物語にすっと入り込むことができなかったのです。

英語版で観たら、また違った印象だったんでしょうか・・・?

とは言え、ひとつ

いいな

と思ったのは、「ドレミの歌」が、日本人には親しまれている、ペギー葉山さんの歌詞だったことです。

日本語版の企画演出を務めておられる浅利慶太さんによると、このドレミの歌の歌詞は、不思議なことに、ペギーさんご自身が出演された舞台以外では使われてこなかったのだそうです。

006

購入したパンフレットには、ペギー葉山さんの日本語版「ドレミの歌」の誕生秘話が載っていて、興味深く読ませていただきました。

ペギーさんは、1960年に、2度目のブロードウェイ体験で、この「サウンド・オブ・ミュージック」の公演を観たのだそうです。

ちょうどその前日、「ウエストサイドストーリー」を観て、完全にノックアウトされて、しばらく椅子から立ち上がれない位の衝撃を受けた。

そして翌日、そのとなりのラント・フォンテーン劇場で、この「サウンド・オブ・ミュージック」を観て、第一幕の途中の「ドレミの歌」を聴いた時に、津波が押し寄せてくるような感覚を受けて、この曲の日本語訳を作ろうと思ったのだそうですよ。

1960年に、ブロードウェイで、この二つの作品を二日連続して観られるなんて、ペギーさんは、なんという僥倖に巡り合ったのでしょう。その場に居合わせたかったですよね。

第二幕を観ながら、

「ドはドーナツのド」

は、すぐに思いついたそうなのですが、次はどんな歌詞にしようかなんて、考えていたのだそうです。

今では「ドレミの歌」は、音楽の教科書にも載っていて、「日本の歌百選」にも選ばれた、日本人なら誰でも歌える曲ですものね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 9日 (水)

クロアチア・イギリスからの帰国

555

今回のロンドン滞在は、ハイアットリージェンシー・ロンドン・ザ・チャーチルを使いました。

643

ハイアットは使用頻度が高いので、

644

メッセージがいつもついてくるのです。

小さなことでも、うれしいですよね。

こういった小さな感動を、クリニックFでも提供してゆきたいなと思います。

大英博物館から帰ってきてシャワーを浴びて、レイトチェックアウト。

いよいよヒースロー空港に向かいます。

641

パディントン駅からヒースローエクスプレスに乗りました。

642

アイスランドの噴火の影響があって、朝まで閉鎖されたようですが、飛行機は飛んでいるようです。

645

JALの機体が見えてきました。

646

噴火の影響で出発が少し早まりました。

ですが、無事に帰国できることになり、よかったですよ。

長くなりましたが、これでロンドン経由で向かった、2010年クロアチア開催のヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の新国際学会周遊記での報告を終わります。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大英博物館

613

地下鉄の駅からブリティッシュミュージアムまで歩きます。

大英博物館に来るのは、記憶を掘り起こしてみると1993年以来。

2回目の訪問です。

前回はちょうどクリスマスの日。とても寒かった・・・いろんな意味で強烈な印象が今も残っていて、地下鉄から歩いたこの景色もよく覚えています。

614

あの時、僕はクロークにお気に入りのコートを預けていたんですが、午後3時ごろ突然アラームが鳴って、クロークにコートを預けたまま博物館から追い出されてしまったのです。

当時は今よりも英語力がありませんでしたが、どうやら

IRA(アイルランド共和軍)の仕掛けた爆弾の爆破予告があった

ということらしい。だいたいは聞き取れました。

寒い中コートもない状態で、この道を歩いて帰ったっけ・・・。

翌日、クロークにコートを取りに行き、無事に返してもらえたのですが、移動日じゃなくてよかったなあと思いました。

6401

さて、約20年ぶりに訪問した大英博物館ですが、中は綺麗に生まれ変わっていて驚きました。

616

まずは、世界一有名な石 「ロゼッタストーン」に向かいました。

633

人だかりがありましたので、すぐにわかりましたよ。

617

でも、今はガラスケースの中にありました。

昔は直接見ることができたんだけどなあ。

618

イースター島のモアイもいましたよ。

622

博物館巡りは本当に楽しいですね。

635

634

ちょうどレオナルド・ダ・ヴィンチのデッサンの特別展示もやっていましたのでそれも見てきました。

630

こちらは写真が撮れなかったので入り口だけですが、よかったですよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 8日 (火)

