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2012年2月の30件の記事

2012年2月29日 (水)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月(22) ラデツキー将軍が持ち帰ったカツレツ

おはようございます。

今日2月29日(水)の東京は大雪。といっても、この程度で「大雪」なんて言ってしまうと北国の方に笑われてしまうかもしれませんが。Img_1423

クリニックFの目の前にある上智大学もすっかり雪景色です。

僕のほうはといえば、クリニックFは開院日ですので、朝からこんな格好で出勤してきました。

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もこもこです(笑)。

診療開始前に、毎月行っている医薬系企業との打ち合わせがありましたので、いつもより早めに出勤しましたよ。

うるう(閏)年の今年。僕は機械式時計が好きで、永久カレンダーが4年に1度の役割を果たすこの日をいつも楽しみに待っています。

今日も日付を示す針が29日になり、ちょっと感動しています(笑)。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、引き続き年始に訪れたオーストリアのウィーンブログ。

今回は、オーストリアの食事についてすこしご紹介しておきますね。

書きたいことが多すぎて、なかなか終わりません。予定ではあと二つでウィーンについては書き終わり、ロンドンに場所を移す予定です。

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オーストリア・・・ハプスブルク王朝の多民族国家では、様々な国の多彩な食文化が融合して今のオーストリアの食が出来上がったと言われています。

その中で僕が好きなのは、ヴィーナー・シュニッツェル。

ヨハン・ヨーゼフ・ヴェンツェル・フォン・ラデツキー伯爵。つまり、ラデツキー将軍がイタリア(ナポリという説もあるのですが)から持ち帰った、いわゆる「ミラノ風カツレツ」です。

揚げたてにレモンを絞ってかけると本当においしいですよね。

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ラデツキー行進曲と言えば、ニューイヤーコンサートの締めの曲の一つですよね。

こちら、2012年のニューイヤーコンサートの映像を見つけました。

音楽を演奏していても楽しそうですよね。

音楽って素晴らしいなあと思います。

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2012年2月28日 (火)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月(21) Mozarthaus Vienna ウィーン・モーツァルトハウス

おはようございます。

しばらく海外出張のない2月。今日も僕は朝から東京・四谷にいます。

最近ショックだったことは、先日折れたゴルフのクラブ、「修理不可能」と判断されたこと・・・。

旧シリーズのものなので、シャフトを替えるだけで、現行の新品よりもかなり高くつくらしいのです。ウッドはシャフトを揃えているからなあ。

7番ウッド・・・(涙)。

さて、気を取り直して(笑)、久しぶりにウィーン出張記に戻ります。

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シュテファン寺院を出て、裏手に回ります。

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このすぐ先の路地には、1756年生まれのモーツァルトが、1784年から87年まで暮らした家があるのです。

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こちらの路地を右に曲がると、見えてきました。

モーツァルトハウス。

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こちらの建物ですね。青く細長いポスターのようなもの、見えますか?

モーツァルトの横顔です。

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Vの字の上に流れるようなMが。

「Mozarthaus Vienna」と書いてありますね。

階段を上がった先がモーツァルトの住んだ部屋です。

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この家でオペラ「フィガロの結婚」が作られたのです。

モーツァルトにとってこの家で暮らした28歳から31歳は、最も幸せだった時期だと言われています。

ちょうど映画「アマデウス」で描写された時代ですね。

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200年以上前の話ですので、内装は白く塗り替えられていますが、

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一部分、モーツァルトの住んでいた時代と想定される壁紙が保存されていました。

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こちらが窓からの景色。

この景色を眺めてモーツァルトが「フィガロの結婚」の筆を進めていたと思うと感無量ですね。

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2012年2月27日 (月)

DEKA社スキンセラピーワークショップ、最新RF事情、Pennesの生体伝熱方程式

おはようございます。

都心部は朝から晴れていますが、その分花粉がだいぶ飛んでいるようで、出勤の途中でマスクの人を多く見かけました。

今日2月27日(月)もクリニックFの診療日。四谷に一日いる予定です。

東京マラソンが開催された昨日の日曜日は、東京・御殿山にあるホテルラフォーレで開催されたイタリアのレーザーメーカーであるDEKA社主催のワークショップに講師として呼んでいただきました。

