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2010年12月の22件の記事

2010年12月31日 (金)

2011年の国際学会予定

いよいよ今年も終わりですね。

今年も15回の海外講演をこなしましたが、2011年の国際学会の予定もどんどん埋まってきました。

現在確定している渡航の予定は9回。月1ペースの出張は変わらないようです。

毎年直前に参加や発表が決まる学会もあるので、もう数回は増えそうですね。

2011年 国際学会参加予定

1月 フランス パリ IMCAS

2月 アメリカ ニューオリンズ 全米皮膚科学会(AAD)

3月 アメリカ テキサス 米国レーザー医学会(ASLMS)

4月 チェコ カールスバッド ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)春季

5月 韓国 ソウル 世界皮膚科学会

8月 アメリカ ノースカロライナ コントロバーシーズ&カンバセーションズ

9月 フランス カンヌ 5大陸レーザー医学会 

10月 ポルトガル リスボン ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)

11月 インド ニューデリー IMCAS INDIA

という感じで予定もギッチリですが、来年も世界の最新医療をクリニックFの患者さんにお届けできるように頑張って学んできたいと思います。

今年もありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

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2010年12月30日 (木)

異変

おかげさまで、2010年の診療も昨日12月29日で無事終了しました。

毎年、この最終日はありがたいことに患者さんで朝から晩まで一杯で、僕もほとんど休息無く20時過ぎまで診療とレーザーの照射を行う事になるのですが、ある意味想定内? の異変が起きました。

まず、夕方過ぎにフラクセル3デュアルの冷風機が、スイッチを入れても立ち上がらない...!

前日になんだか調子悪いと担当者の方に連絡していたのですが、年の瀬なので点検は年明けに行なおうという事にしていたのです。

それが、ここに来てこのハプニング。しかし、それだけでは終わらず、その後、年内最後の残り二人の患者さんを残して、本体もエラーが出て立ち上がらなくなりました。

さらに、リファームSTまで様子がおかしい...!! 

リファームやオーロラ、マトリックスIRを内包したe-Maxと、フラクセル3デュアルは、クリニックFで今年最も「働いた」機械です。特に、ここ一週間は本当に働いてくれました。

クリニックFでは、各レーザー機器を定期的に点検、必要であれば買い替えを行っていますが、それにしてもこのタイミングで起きた異変。すでにレーザー会社さんは昨日仕事納めを済ませた後です。

急遽、フラクセル3の患者さんはe2に機器をアップグレード、リファームの患者さんもタイタンに格上げし、価格はそのまま・・・ということで急場を凌ぎました。

患者さんはこんな嬉しいハプニング? ちょっと早いお年玉? に、皆さん大喜びしてくださいましたよ(笑)。

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2010年12月29日 (水)

The Flying Scotsmanは映画と列車

2010年も、たくさんの国や地域を訪れることができました。そんな中10月に訪れたスウェーデンでのブログで、僕はこんな記事を書きました。

10月22日のブログ

そうしたところブログの読者でもある知人数人から、こんな指摘を受けました。

「2006年のイギリス映画で『The Flying Scotsman』という、サイクリストをテーマにした映画があるから、それにひっかけてるのでは?」

というのが、ひとつ。

なるほど、探してみると、こんなものが見つかりました。

The_flying_scotsman

ストーリーラインを読んでみると、

「The Flying Scotsman is a feature film based on the remarkable true story of Scottish cyclist Graeme Obree.」

とあります。

これ、おもしろそうですね。観てみたいなあ。

もうひとつは

「『フライングスコッツマン』と言えば、鉄男にはおなじみの名列車! ロンドン-エジンバラ間を結ぶ列車の愛称なんですヨ。」

という御指摘。

ちょうどクリニックFのスタッフで、お子さん用のおもちゃの列車を持っているスタッフがいたので画像を送ってもらいました。

Flying_scotsman_2

ブログを書いていると、思いがけず知識も広がりますね(笑)。御指摘・御指南ありがとうございます。

2011年もどうか「新国際学会周遊紀」をよろしくお願い致します。

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2010年12月28日 (火)

ノルウェイからの一時帰国

クリニックFの年末診療は、明日までです。

今日も朝からスタッフ全員食事を取る時間もなく、頑張っています。

クリニックFのスタッフは皆仲が良く、開業以来、スタッフに辞めたいと言われたことはないのですが、開業時から2人だけ、入れ替わったスタッフがいます。

ひとりはご主人の出張のためノルウェーに転居。

もうひとりは早期流産の危機があって出産前に入院したスタッフなのです。

2人とも現在は休職中といったところでしょうか。一人は双子のママ。もう一人も、もうすぐ2人目を出産予定なのだそうです。

今日、双子のママの方がノルウェーから一時帰国中ということで、2人揃ってお土産を携えクリニックを訪問してくれました。

002

2人ともクリニックFの一つ前のクリニックから僕と一緒に仕事をしてきていますので、6年近い付き合いということになりますね。

開業時の懐かしい話で盛り上がりましたよ。

つかの間の休息になりました。

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2010年12月27日 (月)

ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)所属の日本人医師の数

年末になって、海外の学会に年会費を納めるシーズンになりました。

最近はクレジットカードとWEBによる決済が可能になって楽になりましたが、昔はやれクレジット番号をFAXしろとか、銀行送金しか受け付けないとか、学会によって対応が違うので困りましたよ(苦笑)。