iPhone iOS4とレーザー医療の未来

6月にデビューが噂されていた、新しいiPhoneやっぱり出るんですね。

Iphone4

なんでもアップル社は、この春マイクロソフト社の企業価値を抜いて、全米第二位の企業になったのだとか。

一時のアップル社の凋落を考えたら、ここまでの追い上げとアップル完全復活は誰も予想できなかったのではないでしょうか。

なんてすごいことなのだろうと思います。

考えてみたらwindowなるものをコンピュータの世界に持ち込んだのはアップル社ですものね。それまでDOSで動かしていたソフトを、マウスのクリックで動かすことが出来たのには、本当に驚きました。

海外の出張先で、とても綺麗な景色を前に

ビデオに撮って見せてあげられたらな

・・・と思う時があったのですが、新しいiPhoneは(ビデオ)カメラが前面と背面に付いていて、ビデオ会話も出来るのだとか。

いいなあ。ますます欲しいなあ。

最近、クリニックFには、海外在住の方が診察をしてほしいと言う問い合わせがとても多いのですが、特にレーザー皮膚治療分野ならば、皮膚の状態を診せてもらえれば治療をお受けできるものかどうか瞬時に診断が付くものが多いので、そういった際は写真をメールで送ってくださいとお願いすることがあります。

ところが、一枚の写真ですと、光の反射や撮影の仕方など、写真の条件によって診断が付かないことも多々あるのです。

でも画質の良くなった動画だったら、海外にいても診察・診断が出来て、その国の医師に指示をお願いすることも出来ますよね。反対に僕が海外にいる時も、患者さんと話をして、国内の医師に診療をお願いすることが出来る。

これは、他の医療分野にも応用できるはずで、僕は今後のWEB戦略と共にスタッフとよく相談もしているのですが、アップル社の躍進によって遠いと思っていた未来をもっと早く手繰り寄せることができるかもしれない。

すごい進化だと思いますよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 7日 (月)

船橋屋の葛餅プリン

Photo

今日は、レーザー業界では有名な?グルメ EさんがクリニックFに来てくださり、写真のプリンをお土産に頂きました。

本当に僕の好みをよくわかってる(笑)!

ありがとうございました。美味しかったです。

ちなみに今日の僕、目がくっきりして、ちょっと顔が引き締まっていませんか?

さきほど空き時間があったので、タイタンとリファームSTを打ったら、こんな顔になりました(笑再び)。男性にはお薦めのコンビネーションです。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

再びテートモダンへ

604

595

雨の中飛び込んだテートモダンでしたが、月曜日にもかかわらず、ものすごい人です。

600昨年訪れたときのブログにも書きましたが、テートモダンは美術館としても良いのですが、カフェもどれもとても感じがよく、特に窓から見える景色がいいんですよね。

598

601

ミレニアムブリッジとセントポール大聖堂を正面から見ることができるこのスポットが、僕のお気に入りです。

テートモダンは毎回展示される絵が入れ替わるのですが、今回も沢山の絵を見てきました。

この美術館に収蔵されているピカソの「ダンス」。

603

人だかり。

ピカソがモンテカルロで、ロシア人のダンスの公演を観たときの話だと、学生に英語で説明しているガイドさんの話を聞きました。

テートモダンにある、「泣く女」シリーズも好きですよ。

ピカソの絵は、時を変えて観るとまた新たな発見がある。毎回「謎解き」をしてるような気分になります。

絵画というものは、いったい作者がどこまで意図して描いているのでしょう?