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今回のセミナーで話をさせていただいた点は二つあります。

一つは、RFとCO2フラクショナルレーザー機器を組み合わせたスマートサイドスクエア治療。

RFについては、最近学んでいる工学部の知識を生かして、Pennesの生体伝熱方程式の変形を用いて説明させていただきました。

Penne

もともとPennesの生体伝熱方程式は、血流がある場合の皮膚温の温度伝搬を調べる数式なのですが、RFによって加えられるエネルギーを計算すると、皮膚温の上昇度合いがわかりますし、皮下血流量が多ければ多いほど、伝達率が上がることがわかります。

RF機器は計算式さえわかっていれば、スクエアのRF機能単体で、サーマクールやタイタンに近いリフティングやタイトニング施術に利用することもできますので、応用範囲も広がりそうですね。

そして、DEKA社のトピックスと言えば、やはり、眼瞼拳上のレーザーである「マドンナリフト・アイ」です。

クリニックFでも多くの施術をしているうちに、痛みがより少なく、より効果が出る方法がさらにわかってきました。

球体である眼瞼上部に照射する場合、患者さんの安心感を増すために、目のすぐ上ではなく、眉毛の下ぐらいから照射面積を広くして照射を始めます。

その後、徐々に照射面積を小さく細くして、瞼の下の方に移動してゆくと、痛みが少なく綺麗に照射してゆくことができます。

その上に、二重のラインを重ね打ちすることで、より自然できれいな二重瞼を作ることができますので、そうした説明もさせていただきました。

ちょうどワークショップにいらしていたクロスクリニックの石川浩一先生から、「マドンナリフト」という呼び方について、こんな御意見を頂きました。

「(「マドンナリフト」の名前の由来となったアーティストの)マドンナは、瞼だけでなく顔全体のリフトアップをこの機器でしていたので、顔全体の施術については“マドンナリフト”に、瞼を入れた目の周りの施術については“マドンナリフト・アイ”に、名前を区別/統一する方が混乱しないのでは?」

と御指摘を受けたのですが、まったく同感、その通りですよね。

クリニックFでも、今後は目の周りの施術を「マドンナリフト・アイ」と名称統一させていただこうと思います。

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ワークショップ後は、講師の実川皮フ科クリニックの実川久美子先生とロビーで施術についてディスカッションさせていただきましたが、とても勉強になりました。

医者をしていると、学生時代の仲間以外になかなか他院の先生方と交流をすることが難しい。これは単純に日々の診療や研究に忙殺されて時間や機会がないことが理由ですが、こうしたワークショップやセミナー、学会というのは様々な先輩方にもお会いできるとても良い機会になります。

客観的な指摘や様々な考え方に触れることは、やっぱり財産になりますからね。

僕も良い刺激をたくさん頂きました。

今週もまた1週間頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

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2012年2月25日 (土)

オペラ座の怪人の続編 「Love never dies ラブ・ネバー・ダイズ」

おはようございます。

今日2月25日(土)もクリニックFの診療日です。

2月最後の土曜日で、朝から大変混み合っていますが、今日もがんばってゆきたいと思います。

さて、今日は今週日本でも発売された、オペラ座の怪人のブルーレイディスクの話です。

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アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」は先日25周年を迎えましたが、ロンドンでは続編が作られているのをご存知ですか?

ちょうどロンドンのアデルフィーシアターで2010年から2011年の10月ごろまで約1年間公演されていました。

実はこのアデルフィーシアターは、1992年に僕が初めてミュージカルを観た思い出の場所。ロンドンを旅行していた際、父の友人のイギリス人家族がチケットを取って招待してくれたんですよね。

