2011年6月イタリア出張⑭ ミラノでの昼食、おいしかったピザ
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
スカラ座の横にはスカラ座博物館というものがあります。
このイタリアのオペラの殿堂では、プッチーニの代表作である蝶々夫人やトゥーランドットなどが初演されているのですが、スカラ座博物館には、その当時のポスターが保存してあります。
写真手前に、「ARTURO TOSCANINI」と指揮者トスカニーニの名前が見えますか?
こちら1925年公演の「椿姫」です。
スカラ座の椿姫といえば、「マリアカラスの呪い」というのが有名ですよね。
ご存知ですか?
20世紀最高のソプラノとして名高いマリア・カラスのヴィオレッタ役は、スカラ座史上、最高の公演成功作なのだそうです。
こちらの真ん中にあるものが、マリアカラスの椿姫をモチーフにしたお土産のノートです。
あまりに素晴らしくて、スカラ座では1955年以来、9年間「椿姫」が再演されませんでした。
9年後、カラヤンとミレッラ・フレーニ(ヴィオレッタ役)のカップリングで再演した際に、スカラ座の天井桟敷よりヤジが飛び、大失敗と烙印されてしまいます。
その後、なんと1992年になってリッカルド・ムーティが椿姫を再演するまで約40年間もスカラ座では椿姫が演奏されなかったのです。
ちなみにスカラ座で、何枚かCDを買ったのですが、お土産の袋にマリアカラスの絵ハガキが入っていました。
そして、ちなみにこちらが現在の公演ポスター。
今日はこのヴェルディのアッティラのチケットをとっています。
楽しみにやってきした。
このスカラ座博物館、スカラ座の内部を観ることもできます。
こちらが入り口。ホールに誰もいない状態を初めて見ました。
窓からスカラ広場を望めます。
客室をちらっと見ることができたのですが、どうやら今晩開催されるアッティラのリハーサル中のようですね。
上階には過去のキャストが使用した衣装なども残されていて、ファンとしても楽しかったです。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ミラノでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が観られる以外に、マンンティーニャの「死せるキリスト」のあるブレラ美術館や、カラヴァッジョの「果物籠」の絵があるアンブロジアーナ美術館など、有名な美術館がたくさんあります。
以前ミラノに滞在したとき、これらの美術館を梯子したのですが、一つだけ訪れることができずにいたボルディ・ペッツォーリ美術館に、今回行くことができました。
この美術館は、個人の邸宅を、彼の蒐集品とともに公開した、非常にセンスの良い美術館と言われていて、数あるイタリアの美術館の中でも人気投票で上位に上がる場所です。
この絵がこの美術館のパンフレットの表紙にも使われる、代表する展示物です。
絵も良かったですが、個人的には器械に惹かれてしまいました。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
僕がクリニックで患者さんに話す内容はたくさんありますが、その中の一つに
「肌をメンテナンスするために、2~3ヶ月おきに定期的にレーザー/光治療器を照射することは、非常に効果がある。」
ということがあります。
レーザー治療機器も、パフォーマンスを最大限に発揮するために、常にメンテナンスが必要ですよね。
そんなことをミラノでふとまた考える出来事がありました。
今回訪れたミラノを代表する観光名所のひとつに
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世のガレリア
があります。
このガレリアには見事な床面の装飾があるのです。
日中は世界中から来る観光客と行きかう地元の人とで埋め尽くされます。
イスラム圏から来た女性も
綺麗なモザイクにはしゃぐ女の子も。
ガレリアの真ん中にあるマクドナルドに入る人たちもいるわけですが、この状態ではそれなりに維持も大変なんだろうな・・・と、来るたびにいつも思っていたのです。
今回朝早くガレリアに行ってみたところ、熱心にモザイクの修復作業をしている人たちを見ましたよ。
若かったので、美術の学生さんなのではないかと思いましたが、プロのアーティストかもしれませんね。
美しいものは、常にメンテナンスされてからこそ、その美が維持されてゆく。
ちょっと感動しました。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
たどりついたドゥオーモでは
朝早くから何やら工事をするようで、重機が置いてあります。
中にも久しぶりに入りました。
ステンドグラスが綺麗ですよね。
実は今回初めて気づいたのですが、このドゥオーモの地下にはローマ時代の遺跡があるのです。
今までは屋根に登ったりしていたので、まったく気づきませんでしたが、礼拝堂を背にしてファサードの右前方の地下。ちょうど地下鉄があるあたりにこの遺跡はあります。
入館料を払って階段を下ってゆくと
こうしたローマ時代の遺跡がミラノにも見つかっているだけで20以上も存在のだそうです。イタリアで地下鉄の工事が進まないのもわかりますよね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今回の出張はミラノから入り、ミラノ近郊のパヴィアにあるクリニックで施術を見学した後、フィレンツェのDEKA本社に訪問する・・・というスケジュールでした。
ミラノは好きな街です。
好きな理由はいくつもありますが、やはりクラシックとオペラの殿堂 トスカニーニが率いたスカラ座の存在は大きいですよね。
イタリア到着翌朝。
プッブリチ公園を抜けて
このゲートを超えて、ミラノのマンゾーニ通りを歩きます。
この道沿いにスカラ座があります。
まだ朝が早いので誰もいません。
目の前のスカラ広場にはレオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。
このスカラ広場からヴィットーリオエマヌエーレ2世のガッレリアを通過すると
その先に
ドゥオーモが現れるのです。
毎回このルートで気分が盛り上がります(笑)。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
さて、今日6月28日もクリニックFの診療日です。
何度かお知らせしていますが、今週は土曜日までの診療で、週末から再びロシアの学会に出張予定です。
9日朝の帰国予定ですが、その日の外来を終えた翌朝に札幌に飛び、7月10日にレーザー界の大先輩である久保田潤一郎先生が代表世話人/座長をされる
「第一回光線治療セミナー in 札幌」で
「レーザートーニングによる肝斑治療の最前線」
という講演をさせていただく予定になっています。2005年より、肝斑治療がレーザーで行うことができるようになり、この治療法の常識が変わりました。
僕自身も
ルートロニック社のスペクトラVRM3(マックスピール)
サイノシュア社のQスイッチアレキサンドライトレーザー(アコレード)
ホヤコンバイオ社のメドライトC6(レーザートーニング)
と、
いくつかのQスイッチレーザー機器を使用した肝斑治療の比較研究を、過去数年にわたりアメリカのレーザー医学会(ASLMS)や、ヨーロッパの美容系学会(IMCAS)などで発表してきました。
この内容を踏まえて
そもそも肝斑の成因はなになのか?
なぜ、白変を伴わない程度のローフルレンスのQスイッチヤグレーザーで、肝斑が消褪するのか?