きっと優れた感性で描かれている絵は、本人が意識していないことまでその中に表現されているのでしょうね。

絵って不思議だな・・・

と、たまに思う時がありますよ。

また、昨年南仏ニースを訪れた時にマティス美術館を訪れたのですが、今回はアンリ・マティスの肖像画の原画を見ることができました。

602

テートモダンで時間を過ごしているうちに、少しづつ晴れ間が見えてきました。

時間を見ると、夜のフライトまでもう少し時間がありそうです。

よし、久しぶりに、大英博物館に行ってみよう

と思い立ちました。

ロンドンの路線図を頭に浮かべると、テムズ川を渡った先の、セントポール大聖堂駅から大英博物館の最寄りの駅まで行けるはずです。

605

606

ミレニアムブリッジを半年ぶりに渡ります。

607

608

セントポール大聖堂が見えてきましたよ。

609

建物の裏のTubeステーションに向かいます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 6日 (日)

TATE to TATE

579

テートブリテンを十分に堪能して、

さて、テムズ川沿いに歩いて北上して、ビックベンでも見に行こうか

・・・と思った時、一艘の船を見つけました。

594

確かこれは「TATE to TATE」という、テートブリテンとテートモダンを往復する船だったのでは…?

乗り物好きな僕です(笑)せっかくなので、テートモダンにも足を延ばすことにしました。

586朝はあんなに晴れていたのに、そこはやはりロンドン。天気が徐々に変わりだし、ぽつぽつと雨が・・・。

今回のイギリス滞在中、初めて傘が必要な日となりました。

587船の中から見た風景。

左手に、ビックベンも見えます。

初めて乗ったこの船。本当に便利だな、と感心してしまいました。

テートブリテンからテートモダンまで、わずか20分ぐらい。

地下鉄などの公共機関が利用できない二つの美術館の移動が、船に乗るとあっという間でした。

590

591

船を降りて、大粒の雨が降る中、テートモダンに駆け込みました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

テートブリテンで朝食

そうそう、僕はこの日、朝食を食べていなかったので、地下にあるカフェでイングリッシュブレックファーストを食べました。

583

トーストがちょっとイメージと違いましたが、でも満足・満足。このお店、雰囲気もいいしお勧めしますよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

風景画の巨匠ターナー、ミレイ、ウォーターハウス

575ターナーは、風景画を描き始めた初めての画家として知られています。

ターナー以前の絵画は、宗教画や肖像画を描くことこそが「絵画」であり、自然や風景をそのまま描くことは、「全く意味のないこと」とされてきました。

ヨーロッパの絵画は、1867年のパリ万国博覧会に展示された幕府や薩摩藩、佐賀藩などの工芸品や、浮世絵などの「ジャポニズム」の多大な影響を受けて、写実主義から抽象主義への芸術表現の大きな転換をはかります。

1874年にモネ、ミレー、マネ、ドガなどによって開催された私的な展示会が、現在では第1回印象派展と言われていますが、その時でさえも、自然や風景を題材にした「印象派」なるものは、「嘲笑」の意味も込められていたのです。

ターナーは、多くの印象派の画家に比較しても30年も早い。当時、風景画を描くことがいかに前衛的な表現方法だったか、想像もできないですよね。

そしてターナーは、特に水彩画の画材(絵の具の色)について工夫した人でした。

576この図は、ターナーが使用した画材を年代順に並べたもの。

絵を制作年代順に並べると、徐々に色彩が豊かになってゆくので、絵の色彩表現が変わっていったことがよくわかります。

とても興味深かったですよ。

テートブリテンには、もちろんターナー以外のコレクションもあり、見ごたえがあります。

こちらはミレイの代表作の「オフェリア」

5711

自殺したオフェリアが小川に浮かんでいるという衝撃の絵画ですが、シェイクスピアのハムレットの有名なシーンですよね。

5811

こちらはJWウォーターハウスの作品。アルフレッド・テニソンの詩「The Lady of Shalott」を題材にして描かれたものです。

569_2

幾つか好きな絵を見て、優雅な時間を過ごすことができました。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 5日 (土)

テートブリテンへ

イギリスからの帰国日。

フライトは夜ですが、アイスランドの噴火の影響で、昨晩のヒースロー空港は閉鎖されてしまいました。

帰れるのかなあ?

