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2010年6月22日 (火)

今度は香港に行ってきます

シンガポール編の新国際学会周遊記が終わったばかりですが、実は今日朝一番の便で、香港に行ってきます。

香港 Chinashow Limited社主催の医療セミナーで、

「レーザー治療に併用するフラーレン入り化粧品の効能」

についての講演を頼まれているのです。

Fullerene3

講演を準備していて気付いたのですが、僕はこの化粧品素材の抗酸化物質「フラーレン」について、三菱商事子会社VC60社の研究者グループと、欧米の皮膚科学会やレーザー学会などの国際学会で、既に7回もトップネームで講演していました。

光栄ですね。

Fullerene

春にマイアミで開催された米国皮膚科学会(AAD)で僕の3報の演題をみた会社の方が、お声を掛けてくださり、今回の招待講演が実現しました。

「ラジカルスポンジ(水溶性フラーレンの商品名)」及び「リポフラーレン(脂溶性フラーレンの商品名)」を使用した化粧品は、既に国内で500社を超えて販売されていますが、強力な抗酸化物質であるフラーレンを、レーザーの施術前後に使用して、治療効果を上げると言うのがこの演題の目的です。

クリニックFの医薬基礎化粧品のラインナップでも、2つのフラーレンが大量に配合されています。

強力な抗酸化作用により、同じように抗酸化目的で配合されているAPPSの様なビタミンC誘導体の持ちも良くなり、生理活性もより長く続くのです。

これらのクリニックFオリジナル化粧品は、元々はレーザー治療の前後に使用して、レーザー治療の効果を後押しするつもりで作られたものなのですが、おかげさまで現在非常に人気でリピート率も高いのです。

どこからか噂を聞いた方が、通信販売して欲しいと電話やメールによる依頼も頻繁にあります。

しかし、クリニックFで販売している化粧品は、クリニックF内でのみ作られているものです。

これらは医薬部外品と呼ばれる化粧品のカテゴリーではなく、効能のある「医薬品」に分類される医薬化粧品です。

実際に肌の中のコラーゲンやエラスチンを増やす効果のある医薬品ですので、クリニックFのカルテがない方には、ご希望があったとしても販売できないのです。

もしも使用してみたいという方がいらっしゃいましたら、一度クリニックにご来院ください。

さて、招待講演の話です。

Laser

レーザーを皮膚に照射すると、特定の活性酸素が生じます。これをスピンエコー法(ESRシステム)で捕捉し、この活性酸素の発生率がフラーレンによって抑制されるかという研究を、VC60社と繰り返し行ってきました。

Esr

脂溶性フラーレン「リポフラーレン」もしくは水溶性フラーレン「ラジカルスポンジ」が含まれた化粧品を、レーザー照射の前後に使用すると、施術後に皮膚の中に発生する活性酸素の発現を抑制できるため、肌の赤みやレーザー照射後の色素沈着(PIH)などの発現を抑え、治療効果を上げることができるのです。

香港で今回開催される講演は、レーザー施術を行っている医師と、化粧品関係のマスメディアの方を対照としたものだそうです。

詳細はまたこのブログでも報告しますね。

頑張ってきます。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

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