これらの理由とメカニズムを、工学的な数式を使用して解明してみたいと思います。
そんなわけで、ロシアで学会発表の準備がどこまでできるかわかりませんので、朝からクリニックに出勤し、プレゼンをコツコツ作っています。
が、煮詰まってきたのでちょっと一休みして、間もなく始まる診療に備えます(笑)。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。今日6月27日はクリニックFの診療日です。
土曜日朝にイタリアから帰国したばかりで、ついそのまま週末を過ごしてしまったため時差ぼけを解消しきれず、朝4時に目が醒めてしまいました。
でも、今週日曜日からまたロシアのサンクトペテルブルグへの学会出張が待っています。こうなると、時差を直した方が良いのか悪いのか分かりませんね(笑)。
今日のクリニックFの音楽は、イタリア ミラノはスカラ座で購入したソプラノ歌手 ニーノ・マチャイゼ Nino Machaidze のファーストアルバム「Romantic Arias」です。
彼女はスカラ座の研修所を卒業したのち、2008年のザルツブルグ音楽祭でアンナ・ネトレプコの代役として、ロミオとジュリエットのジュリエット役という大役を果たし、絶賛を浴びたのです。
当時25歳。その時の映像がこちらです。
Romeo et Juliette - "Je veux vivre dans"
主役の突然のキャンセルが、新人歌手にとっては絶好のチャンスで、登竜門だったりしますが、彼女の歌も演技も、完成度が非常に高いですよね。
きっちりとチャンスをものにしたのでしょう。
このCD、確認したのですが、まだ国内ではアマゾンでも売られていないようで、輸入盤の購入も来月かららしいです。
スカラ座に並んでいたものを、何となく気になって購入してきたのですが、かなりお勧めですよ。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
スイスのチューリッヒ空港から、ミラノ行きの飛行機に乗ります。
気温は15度。ちょっと肌寒いです。
少し前までは東京・成田~ミラノ・マルペンサ間はJALの直行便が毎日のように出ていたのですが、現在はアリタリアとのコードシェア便がだいぶ本数の減った形で運行しているのみ。
原発の影響もあると言われていますが、機体も小さくなってしまったようですね。
飛ぶ曜日が限定されているので、うまくスケジュールが合致しないと利用できませんし、本数が減った分混んでいるようです。
秋以降またスケジュールも変わるでしょうから、状況が変わるといいのですが・・・。
今回はそんな背景でのチューリッヒ経由、というわけです。
スイスは基本的にドイツ語圏ですので、機内誌の英語版の新聞がヘラルドトリビューンしかありませんでしたが、 ギリシャ危機についての観測が書かれていましたよ。
窓の外、機体はアルプス越えです。
これは僕も最も好きなルート。
必ず右側の席をお願いしています。
なぜなら・・・
写真でわかりますか?
フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰。
フランス語で白い山を意味する「モン(山)ブラン(白)」が右側の席だと座席から見えるのです。
晴れた日にこのように綺麗にモンブランが見えたのも久しぶりです。夏に近いこともあって、地面が雪に覆われていないところも、コントラストがあっていいですよね。
飛行時間は1時間ちょっと。
アルプスを超えると南にあるイタリアの湖沼が見えてきます。
この辺りはイタリアのロンバルディア州の高級保養地です。
さて、機体はミラノに到着しました。
ミラノ到着は、日本を出てから16時間ぐらい。日本時間で夜明け前です。
この日は何とかホテルにたどり着き、倒れるように寝てしまいました。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
スイスのチューリッヒ空港に到着しました。
この空港はトランジットで使うばかりで、空港の外にまだ出たことがありません(笑)。
国際線空港から、ヨーロッパ線空港に電車で移動します。
ここ数年、スイスの機械時計の売り上げは絶好調らしく、空港免税店でも時計の店が以前に来た時よりも活気があるように思いました。
とはいえスイスの高級時計会社で、現在も完全独立を保っているのはロレックスとパテック・フィリップだけです。
他のメーカーは
■オメガ
■ブレゲ
■ブランパン
■カルバン・クライン
■ロンジン
■ミドー
■ラドー
■スウォッチ
■ティソ
を擁する「スウォッチグループ」
■カルティエ
■ピアジェ
■ヴァシュロン・コンスタンタン
■A.ランゲ&ゾーネ
■ジャガー・ルクルト
■オフィチーネ・パネライ
■インターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)
■ボーム&メルシエ
■モンブラン
を擁する「リシュモングループ」
■ルイ・ヴィトン
■タグ・ホイヤー
■ショーメ
■ゼニス
■デビアス
■ディオール・ウォッチ
■ウブロ
を擁する「ルイヴィトンモエヘネシー(LVMH)グループ」
この三つのグループに、基本的に統合されてしまいました。
経営上別メーカーではなくて、ブランド名の1つになっているというわけです。
ついこの間までロレックスのデイトナに搭載されていた、ゼニスのエルプリメロなどは、1969年に開発された自動巻クロノグラフムーブメントですね。
ゼニスがLVMHに買収されてから、価格が跳ね上がりました。
これらのグループ会社のムーブメントは、基本的に統一されてしまいましたし、原則としては他グループには出さない方針になりましたので、機械好きとしてはちょっとさびしいような気もします。
個人的にちょっと面白いと思ったのはキャメルラウンジ
アメリカに比べると喫煙率が高いヨーロッパですが、このキャメルラウンジが空港の中のいたるところにありました。
お土産屋さんもキオスクです。
スイスのお土産がたくさん。
僕も少し買いものをしたのですが、おつりはスイスフランで出てきました。
ミラノ行の飛行機はもうすぐ飛び立ちます。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
さて、今回のイタリア出張は、スイスエアを使いました。
乗り込んですぐに機内誌を捲ってみると、
The opera superstar Anna Netrebko と、つい先週日本で観ることができなかったアンナネトレプコの記事が載っていました。
ついでに機内ミュージックチャンネルの三番目に、なんと「ネトレプコチャンネル」なるものがあるのです。
ソプラノ歌手、アンナネトレプコの曲ばかりが流れるチャンネルです。
ネトレプコの人気は日本ではちょっと過熱しすぎ気味なのかなと思っていたのですが、ここ数年で世界に出てきた歌姫の人気は、日本に限らず世界的なものなのかもしれません。
田園風景の続くスイスの上空は、本当に景色が素晴らしいですね。
そうそう、人間の目にとって最も見えやすい色、つまり、刺激が強い色は何色だかご存知ですか?
