パガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番第二番 アッカルドとシャルルデュトワ
6月に入りましたね。今日もクリニックFの診療日です。
明日木曜日は休診日を頂いていますが、明後日金曜日も一部上場企業の依頼で高知県で講演を引き受けていますので臨時休業となります。高知には今まで一度も行ったことがありませんでしたが、先月に引き続き、1月以内に二回も行くことになりました。何か縁があるのでしょうか?
そんなわけで本日の19時までの診療の後、診療再開は土曜日です。本日の夕方頃の予約の枠がまだありますので、宜しかったらクリニック03ー3221−6461にお電話ください。
今朝の音楽はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番と第二番です。サルヴァトーレ・アッカルドがヴァイオリンで、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、シャルル・デュトワ指揮で1975年の演奏です。
思えば、17世紀18世紀のイタリアはヴァイオリン大国でした。
ストラディバリ家、グァルネリ家、アマーティ家といった、現在でも通用する優れたヴァイオリンを制作した一族がいたのもこの時代ですし、ヴィッターリ、ヴィヴァルディ、ヴィオッティなどの名演奏家が生まれた時代でもありました。
1782年にジェノヴァで生をなしたニコロ・パガニーニは、超絶技巧的な演奏をしたため、「悪魔に魂を売り渡し、絶技功を手に入れたヴァイオリニスト」と恐れられる一方で、シューべルト、ショパン、リスト、べルリオーズ、ロッシーニなどの同世代に生きた大作曲家達に多くの影響を与え感嘆させました。
中でもリストは自分はピアノでパガニーニの絶技功演奏を目指すと公言し、二人の演奏は絶大なファンを得たといいます。今で言うとマイケル・ジャクソン級の世界的な人気だったのでしょうね。
そんなパガニーニが作曲した超絶技巧のヴァイオリン協奏曲。全部で6曲が確認されています。孤高の人でありクラシックファンであった元小泉総理が、官邸にこもり、このパガニーニのヴァイオリン協奏曲を特に好んで聴いていたと誰かからか聞いたことがあります。
サルヴァトーレ・アッカルドは、1941年トリノ生まれ。17歳の時にパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第一位に入賞した、当代きってのパガニーニ演奏の第一人者として知られていますが、僕はシャルルデュトワとのカップリングのこの録音が好きですね。
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