■NY出張2011冬⑩ NY Met オペラ「ラ・ボエーム」 ヒブラ・ゲルズマーワのミミ
四谷で朝から診療をしています。
今日は患者さんも多いですが、来客も多く、診察室で打ち合わせをしながら慌しくランチをとり、これから後半戦に突入です。
9時頃までかかりそうですね。頑張っていきましょう!
ブログのほうはNY出張記を。初日の夜の話です。
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NY到着の日。
ホテルにチェックインを済ませた後、向かった先はメトロポリタン劇場でした。
この日の題目はプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」。
今年の6月、震災後に日本来日を果たした時と同じ演出です。
あの「ラ・ボエーム」はあらゆる意味で特別な舞台でした。観ることができた人、チケットをとっていたのに来ることが出来なかった人、Met来日公演のために様々な形で参加された方、そしてもちろん舞台関係者・・・
すべての人にとって、記憶に残るものだったのではないかと思います。
第二幕の舞台装置が、当時の日本では失くしてしまった夢としか思えないような、目を見張る美しさで、胸が詰まるような思いと束の間元気をもらえたのが印象に残っています。
僕はこの舞台をもう一度、日本ではなくNYで観ることができたら、と思っていました。
あの時は、看板だったミミ役のアンナ・ネトレプコが来日せず、急遽バルバラ・フリットリが代役を演じたのですよね。
東京公演での素晴らしい演技で印象に残った、ムゼッタ役のスザンナ・フィリップスは同じ配役。
Metの売店では、クリスマスグッズの売り場もあり、僕もクリニックFのBGM用にCDを買ってきました。
今週はそのCDをBGMに流していますよ。
そうそう、この「ラボーエム」も、クリスマスイブに始まる話でしたよね。
主役のミミとロドルフォの二人が自己紹介を終え、お互いに好意を抱くのがクリスマスイブだったのです。
9ヶ月ぶりのこの場所。いつ来ても僕にとってパワースポットです。
天井のシャンデリアも、溜息が出るほど綺麗ですね。
配役は、
○Conductor: Louis Langrée
○Mimì: Hibla Gerzmava
○Musetta: Susanna Phillips
○Rodolfo: Dimitri Pittas
○Marcello: Alexey Markov
○Schaunard:Patrick Carfizzi
○Colline: Matthew Rose Benoit
○Alcindoro: Paul Plishka
ミミ役を演じたヒブラ・ゲルズマーワは、1970年生まれ。アブハジア自治共和国出身。
モスクワ音楽院に声楽専攻学んだ後、'94年に開催された第10回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門でグランプリを受賞、一躍注目を集めたソプラノです。
最近は日本にもよく来ていますよね。
バルバラ・フリットリのミミも良かったですが、ヒブラ・ゲルズマーワのものも素晴らしかったですね。
Metでこの季節だけ観ることができるクリスマスツリーです。
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