答えは、
「赤 橙 黄 緑 青 藍 紫」
という可視光線の真ん中にある緑色の波長なのです。
特に新緑の季節はより目に映えるのかもしれません。
約12時間のフライトで、スイスのチューリッヒに到着です。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
本日朝、チューリッヒ経由でイタリア出張より戻りました。おかげさまでフィレンツェに本社のあるDEKA社で大変有意義な時間をもつことができ、新たな情報もたくさん得ることができました。
約一週間東京のクリニックFはお休みをいただいていたため、本日はご予約でぎっしり詰まっているようですが、時差ぼけを残さない丁寧な診察・治療を心がけてがんばりたいと思います。また今日からどうぞよろしくお願い致します。
ブログのほうも少しずつアップしながら、今回の出張報告をさせていただきたいと思います。
とはいっても、今度は1週間後の7月3日よりロシアはモスクワとサンクトペテルブルグで開催される学会発表の出張が控えていますので、それまでに終わらせられるよう早めにアップしてゆきますね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
フィレンツェでの自由時間が少なかったため、今日の打ち合わせは11時半からにしてもらい、朝は7時からフィレンツェの街を歩きました。
一年半ぶりのフィレンツェですが、ここ一週間晴天続きで、雲一つなく、新緑のフィレンツェなんて、ガイドブックでもなかなか見ることはできませんから、幸運でした。
本当にいいところですね。
午後からはフレンツェのレーザークリニックを訪問し、いくつかの施術を見せて頂きました。
そして、明日は急遽、フレンツェからミラノ近郊のパヴィアまで日帰り出張となりました。
しばらくは訪れることが出来ないなと思っていた僕の好きな街ミラノへ、またいけることになりました(笑)。
夜はフィレンツェに戻り、日本でチケットを手配したフィレンツェ5月音楽祭の演奏を聴きに行ってこようと思います。
明日の朝、飛行機に乗りいよいよ帰国になります。
土曜日の早朝に成田に着きますので、そのまま外来となります。
一週間のお休みを頂き、ご迷惑をおかけしましたが、それ以上に新しい知識を得てきましたので、日々の診療に生かそうと思います。
またよろしくお願いいたします。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ミラノから車でフィレンツェに移動してきました。約三時間。
直接フィレンツェにあるDEKA本社に移動して、本社を案内して頂きました。
かつてアメリカのレーザー会社はいくつも訪問したのですが、ヨーロッパは初めて。
狭い国土の中に、限られたスペースを上手く利用した工場や、研究所を見学させてもらいましたよ。
物理学博士のDEKA社開発トップのマウロとディスカッション。
彼はスマートリポ(レーザーを使用した脂肪溶解機器)の理論をこの世に提示した人物ですが、伊仏英西の四カ国語を操る、かなりスマートな人物です。
最近工学レーザーの知識もついてきたので、機器的な特性や、生物学的な質問をしていたらとても仲良くなってDEKA社の開発中の機器を特別に見せてもらったりしました。
気付くと4時間あまりも経過していましたよ。
今日は実際にプラクティスを行なっているドクターのところを訪問します。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ミラノに着きました。一年半ぶりですが、今回は夏気候ですので雰囲気が違いますね。晴天です。今晩はスカラ座のオペラを一つ取っているので楽しみにしています。
日本出国前に、クリニックFのWEB SITEを更新してきました。WELCOMEのページです。今回は時間がなくて日本語のページのみですが、帰国後英語のページも更新しておきますね。
更新後のWELCOMEページはこちらから → http://clinic-f.com/Welcome.html
では、せっかくなのでドゥオーモなど散策してきます。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今日からイタリアに入ります。今回はスイスエアーでの旅。ミラノに一旦入り、その後フィレンツェに移動する予定です。
ミラノ・スカラ座のチケットを一枚取っています。無事に行けるといいのですが・・。出発前に必ず東京に現地からチケットを送る、とエージェントが言っていたのですが結局届きませんでしたね(苦笑)。
また現地での通信事情を見ながら、出張報告はしていきますね。
さて、毎年アメリカとヨーロッパを何往復もする僕は、回数を重ねるほどに荷物もシンプルなものになってくるのですが、どんなに荷物を減らしても必ず機内に持ち込むのが、BOSEのノイズキャンセリング・ヘッドホンです。
騒音と逆位相の音波を送り出すことで、電気的に騒音を打ち消すというこのボーズのヘッドフォンのコンセプト。
機内の長時間の旅で利用すると、疲れが減ります。
クワイエットコンフォート2
クワイエットコンフォート3
クワイエットコンフォート15
と、新しいものが出るたびに買い替えてきましたが、消音率は確実に進化していますね。
ヘッドフォンとしては高額ですが、こういった新しい技術に対しては、技術開発に報いたくなります。でも内緒(?)なんですが、アメリカで買うとかなり安く買えるのですよ。
3は、オーランドのプレミアムアウトレットで、15は、ニューヨークシティのアップルストアで買いました。
もう一つ、機内で気を付けていることは、国際線では機内食をなるべく食べないこと。
経験上、機内ではできるだけ食事をしないほうが、明らかに疲れは減りますね。
では、そろそろ向かいます。東京での診療再開は、6月25日(土)の11時からとなります。不在中ご迷惑おかけします。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
去年から楽しみにしていた、「メトロポリタン・オペラ」。METならではの豪華なキャストが2011年6月にこの東京にやってくる、というので、僕にしては珍しくチケットを早くから押さえていました。
3演目すべて観たい、と思いながらも、最終的に購入したチケットはその内のふたつ ― プッチーニの「ラ・ボエーム」とヴェルディの「ドン・カルロ」。
どちらもすでに観た事のある演目ですが、今回はラ・ボエームのミミをアンナ・ネトレプコが、ドン・カルロ役をヨナス・カウフマンが演る・・・ということで、本当にわくわくとした気持ちでこのときを待っていました。
しかし――
起きてしまった震災と、いつ解決するか先行きが見えない原発事故によって、何人ものキャストが来日を取りやめてしまいます。
僕は、“ネトレプコ”の「ラ・ボエーム」と、“カウフマン”の「ドン・カルロ」を、ジェームズ・レヴァインの指揮で観るために、高いチケットを買ったつもりでした。きっと同じような気持ちの人は少なくないでしょう。それなのに、どちらの主役も、そしてレヴァインまでもが来日をキャンセルするという事態。
世界的な視野で日本を見たときにどんな情報が日々流れているか、事情を慮ることはできますが、それでもやはりショックは隠し切れませんでした。
しかしながら、そんな中でも来日を決めてくれたスタッフによるMETの舞台。先週と今週観てきましたので御報告しますね。
世界最高峰ともいわれるMETの舞台は、演者だけでなく、さすがに舞台装置も演出も素晴らしく、圧倒的な世界観で見応えがありました。レヴァインの代わりはファビオ・ルイジが務め、歌手もそれぞれ代役が立ちました。ただ、その内一部の歌手は、直前の役変更できっと苦労したんだろうな・・・と思う場面もありましたよ。
ラ・ボエームのミミ役は、アンナ・ネトレプコに代わり、ドン・カルロのエリザべッタ役であったバルバラ・フリットリがスライドし、エリザベッタ役はMET2010/11シーズン新演出版ドン・カルロのエリザベッタ役のマリーナ・ポプラフスカヤが急遽来日し、演じることになりました。
ドン・カルロでは、主役のドンカルロ役のヨナス・カウフマンに代わって、韓国出身のヨンフン・リーが主役を勤めました。
ただ、世界最高とも言えるメトロポリタンオペラといえども、S席が6万円を超える高額チケットで、しかもこの事態。どの公演も完売になったものは1つもなく、会場でも空席が目立ちましたね。