年会費って、ではどれくらいの金額かと言えば

たとえば、今年のヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の年会費は150ユーロ。

これを支払うと、毎月ヨーロッパから写真のような最新皮膚科学会誌が送られてきます。003

診療方針を日々アップデイトしていく上でも、欠かせない情報源の1つです。

ちなみに米国皮膚科学会(AAD)の年会費は450ドル。

米国レーザー医学会(ASLMS)の年会費は230ドルです。

003_2

こうした英語の医学雑誌に目を通すだけでも大変な作業になってしまいますが、日夜医学は進歩しますから、必要な作業ですよね。

ところで、今回WEBを使ってヨーロッパ皮膚科学会の年会費を払おうとしたところ、会員のみが使える他の学会員検索ページなるものを見つけました。

Eadv

このページ、会員の検索ができるのですが、国の指定のみをJAPANにして、会員検索してみました。

その数は僕も含めて、わずかに21名。

日本には2万人を超える日本皮膚科学会員がいるのですが、ヨーロッパに定期的に行く人は思ったよりも少ないのでしょうね・・・。

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2010年12月25日 (土)

レニングラード国立バレエ団の「くるみ割り人形」

Merry X'mas

皆さんはどのようなクリスマスを過ごされていますか? 

僕は今日含め仕事でばたばたとしていますが、今週は一日時間をやりくりして、クリスマスらしい気分を味わえる夜に恵まれました。

レニングラード国立劇場(ミハイロフスキ―劇場)によるチャイコフスキーの名作、バレエ「くるみ割り人形」を観てきたのです。

003

バレエ「くるみ割り人形」といえば、舞台がクリスマスの夜の出来事ということもあって、ヨーロッパでは“ホリディ・シーズンの風物詩”とされています。

日本での「第九」や「忠臣蔵」のように、毎年必ず「くるみ割り人形」がヨーロッパ各地で上演されるのです。

思い返せば、今年2010年1月に出張したパリ オペラバスティーユでもこの「くるみ割り人形」を観ましたので、今年の舞台鑑賞は偶然にも「くるみ割り人形」で始まり、「くるみ割り人形」で終わった、ということになりますね。

そう考えると、幸せな1年でした。

さて、舞台の感想を書く前に、レニングラード国立バレエ団について、すこし触れておきましょう。

レニングラード国立バレエ団は、設立170余年。草刈民代さんが在籍したことでも日本人には知られていますが、1981年に日本に来日するようになってから今年が30周年なのだそうです。

006

写真は舞台袖の様子。レニングラード国立バレエの関連グッズも売られていました。

そんなレニングラード国立バレエ団による「くるみ割り人形」とは。

チャイコフスキー最後のバレエ作品として知られるこの舞台。チャイコフスキーのバレエ音楽の中で最も完成されている一方、最も複雑であるともいわれています。

なぜ「最も複雑」なのかといえば、文学的な想像力に富んだホフマンの原作と、チャイコフスキーのシンフォニックな音楽は、相半する二元的な性質を持っており、これらを融合することがそもそも“ミッション・インポッシブル”の域にあるからなのです。

事実、この作品には数多くの演出があるのですが、その演出を原作のホフマンよりの「ドイツのおとぎ話」に振るのか、またはチャイコフスキーの「情感豊かな美しい旋律のスコア」に振るのかによって、多くの解釈が生まれ、そんな解釈の違いを舞台で見るのもまた楽しいんですよね。

僕もDVDを含めて、今まで10種類以上の「くるみ割り人形」を観ていると思いますが、その比較をするだけでも一冊の本になるぐらい。

とても興味深いですよね。

演出や振付に関わる人たちはきっと誰もがこの作品で

「今までの舞台にはなかった自分の世界を表現したい」

という創作意欲に何時にも増してかられることでしょうし、観客にとっても

「何度観ても飽きない」

作品であり、いずれにしても世界中で最も愛されている作品のひとつであることに、変わりありません。

初演は、1892年12月。ロシア・サンクトペテルスブルグのマリインスキー劇場です。以来120年あまりの間、この作品は常に進歩/進化し続けているのです。

ちなみに、この日観たレニングラード版は、年初に観た斬新な解釈のパリ版とはほぼ対局にある、非常にトラディショナルな演出でした。

クララ役は、イリーナ・ペレン。

高度な舞踏の技術と、旋律に溶けて溢れ、流れ出るようなしなやかな表現力を合わせ持っているバレリーナで、素晴らしかったです。

そしておなじみの第二幕。くるみ割り人形と主人公のクララに助けられた各国の人形が踊りだすシーン。

スペインの人形の踊り

アラビアの人形の踊り

中国の人形の踊り

パストラルの踊り

ロシアの人形の踊り

そしてコロンビーナとピエロの踊りが順番に行われ

その後に僕がこのバレエ組曲の中でも最も好きな、著書のCDにも音源を入れた

「花のワルツ」

が始まるのです。

このおとぎの国での「花のワルツ」が何とも幻想的な演出で、あまりに感動して不覚にも涙ぐんでしまいました。

こちらはYOUTUBEで見つけた「花のワルツ」です。マリインスキー劇場のものですが。

バレエは、鍛え抜かれた強靭な体を、最も美しく見せるためにどうしたら良いのかということを数百年の間考えてきた、「人間の英知」のひとつなのだな・・・と改めて思いました。

008

この通り、パンフレットも購入してきましたよ。

素晴らしい夜でした。

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2010年12月22日 (水)

