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2011年6月 6日 (月)

アルフレッド・コルトーのショパン

おはようございます。関東は梅雨に突入したと聞きますが、今日はカラッと晴天ですね。

今日はクリニックFの診療日です。

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今朝はアルフレッド・コルトーの「エコール・ノルマル音学院でのマスター・クラスより」という企画ものショパンを聴きながらスタートしました。

アルフレッド・コルトー(Alfred Denis Cortot)は、1877年9月26日にスイスのニヨンに生まれました。

優れた演奏家というよりも教育者として名を成した人です。

ピアニストにしては手が小さく、決して器用な演奏をしたわけではなかったようです。演奏会もミスタッチが見られたそうですが、独自の演奏練習法を編み出すなど、常に努力を怠りませんでした。これが後年の指導者人生に大きな影響を与えたのでしょう。

以前、ピアニストの中村紘子さんが、過去の演奏家の中で、何度も繰り返して聴き、自分が目指しているのはコルトーだけだというようなコメントをしていたのを思い出します。

1907年にパリ音楽院の教授に就任しましたが、

「音楽院の育成方法は、ピアニストだとピアノのことしか出来なくなる輪切りシステムだ」

と言いつつ改革を訴えました。

どこかの国の医学部の話のようですね(笑)。

1919年に、オーギュスト・マンジョとともに自らの音楽学校「エコール・ノルマル音楽院」を設立し、同年パリ音楽院を辞任。

さらに教育活動にも力を注ぎ、朝から公開レッスンを精力的に行ないました。

このCDは、1954年から1960年にかけて、エコール・ノルマル音楽院でのレッスン中の演奏を録音したもので、曲によっては途中で止まってしまうものもあり、びっくりしますが、コルトーのリラックスした演奏が聴けますよ。

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