ラブ・ネバー・ダイズの公演期間中、僕は4回もロンドンに滞在したにもかかわらず、残念ながら観る機会がないまま終幕を迎えてしまいました。

アンドリュー・ロイド・ウェバーは、オペラ座の怪人の続編について、「演出も舞台も素晴らしく、かなりの力作だ」と話していると聞いていました。

とはいえ、「オペラ座の怪人」が大好きな僕としては、1作目の完成度があまりに高かったので、果たして観るべきかどうか逡巡する気持ちもあったのです。

続編を見てがっかりしてしまうのが、ちょっと怖かったんですよね。

でも、その一方でファンとしては最新作のチェックはしておきたい。

揺れる気持ちを行きつ戻りつしつつ、時は流れ(笑)。

2012年現在、オーストラリアのシドニーで唯一観劇ができるのですが、そのメルボルン版がDVDで発売されました。悩んだ末に僕はアマゾンで予約注文。

一昨日届きましたので、早速観てみました。

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舞台は、前作から約10年後という設定。

仮面だけを残して姿を隠してしまった怪人は実は生きていて、大西洋を渡り、ニューヨークのコニーアイランドにある劇場主をしています。

前作でも登場した、マダム•ジリーとメグ•ジリー親子もこの劇団の主要なキャストとして劇団を支えています。

一方、クリスティーヌはラウル子爵と結婚。

男の子に恵まれて、10歳になる息子と三人でパリで暮らしていました。

そんなとき、クリスティーヌは、米国のオスカー•ハマースタイン氏(サウンドオブミュージックの作詞、脚本家のオスカー•ハマースタイン2世の名前を連想しますよね)がNYCに作り上げた、新たな劇場のこけら落としとして、NYの劇場にオペラ歌手として招待されます。

クリスティーヌがニューヨークに来るという噂を聞いた怪人は、密かに迎えの馬車を港に差し向け、クリスティーヌ家族を自分の劇場に招待するのです。

怪人は、この10歳の男の子と接した時に、彼の外見がラウルに似ず、芸術的な感性や音楽の才能がむしろ自分と似ていいることに気づいてしまいます。

この辺りがさまざまな憶測を呼び、予測しえない展開が起こり、結果として新たな結末へと導かれてゆくのです。これ以上はネタバレになってしまいますので、この辺りでやめておきますね。

映画版の結末などの他のオペラ座の怪人のストーリーと矛盾点はありませんし、一つの新しいミュージカルとして楽しめば、ストーリーも音楽も素晴らしいものが多いのですが、結論を言うと、僕は今一つ感情移入ができませんでした…。一年で公演が終わってしまったのもわかるような…。

完成された作品の、本編のストーリーを生かして続編を作るのは、本当に難しいのだと痛感しました。

例外的に正月に観た「ミッションインポッシブル4」はとても楽しめましたし、「007」シリーズも好きですが、それは各ミッションが独立して脚本できるからということと、やはり様々な意味でスケールが違うのかもしれませんね。

僕も何度も見てしまった、ミッション・インポッシブルのトム・クルーズ画像、こちらにリンクを貼っておきます。すごいメイキングです。

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2012年2月24日 (金)

まぶたのたるみにマドンナリフト 医学と工学の研究の違い

おはようございます。

今日も天気が良いですね。気温も上がるようですよ。

今日2月24日(金)もクリニックFの診療日です。

昨日は木曜日の休診日。僕はいつものように、工学の勉強をする日。大学院の研究室にいました。

医学と工学とでは、レーザーに対する研究のアプローチが全く違います。

工学の分野では、精度と理論の素晴らしさが論文の取捨選択基準になりますが、これが医学ではいかに臨床利用に役立つかという基準で論文が書かれます。

そのため、医学博士論文を書いていた頃とは全く違ったアプローチを要求されますので、頭が活性化されますね。

ちなみに、僕が今回ここで研究しているテーマは、新しいレーザー機器開発の可能性について。

具体的には、ファイバーデリバリー形式のレーザーに対し、そのファイバー先端部を加工することで、レーザーを熱エネルギーに変換し、生体で利用してゆく機器の理論を解明し、臨床に応用できないかと考えているのです。

先端部が加工されたファイバーデリバリー形式のレーザーは、生体において蒸散系のレーザーとして応用できるのです。

ところが、この「加工」というのは、一言で言うと、ファイバー先端に、ある細工をして傷を付けることで、ヒューズ現象を人為的に起こすための加工であり、ここに今までは課題がありました。

ヒューズ現象が通常のファイバーレーザーで起こってしまいますと、正しい情報が伝達されなくなりますし、ファイバーを構成している主要素であるシリカを熱破壊し、ファイバーが融解するばかりか、逆行したエネルギーにより、レーザー機器本体にも害を及ぼすことにもなります。

工学部出身者のレーザー開発者は、この

「ヒューズ現象を起こさないため」

の研究を繰り返して行ってきたともいえるのです。

しかしながら、医学の観点でこのファイバーヒューズ現象を観察すると、ファイバーは消耗品として患者ごとに使い捨てれば良いです。

つまり、医療施術に利用・応用しやすい形で

人工的に 「いかにヒューズ現象を作り上げるか?」

ということが研究の論点になるのです。

こうした思考は、工学だけをバックグランドにした研究チームでは絶対に生まれない発想ですよね。

時に医学をバックグラウンドにするか、工学をバックグラウンドにするかでアプローチが正反対になってしまうということなのですが、そこがまた理系の研究の楽しいところ。

いよいよこの4月から、3年間の工学部博士課程も、後半のセメスターに入ります。

残りの1年半の期間で、より良い論文を書いてゆこうと思います。

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前置きが長くなってしまいましたが、今週の日曜日 東京マラソンの日に御殿山ガーデンホテルラフォーレ東京で医師を対象に開催される、イタリアのレーザー機器メーカーDEKA社のワークショップの講師に呼んで頂いています。