・・・と不安になりつつも、夕方までの時間を無駄にするのはもったいない、と「テートブリテン」に出かけました。

563

この日の朝は、天気も最高です。

564

567

568

テートブリテンに到着すると、扉が開くのを待っている人たちがたくさんいました。

ここは、1897年にナショナルギャラリーの分館として設立された、イギリス美術の中でも近代美術を中心としたさまざまな展示会が開かれる美術館です。

ちなみにこれに対比されるのはテムズ川沿いにある「テートモダン」。

こちらは2000年に設立され、20世紀以降の現代美術を扱っています。このブログでもふれましたよね。

他にもリバプールやセント・イヴスなどにテートがあるようです。

さて、ヨーロッパの国々を訪れると、国によって得意な文化と不得意な文化があることに気付きます。

イギリスは、シェイクスピアに代表されるように、こと文学に関しては中世より優れた作家をたくさん輩出したのですが、興味深いことに、音楽や絵画となると近代まであまり有名な芸術家がいないのです。

音楽は、今でこそロイヤルオペラハウスのオペラやバレエは世界でも突出する技量ですし、ビートルズやクイーン、スティングなどの著名なミュージシャンもイギリス人ですが、不思議なことにクラシック音楽の分野では、あのイギリスの第2国歌でもある「威風堂々」を作曲したエルガーぐらいしか有名な音楽家がいなかった。

19世紀、20世紀の偉大な音楽家はイタリアやドイツ、オーストリア生まれが多いですよね。

さらに後年、音楽家の産地? は東に移動してポーランドやロシアなどになりました。

570

一方で、絵画は陽光がまぶしいぐらいの、緯度の低い地域によい画家が生まれています。まずはルネッサンス期のイタリア。そしてスペインや南フランス…。

ロンドンの緯度はなんと北緯51度です。日本に対比させると樺太ぐらいの緯度。陽光の関係でも、画家が生まれにくいのも分かる気がしますね。

しかしながら、このテートブリテンには、19世紀のイギリスとしては珍しい、イギリスを代表する画家として名高い、Joseph Mallord William Turner(ターナー)のコレクションがあるのです。

575

こちらを今日は見に行きます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 4日 (金)

MacAir

Macair20100602

僕はMacAirを本当に愛しています(笑)。

あのデザイン、薄さ、起動の速さなど、すばらしいですよね。

もうラップトップはWindowsに戻れません。

あまりに重宝で、2008年5月には、あのイースター島まで持って行ってしまいました。

国際学会周遊記 番外編イースター島のブログはこちらです。もしも読まれる場合、下の方の古い記事から呼んでいただけると嬉しいです。

そうそう、来月、イースター島で皆既日食がありますよね。

日食チェイサーの友人が行くことにしているらしいのですが、他の地域では絶対に得られない体験ができると思います。

ほんとにうらやましい(笑)。

話をMacAirに戻しますと

今回シンガポールの学会で

「iPadが爆発的に売れているが、そのiPad陣営を強化するために、Apple社はMac Airをなくしてゆく方針らしい」

という噂を聞いて、iPadを買うより前に、あわててストック用にもう一台、Mac Airを買い増してしまいました。

そんなわけで、今週時間があるときに、過去の講演データーをストック用のMac Airに、2台並べて移行させています。

過去60回のレーザー治療関連の英語での講演と、それ以上の数の日本語の講演のプレゼンテーション。

講演は生き物だとおもいます。

会場の鋭い質問によって、普段は自分でも考えもしなかった発想が突然浮かんできて、それを次の講演に生かせたり、ここで会場を笑わせてようとか、ギャグのタイミングまで考えてスライドを用意して行ったのに、会場の雰囲気があまりに固くて、準備していった冗談をまったく話せずに終わったり。

僕は、毎回違う講演をするように心がけているので、違うファイルにして時系列に整理しているのです。

昔の講演って、見ていると時間があっという間に経ってしまいますね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 3日 (木)

ミュージカル「DREAM GIRLS」

Dream_girls

休診日の今日。ニューヨーク・ブロードウェイからオリジナルプロダクションで上演中のミュージカル「ドリームガールズ」を観て来ました。渋谷・オーチャードホールです。

写真は幕間にひと息ついているところ。

このミュージカル、本当に良かった! 今週土曜日までということなので、御興味のある方はぜひ観てください。LEDを多用したステージングも楽しいですし、ストーリーの方もビヨンセやエディ・マーフィ、ジェイミー・フォックスなどが出演しオスカーを獲った映画版で御覧になった方は良くご存知のことと思いますが、ミュージカルで観るとまた違った印象です。

エフィに涙ぐんでる観客の方も多かったようですよ。

できればもう一回最初から観たいくらいです。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 2日 (水)

