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2011年12月 3日 (土)

■英国〜イタリア出張2011秋⑱Teatro Massimo di Palermo~テアトロマッシモ

夜のパレルモの街は予想に反して大渋滞。

週末の夜ということもあったのでしょうが、劇場に着くのがぎりぎりになってしまいました。

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劇場は夜のほうが映えますね。

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今回パレルモに来た目的は、この地にあるパレルモ・マッシモ劇場(Teatro Massimo di Palermo)でのオペラ「カルメン」鑑賞でした。

あまりオペラに興味のない方でも、この劇場が映画「ゴットファーザー PartⅢ」の映像でも使用されたと聞けば、ピンと来るかもしれません。

「ゴットファーザー PartⅢ」は、16年前に作られた前2作に比べて評価が分かれるのですが、僕は結構好きなんですよね。

シチリア島出身のイタリアンマフィアであったマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の息子のアンソニー・コルレオーネが、父の後を継がずにオペラ歌手としてデビューするのがこのパレルモ・マッシモ劇場。

その賞賛された息子のデビュー公演直後に、マイケルを狙った銃弾が、不幸にもマイケルの娘のメアリーの心臓に当たってしまい、メアリーが命を落とす映画のラスト直前のシーンが印象的でした。

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この劇場の入口、こちらの階段での場面だったんですよね。

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僕も今回初めて行きましたが、重厚感ある本当に素晴らしい劇場でした。

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カルメンのポスターがあります。

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今日の配役も決まっています。

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劇場に入ると、大理石の柱で、とても華やかです。

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昼にチケットをとりに来た時、観光客らしき女性が隣で、今夜のカルメンをどうしても観たいのだけれど、何とかならないかと交渉していましたが、この通り、満員御礼です。

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天井画は12星座のようです。

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このロイヤルボックス席で、アルパチーノ扮するマイケル・コルレオーネが狙撃されそうになるのですよね。

映画で手に汗を握るシーンです。

今回僕がとれたチケットは一階のボックス席だったのですが、たまたまその6人席のひとつに座った1人が日本人で、しかもメゾソプラノのプロのオペラ歌手の方でした。

休みを取って、イタリアやスペインの劇場を回っているのだとか。

オペラ談義で盛り上がってしまい、おかげで異国の地でとても楽しく過ごさせていただきました。

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このカルメンは、以前のブログにも書きましたが、とても新しいディレクション。

もともとのカルメンを知る人であれば、とっても楽しめたと思います。

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特に、この劇場では登場人物がとても多く、多くの群衆を使った迫力ある演出で、とても気に入りました。

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以前も書いたことがあるのですが、カルメンの様に多くの演出がある場合は、カルメン、ホセ、エスカミーリョ、ミカエラの表現は既に完成していて、どこまで自分の演技のオリジナリティを出すかにかかっているのだと思います。

この日の公演は、ミカエラが良い演技をしていて、舞台が締まった気がしますよ。

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劇場から帰るときには、目の前にあまりにたくさんの人が歩いていて驚きました。

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ホテルに帰り、仮眠を取ったのちにはもう帰国となります。

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