レーザー治療でも著名な先生方も多数ご参加されると聞いていますので、少し緊張します(笑)。

講演の内容はマドンナリフト。

「まぶたのたるみ」をとるために2010年頃から米国で始まった全く新しい施術ですが、昨年1年だけでも多くの論文が出てきて、技術的にも精度が上がりました。

眼球や、それを覆う瞼は、そもそも球体です。

僕も昨年から、数多くの施術をしてきたことで、球体に綺麗にレーザーを照射し、より効果を上げるコツを自分なりにつかんできました。

また、今年の米国レーザー医学会(ASLMS)で発表するフラクショナルCO2レーザーのまぶたの照射への比較演題も、少しご紹介してゆこうと思います。

そして、昨日米国のWEBを観ていて、驚いたのが一つ。

このマドンナリフトの命名者で、僕と同じ米国レーザー医学会の専門医であるNYCのブルース•カッツ医師とともに、マドンナがこの施術の説明のためのWEBに出ているのです。

この施術をマドンナが施行したという噂は聞いていましたが、このような形で本人がメディアに出てくるとは.....。

ここがマドンナの懐の広さなのかわかりませんが、施術について、本人が効果を感じて気に入っていることは、まず間違いないようですね(笑)。

ワークショップに参加希望の先生は、既に30名を超えていると聞いていますが、まだ枠に若干余裕はあるようですよ。

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2012年2月22日 (水)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑳ カフェ「アイーダ」 宝石店「ワグナー」 シュテファン寺院のミサと主祭壇

おはようございます。

今日2月22日(水)もクリニックFの診療日です。

東京は朝から晴れています。日中は10度まで気温が上がるそうですね。

今日も忙しい一日になりそうです。

昨日はリヒテンシュタイン公国で新たに開発されたレーザー機器について、日本国内販売と機器評価を包括した、医療+経営コンサルタント業務の打診をされました。

社員数は40名ぐらいの決してまだ大きくない会社ですが、独自の技術と特許を持っているのだそうで、興味深いお話を伺うことができました。

新たなコンセプトのレーザー治療器が開発されたという話は、世界各国を訪問していると本当に良く耳にします。

しかしながら、機器を実際に見てみるとスペック通りの値が出ていなかったりしますし、安定性が確認された後も、日本人用のパラメーターを特定した後でなければ、実際の機器評価はなかなか出来ません。

また、たとえ本当に新しい技術を持っていたとしても、資金力の問題でわずか数年で会社が買収されてしまったり、なくなってしまったりすることさえあります。

来月の米国皮膚科学会(AAD)参加前に、社長がリヒテンシュタイン公国よりクリニックFを訪れてくれるそうですので、実際の業務の話はそこで詰めてゆくことになりそうです。

本当に良いものであれば、きちんとした形で世に送り出したいですよね。そして自分がそこで何かの役割を果たすことができるなら、とても光栄なことです。

閑話休題

過去50年にわたって開発されてきたレーザー/光機器。

現在のパーソナルコンピューターがそうであるように、昔は大きな部屋一つぐらいの大きさの装置でしたが、ダイオードレーザーなどの技術開発によりずいぶんコンパクトになってきました。機動性も、安定性も上がりました。

さらにLEDなど、ほかの技術を用いた光源も、レーザーに近い出力が出せるようになってきました。

僕は何度もこのブログで述べていますが、医学と工学の融合こそが、21世紀の世界市場に対して日本の技術力を生かすことが出来る数少ない分野だと思っています。

特に僕が専門としているレーザー/光工学技術の、医学、薬学方面への応用は、まだまだ進化の余地があり、21世紀に向けて莫大な市場が残されていると思います。

レーザー光などの電磁波を利用したドラッグデリバリーシステム(DDS•薬剤伝達システム)、長波長低出力のレーザー光を応用した痛み治療機器、内視鏡などの体内で利用できる微細ファイバーデリバリーのレーザーメス開発などなど、レーザー医学とレーザー工学の両領域に長けた専門家がいなかったために、開発が進まなかった分野も沢山あります。

