8月31日の日経新聞に載せて頂きました
先月上旬に大阪で開催された、講演会/ディスカッションの内容を、31日の日経新聞(夕刊)に載せていただきました。
第一部は、「健康と若々しさのために水を選ぶ」という僕の講演。
第二部は、ロサンジェルスオリンピック代表の元バレーボール選手、現在スポーツプロデューサーの三屋裕子さんと、株式会社日本トリム社の森澤社長との鼎談でした。
この会は、約200人の方が参加されたとても大きな会でした。
地球上の生物は、ミトコンドリアを細胞の中に取り込み、無酸素状態と比較して約19倍のエネルギー効率を得て、酸素と共存する生活を選択しましたが、効率と同時に、活性酸素の弊害と常に戦わなければならなくなりました。
そう、燃焼や錆びといった非常に強く速い「酸化」という反応を短期間に起こす酸素は、生体にとっては毒物なのです。
活性酸素がDNAを傷つけ、それによって遺伝子転写経路が異常になることで、ガン化、老化といった現象が起こるようになりますし、活性酸素は、糖尿病などの現代人の病気にも深くかかわってくることが、ここ数十年の研究で分かってきました。
活性酸素から生体を守る防御システムは、以下の三段階によって守られています。
それは、大きく分けると
第一次防御として
口から抗酸化物質を取りこみ、活性酸素を中和することによる「栄養学的アプローチ」
第二次防御として
体内で発生した活性酸素を除去する「生体内酵素アプローチ」
第三次防御として
活性酸素によって引き起こされた遺伝子の転写ミスを修復する「遺伝子修復アプローチ」
の三つです。
栄養バランスの良い人は、ガンになりにくいですし、年をとりにくいと言われていますが、それは第一次防御系のアプローチですね。
僕も医師として大学病院では働いていたときに、「元気なお年寄りは、見た目も若い」という印象があったのですが、長生きする家系は、生活習慣に加えて、生まれつき、こうした活性酸素を体内から除去する第二防次御系や、遺伝子修復に関わる第三次防御系の酵素を豊富に持つ優秀な遺伝子を持っているのだと思います。
水の抗酸化能力についてに研究は、まだまだ今世紀に多くの課題を残していますが、活性酸素を効率よく除去する還元水(機能水)というものが存在するのであれば、機能水は、上記の第一次防御に加え、第二防次防御系のSOD様活性も併せ持つことになり、活性酸素に対する抗酸化に画期的な医学的アプローチになりえます。
株式会社日本トリム社は、電解還元水の整水機器メーカーとして唯一の東証一部上場会社。既に水に関する数多くのパテント(特許)を取得し、大学病院などとの共同研究を進めて、機能水に対する医学的根拠を常に求めてきた会社です。
現在この水を、透析の時に医療使用して、透析後の患者さんの疲労感を改善する研究も進めているようですが、水に対する研究は今後もぜひとも続けていただきたいですね。
講演に呼んで下さった関係者の方々に厚くお礼申しあげます。
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