2011年に日本で観たいオペラ

来年2011年、日本はオペラの当たり年です。

海外から数多くのオペラが上陸する中、僕がとても観に行きたいオペラは4つあります。

そのうち二つは2011年6月に、5年ぶりに来日する、ニューヨーク・シティのメトロポリタン・オペラ。

僕はかつてこのニューヨークのメトロポリタン・オペラで、「椿姫」と「トリスタンとイゾルデ」を観劇したことがあります。もう懐かしいような記憶になっていますが(笑)。現在では、世界最高と言われるオペラ劇場の1つですよね。

今回の来日公演中

Boheme_top

中でも世紀の歌姫アンナ・ネトレプコがミミ役を演じるプッチーニの「ラ・ボエーム」と、

Doncarlo_top

僕の注目するドイツ人テノール歌手のヨナス・カウフマンが主役を演じる「ドン・カルロ」

どちらもニューヨークでも観られないような豪華キャスト。

しかしながら、値段もすごいのです。どちらもS席64,000円。

・・・・・・・・・(苦笑)

どう考えてもニューヨークで観た方が安かろう…。

そしてもう一つが9月に来日予定。名門ボローニャ歌劇場の来日公演です。

来年はイタリア統一150周年。記念すべきツアーとなります。

Pur_r_title

19世紀に活躍した大スター、ジョヴァンニ・バッティスタ・ルビーニというテノール歌手がいたのですが、彼は高音から低音まで、驚異的に広い声域を持っていました。

彼のためにベッリーニが作曲したという「清教徒」は、テノールにとって最も高い音であるハイCよりも高い音が何度も出てくる、いわばオペラ史上最高音をテノール歌手に要求するオペラ。

1854年にルビーニが亡くなってからというもの、歌える人がいなかったと言われています。

このアルトゥーロ役を、今をときめくスター・テノール歌手、ペルー生まれのファン・ディエゴ・フローレスが歌うのです。

うーん。聴きたいですよね。

Car_r_title

もうひとつはおなじみのビゼー作曲「カルメン」。

こちらもドンホセ役にヨナス・カウフマンを配役。

舞台をスペインから、カストロ政権下のキューバに設定して、エスカミーリョは闘牛士でなくボクサーに。ニ幕の酒場でカルメンが踊るのはフラメンコではなくサルサに演出されているそうなのです。

これも捨てがたい。

でも、S席はそれぞれ54,000円と52,000円です。

とっても買いたいけど、どれも買いたいし、選びきれない…。

レーザー光治療器のように仕事に使うと思うと

エイ!

と買ってしまうんですが。

夜な夜なwebを見ては、悩んでいるのです。

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2010年12月21日 (火)

クリスマスグリーディングカード

クリスマスも近く、グリーディングカードが届きだしました。

e-mailが発達して、本当に世界が近くなりましたよね。

ちなみにヨーロッパ皮膚科学会(EADV})会員向けのはこちら。

Eadv

赤が鮮やかで元気になりませんか?

洗練された画像も好きです。

そして、こちらは以前招待していただいたヴェトナムのレーザー会社のもの。

110

ヴェトナム人らしく綺麗な細かい細工が加えられた絵でした。

今年のバージョンで個人的に気に行ったのは、

ハワイのカハラリゾートのドルフィンクエストのもの。

Dolphin

この画像の真ん中を指示通りクリックすると、かわいらしい

アニメーションが出てきましたのでご紹介しますね。

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2010年12月20日 (月)

62回の国際学会講演

2010年も残すところわずかとなりました。

思えば、僕がこのレーザー/光医学の世界に足を踏み入れたのは、2000年。東京大学大学院に入学した年でした。

医学博士号を取得した後1年ちょっと、東京大学医科学研究所で東大の教職員(大学助教)・・・国家公務員として働いていた期間があったので、この間はレーザーの仕事はお休みしましたが、いよいよ10年が経過しようとしています。

10年前までは、レーザーというと「シミやアザ取り」や「脱毛」のための機器という感覚でしたし、医学部のカリキュラムで習うことは全くありませんでした。

しかし、1999年にルミナス社がフォトフェイシャルを発表してから、肌全体を若返らせることが可能になり、美肌レーザー光治療の概念が全く変わったと言えます。

つまり、顔の施術に特化して考えると

●シミやアザなどの症状を治療するレーザー機器

●肌を若々しく保つためのレーザー機器 

とに専門性が分かれてきたと言えるのです。

特にこの10年間は、後半の、美肌のためのレーザー/光機器が数多く販売されてきました。

若々しい肌に保つための施術が、研究機関や大学病院などの最新研究のバックグラウンドがついてきて、よりアカデミックになりました。

今のクリニックFにいらっしゃる患者さんは

45%が色素斑、ニキビ肌、毛穴などといったの症状治療のためにいらっしゃいますが、

残りの55%の患者さんは、若々しく肌を保ち、肌をメンテナンスするために、ジムやエステティックサロンに定期的に通うような感覚の延長で、リピートしていらっしゃる方々なのです。

肌を「きれい」にするとは、

●テクスチャー(肌触り)を改善する 「リサーフェシング」

対応機器:フラクセル3DUAL e2 マトリックスIR アファームMPX パール エコツー など    

●透明感を上げる 「ホワイトニング、ブライトリング」

対応機器:オーロラ ライムライト SRA メドライトC6 など

●ハリを持たせる 「タイトニング」

対応機器:ポラリス リファーム タイタン スキンタイト など

●たるみを治す 「リフティング」

対応機器:サーマクールCPT ウルセラ など

この四つに集約されると思います。

では、肌を綺麗にに保つためには、どの位の頻度でレーザー光治療をすればよいでしょうか?