今後の医療を見据えて、医学と工学の知識をつけるべく、僕も日々粛々と研究と勉強を続けてゆきたいと思います。

さて、難しい話はここでおしまい。

新春に訪れたウィーンでの話を今日もご紹介したいと思います。

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オペラを観た翌朝、早起きしてウィーンの街を散策しました。

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まずは国立歌劇場を観て、ケルントナー通りを北上。

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見つけたのは、ヴェルディの傑作オペラ「アイーダ」にちなんだ名前のカフェ。

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こちらはワグナーという時計屋さんです。

イタリア、ドイツの二つの名前が街に並立するのも、神聖ローマ帝国の首都として君臨し、650年にもわたり中央ヨーロッパを支配したハプスブルグ家の栄華を現代に残すウィーン。今もパリやロンドン、ローマとはまた趣の異なる華やかな街が迎えてくれます。

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こちらはモーツァルトという名前のお店。

人気店のようです。

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このような街並みが続きます。

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徒歩数分で、ウィーンのシンボルであるシュテファン寺院に着きました。

シュテファン寺院は1359年に完成。

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屋根のモザイクが美しいですね。

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こちらの大きな南塔は137m。

ドイツのウルム、さらに数日前に訪れたケルンの大聖堂に次ぐ世界で3番目の高さなのだそうです。

本当は北にも同じ大きさの塔を造るはずだったらしいのですが、予算不足でいまだに完成していないのだそうです。

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中に入るとちょうどミサの時間。

内陣には長い身廊があり、さらに奥の主祭壇はかなり立派なものでした。

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2012年2月21日 (火)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑲モーツァルト魔笛の台本作者シカネーダーの建設したオペラハウス

おはようございます。

2月21日(火)。今日も僕は東京・四ッ谷に朝からいます。

実は週末に出かけたゴルフのラウンド前の練習で、大事にしていたクラブのシャフトを折ってしまい(!)、昨日はちょっと落ち込んでいたのですが(苦笑)、今朝修理に出してきました。

また元気な姿で戻ってくるのを待ちたいと思います(笑)。

さて、ブログは引き続きウィーンの滞在記をお届けしたいと思います。

今日はモーツァルトの魔笛の話です。

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クリムトを存分に楽しんだセセッション館を後にし、西に向かって徒歩1分。

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大通りから少し路地に入ったところに、モーツァルトの名オペラ「魔笛 The Magic Flute」の台本作者シカネーダーが建設した、ウィーン最古のオペラハウスがあります。

アン・デア・ウィーン劇場。

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エマヌエル・シカネーダー(Emanuel Schikaneder)はヨーロッパ各地を巡業していた旅一座のオーナー。劇場支配人。

このオーナーが、モーツァルト最後のオペラ(ジュングシュピール)であり、現在モーツァルト作品の中で最も人気の高い作品となった「魔笛」の作成依頼人となるのです。

一座の巡業で演じることを目的とした作品を、モーツァルトに依頼したというわけなんですね。

ちなみにオペラ「魔笛」には、秘密結社「フリーメイソン」にちなむ言葉が沢山含まれていると言いますが、シカネーダーは、モーツァルトとともにフリーメイソンの会員だったそうです。

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魔笛にはパパゲーノ=「鳥刺し男」という道化役が出てくるのですが、この初代パパゲーノをシカネーダー自身が演じています。

魔笛は、この鳥刺し男によって劇のカラーが決まってしまうオペラでもあります。

ご存知のない方のために、動画を探してみたところ、ネイサン・ガン Nathan Gunn が Julie Taymor 演出の魔笛の舞台でパパゲーノを演じた動画を見つけました。

ニューヨークメトロポリタンオペラの映像なので、リンクが切られてしまうかもしれませんが、名演です。

劇場にはパパゲーノの彫刻がありました。

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パパゲーノが笛を吹いている彫像がかわいらしいですね。

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2012年2月20日 (月)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑱ ベートーヴェンのパスクァラティハウス、カール・ラントシュタイナー

おはようございます。

今日2月20日(月)もクリニックFの診療日。朝から東京・四ッ谷に来ています。

今日は朝から気持ちの良い快晴ですね。

ブログは、年始に訪れたヨーロッパブログの続きです。

オーストリアは書きたいことが多すぎて、なかなか終わりませんね(笑)。

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音楽の都ウィーンを歩く楽しみの一つに、音楽家たちの住んだ家を訪ねることがあります。

