2011年のコントロバーシーズは欠席します!
僕がレーザーの業界に入って以来、ほとんど欠かさずに出席してきた学会があります。
それは、
Controversies & Conversations in Laser and Cosmetic Surgery An Advanced Symposium。
ハーバード大学メディカルスクールやMassachusetts General Hospital(MGH)の出身者で開催される、レーザー医療について本音で語り合う会として多くの参加者を集めている学会で、通称「ハーバード・コントロバーシーズ」と呼ばれていたものでした。
毎年夏のお盆にかけての開催なので、僕はこの学会に出席するために、ここ5年以上お盆休みを取っていませんでした。
今年は、The Grove Park Inn Resort & Spa Asheville, ノースカロライナ州で8月12 - 14日に開催されます。クリニックでも例年通り、この時期を休診日に充てていました。
ですが、今年は学会参加をぎりぎりまで迷って、結局参加しないことにしたのです。
思えばこの学会で興味深い講演がされていたのは2007年から2009年ぐらい。
レーザーを使う医師のみが集まって、レーザー会社のマーケティング部隊が作成するいわゆる企業寄りのプレゼンテーションから離れて、身内の医師だけでレーザー機器に対して本音を語り合おうという趣旨の、いわば「レーザー治療医師の同窓会」といった趣が非常に強かったんですよね。
参加者すべての電子メールを配布し、学会終了後もさまざまなディスカッションが行われるとても良い会でした。
そのうち、レーザー会社の社長や、技術担当者なども列席するようになり、あまり本音が語れなくなってきました。
昨年と一昨年とで全く同じ内容のプレゼンを出すプレゼンターもいたりして、明らかに質の低下が感じられると、ドクターの間でもあまり評判がよくなかったのですが
今年はノースカロライナという地の利の悪さと、友人知人で例年参加していた人たちが行かないと決めた様なので、僕も参加を見送ることにしました。
この学会に代わって、隔年で9月に南仏で開催され、今年はカンヌで第2回目が開催される
5大陸レーザーコングレス(5 Continental Congress (5CC)) や
ハーバードメディカルスクールで毎年10月に開催されるレーザー講義
Laser&Aesthetic Skin Therapy:What's the Truth?
・・・などが今後はこの学会に代わるような気がしています。
Decade(10年)の単位で考えると、勢いのある学会は、代わってゆきますね。
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