2011年6月イタリア出張⑬ スカラ座博物館
スカラ座の横にはスカラ座博物館というものがあります。
このイタリアのオペラの殿堂では、プッチーニの代表作である蝶々夫人やトゥーランドットなどが初演されているのですが、スカラ座博物館には、その当時のポスターが保存してあります。
写真手前に、「ARTURO TOSCANINI」と指揮者トスカニーニの名前が見えますか?
こちら1925年公演の「椿姫」です。
スカラ座の椿姫といえば、「マリアカラスの呪い」というのが有名ですよね。
ご存知ですか?
20世紀最高のソプラノとして名高いマリア・カラスのヴィオレッタ役は、スカラ座史上、最高の公演成功作なのだそうです。
こちらの真ん中にあるものが、マリアカラスの椿姫をモチーフにしたお土産のノートです。
あまりに素晴らしくて、スカラ座では1955年以来、9年間「椿姫」が再演されませんでした。
9年後、カラヤンとミレッラ・フレーニ(ヴィオレッタ役)のカップリングで再演した際に、スカラ座の天井桟敷よりヤジが飛び、大失敗と烙印されてしまいます。
その後、なんと1992年になってリッカルド・ムーティが椿姫を再演するまで約40年間もスカラ座では椿姫が演奏されなかったのです。
ちなみにスカラ座で、何枚かCDを買ったのですが、お土産の袋にマリアカラスの絵ハガキが入っていました。
そして、ちなみにこちらが現在の公演ポスター。
今日はこのヴェルディのアッティラのチケットをとっています。
楽しみにやってきした。
このスカラ座博物館、スカラ座の内部を観ることもできます。
こちらが入り口。ホールに誰もいない状態を初めて見ました。
窓からスカラ広場を望めます。
客室をちらっと見ることができたのですが、どうやら今晩開催されるアッティラのリハーサル中のようですね。
上階には過去のキャストが使用した衣装なども残されていて、ファンとしても楽しかったです。
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