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街を歩くとやはりドイツ車が多いような印象でしょうか。

こちら偶然見かけたAMG SLSです。

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ガルウイングはやっぱりかっこいいですよね。憧れます。

ブルグ劇場から北に向かって徒歩約5分。

歩いた先にはベートーヴェンが住んだパスクァラティハウス(Pasqualatihaus)があります。

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この高台の建物の最上階に、ベートーヴェンが暮らしていたのです。

ちょうど明かりがついている部屋ですね。

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この入口をくぐり、狭いらせん階段を4階まで登ります。

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彼はこの場所に1804年から1815年に住んだのだそうです。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生まれたのは1770年12月ですから、34歳から45歳までの黄金期をこの場所で過ごしたことになります。

交響曲第4番、第5番「運命」、第7番、第8番、さらにベートーヴェンが唯一完成させたオペラ「フィデリオ」もこの場所で生まれました。

(Here he worked on his 4th, 5th, 7th and 8th symphonies, among others, and above all on his opera "Fidelio".)

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中にはベートーヴェンの使用した備品やライフマスクがありました。

窓から外の景色はこちら。

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目の前には名門ウィーン大学があります。

ウィーン大学は1365年創立。

ノーベル賞受賞者を15名出している大学です。

医学の分野でも、現在のABO式の血液型を発見して、1930年にノーベル生理学医学賞を受賞したカール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner)博士などが有名ですよね。

戦中の人体実験などで、動物の血を負傷者に輸血したりなど、非人道的なことが行われてきましたが、ABO式の血液型が発見されたことの医学的な意義は、やはり安全な輸血が可能になったことに尽きます。

一方世に言われる血液型の性格判断などは、医学的には因果関係が未だ見出されていないのですよね。

ウィーン大学のこちらの建物が完成したのは1877年ということですので、残念ながらベートーヴェンの観ていた景色とは違うようですが、今でいうと、いわゆる文教地区のペントハウスに住んでいたのですね。

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2012年2月18日 (土)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑰ ウィーン国立歌劇場で観たモーツァルト「フィガロの結婚」

おはようございます。

今日2月18日(土)もクリニックFの診療日。朝から患者さんを診ています。

最近フェイスブックや僕のブログなどに、昔の職場や子供の時の友人、海外在住の友達などからメールをもらうことが多くなりました。

何年も音信不通になっている友人と、こうして再会できるのはすごいことですね。

インターネットが広まって10年。社会的な価値観がその間何度も変わる場面を見てきましたが、またひとつがらりと変わりつつあるのでしょう。

それが楽しみなことなのか、それとも憂うべきことなのか。

また数十年後に歴史が判断するのでしょうね。

さて、ぼくのブログは年始に訪れたウィーンブログの続きです。

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オーストリアはウィーンに到着し、美術史博物館に行った夜。

今回のウィーン滞在メインイヴェント、ウィーン国立歌劇場で開催されるモーツァルトの「フィガロの結婚」を観にいってきました。

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ウィーン国立歌劇場は、パリ、ミラノに並ぶヨーロッパ三大歌劇場の一つ。

この劇場は、2002年から2010年まで小澤征爾さんが音楽監督を務めたことから、日本人にもなじみがありますよね。

僕もこの劇場で一度観劇したいとずっと思っていたのですが、ウィーン訪問3度目にしてようやく夢がかないました。

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「フィガロの結婚」については、この新国際学会周遊記でも何度かふれたことがあります。

ウィーンのブルク劇場で、1786年5月1日、モーツァルトが30歳の時に初演されています。

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貴族を痛烈に批判したこの作品が、神聖ローマ皇帝のヨーゼフ2世の治世下ウィーンにおいて初演されたことは驚きですが、その後この作品は、プラハに舞台を移し大喝采を浴びました。

プラハ上演での大成功でモーツァルトはプラハに招待され、「ドン・ジョバンニ」を作り上げたのですよね。

初演のプラハ国立劇場にも2009年のベルリン主催のヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の参加時に訪問し、モーツァルトの「魔笛」を感動して観たのを思い出します。