そして、2階席もS席として64,000円で売り出されていたのには、ちょっと驚きました。
いくら舞台装置の移動のコストがかかるとはいえ、NYCで観たとしても“舞台目の前中央の”S席で価格はせいぜい3万円位が相場です。
国内のオペラファンのためにも価格は再考すべきだと思います。
ラ・ボエームの話はこのブログでも何度も出てきていると思いますので、ドンカルロのストーリーを話そうと思います。
ドンカルロは、16世紀のスペインを舞台に、スペイン国王フェリペ2世、若き王妃エリザベッタ、スペイン王子ドン・カルロ、カルロ王子の親友ロドリーゴ侯爵、王子を愛する女官エボリ公女、カトリック教会の権力者・宗教裁判長の織りなすストーリーです。
ヴェルディに対して1865年にオペラ座から依頼があったのですが、これは1867年にパリ開催が決定していた万国博覧会にあわせて上演するためのグランド・オペラという想定でした。ちょうど日本では江戸末期。明治維新を迎える直前の時代です。
ドンカルロは、全5幕もあり、舞台装置も大きいため、演奏される機会も少なかったといわれています。
スペイン王にして神聖ローマ皇帝に選出されたカルロス1世は当時のヨーロッパで最大の勢力をもち、ヨーロッパ以外の広大な領土とあわせて、その繁栄は「太陽の沈まない国」と形容されました。
その息子として生まれたフェリペ2世の血筋は、スペイン系ハプスブルグ家として代々、引き継がれてゆきます。このフェリペ2世との三度目の結婚相手に選ばれたのが、フランス王アンリ2世の長女エリザべッタでした。
この結婚はスペイン・フランス両国で結ばれていたカトー・カンブレジ条約による契約結婚で愛のない結婚だったのですが、エリザベッタはもともとフェリペ2世の一人息子ドン・カルロスの婚約者だったのです。
息子ドンカルロの元婚約者、エリザベッタと愛のない結婚をしてしまったことに悩むフェリペ2世ですが、劇中、妻と息子が恋仲になっているのではないかと疑心暗鬼し、ついには処刑の対象にしてしまいます。第5幕では、ドンカルロが偉大な祖父のカルロス1世の廟墓の前で、祖父の声に呼ばれて、そちらに向かってゆくという演出で幕が落ちます。
実際にドンカルロは、エリザベッタとともにフェリペ2世によって毒殺されたという説があるようで、事実を裏付けるかのように1568年に、同じ年に二人は亡くなっています。
歴史的にはこの時期がスペイン系ハプスブルグ家の絶頂期で、1588年、フェリペ2世は所領であった北部諸州(現在のベルギー周辺)の独立を支援しているイングランドをたたくために無敵艦隊を派遣したのですが、アルマダの海戦で敗北しました。
この頃から無敵国家スペインに衰退が始まるのです。
今回のMET公演の個人的感想としては、ラ・ボエームではムゼッタ役のスザンナ・フィリップスが、ドン・カルロではロドリーゴ役のディミトリー・ホロストフスキーと、フィリップ2世役のルネ・パーペが、それぞれ本当に素晴らしい演技を見せてくれました。そして見慣れたはずのラ・ボエーム第二幕「ラテン区のカフェ・モミュスにて」の舞台演出は、遠い昔まだ外国に行った事のない小さな頃に見た、さながらおとぎ話のようで、3月11日以降にこの舞台を見てしまうとなんとも言えない切なさに胸が詰まりました。
この時期に日本に来てくれたスタッフと関係者の方々には、本当に感謝ですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。6月17日もクリニックFの診療日です。
今日は朝からテレビカメラでの取材があり、昼過ぎになってようやく一息ついたところです。いつまでたってもなかなか慣れませんね(苦笑)。
今朝の音楽はロリン・マゼール指揮、フランス国立管弦楽団のホルストの「惑星」でした。
このディスクを購入したのが、1981年録音の音源による最初のCDで、1982年オーディオ界にCDが登場して直後のことでした。
僕はチャイコフスキーのピアノ協奏曲を買いに行ったのだけれど、この木星の画像に惹かれて、ついついこのCDに手を伸ばしてしまったのを今でも懐かしく思い出します。
当時はLPに対比させて、「コンパクドディスク」と言われていたんですよね。
マゼールの指揮はムラがあると言われていて、このディスクも評価が分かれるのですが、惑星の代表的な録音として、何度も再販されています。
僕にとっては、繰り返し聴くと、思い出がいくつも頭をよぎる貴重な音源のひとつです。
さて、来週よりイタリアに出張です。診療は明日18日土曜日までとなります。
帰国後の診療再開は25日の土曜日となります。
その間、予約の電話は受付していますので、御迷惑おかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今日木曜日は、休診日を頂いています。
今日は朝から大学院に来ています。工学の勉強です。
お昼に学食で食べた「マーボー餃子丼」思ったよりもはるかにおいしかったです。
学食も変わったなあ。
今日はこのまま夕方まで缶詰ですが、頑張ります。
皆さんも良い一日をお過ごし下さい。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。今日6月15日もクリニックFの診療日です。
朝、用時があって千代田区役所に行ってきました。
皇居の丸の内大手門が綺麗に撮れましたよ。
その後、診療時間前に、ボストンの老舗レーザー会社サイノシュア社のアジアパシフィック統括社長のBarry Rigbyが、クリニックFにやってきました。
彼とは世界各国の学会で顔を合わせていますが、前にクリニックFに来たのはちょうど2009年5月なので東京でお逢いするのは2年ぶりということになります。
アファーム、エリート、アコレードなどで知られるサイノシュア社は、現在「レーザースタイリング」として名前が知られているスマートリポMPXなどの痩身系に力を入れているようです。
ちょうど先月ソウルで開催された世界皮膚科学会で、Asian Aesthetic Guideが配布されたのですが、僕もAdvisory Boardとして入れて頂いているのでその話題にもなりましたよ。
今後は、アジアのドクター数名をScientific Board サイエンティフィックボードに入れ、アジア各国の講演などをして、サイノシュア社の価値を高めてゆきたい、と話していました。
アファームMPXなどのフラクショナルレーザー機器の、次期機器の開発のアイディアがないか聞かれましたので、僕からはいくつか改良ポイントをお話しました。
この件については、本社マーケティングのスタッフから連絡させるので、ぜひ一度話を聞かせてほしいと言われました。
より良い機器が開発されるといいですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。6月14日もクリニックFの診療日です。
木曜日に工学部レーザー研究室で大きな実験をするのですが、朝からその準備をしています。
昨年10月より工学部大学院博士課程に入学して、20年ぶりですっかり忘れていた物理の数式や微積分をさらいなおしました。
光やレーザーを含めた電磁場の性質を理解するためには、これらを簡潔な式であらわしたマクスウェルの方程式を理解しなければならないのですが、この方程式の本当の意味での素晴らしさが徐々にわかるようになってきました。
この数式が意味することは、恐ろしいほど画期的なことなのです。
マクスウェルの方程式は上の四つの式によって構成されます。
■Bは磁束密度
■Eは電場の強度
■D は電束密度
■H は磁場の強度
を示します。
①一番の上の式は、
divB=0
とも表します。
「磁場には源がない」
ということを表しています。
②二番目の式は、
「磁場の時間変化(時間tによる偏微分)があるところには電場が生じる」
という電磁誘導の式を表します。
③三番目の式は、
divD=ρ
とも表します。
「電場の源は電荷である」
ということを表します。
最後の式は、
「電場の時間変化(変位電流という)と電流で、磁場が生じている」
ということを表しています。
このマクスウェルの方程式において、真空の誘電率・透磁率から導かれる定数 c が光速度とほとんど一致することから、マクスウェルは
「光は電磁波ではないか」
という予測をし、これが後年実験的にも実証され、光が電磁波であることがわかりました。
