2010年上半期のレーザー関連ニュース総括3
さて、三つ目の論点
タイトニングとリフトアップですが、これは昨年末に正式発売された第三世代のRF機器であるサーマクールCPTと、超音波を使用したリフトアップ機器のウルセラの二機種がトピックとなると思います。
サーマクールCPTについては何度もこのブログで触れていますが、サーマクールの前行機種NXTより痛みを減らし、タイトニング効果を上げた、皮膚治療機種です。
入れ替わりの激しいこの業界で、タイトニングに関して2002年から一定した評価を維持しつつあるのは見事だと思います。
クリニックFで、痛みに弱いのでサーマクールだけは打てないと言っていたスタッフが、通常のパワーで難なく施術をすることができたのは驚きでしたよ、
もうひとつ、僕が注目している機器は、上の写真のウルセラという機種。アリゾナ州のウルセラ社の商品ですが、HIFU ( 高密度焦点式超音波療法)を使用して筋膜のリフティングを行う機器です。
超音波エコー下で、実際に目視しながら筋膜を狙って施術ができるので、非常に効果が高い半面、施術者の腕の違いが出るのではないかと思います。
サーマクールがタイトニングなのに対し、ウルセラがリフティング。
両者明らかに住み分けができるので、魅力がありますよね。
今週火曜日、ウルセラ社から副社長のRandall E Millerが来日しましたので、みやた形成外科・皮ふクリニックの宮田先生ともども、会食に招待していただきました。
Randallは、もともとジョンソン&ジョンソンに在籍していた薬学博士の学位を持つ研究者。約20年前に、JJで超音波機器の開発にかかわっていたのだと語ってくれました。
ウルセラは、クリニックFでの時期購入予定の筆頭候補の1つなのですが、来月サンディエゴで開催予定のハーバードコントロバーシーズの発表を聞いてからにしようと思っています。
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