「フィガロの結婚」も、社会的な風刺やその曲目の完成度を考えると、とても30歳の若者が作り上げたものとは思えません。

特にこの序曲はモーツァルトの序曲の中でも最も好まれ、演奏されるものではないでしょうか。

YOU TUBEで演奏画像を探してみましたが、これがなかなか良いものが見つかりませんでした・・・。

とりあえずこちらで、曲を思い出してください。

2006年、モーツァルトの生誕250周年のウィーンのニューイヤーコンサートの際に、ラトビア出身の今やヨーロッパを代表する指揮者のひとりとなったマリス・ヤンソンスが、普段はヨハンシュトラウス父子の曲しか演奏されない題目の中で、フィガロの結婚の序曲を採用したことがありました。

様々な人に時代を超えて愛される名曲です。

そして劇中で最も有名なアリア、「恋とはどんなものかしら」Voi che sapete (Le Nozze di Figaro)の画像も見つけました。

どうぞお聴ききください。

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ウィーン国立劇場は、本当に素晴らしい劇場でした。

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劇場の客席は赤ですが、イタリアの劇場の赤に比べると臙脂がかったシックな赤です。

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座席の目の前の電光掲示板で、台詞のドイツ語訳と英語訳が出てきます。

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神聖ローマ帝国の首都があったこと。

そして、北イタリアからドイツに至るまでの文化の中心であったこと。

こうした背景により、ウィーンではイタリア語、ドイツ語のオペラどちらも母国の文化に近い形で演奏されると聞いています。

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中央のホールも重厚なもので、気持ちが盛り上がりますね。

こうした歴史の重みをずっしりと感じる劇場で、オペラを観劇できるのは、至福のひとときです。

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幕間の休憩へ。

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華やかな観客たち。

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二階のホールでは、過去にこの劇場で行われたオペラの展示がありました。

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エディタ・グルベローヴァ

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ホセ・カレーラス

などの往年の歌手の展示もありましたよ。

そして、2月から開催されるプログラムのトップにはヨナス・カウフマンが登場していました。

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ちょうど年末にNYで観たグノーのファウストの世界公演だそうです。

すばらしい公演だったので、ウィーンでもさぞかし話題になるでしょうね。

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「フィガロの結婚」もとても楽しませてもらいました。

そして、ヨーロッパのほかの劇場に比べて日本人の観客がとても多かったです。

日本人のオーストリア好きは健在です。

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幸せな気持ちをかみしめながら、劇場を後にしました。

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新年のウィーン。街の夜景が煌いて美しかったですよ。

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2012年2月17日 (金)

米国レーザー医学会(ASLMS)2012の口演枠の発表

今日は、午後3時まで工学部大学院の講義に出席。

先ほどクリニックFに帰ってきて、遅ればせながら予約の患者さんを診ています。

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夕方クリニックについてみると、この4月にフロリダで開催される米国レーザー医学会のプログラムが届いていました。

僕は口演とポスターの二つの演題を発表します。

今日プログラムを確認すると、僕の口演の発表枠は、なんと東京女子医大形成外科の河野太郎先生と、藤田保健衛生大学皮膚科の秋田浩孝先生と同じ枠でした。

いつも学会でお世話になっている、レーザー会を代表する先輩方と、同じ枠でフロリダで発表できるなんて光栄です。

頑張って準備しないといけませんね(笑)。

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2012年2月16日 (木)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑯ 生誕150年のクリムトの作品を探してウィーンの街を歩く

おはようございます。

今日2月16日は木曜日でクリ二ックFは休診日です。

実は今日明日と、工学部大学院博士課程の単位取得のため、特別講義を大学で受講しなければならなくなりました。

そのため明日17日(金)の診療は、夕方からとなります。

そんな理由もありますが、今日の国際学会周遊記は、年始にウィーンで観たクリムトの作品についての長いブログです。

どうぞお付き合いください。

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ウィーンの街で今回楽しみにしていたのは、クリムトの散策でした。

クリムトと言えば、女性の官能的な絵を描く画家ですが、その絵の中に常に「死」が見え隠れするのがは不思議です。

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2012年はグスタフ・クリムト生誕150周年で、ウィーンの街は彼の作品の特別展が多く開催されています。

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クリムトの作品は、

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こちらのベルヴェデーレ宮殿上宮にある「接吻」。

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2007年にこの地で開催されたヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に参加した時に、初めて本物の巨大な「接吻」の絵を観たときには、衝撃で息が止まりそうになりました。

この絵はレプリカですが、本物は金箔が貼られています。

金箔は日本画の影響を強く受けたものだそうです。

今回も赤い額の中で、変わらぬ姿を観ることが出来ました。

そして、

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ウィーンミュージアム・カールプラッツにある「愛」

Liebe

さらに、

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ミュージアム・クウォーターのレオポルト美術館にある「死と生」