さらにこの当時、このマクスウェルの方程式は、光の速さが定数で表わされるとした点が、
「光速度がすべての観測者に対して不変である」
という意味を持ち、それまでの物理学の世界の常識だったニュートン力学の運動法則と全く矛盾した結果を示したため、多くの物理学者の理解を得ることができませんでした。
しかし、1905年にアインシュタインが特殊相対性理論を提出したことによって、マクスウェルの方程式の方が実際には正確で、ニュートン力学の方を修正すべきだったことが明確になりました。
物理学のパラダイムシフトが起こったのです。
事実、アインシュタインが、特殊相対性理論の根本はマクスウェルの方程式にあると述べています。
アインシュタインは、質量、長さ、同時性といった概念は、観測者のいる慣性系によって異なる相対的なものであり、唯一不変なものは光速度cのみであるとしたのです。
さらにアインシュタインは相対性理論と同じ1905年に発表された光量子仮説によって光電効果の理論的な説明付けを行うなど、初期量子論の確立に多大な貢献をしました。
「波長の短い電子の波を金属に当てると、エネルギーが強いために電子が飛び出すが、波長の長い波を照射してもエネルギーが弱いので電子が飛び出さない。」
というもの。
この光電効果はレーザー光という単指向性の光を作り出せる予言となるもので、アインシュタインは有名な「相対性理論」ではなく、この「光量子仮説の理論」でノーベル賞を受賞することになります。
アインシュタインがスイスのベルンの特許局の一職員であった、この1905年に
「相対性理論」
「光量子仮説の理論」
「ブラウン運動の理論」
という三つの論文を提出したので、科学史上、この年は奇跡の年と言われているそうですが、この1905年は日露戦争の日本海海戦で、日本連合軍がバルチック艦隊を撃破して日本の歴史を大きく変えた年でもあります。
考えてみると、われわれは大学に入学するときに、理系の学生でさえ、物理はニュートンの時代の約300年前。化学は約200年前。
生物は20世紀中ごろに発見されたDNAの説明が必要なので比較的新しいとはいえ、それでも約60年前の知識を学んでいるだけなのです。
このマクスウェルの方程式は、偏微分の知識が必要なので、数Ⅲをやった人でなければ理解でないはずで、大学教養のレベルの学問になりますが、光の特性を、こんなシンプルな数式で表現してしまう人間の叡智は素晴らしいですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。今日は蒸し暑いですね。
今日6月13日はクリニックFの診療日ですが、朝から生の豚肉とマグロの刺身相手に新しいレーザーの照射実験をやっています(笑)。
レーザーの照射実験には、茄子などを使うこともありますが、肉の場合には薄切りの豚肉を使うことが多いんですよね。牛肉だと脂が多すぎるし、鶏肉だと薄切りを見つけるのはなかなか難しいというのが理由でしょうか。
1秒に40枚ぐらい撮れるハイスピードカメラを使うと、レーザーが照射されている部分がこんな感じに見えるのです。
設定を変えてマグロ(中トロ)に照射してみました。豚よりも均一ですし、赤身が多いので、照射のパターンを変えるとわかりやすく違いが出てくるのでいいですね。
実はマドンナリフトに利用するDEKA社のスマートサイドドット2の特定の設定を実験していたのです。
この機種は最新型のCO2フラクショナルレーザーとRFの複合機器。
この2つの複合機というコンセプトを持つ機器は世界で唯一です。
今週末よりイタリアのフィレンツェにあるヨーロッパ随一のレーザー機器メーカーであるDEKA社の本社に行き、開発医師たちとのディスカッションに行く予定なのですが、そこでのディスカッションに必要なデータを取得していました。
何がわかったかは次回の講演の時にお話ししますね。
時間は貴重ですから隙間時間を使わないといけませんよね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
米国レーザー医学会(ASLMS)の学会会長 J.Stuart Nelson,M.D.,Ph.D から、このような手紙が届きました。
I am pleased to inform you that you have accumulated the requisite points to maintain Fellow status in the American Society for Laser Medicine and Surgery, Inc.
米国レーザー医学会におけるFellowのステータスを、本年度も承認されたことをお知らせします。
As a Fellow in ASLMS, you are an important part of the world's preeminent resource for laser research, education, technology and clinical knowledge.I'm sure you will want to remain active in this organization as we pursue our mission to promote excellence in patient care by advancing applications of lasers and related technologies worldwide. I offer my sincere congratulations on your Fellow status in ASLMS.
米国レーザー学会のFellowとして、レーザー分野の研究、教育、工学技術と治療な知識を世界に広める重要な役割をあなたは担っているのです。
米国の医学会のFellow(専門医)ステータスは、日本人医師には維持するのが難しいと言われていますが、僕は2006年に取得してからがんばって毎年更新を続けています。
これでこの証書は6枚目。一つの区切りのようなものですが、ステータスに負けないよう、これからもレーザー医学会の進歩のために、臨床と研究を重ね、学会に演題を提出してゆこうと思っています。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。蒸し暑くなりそうですね。
今日は朝から一本打ち合わせの後、11時から四谷で診療です。今日もよろしくお願いします。
昨日は休診日を頂きましたが、終日打ち合わせが続きました。
それぞれの方に四谷までお越し頂き、患者さんのいない静かなクリニックで行う事もできたのですが、それだと僕の方はいつもと変わらぬ環境に新しい発想もなかなか湧いてきません(笑)。
そこで自分が動いて各社さんを回る事に。
その内のひとつを、青山は根津美術館に併設されたカフェにて、ランチを兼ねたミーティングでお願いしました。
表参道の交差点から歩いて西麻布方面に向かうと、根津美術館があります。
ちょっとした森のような庭園に広がる緑の木々と、ところどころに置かれた美術品の数々。
梢の間から差す陽の光も美しい、都内ではとても好きな場所のひとつです。
こうした場所ですと、前後の時間を使って散策も楽しめますからね。
わずか10分でもこの時間があると、気持ちの余裕が生まれます。
カフェからも、グリーンビューが広がります。
この日の展示は、「肥前磁器の華」と題された白磁や青磁器の展示。
併設されて僕の好きな古代中国の展示物もあり、根津美術館の観覧券にも模されている背中合わせに2匹の羊を合体させ、口の開いた器を背に載せているような姿の尊(盛酒器)である、双羊尊なども観る事ができます。
久しぶりの根津美術館でしたが、ここはやはりいいですね。
ハンバーグを食べて、仕事もおかげさまで良い話ができました。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
メトロポリタン・オペラ「ラ・ボエーム」。
渋谷NHKホールで開催された舞台を、昨夜診療後観に行ってきました。
楽しみにしていた音楽監督のジェームス・レヴァインや、ミミ役を演じるはずだったアンナ・ネトレプコの来日が直前に中止となる・・・などハプニングもありましたが、楽しい夜になりました。
