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2011年1月19日 (水)

テディ・パパヴラミとカプリース

2011年パリ二日目の夜。

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同じくサル・プレイエルに、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴きに行きました。

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曲目は

■ベートーベン 序曲「コリオラン」

■アルバン・ベルグ ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」

■ブラームス 交響曲第四番

こちらも魅力的な演奏会でしたね。

アルバン・ベルグはオーストリア、ウィーン生まれの作曲家で、ヴァイオリンの演奏も絶技巧を要するもの。

ソロのヴァイオリニストは、アルバニア人のテディ・パパヴラミでした。

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僕は彼の演奏を初めて聴いたのですが、かなりの腕前。

前日と同じように喝采を受けて、2曲もアンコールをしていました。

ヴァイオリンの技巧があまりに印象に残ったので、幕間にホールのCD屋さんに行ってきましたよ。

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スタッフに、

「今日のヴァイオリニストの演奏で、お勧めのCDありませんか?」

と聞いたのですが、彼も

「自分も良く知らない演奏家だ」

とのこと。

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数枚CDを出しているようで、並んでいるCDを見ていたのですが、中でもこのパガニーニの超難曲「24のカプリース」の録音が何枚もあるのです。

僕はこのCDを記念に購入してきました。

ニコロ・パガニーニは、自身が超絶技巧のヴァイオリンの演奏家で、パガニーニ自身は、自分の技術が他人に知られるのを防ぐために、生前は自作を出版することを拒んでいたといいます。

でもこの「24のカプリース(奇想曲)」については、以前のブログにも書きましたが、超絶技巧の無伴奏のヴァイオリン独奏曲として、ヴァイオリニストにとっても金字塔の1つですよね。

この作品を何度も録音するというのは、絶技巧演奏が得意なヴァイオリニストなのでしょう。

今後も注目してゆきたいと思います。

最後の演目のブラームスの交響曲第四番も良かったです。

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最後は盛大な拍手のもと、二日通った会場を後にしましたよ。

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