患者さんを観ていると、

20代の方は 「ホワイトニング」機器を  

30代の方は 「ホワイトニング+タイトニング」機器を 

40代以降の方は、「ホワイトニング+タイトニング+リサーフェシング」機器を

それぞれの予算に合わせて1~3ヶ月おきに、定期的に繰り返して照射することをお勧めしています。

僕はほぼ10年前より米国や欧州のレーザー学会に通ってきましたので、これら最新の研究には明るく、さらに国内以上に国外でのレーザー機器の講演のニーズが増えたために、2004年から数えて62回の英語での講演機会に恵まれました。

2010年 国際学会講演

2009年 国際学会講演

2008年 国際学会講演

2007年 国際学会講演

2006年 国際学会講演

2005年 国際学会講演

2004年 国際学会講演

並べると感無量ですね。

思い返せば、突然PCがクラッシュしたり、直前に講演依頼内容が変わったり、人に言えない苦労も色々ありました(笑)。

ちなみに僕自身も3年ぐらい前から大体2ヶ月おきにレーザーを照射しているのですが、昔のブログをみると、数年前の写真よりも、今の顔の方が若返っている気もします。

いかがでしょう(笑)?

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2010年12月19日 (日)

2011年は1月13日から

2010年年末。クリニックFでは、29日まで診療を行います。

2011年の診療は、欧州で開催される学会の関係もあって診療施術は1月13日からとなります。尚、スタッフは11日より出勤しておりますので、御予約は新年11日よりお受けできます。

12月30日~1月10日までは、御予約、お問い合わせなどをリアルタイムで承ることが出来ません。

クリニックFのローション、ジェル、クリームなどをホームケアでお使いになっている方、そしてサプリメントを服用されている方で、この期間になくなってしまいそうな方がいらっしゃいましたら、12月28日までに御来院、御連絡ください。

年末の御予約は埋まりつつありますが、まだ余裕のある日や時間帯もありますので、こちらも御検討中の方はお早めに御連絡下さいね。

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2010年12月18日 (土)

皮膚温度でレーザー照射時のパワーは変わる

レーザー/光照射治療をされているとき、光から目を守るため患者さんは目を閉じたり、アイガードのようなもので目隠しをされています。

そのため、その間何をしているか良くわからない、ということが起きるのですが、実はいろいろなことをやっています(笑)。

Photo

クリニックFで僕が治療中に取り入れているものの一つに、レーザーで照射されている皮膚温度を測定するということがあります。

使用している機器はこの「FLUKE」という温度測定のための機器。実はこの機器、日本製なんですよ。

レーザー会社のエンジニアが教えてくれたこの機器。赤い“レーザーガイド光”があたっている部分の温度を、瞬時に測定して表示してくれるという優れものなのです。

一般に生体へのレーザー照射時のパラメーターとは

●波長 

●パルス幅 

●単位面積当たりのエネルギー 

●レーザー照射直径 

この4つを指すのですが、これに準じるぐらいに大切なのは、「皮膚の温度」です。 

たとえば、皮膚の温度が低くなれば、微小血管が収縮します。

皮下のメラニンと、血管のヘモグロビンは非常に似た吸収率を持ちますので、血管が収縮してくれると、メラニンに対する“コントラスト”が上がり、除去効率が上がるのです。

レーザー機器会社の中には、この5番目の「皮膚温」というパラメーターを機器の設定中に組み込み、温度差を上手く使うメーカーもあるのですが、このように非接触で皮膚温を測ることができると、結果を狙ってパワーを最大限まで上げつつ、その限界ぎりぎりの際どいところで留まり、必要以上にエネルギーを打ち込んでしまう、という火傷につながる事故が無くなるので、最大限のレーザー治療効果を出すことができるのです。

皮膚の中でも特に熱に弱いのが、最も表層に位置する表皮です。

皮膚温によってレーザー照射パワーが変えられるというお話です。

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2010年12月17日 (金)

国立新美術館 ゴッホ展

昨日クリニックFは休診日でした。

僕は朝から幾つかの打ち合わせに出席。終わった夕方、参加予定だった忘年会までの2時間。

六本木の新国立美術館で現在開催されている「ゴッホ展」を観に行ってきました。

Cimg0601

スウェーデンで開催されたヨーロッパ皮膚科学会の帰りに、アムステルダムのゴッホ美術館に立ち寄ったのですが、日本のゴッホ展への貸し出しために観られなかった絵がいくつかありましたので、行く機会を探していたのです。

Cimg0606

10月1日から12月20日までの開催で、既にのべ50万人もの人が訪れたのだそうです。

日本での依然として高いゴッホ人気がうかがえますね。

Cimg0603

この日も平日夕方にも関わらず、中の混雑ぶりはものすごく、絵というより人だかりを観に行ったようで、これには少し閉口してしまったのですが、幾つか観たかった絵を観ることができたので、とても充実した時間を過ごすことができました。

今から20年以上前、僕が高校生の時に上野でゴッホ展が開催され、行ってきたのを今でも鮮明に覚えています。

世界的に評価されている画家の絵を、画集や教科書ではなく直接見たのが生まれてはじめてだったのです。

絵は強烈に目に焼きつき、今も忘れられません。

僕が初めて小遣いをはたいて買った画集は、その時のゴッホ展で手に入れたものでした。

思春期に強烈な印象を残したゴッホは、今でもとても好きな画家の一人です。

今回は、名画「アルルの寝室」をTBSの舞台スタッフが実際に組み上げた部屋が展示されてあり、これは趣向が面白かったです。

ゴッホが夢見ていた、アルルの黄色い家で始めた芸術家との共同生活。

763pxvincent_willem_van_gogh_137ゴーギャンとの生活は、わずか2カ月あまりで破綻となりますが、この寝室の絵は、ゴッホを代表する作品の1つですよね。

