口頭試問終わりました
大学院入試の口頭試問が終わり、クリニックに帰ってきました。
レーザー機器を専門に扱っていく上で、より細かく工学的基礎知識を学び、さらに自分でも医療のニーズをベースとした治療機器の開発に関わりたい。
そんな気持ちもあって、工学部大学院博士課程の入学試験を受けたのです。
プレゼンテーションの手ごたえはまずまずでした。結果を待ちたいと思います。
10年毎に僕は目標やテーマを作るようにしています。そして3~5年毎にその微調整を行うのですが、これからの10年、僕のテーマのひとつが「医学と工学の融合」です。
医学知識にプラスして工学的知識を蓄え、新たな治療機器が開発できるように頑張ってみたいと思います。
2000~2009年までの10年間、僕の興味は世界最先端医療と医療経営の両立にありました。
米国やヨーロッパの学会で専門医や認定医を取り、経営管理学修士号(MBA)を取得して医療経営を解析する努力をしてきたつもりです。
現在まで僕は、コンセプトやマーケット/顧客層の異なる5院のレーザークリニック設立とそれらの経営を経験してきましたが、クリニックFはある意味、僕のこの10年の総決算的なクリニックになりました。
それは、様々な意味でそうなのですが、経営的側面からひとつお話しすると
通常、経営の世界では新規顧客の獲得にリピート顧客を維持する5倍以上のコストがかかります。逆に新規顧客の獲得コストを極限まで抑えれば、肌を定期的にメンテナンスすることが目的のリピート顧客に対して、最もメリットのある経営ができるはずなのです。
クリニックFは開業以来新規顧客を得るための広告などのコストを一切支払ってきませんでした。クリニックに来てくださる方は、僕のブログを見てくださった方か、知人や患者さんからのご紹介の方ばかりだったのです。
以前議題にしましたが、クリニックFを会員制のクリニックにしてしまうプランもありました。
莫大な広告PR費を省きましたし、クリニックの大きさもコンパクトにして、家賃も最低限の抑えました。こうして工夫してねん出した資金をレーザー機器の購入や、メンテナンスに力を注ぐことができるようになりましたので、リピートして治療にきてくださる患者さんに対して、世界でも最先端医療の施術が東京で可能なクリニックになったと思います。
今日はこれから名古屋に向かいます。明日講演があるのです。
またあちらで時間があれば、ブログを書きますね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
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