会場で患者さんにばったりお会いして(なんとジャパン・アーツにお勤めなのだそうです!)、びっくりした場面もありましたよ。
オペラについては後日またもう少し詳しく書きますね。
木曜日はクリニックFの休診日。今日はWEBの打ち合わせなどで都内を動き回る事になりそうです。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。今日もクリニックFの診療日です。
今日は朝早く目が覚めたので、週末に本屋で購入した高橋 昌一郎氏の「理性の限界」という本を一冊読みました。
数年前に出た本ですが、話題になった本ですよね。昨年には続編の「知性の限界」という本も出ました。
人間が、あらゆる問題を理性的に解決できる日はやって来るのか? という哲学的な問題に対して、
「選択」の限界
「科学」の限界
「知識」の限界
の三つの章を設け、数名がディベートをしている形式で書かれたもの。
こういうスタイルだと、僕のような読者にとっては読みやすくなります。
それぞれの章で、
■アロウの不可能性定理
■ハイゼンベルクの不確定性原理
■ゲーデルの不完全性定理
・・・と、人類が到達した三つの限界論が引用され、議論をさらに興味深くしています。
震災後という、あらゆる人間の価値観ががらりと変わってしまうような状況の後にこの本を読んだので、いろいろと考えてしまいました。
特に、「選択の限界」については思うところがありました。
僕のように小さなクリニックを経営している人間でさえ、時に治療上の選択や、経営上の選択を、迫られるときがあります。
今まで培った経験と知識を総動員して、確実に理論的だと思われる選択をしたとしても、それが正しい選択であったかどうかは後々までわかりません。
選択をするためには、まず、選択肢を想定しなければなりませんが、その選択肢さえ思い浮かばない時もあるのですから。
または、ごくごく限られた選択肢の中から――例え、その中に自分の本意が反映されるものがただのひとつもなかったときにでも――たったひとつを選ばなければならないことも、ままあります。
とはいえ、選択の限界があるからこそ、人間は知恵を使うのかもしれませんし、こうした試行錯誤や工夫も、人生を全うする、そして仕事をする醍醐味のひとつ。
選んだ道のひとつが、思いがけない場所に自分を導いてくれることもありますからね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
哲学的な話はさておき、現実的な話をすると(笑)
クリニックにとって、そして僕自身の医師人生にとっても大きな選択のひとつに、このブログでも何度も書いていますが、導入する機器の選択が挙げられます。
ちょうど今月クリニックFでは、いくつか新たに購入するレーザー機器を決定しようと思っているところです。
予算も限られていますので、どういった機器を現在のクリニックに選択するべきなのかということを、ここしばらくずっと考えています。
一台は数日前のブログにも書きましたが、クリニックで最も人気のあるレーザー機器を、そのまま新品に入れ替えるという選択をしました。
新品のトリニティやギャラクシーで施術をすると明らかに結果が変わりますね。
クリニックFでは、特にこの施術に関してはリピート患者さんが多いので、皆効果の違いに喜んでくれています。
しっかりとした治療がしたければ、レーザー機器も2年以内に変えてゆくべきなのかもしれません。
ここ数年、機器購入の一つ基準にしていることは、
新たな技術が開発された場合、または新たな治療法が発表された場合、
一流メーカーの開発した本家のものを購入し、他社の追従品は買わない。
ということです。
医師としても、技術者としても、新たな技術や知識に対して敬意を表したいですからね。
事実、クリニックFに導入されているレーザー機器は、すべて世界一流のスタンダードに叶っています。
ニューヨークでも、LAでも、パリでも、ミラノでも、ロンドンでも、香港でも、シンガポールでも、一流のレーザークリニックに設置してある布陣に勝るとも劣らないラインアップが、クリニックFには常に揃っているのです。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
昨夜は診療後、打ち合わせを兼ねた会食があったのですが、その後皆でカラオケに行ってしまいました(笑)。
出張先でお誘いいただくことはよくあるのですが、東京でカラオケに行くのは久しぶりでした。
良い気分転換になりましたよ。
日本レーザー医学会誌が届きました。
さて、ここから午後の診療です。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。曇り空ですね。今日もクリニックFの診療日です。
今日は「THE ART OF PIANO」という20世紀を代表するピアニストの映像を集めたDVDから聴いています。偉大なピアニスト達をどこにいても動画で観られる・・・というのは、この時代ならではの贅沢ですよね。
106分のオムニバス形式のインタビューと演奏映像なのですが、昨日紹介したアルフレッド・コルトーの映像も入っています。
昨日のブログで中村紘子さんの話をすこし書きましたが、それでふと昔読んだ「ピアニストという蛮族がいる」という彼女の本を思い出して、このDVDを久しぶりに探してきたのです。
ちなみに、この本は僕がいまさら言うまでもないですが、名著です。読まれたことのない方にはお薦めします。
さて、このDVDで最初に紹介されているピアニストのイグナツ・ヤン・パデレフスキは1860年生まれ。
ピアノを本格的に習い始めたのは24歳の時だったのだそうですので、テクニックが優れているよりは、長い髪で、気品のある演奏姿が、フランツ・リストが作り上げた「ピアノリサイタル」というビジネスモデルに見事に合致したのでしょう。
1887年にウィーンで果たした公式デビューから世界的なツアーに出て、ピアノ史上最大の興行収益を上げ、ホロヴィッツの出現まで、半世紀もの間ピアニストの代名詞となったと言います。
パデレフスキの演奏をライブで聴いた初めての日本人は、瀧廉太郎だったといわれていますね。どんな感想をもったのでしょうか。
演奏家として活動したのち、1919年に短い間ですがポーランドの首相という要職に就任したという、ちょっと珍しい人物です。
パデレフスキ (1860-1941) は、首相退職後、ハリウッド映画にも出ましたので、スターオブハリウッドにも名前が刻まれているのですよ。
スターの中にレコードプレーヤーが彫り込まれていますよね。
その他、19世紀から20世紀初頭に生をなし、興行成績を上げたこれらのピアニストの映像と演奏が収録されているのです。
■ヨーゼフ・ホフマン (1876-1957)
■セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
■ベンノ・モイセイヴィチ (1890-1963)
■ウラジーミル・ホロヴィッツ (1904-1989)
■ジョルジュ・シフラ (1921-1994)
■マイラ・ヘス (1890-1965)
■アルトゥール・ルービンシュタイン (1886- 1982)
■フランシス・プランテ (1839-1934)
■アルフレッド・コルトー (1877-1962)
■ヴィルヘルム・バックハウス (1884-1969)
■エトヴィン・フィッシャー (1886-1960)
■エミール・ギレリス (1916-1985)
■スヴャトスラフ・リヒテル (1915-1997)
■アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ (1920-1995)
■グレン・グールド(1932-1982)
■クラウディオ・アラウ (1903-1991)
■アニー・フィッシャー (1914-1995)
収録されたピアニストは前世紀を代表する人ばかりで、まさにお宝もののDVDですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。関東は梅雨に突入したと聞きますが、今日はカラッと晴天ですね。
今日はクリニックFの診療日です。
今朝はアルフレッド・コルトーの「エコール・ノルマル音学院でのマスター・クラスより」という企画ものショパンを聴きながらスタートしました。
アルフレッド・コルトー(Alfred Denis Cortot)は、1877年9月26日にスイスのニヨンに生まれました。
優れた演奏家というよりも教育者として名を成した人です。
ピアニストにしては手が小さく、決して器用な演奏をしたわけではなかったようです。演奏会もミスタッチが見られたそうですが、独自の演奏練習法を編み出すなど、常に努力を怠りませんでした。これが後年の指導者人生に大きな影響を与えたのでしょう。
以前、ピアニストの中村紘子さんが、過去の演奏家の中で、何度も繰り返して聴き、自分が目指しているのはコルトーだけだというようなコメントをしていたのを思い出します。
1907年にパリ音楽院の教授に就任しましたが、
「音楽院の育成方法は、ピアニストだとピアノのことしか出来なくなる輪切りシステムだ」
と言いつつ改革を訴えました。
どこかの国の医学部の話のようですね(笑)。
1919年に、オーギュスト・マンジョとともに自らの音楽学校「エコール・ノルマル音楽院」を設立し、同年パリ音楽院を辞任。
さらに教育活動にも力を注ぎ、朝から公開レッスンを精力的に行ないました。
このCDは、1954年から1960年にかけて、エコール・ノルマル音楽院でのレッスン中の演奏を録音したもので、曲によっては途中で止まってしまうものもあり、びっくりしますが、コルトーのリラックスした演奏が聴けますよ。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
会食は、桂浜にある活伊勢エビ料理の老舗、料理旅館 冨久美味(ふくみみ)に連れて行っていただきました。
最初にこの大きな伊勢海老が描かれた紙に気もそぞろ(笑)。
伊勢海老は大好物なのです。
こちらのお通しが出てきた後は、
まずは伊勢海老の刺身。
次に半身の煮出し。
土佐のカツオを塩とニンニクでいただき箸休め。
次にトコブシとサザエ、そして伊勢海老の丸焼きが出てきました。
海老味噌が詰まった頭に、土佐のお酒を熱燗にして飲むのですが、味噌の味が染みだして本当においしいのです。
あまりにおいしくて6杯もいただいてしまいました。 (いくらおいしくても飲みすぎですよね)
そして締めは、土佐ジローという土佐鶏の卵ごはん。
卵は小粒なのですが、味が締まっていて本当においしかったです。
女将さんにとてもよくしていただきました。
高知は素晴らしいですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ちょうど3週間前に、まったく別の仕事で高知に出張することになり、足摺岬や四万十川に足を延ばしたのですが、昨日は会食の場所が坂本龍馬ゆかりの地 桂浜でしたので、そちらの見学をさせていただきました。
僕は高校生の時に司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を読んだので、司馬さんの作り上げたフィクションの坂本“竜馬”に対して思いれが強くなりすぎて、坂本龍馬の成果を冷静に評価できなくなってしまった人間の一人です(笑)。
あんなに面白い本を高校生の男の子が読んだら、多大に影響を受けますよね。
桂浜を見下ろす丘の上にある坂本龍馬記念館。
中にはいくつもの龍馬のに関わる展示がありましたが、脱藩を許されて喜ぶ龍馬が、乙女姉に送った真物の書簡が展示されていました。
龍馬は脱藩したがために、幼少の記録が消されてしまい、これが龍馬の研究を困難にしていると教えていただいたのですが、龍馬のサインもあるこの書簡にはグッときましたよ。
桂浜では龍馬像が有名ですよね。
とにかく巨大で、一緒に写真が写れない龍馬像。
逆光だったので、このアングルしか取れませんでした。
桂浜に一時間ぐらいいたでしょうか。歩いて会食の場所に向かいます。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
昨日金曜日は、臨時休診をいただいて、「アンチエイジングと水との関係」についての講演を、高知でさせていただきました。
電解還元水機器メーカーとしては唯一の東証1部上場企業である、株式会社日本トリムからのご依頼でした。
クリニックFでもトリム社の電解還元水機器を導入していますが、この話題は電解還元水のカテゴリーで詳しくふれています。
乗り込んだ全日空機には、「心をひとつに、がんばろうニッポン」の言葉が日の丸と共に。
東京は曇り空ですが、雲を抜けると視界が開けます。
僕が生まれ育った鎌倉江ノ島湘南地域を眼下にみながら
富士山も観ることができて良かったですよ。
フライトがディレイしたのもあって、取り合えず会場のウェルサンピア高知に滑り込みます。
最近は外国人医師相手に英語で講演する機会が多いのですが、今回は高知市のJA(全国農業協同組合連合会)の女性部会の約300人あまりの方々が対象とのことで、専用のスライドを作って望みました。
大きな会場にすごい熱気です。
近年の研究では、ほぼすべての環境汚染問題、病気と老化現象の原因に、活性酸素がかかわっていることがわかっています。
具体的には
環境汚染としては
「オゾンホール」「除草剤」「重金属による汚染」「酸性雨」「地球温暖化」など
病気の原因としては
「心筋梗塞」「脳梗塞」「老化の分子障害説」「パーキンソン病」「アルツハイマー型痴呆」「糖尿病」「放射線被曝」「白内障」などなど
通常これらの活性酸素を破壊するために抗酸化物質を使用するのです。
食材やサプリメントに含まれる代表的な抗酸化物質は
■カロチノイド(赤色系)としては、アルファカロチン、ベータカロチン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンなど。
■ポリフェノール・フラボノイド(黄色系)としては、カテキン、アントシアニン、タンニン、ルチン(ビタミンP)、イソフラボンなど。
■アントシアニン(紫色系)としては、カシスやブルーベリー、クランベリー、赤シソ。
などがあげられるのですが、トリム社の機能水は、これら抗酸化サプリメントと同等の効果が期待できることが九州大学などの共同研究でわかっています。
“固体”の研究に比較して、水のような“液体や流体”の分析研究はまだまだ遅れているのですが、今後の研究が期待されますよね。
講演の後の質問時間には、いくつものご質問をいただき、高知の方々の健康美容意識の高さに驚きました。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
昨日招待講演をさせていただいた高知から、朝一番便で帰り、クリニックFにつきました。
本日は診療を再開しています。
とりあえず朝の外来を終えた後に、高知のブログをアップしますね。
ところで、今朝の羽田では懐かしい塗装の飛行機を見ました。
昔の全日空機ですよね。この塗装のものが残っていたんですね。なんだか得した気分になりましたよ(笑)。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
おはようございます。朝から梅雨らしいお天気ですね。
今日木曜日は、クリニックFの休診日です。そして明日6月3日も、国内出張があり臨時休診とさせていただきます。
診療再開は、6月4日(土)から。昨日確認した時点では、午後から夕方にかけて二カ所ほどまだ御予約とっていただける枠があったようですので、お越しになりたい方は当日11時以降にでも御連絡(03-3221-6461)ください。
では、不安定なお天気ですが体調を崩さないようにしてくださいね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今日から6月ですね。今日も四谷で朝から診療をしている僕ですが、月初ということもあって、診療の合間にいくつもの打ち合わせが入ってなんだかばたばたしています。
さて、今月の海外出張は、中旬以降になりますが、イタリアを予定しています。今月は学会のための出張ではなく、イタリアのフィレンツェにあるヨーロッパ最大のレーザー会社DEKA社本社にて、新規に開発された「スマートサイドドット2(SMARTXIDE DOT 2)」の機器開発者と、開発に関わったドクターと機器に関することやマーケティングに関するデスカッションを行ったり、技術指導をしていただく予定があるのです。
SmartXide Dot 2は、今年の春に発売されたフラクショナルCO2レーザー機器とRF機器の複合機。
写真、僕の左手に二台の機械があるの、見えますか?