ロンドンで観たSTOMP

イギリス滞在最後の夜。何を観ようかとこの日もレスタースクウェアをさまよってみましたが(笑)、あいにくたいていの公演は休演となる日曜日で、あまり選択枝がないようです。

556

そんなとき、「STOMP」の看板が目に飛び込んできました。

STOMPはブロードウェイの公演(1994年から現在まで)が有名です。でも、たしか元々の発祥はエジンバラだったはず。

ロンドンでSTOMPを観た事はなかったよな

・・・と、当日割引チケットを購入しました。

557_2

こちらが会場です。

「STOMP」は、“ノンバーバルコミュニケーションパフォーマンス”とでもいうのでしょうか。

まったく会話や言葉がないので、英語力はいりませんし、それでも笑いあり、共感ありで、これだけ楽しめるのですから、本当にすごいパフォーマンスです。

ストーリーがあるわけでもないのですが、もしも観ていない人がいらっしゃったらお勧めしますよ。

ちょうど今、6月1日から6日まで東京ドームにSTOMPが来ているんですよね。

STOMPチームの日本上陸は1995年から数えて今回で7回目。

STOMPを最初に見たときに、

「リズムが和太鼓に似ているなあ。」

と思ったのですが、STOMPの発案者の一人でもあり、現在総製作を努めているルーク・クレスウェルが、エジンバラに来た日本の和太鼓の演奏に感化されてSTOMPの発想を得た、と言っているのだそうです。

うーん。納得です。

帰り道、ピカデリーサーカスには、QUEENのミュージカル。

「WE WILL ROCK YOU」のチケットが売られていました。

僕はブリティッシュロックのなかでは、QUEENがメロディアスでとても好きなのですが、以前にこのミュージカルをみて、好きなQUEENの曲ばかり出てきて興奮した覚えがあります。

ああ、もう一日滞在したかった。。。

090

093_2

ともあれ、ロンドンの夜は更けてゆきます。

明日帰国になります。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ファッショニスタのアフタヌーンティ

実は本業のレーザー/光治療とはまたひと味違う仕事の話が進んでいます。時期が来たらこのブログでもお話できることと思いますが、今回ロンドンではその件でいくつか打ち合わせをしたり、人に会ったりしてきました。

そして、その内の一回

「せっかくロンドンにいるのだから、アフタヌーンティでもしながら話をしましょう」

とお誘いいただき、行って来ました。

場所は、ナイツブリッジのホテル「THE BERKELEY」。

その名も「プレタポルテ(ィ)」というファッションショウをテーマにしたアフタヌーンティが人気だそうで、皆予約をしてから行くのだそうです。

まずこんなメニューを頂きます。

118

「ファッショニスタのアフタヌーンティ」とサブタイトルがついています。

そして、出てきたカラフルなお菓子。

119

すべて今年の春夏コレクションにちなんだものだそうで、ウェイターの方がポインターを使いながら説明してくれました。

味の方は僕にとっては今ひとつで全部食べ切れなかったのですが、おもしろさは良くわかりました(笑)。

ロンドンでは紅茶をよく飲みました。日本で飲むよりも美味しく感じるのは、やっぱり水のせいでしょうね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 1日 (火)

晴れたロンドンの街角とランボルギーニ

クロアチア~イギリス・ロンドン出張ブログの続きをアップしてしまいますね。

526

ロンドンは新緑の季節。

滞在中は連日とても天気が良かったので、早朝から公園や街をよく散歩しました。

080

078

054

こちら、ピカデリーサーカスの有名な噴水の上にあるエロス像です。

525

イギリス人が

「まるでピカデリーサーカスの様だ」

と表現すると、そこはいつも沢山の人で混んでいるという意味だそうです。ちなみにアメリカ人は、

「(NYの)グランドセントラル駅のようだ」

と表現するそうですよ。

082

ロンドンも市街に普通にスーパーカーが走っている街です。スーパーカー世代の僕は、歩いていてこうした車を見つけると、つい嬉しくなってしまいます(笑)。

こちらは路駐しているランボルギーニー・ガヤルド。

524

そして、こちらはランボルギーニー・ディアブロです。

お国柄か、アストンマーチンやロールスロイスも多かったですよ。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »