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2011年10月15日 (土)

PVPフラーレンが皮膚バリア能力を上げるという研究発表

おはようございます。今日10月15日(土)もクリニックFの診療日です。診療が終わり次第、今日は羽田に向かう予定です。今晩最終の飛行機で大阪に入り、明日予定されているイタリアのレーザーメーカー DEKA社のワークショップで、マドンナリフトの招待講演をする予定になっているのです。

今日は土曜日ということもあって、朝から遠方の患者さんも多く予約も一杯ですが、スタッフ一同頑張っていこうと思います。

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さて、ここからは国際学会の話をすこし。

実は今月、10月末にタイのバンコクにて開催される学会で、発表を控えています。

「International Federation of the Societies of Cosmetic Chemists(IFSCC)」

翻訳すると、国際化粧品技術者会連盟となるのですが、この会は

Ifscc

世界の化粧品技術者が集う、化粧品科学技術の最も権威ある研究発表会です。

Ifscc2

文章を拡大しますね。

Takahirofujimoto

今回発表する演題が、ようやく出来上がりました。

まだ発表前なので、画像を荒くしてアップしたいと思います。

Isfcc2011

演題名は、

“Effect of Inclusion Complexes of Fullerenes with Polyviniylpyrrolidone on the Skin Barrier”

フラーレンには通常指摘される抗酸化能力に加えて、表皮のバリアを改善する能力があることを示したデータ。

皮膚には皮膚表皮バリアーを形成するタンパク質、専門的な言葉で言うと「Cornified Envelope proline(CE)」という物質があるのですが、フラーレンがトランスグルタミナーゼⅠのmRNA発現を増やし、CE構造物を増加させ、皮膚のバリア能力の維持に寄与していることを証明する研究です。

今回はテープストリッピングという方法で、肌の角質を除去しましたが、既にレーザーを使用した追加実験も行っていて、次回の発表の準備をしています。

世の中知りたい事ばかりで、研究の種は尽きないですね(笑)。

世界最先端のレーザー情報がわかる

クリニックFオフィシャルサイトはこちらから

http://clinic-f.com/

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