2011年6月イタリア出張⑲ ミラノのフェラーリストア
さて、イタリア出張から現在帰国し東京で診療を続けている僕ですが、それも今日で一旦終了.明日からロシア出張が控えています。
診療再開は来週の土曜日。今日はその前の最後の診療日ですから、ぎりぎりまで治療を行う予定です(笑)。駆け込みでいらしたい方は10時以降クリニックまでお電話ください。
では、ブログ上はもうしばらくイタリア出張記にお付き合い下さいね。
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イタリアのブランドで最も人気のあるものの一つ・・・といえば、やっぱりこれでしょう。
フェラーリです。
店の中で何が売っているというわけではないのですが、それでも人だかりが出来、道行く人が何人も足を止めていきます。
人気があるんですよね。
実は最近クリニックFにおいでくださる患者さんから聞いたのですが、フェラーリ社は株式公開を目指しているのだそうです。
アメリカ型の業績経営が浸透し、次期目標売り上げを上げるために、モデルチェンジを早めて、何台販売しなければならない! など、目標を上げるようになったということです。
これは・・・正直どうなんでしょうか?
フェラーリ社のように、社長の情熱でより良い車を少数作ってきたメーカーに、アメリカ型の経営がなじむとは到底思えません。
アメリカ型経営は、功罪がありますよね。
ヨーロッパのブランドは、家内工業の様に仕組みは小さいが、職人技の光る本当に良いものを作るというイメージがあります。
こうした本当に良いものというのは、値段をつけることができません。
誰でも手に入れることができない「匠の技」に対して、それを求める人に対して、相応の価値が生まれるのだと思っています。
僕がこだわるデヴァイスに特化して言えば、古くはストラディバリウスのヴァイオリンだったり、パテック・フィリップの時計だったり、近代ではエンツォの率いたフェラーリ社だったのだと思います。
これが株主に志向した経営効率を重視して、大量受注生産を始めたときには、古くからのロイヤルカスタマーが離れてしまうでしょう。
数日前に書いた、スイスの時計会社の買収劇も同じ様な状況にあるのだと思いますが、ブランディングイメージというアイデンティティを維持してほしいですね。
世界最先端のレーザー情報がわかる
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