ゴッホが自分の耳を切り落とし、倒れているのを発見されたのもこの寝室だったのだそうです。

実際に再現された部屋は、僕が絵から想像していたよりもはるかに小さな部屋でした。

Cimg0604こちらはスーベニアのスペース。佐藤可士和さんによるロゴがちりばめられたデザインがおもしろいですよね。

Cimg0607

アムステルダムのゴッホ美術館の新館もそうでしたが、この国立新美術館も黒川紀章さんの設計だそうです。

美術館は建築やインテリアも訪れる楽しみの一つ。これは世界に誇れるものだと思います。

充電できました。

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2010年12月15日 (水)

米国ソルタメディカル社によるインタビュー

今日は昨日とは打って変わって良いお天気でしたね。こんな日はクリニックF近くにあるホテルニューオータニの日本庭園や、清水谷公園にでもふらっと出かけたいところですが・・・診療の予約も詰まっていて、なかなか叶わないのが現状です(苦笑)。

せいぜい院長室の窓から見える空を見てなごむことにしています。

さて、昨日ばたばただった理由のひとつが、米・ソルタメディカル社による電話でのインタビューがあったためでした。

ソルタメディカル社はフラクセル3DUALとサーマクールCPTを製造販売している会社です。

Sm_logo_2

日本のレーザー・マーケットやクリニックビジネスについて僕の話を聞きたい、ということで、担当者がiPhoneで東京・四谷の診察室とカリフォルニアを繋ぎ、急遽いくつかの質問に答える事になったのです。

ソルタ社の意向としては、新しいレーザーの開発に実際入る上で、どんな需要を意識すれば良いのか知りたい、とのこと。また、日本におけるレーザークリニックが直面している課題や、生き残るクリニックとそうでないクリニックの違いは何か、コアとなるマーケットの指向・・・など、現場の意見を聞きたかったようです。

細かい項目も多く1時間以上に渡るインタビューとなり、途中診療で中座しなければならないところは、クリニックFのマネージャーに登板してもらって、なんとか無事終える事ができました。

おもしろかったのが、そのマネージャーと米国側とのやりとりです。

ここでは書けない話や企業秘密もありますが(笑)、ひとつ問題ない範疇で紹介しますと、こんなやりとりがありました。

「なぜ、クライアントは数あるレーザークリニックの中から、ドクターフジモトのクリニックを選んでくると思うか?」

という質問に対し、彼女はこんな話をしていました。

「選んでくれる理由はいくつかあると思うが、その中のひとつユニークな点、特徴的なことを挙げると、クリニックFに来るクライアントは、Dr.フジモトのことを、ドクターとして信頼できると感じているだけではなく、“エンジニア”としても信頼できる、と感じていることがあると思う。

クリニックFを選ぶ患者さんは、アンチエイジングを、他の手段ではなく、レーザーのような“機器”による施術で行いたい、と考える患者さんである。

そのため、彼らにとって重要なのは、どの機器が自分の悩みを解決してくれるのか、そしてその機器の性能を十二分に引き出せるのはどの技術者なのか、ということになり、いくつものクリニックを比較検討した結果、クリニックFに惹かれた、という人が非常に多い。

たとえば、

車を買う事は決めている、買うならトヨタがいいと思っている、でも数あるトヨタ車の中でどの車種を買うべきか悩んでいる

・・・というような患者さんに対し、

あるいは

カメラを欲しいと思っている、けれど数あるカメラの機種の中でどれを選択すべきかわからない

・・・という患者さんに対し、

ドクターフジモトは、トヨタの、またはキャノンの“トップエンジニア”として、各機種の性能を説明しながら、その患者さんのニーズに合った車種/機種がなんであるのかを明確に解析し、最も適した機種を選び出してくれる印象をクライアントに与えるようなのだ。

カウンセリング中のプレゼンテーションもすばらしい。

そして実際にその機種を使って、何をどこまでできるか、最高の技術そしてパフォーマンスを患者さんの皮膚上で披露してくれる。

ブログや学会、書籍、実際の診療などで、患者さんはそう感じ、ドクターフジモトを医師というよりはエンジニアとして信頼するのだと思う。

クリニックFに初めて来る患者さんは、ここに来るのが初めてであるにも関わらずすでに非常にリラックスしている。医師と患者との間の信頼関係がすでにWEBやBLOGを通じて診察前に70%出来上がっていて、診察と施術の間に残り30%が出来上がってしまう。

ドクターフジモトと患者さんとの間には、PCやレーザーなど必ず何かのデバイスがあり、デバイスを介してのコミュニケーションが良い形で完成している。

10年前だったら、このスタイルはありえない。

このクリニックで働くスタッフには他院での勤務経験もあるが、皆の共通意見としてクリニックFと同じクリニックは探してもなかなか見つからないと思っている。

そのため、コンペティターもライバルも、クリニックFには存在しない。」

スタッフが自分のことをどう見ているのか、というのは普段一緒に仕事をしているとあまり考える機会がないのですが、こうして聞いてみると自分の特徴を良くも悪くも客観的に知ることが出来て、興味深いですね。

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2010年12月14日 (火)

クリスマスのBGM

クリニックFでかかるBGMは、クラシックばかりかというと、この時期はそんなことありません。

Jackson5

今日から写真のジャクソン5のクリスマスソングなどもかかっていますから、楽しみにいらしてくださいね。

今日は朝からあいにくの雨でしたが、クリニックは患者さんも来客も多く、僕もだいぶ頑張りました(笑)。今日はこれで帰ります。

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2010年12月12日 (日)

サンディエゴから友人来る

11月の終わりからほぼ毎日、診療後は打ち合わせを兼ねた会食が続いています。

先日は、エステティック・バイヤーズガイドの新編集長となったマーク・テイガー医師がクリニックFを訪れてくれました。

エステティック・バイヤーズ・ガイドは、美容医療に携わる医師が、世界で最も読んでいる雑誌だと言われています。

02

彼と知り合ってからもう5年以上経つでしょうか。

気が合って、世界各国の学会で会うと、会食をしたり、雑談したりしています。

そうそう、彼のキャリアは非常に面白いのです。

彼は医師の資格を持っているのですが、患者さんを診ることを早々に辞めてしまって、ナイキ社でマーケティングの仕事に就きました。

アメリカで医師になるのは、大変です。通常の大学を卒業してから、メディカルスクールに入り直しますので、資格を取るのに時間もお金も、もちろんエネルギーも、膨大にかかるのです。

それでも、あるいは、それ故か、彼は苦労して取得した医師免許を、診療以外の分野で活用できないか考えたのでしょう。

ここ10年位、マークはフラクセルを作り上げたリライアント社や、オーロラ・トリニティなどを開発したシネロン社そして、eCO2(エコツー)を開発したルートロニック社などのマーケティングや顧問をしてレーザー会社を渡り歩いてきました。

そして今は、エステティックバイヤーズガイドのアジアパシフィック版として発行される新雑誌のために、アドバイサリーボードに就任した先生方にあいさつに行っているそうで、今回も北京に出張して来た帰りなのだとか。

日本からは、僕と東京女子医大形成外科の河野太郎先生の2人が最終的にボードに就任したのだと言われました。

名誉なことですね。

日本代表として頑張ります。

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2010年12月11日 (土)

年末にサーマクールCPT

師走を迎えて、クリニックも忙しい日々が続いています。ありがたいことです。

ところで、なぜかこの季節になると普段にも増してご要望が増えるのが、サーマクールの施術です。

サーマクール自体の効果は数年間続きますが、大体一年に1〜2回施術ができると、肌をメンテナンスするという点においても、非常に効率がいいんですよね。

クリニックFには、そうしたことも良く御存知の「レーザー賢者」の患者さんが多いので(笑)、年末に

「あ、今年はまだサーマクール打ってなかった!」

とか

「年内にもう一回くらい打っておこう!」

という方が多数おいでになる、というわけです。

昨年11月に、痛くない「サーマクールCPT」がデビューして以来、今まで痛みに弱くて、この施術ができなかった人たちも、肌のタイトニングの施術が可能になったので、ますます人気の機種となっています。

何を隠そう。実は、ぼくも痛みに弱い人の一人。

サーマクールCPTのデビュー前は、サーマクールを進んで打つことはなかったのですが、最近はおなかに対極板を自分で貼って、鏡を前に、こんな風に自分打ちしています(笑)。

Cpt

サーマクールを照射する時には、筋肉の走行を考えながら、どの部位を引き締めたらどのような顔になるのかを、常に考えて施術をするのですが、施術を自分で行うと、どの部位にどのようなパワーで照射すれば、どんな効果があるのかよりわかりやすい。

特に自分の顔に照射してトレーニングすると、照射して熱を感じている部位や、深さまでもが分かるので、より適切に施術ができるようになります。

また、どの部位がより痛みを感じやすいのかもよくわかるので、患者さんに対しても、痛い部位の施術を減らすことができますよね。

サーマクールをお持ちの先生には、自分打ち。

お勧めです(笑)。

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2010年12月10日 (金)

Harvard Club of Japan 

高輪のアメリカンクラブで行われたHarvard Club of Japanの講演会に参加してきました。

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学習院大学教授の川嶋辰彦先生による、「GONGOVA」と名づけられた学習院海外協力研究プログラムの御講演があったのです。

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川嶋辰彦教授は、秋篠宮文仁親王妃のお父様と御存知の方も多いことと思います。東京大学とペンシルバニア大学をそれぞれ御卒業、御修了され、経済学者としては都市圏人口サイクルを分析するためのROXY指標を考案したことでも広く知られています。

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座長はハーバードビジネススクールの名誉教授でいらっしゃる吉野洋太郎先生が努められ、非常に活気のある講演となりました。

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とても勉強になった一夜でした。

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2010年12月 8日 (水)

今までに滞在した国

今年予定されていた15ヵ国の海外出張も全て終わり、今月は久しぶりにゆっくり日本で過ごすことになりました。

僕は今までレーザー光医療関係の英語での招待講演を、世界各国で62回行ってきました。

レーザーの治療技術は、日本国内における医学部のカリキュラムではほとんど習うことがありません。

しかも、この10年間でレーザーで治療できることが格段に増えましたので、レーザー専門医以外の医師は、

「最新レーザーで何ができるか?」

についても知識がないというのが現状です。

このような現状はアジアやヨーロッパを初めとした各国でも同様で、僕の様な米国のレーザー学会の専門医を持ったドクターの情報を聞きたがる医師も多く、どの国に行っても同じような質問を受けるので、おもしろいな、と感じています。

さて、各国でお会いするドクターや、日本でブログを読んで下さっている方から

いったい今まで何ヵ国行ったことがあるのですか?

と聞かれるようになりました。

何ヵ国くらいだろうな・・・と考えてみたところ、ざっと50ヶ国くらいになるでしょうか?

ちょうど先日、僕が英語翻訳でアドバイスを受けている方から「World66」というサイトを紹介されました。

このサイト、今まで滞在したことのある国を赤いマップの様に表示することが出来るのです。便利ですよね。

僕が今まで滞在した50ヵ国あまりの国々を入力してみたところ、こんなマップになりました。


create your own visited country map

やはり国際学会があまり行われないアフリカや中東は空白地帯ですね。

インドも白いですが、本当は今年の11月に国際学会“IMCAS INDIA”で行くはずでした。 が、数ヶ月前に前触れもなく今年の学会が突如中止となり、1年後の2011年11月に突然移動した(インドらしいですよね)ので、まだ空白です。

反対に、ヨーロッパは学会開催が多いので、ほとんどの国に滞在していますね。

ポルトガルのリスボンは来年のEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)の開催地ですので、来年にはもう一ヵ国増えることになりそうです。できればモロッコ辺りまで足を伸ばしたいのですが・・・これもスケジュール次第です。

動物が好きなので、個人的にはケニアとか行ってみたいんですけどね。

来年は何ヵ国に出張することになるのでしょうか? とりあえず夏頃までは予定が決まっています。

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2010年12月 6日 (月)

韓国からやってきた13人のドクター

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怒涛の土曜日(!)診療終了後、韓国のレーザー会社を介して依頼があった韓国のドクターによるクリニックF見学がありました。

それも一度に13人。

韓国の婦人科を中心とした美容外科グループとのことでした。

クリニックFにある数多くのレーザーを見て、

「“レーザーミュージアム”のようだ!!」

「昔からのレーザー機器が並んでいて凄い!」

「フラクショナルレーザーがこれだけ揃っているクリニックは韓国でも少ない」

・・・などなど感想や評価を頂き、観光名所のように沢山写真を撮って帰られました。

クリニックFは小さなクリニックなので、これだけの数のドクターが一度にやってきてどうなる事かと思いましたが、無事見学を終えて、皆でマイクロバスに乗り込み銀座に移動。

韓国でもっとも読まれているIPL(フォトフェイシャル)の教科書を書かれたという先生もいらっしゃり、レーザー談義に花が咲きましたよ。

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2010年12月 4日 (土)

レーザー&光学機器学会の発表演題

2011年5月に米国ボルチモアで開催されるCLEO(Conference on Lasers and Electro-Optics)という学会があります。

Cleo2011

この学会は、レーザーおよび光学機器を使用する工学系の学会です。

今年の10月より通っている工学部大学院のレーザー研究室で、まずこの学会に演題を提出してみることになりました。

演題名は

"Cavity enhanced spectroscopy with dual-color, passively locked power build-up external cavity diode  enhanced spectroscopy with dual-color, passively locked power build-up external cavity diode laser"

演題が通過するかはわかりませんが、工学博士号取得への第一歩です。

最近工学の勉強を始めてよくわかったことがあります。

医学の世界におけるレーザー治療の常識は、工学の最先端のレーザーの研究に比べて、おそらく数段階遅れているのです。

ディスカッションしているうちに、

「こんな工学のレーザー技術を医学に応用できれば・・・!」

と思うことがしばしば。

医学領域における皮膚レーザー治療機器は、高額なものでも2,000万円位なのですが、最先端の工学レーザー機器はその数倍から数十倍の価格です。

高性能なのも当たり前ですよね。

クリニックに置いてある、小さな机ほどのレーザー機器も、最新の技術を利用すれば、手に載るようなサイズになるのだそうです。

本当に勉強することばかりです。

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2010年12月 3日 (金)

シネロン社の戦略会議

シネロン/キャンデラ社の社長 Louis P Scafuriが現在来日中ということで、昨日は銀座で行われた会議兼ウェルカムパーティーに招待していただきました。022

Louisとは昨年8月のタイ開催のIMCAS ASIAでお会いして以来。

今回はちょっと間が空いてしまったかんじがありますが、それまでは世界各国の学会で度々顔を合わせていました。

昨日も、

そういえば、ベルリンでも会ったよね。パリでもニースでも会ったね。

みたいな話になりました。

019この会議は、シネロン社のディストリビューター、国内のキードクターを対象に開催されました。来年以降にリリースが予定されているシネロン社新製品情報を含む、非常に興味深いものでした。

シネロン社は設立10年。

「オーロラ」、「ポラリス」、「リファーム」、「ギャラクシー」、「トリニティ」・・・など、独自のバイポーラーRF(elos)システムを主軸に機器開発をしてきました。

この独自路線がシネロン社を米国一のレーザー会社にしたのですが、昨年社歴40年の老舗であるキャンデラ社を買収しましたので、現在は米国にある約30%のレーザー機器がシネロン・キャンデラ社の製品ということになります。

シネロン社が今年デビューさせた「eMatrix(e2)」は、クリニックFでも特に深いニキビ跡に対する治療で活躍していますが、シネロン社でも“Leading the Paradigm Shift”として紹介されていました。

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来年はシネロン社は少なくとも3つの製品を市場に投入するそうです。すべてを明らかにすることはできないとのことでしたが、一つ面白そうな機器はこのePrime 。

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たるみやボリューム、肌の色彩などを治療するRF機器だそうです。

現在は世界で5台の機器がデモ機として販売されていて、アジアには香港のヘンリーチャン医師が持つ一台だけだそう。

シネロン社の新機種となると、うちでも導入を考えたいなあ。

今度ヘンリーに会ったら情報を聞いてみたいと思います。

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2010年12月 1日 (水)

僕が著書で伝えたかったこと


「痛みと音楽を結びつけて考えようと、なぜ思ったんですか?」

と、先日とある集まりで聞かれました。

一言で言えば、「音楽を使って痛みをコントロールできること」「音楽を使って体のコンディショニングをすること」を医師の視点から伝えられたらいいな、と思っていました。

それから

「なぜ専門書ではなく、こういった軽いタッチのものを出されたのですか?」

とも良く聞かれます。

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それは、日々の痛みに悩まれている、普通の方に手に取ってほしかったからです。あまり難しいことが書いてある本だと、読んでるだけで頭まで痛くなってしまいますよね(笑)。誰でも気軽に手に取ることが出来て、読んでも疲れない、そんな本を作りたかったのです。

実際、難しい言葉で文をつなげていくよりも、誰にとってもわかる言葉で文を作る方が、僕にとっては難しく、それでかなり時間もかかってしまいました。

それでも伝えたかったメッセージとは

医師として、「痛みとは体が発するSOSであり、それを軽視してはいけない」と思っていますが、その一方で、「軽視しない=すぐ鎮痛消炎薬を服用、時に必要以上に服用しすぎること」と考えている方が実に多く、その現状に警鐘を鳴らしたかったのです。

実際、病気のことを熟知しているはずの医師でも、ロキソニンのような鎮痛薬を白衣のポケットに入れて、勤務時間が長引くことやストレスによる頭痛を和らげるため、ラムネのようにそれを飲み下している人がいたりします。それだけ体のどこかが痛むことは、人間にとって大きなストレスであり、どんな手段を講じても一刻も早くその痛みを取り去ってしまいたい、そんなふうに思う気持ちもわかりますよね。

病名のつく痛みならば、改善の余地もありますが、こうした痛みの中には病名のつかない「不定愁訴」の範囲のものも多数あります。

それは一言で言えば、自律神経が「失調」までいかなくともバランスを崩してしまっている状態であり、また体に本来備わっている様々なポジティブなホルモンが分泌を妨げられている状態でもあります。

体には本来、体全体のバランスを取り、律する機能が備わっているはずなのですが、その機能がうまく作動していないことにより、痛みがなかなか収まらないのです。けれど、そこを考えず、対症療法的に鎮痛薬を大量に服用したところで、痛みはその場は収まっても改善されません。

むしろ、次に痛みが起きるとき、以前よりも強い痛み、以前よりも頻度高く現れる痛み、となってしまう場合すらあります。

それはきっとつらいことでしょう。

人間は、生きていれば必ずなんらかの痛みを抱えながら生きていく生き物です。それを踏まえた上で、痛みと上手に付き合っていく体、そして自律神経が正常に作動し、ホルモンの分泌もスムーズな体を、自分の意志で調整していくこと。

いつもの鎮痛薬にすぐ手を伸ばす前に、

「なぜ、こんなにも痛む体になってしまったのか? 自分のどこのバランスが崩れているのか?」

そういったことを立ち止まり、考えてもらうきっかけになれば・・・。そんなふうに思いました。

「痛み」には、一言でとてもまとめきれないくらい、様々な痛みがあると思うのですが、ひとつ言えるのは、それは体のどの部位・・・頭、首、肩、胸、背中、腹部、腕、足・・・どこであっても、またそれが、どんな由来で起きたものでも、さらには体ではなく心が痛むときでも

「痛い」

と人が感じるとき、それは脳の同じ部分に信号が送られている、ということ。

そして、体の痛みであっても、心の痛みであっても、やはり脳の同じ部分がその痛みを感知しているのです。

どんな痛みでもとれてしまう万能の薬があればいいのですが、実際なかなかそんな夢のような薬はありません。

この本はこんな感じで始まります。

本文より抜粋

素朴なギモン1 

なぜ、クラシック音楽が痛みに効くの?

聴覚の刺激は時に痛みの刺激を超え、痛みをマスクする! 

聴覚の刺激は、脳神経の一つである聴神経を介して大脳辺縁系といわれる脳の古い部分に大きな影響を与えます。日常の中で触れる音には様々なものがあ りますが、脳に心地よい音をリズムやハーモニーにしてつなぎ合わせ、旋律(メロディ)となったひとつの音楽として「音を楽しむ」と、脳内の複雑な神経ネッ トワークにある刺激が与えられます。

この刺激が、時に痛みの刺激を上回って、結果痛みの刺激をマスクしてしまう=痛みを感じにくくさせてしまうのです。

素朴なギモン2 

音楽で治療もできるの?

医療の世界では、すでにたくさんの論文が発表され、成果を上げています!  音楽を聴いたり演奏したりすることによる生理的・心理的作用を、病気回復や健康向上のために役立てる治療法があります。それが「音楽療法」です。 音楽療法は、心身の障害や機能を回復させるため、すでにリハビリテーションや精神医療などで活用され、多くの成果を挙げています。

素朴なギモン3

 この本で何ができるの?

痛み別・おすすめ曲紹介&CDつきで、すぐ実践できます! 「この痛みには、どういう傾向の曲を聴いたらいいか」を、科学的に分析して、わかりやすく解説。また、音楽に合わせて行なうといい運動なども紹介していま す。さらに、CDつきで「痛みがとれる」を、すぐに実践へと移すことができます。

以上抜粋

70分の付属CDは、ヤマハミュージックメディアさんの持つ音源から選びましたが、かなりのクラシック好きの友人もいい演奏が多いとほめてくれました。

クラシック音楽好きの方にむしろ聴いて頂きたいと思いますよ。

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