左が SmartXide Dot そして僕が使用している右側がSmartXide Dot 2となります。
この機種を僕が初めて見つけたのは今年の1月のパリの学会でのこと。まだ日本には、日本支社を含めて、製品はもとより全く情報が来ていない状況でした。
ニキビ痕や、毛穴、スカー、妊娠線治療などに使用されているフラクショナルCO2レーザー機器ですが、2007年にCO2フラクショナルレーザーの「フラクセル:リペア」がソルタメディカル社から発売されてからというもの、それこそピンからキリまで数多くのものが発売されてきました。
CO2の波長は、比較的安価につくれる上に、蒸散と凝固というレーザーによる肌のアブレーション機能を合わせ持つという性質があって、フラクショナルレーザーに適しているのでは?? と言われてきたのですが、実際に機器がデビューしてみると、これだけ強力なCO2レーザーを、特にアジアンスキンに上手く使いこなすのは、熟練が必要であることが分かってきました。
結局、フラクショナルレーザー機器の場合、“何ワット”“何ジュール”といった機器上のスペックではなく、1つ1つのビームによって形成される肌の反応が積分されて、肌全体に対して効果を生むという意識を常に持つことが治療上大切です。
例えば「60Wで35J、さらに一平方センチメートルあたり50発照射」などと、全く同じスペックで照射したはずのCO2フラクショナルレーザーの施術後の反応が、施術者や機器の違いによって、全く異なるという現象も納得できると思います。
では、逆に施術効果が微分されたと考えることができる、1つ1つのビームのまわりにどんな反応が起こっているのでしょうか?
これは大きく分けて、Ablation(アブレーション蒸散)と、Thermal effect(熱効果=コラーゲン生成と凝固による止血)の二つの作用と考えることができます。
この二つのパラメーターを独立して調節できる機器をはじめに開発したのは米カルフォルニアのサイトン社。 ただ、サイトン社は2970nmというエルビウムヤグ以降の波長はいまだ発表していないのです。2970nmは止血効果が弱く、日本人の肌にはきついんではないかと思っています。僕は次の波長が出れば、すぐに機器を購入したいと本社の担当者にも話しているんですけれどね。
そして、この二つ作用をうまく利用して、パルス幅ではなく、DWELL TIMEという新しい概念のパラメーターを取り入れたCO2フラクショナルレーザー機器が、このイタリアDEKA社のSmartXide Dotなのです。
他のCO2フラクショナルレーザーに比較して、凝固止血率が上がりますので術後の出血が少なく、Thermal effectの時間をしっかり取っているので、組織の収縮率が上がりますので、タイトニングの効果も上がります。
このDEKA社のSmartXide Dotのタイトニング能力が高い性質を利用して、ニューヨークのDr. Bruce Katzが、2010年に米国レーザー医学会(ASLMS)で発表した演題は非常にインパクトがありました。 この学会では僕も肝斑の演題で発表をしたのでよく覚えています。
画像を見ていただければお分かりかと思いますが、要は、カッツ医師は目の周りに収縮能力が高いこのスマートサイドドットを照射して、まぶたの皮膚を縮めることでまぶたのたるみを改善したのです。
人によっては数回の施術が必要となりますが、以前は手術をしなければならなかったので、これがレーザーできるとなると大きな進歩ですよね。
クリニックFでもいつも新しい機器が来ると施術の感想を聞いている専属モニターさんに数名施術をさせていただきましたが、一人に直後の細かい感想をいただいたので、そのまま引用しますね。
「照射時は、場所が眼だけに、恐怖心は少しありましたが、痛みは表面的で、我慢できる範疇でした。
照射1時間ほどは、ヒリヒリとした違和感はあり、
眼の周りに赤みが出ていましたが、
その後治まり、
通常通りの生活を送ることができました。
施術後にマスク・メガネでカムフラージュして通勤すると、
誰にも気づかれませんでした。
夜になると、うっすらと赤茶の点々が目立つようになってきました。
翌朝、多少瞼の重さはありますが、
気にならない程度でした。」
・・・とのことです。
もう少しテストを繰り返して、クリニックFでも施術が提供できるようにしようと思っています。
この施術は、米国ではその名も「マドンナリフト」として知られています。
こちらは Fierth Magazine に載ったマドンナの写真。
彼女の眉から上まぶたの部分に、このマドンナリフトが施術されたと実(まこと)しやかにいわれていますが、本当なんでしょうか(笑)?
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
6月に入りましたね。今日もクリニックFの診療日です。
明日木曜日は休診日を頂いていますが、明後日金曜日も一部上場企業の依頼で高知県で講演を引き受けていますので臨時休業となります。高知には今まで一度も行ったことがありませんでしたが、先月に引き続き、1月以内に二回も行くことになりました。何か縁があるのでしょうか?
そんなわけで本日の19時までの診療の後、診療再開は土曜日です。本日の夕方頃の予約の枠がまだありますので、宜しかったらクリニック03ー3221−6461にお電話ください。
今朝の音楽はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番と第二番です。サルヴァトーレ・アッカルドがヴァイオリンで、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、シャルル・デュトワ指揮で1975年の演奏です。
思えば、17世紀18世紀のイタリアはヴァイオリン大国でした。
ストラディバリ家、グァルネリ家、アマーティ家といった、現在でも通用する優れたヴァイオリンを制作した一族がいたのもこの時代ですし、ヴィッターリ、ヴィヴァルディ、ヴィオッティなどの名演奏家が生まれた時代でもありました。
1782年にジェノヴァで生をなしたニコロ・パガニーニは、超絶技巧的な演奏をしたため、「悪魔に魂を売り渡し、絶技功を手に入れたヴァイオリニスト」と恐れられる一方で、シューべルト、ショパン、リスト、べルリオーズ、ロッシーニなどの同世代に生きた大作曲家達に多くの影響を与え感嘆させました。
中でもリストは自分はピアノでパガニーニの絶技功演奏を目指すと公言し、二人の演奏は絶大なファンを得たといいます。今で言うとマイケル・ジャクソン級の世界的な人気だったのでしょうね。
そんなパガニーニが作曲した超絶技巧のヴァイオリン協奏曲。全部で6曲が確認されています。孤高の人でありクラシックファンであった元小泉総理が、官邸にこもり、このパガニーニのヴァイオリン協奏曲を特に好んで聴いていたと誰かからか聞いたことがあります。
サルヴァトーレ・アッカルドは、1941年トリノ生まれ。17歳の時にパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第一位に入賞した、当代きってのパガニーニ演奏の第一人者として知られていますが、僕はシャルルデュトワとのカップリングのこの録音が好きですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント