国立新美術館 ゴッホ展
昨日クリニックFは休診日でした。
僕は朝から幾つかの打ち合わせに出席。終わった夕方、参加予定だった忘年会までの2時間。
六本木の新国立美術館で現在開催されている「ゴッホ展」を観に行ってきました。
スウェーデンで開催されたヨーロッパ皮膚科学会の帰りに、アムステルダムのゴッホ美術館に立ち寄ったのですが、日本のゴッホ展への貸し出しために観られなかった絵がいくつかありましたので、行く機会を探していたのです。
10月1日から12月20日までの開催で、既にのべ50万人もの人が訪れたのだそうです。
日本での依然として高いゴッホ人気がうかがえますね。
この日も平日夕方にも関わらず、中の混雑ぶりはものすごく、絵というより人だかりを観に行ったようで、これには少し閉口してしまったのですが、幾つか観たかった絵を観ることができたので、とても充実した時間を過ごすことができました。
今から20年以上前、僕が高校生の時に上野でゴッホ展が開催され、行ってきたのを今でも鮮明に覚えています。
世界的に評価されている画家の絵を、画集や教科書ではなく直接見たのが生まれてはじめてだったのです。
絵は強烈に目に焼きつき、今も忘れられません。
僕が初めて小遣いをはたいて買った画集は、その時のゴッホ展で手に入れたものでした。
思春期に強烈な印象を残したゴッホは、今でもとても好きな画家の一人です。
今回は、名画「アルルの寝室」をTBSの舞台スタッフが実際に組み上げた部屋が展示されてあり、これは趣向が面白かったです。
ゴッホが夢見ていた、アルルの黄色い家で始めた芸術家との共同生活。
ゴーギャンとの生活は、わずか2カ月あまりで破綻となりますが、この寝室の絵は、ゴッホを代表する作品の1つですよね。
ゴッホが自分の耳を切り落とし、倒れているのを発見されたのもこの寝室だったのだそうです。
実際に再現された部屋は、僕が絵から想像していたよりもはるかに小さな部屋でした。
こちらはスーベニアのスペース。佐藤可士和さんによるロゴがちりばめられたデザインがおもしろいですよね。
アムステルダムのゴッホ美術館の新館もそうでしたが、この国立新美術館も黒川紀章さんの設計だそうです。
美術館は建築やインテリアも訪れる楽しみの一つ。これは世界に誇れるものだと思います。
充電できました。
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