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Photo

などが僕の好きなクリムトの作品。

ウィーンでなければ、これらの作品を観ることができません。

ウィーンの街には、クリムト作の多くの壁画が残されています。

今回のウィーン滞在中は、クリムトの作品を求めて、7つの美術館や施設をはしごしました。

ご紹介しますね。

クリムトの壁画を探しに訪れたのは、こちらウィーン美術史博物館。

お正月の最初のブログで、フェルメールの絵画とバベルの塔についてふれましたよね。

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このロビーの大広間の階段の上に、クリムトの描いた壁画があります。

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こちらの二つの柱の横にある壁画が、クリムト作です。

「エジプト」「古代ギリシャ」をモチーフにしたもの。

ちょっと距離があって、双眼鏡が欲しかったです。

そして、ウィーンオペラの殿堂の一つ。ブルグ劇場。

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ウィーンと言えば、やはり国立オペラ劇場が有名ですが、ブルグ劇場の内装が素晴らしいことはよく知られています。

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こちらは第二次大戦で戦火を免れ、貴重な壁画が残りました。

滞在中に、週に一度のクリムトの壁画専門の英独語ツアーがありましたので、行ってきました。

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こちらの両翼の建物にある階段の上の天井画。

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この一部が若き日のクリムトが描いたものなのです。

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正面に見える美しい壁画。

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上部にも壁画があります。

そして、ガイドさんに導かれて向かった反対翼。

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こちらもこのような天井画があるのです。

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こちらも見事な壁画です。

ブルグ劇場の最上階には、これらのクリムトのスケッチが残されている場所があります。

普段はいけない場所ですが、こちらもクリムトツアーで案内していただきました。

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鉛筆での実物大のデッサン。

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試行錯誤の跡があり、実際に出来上がった壁画とは違う姿勢のデッサンもありました。

 

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こちらの絵の中に描かれた人物。

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クリムトの自画像です。

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こちらの天井画に描かれていた絵の右端中央の人物と比べてみてください。

そしてもう一つ感激したのが、

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こちらセセッション館にあるベートーヴェン「交響曲第9番」をモチーフとした壁画。

(ちなみに「セセッション」とは、Wikipediaでの説明から引用しますと、1897年にクリムトを中心に結成された新しい造詣表現を主張する芸術家のグループを指し、日本語では「ウィーン分離派」と呼ばれます。

セセッションの活動は、Arts&Crafts、アールヌーヴォーなどに影響を受け、モダンデザインへの道を切り拓いたとされています。

クリムトに代表される世紀末の官能的、退廃的な雰囲気を漂わせた作品も多く、セセッション館とは、そんなウィーン分離派の作品を集めた展示施設で、ウィーンの名所のひとつです。)

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地下室の上部には、クリムトの連作壁画 「ベートーヴェンフリース」があります。

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写真が撮れませんでしたので、この写真のみ、セセッションのWEBからお借りしました。

白い壁の壁面を見上げる様に、約20mの長さでベートーヴェンの第九の曲想に沿ってクリムトの絵が描かれているのです。

作品が作られた当初は反発もあったようですが、僕は素晴らしいと思いましたよ。

頭の中で、ちょうど年末に聴いたばかりの第九の旋律を思い出しながら観てゆくと、実に興味深い。

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こちら、第九の第四楽章で合唱に入る部分です。

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歓喜に満ちた表情で、合唱が歌われつつある絵に、いつしか第九の歓喜の歌が聴こえてくるようで、一時間ばかりかけてじっくり鑑賞してしまいました。

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セセッションを出るときには天気も変わっていました。

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2012年2月15日 (水)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑮ エアフランスの昔の機体 そしてウィーンへ

僕は、東京で診療していますが、年始に滞在した欧州のブログを上げてしまいますね。

今回のパリ滞在は3日。

その後、ウィーンとロンドンで2泊ずつ泊まって、またパリに戻ってくる予定でしたので、パリで小さなTUMIのトランクを購入し、大きなリモアのトランクは宿泊先のホテルに残してゆくことにしました。

夜景の写真も撮りましたので、少しご覧ください。

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さて、明くる朝。

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ウィーンへの移動日は、早朝にシャルルドゴール空港へ。

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シャルルドゴール空港ですが、最近は接続して15分間だけ無線LANが無料でつながるのです。

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乗り換えで、ちょっとネットを見たい時にいつも使わせていただいています。

そして、空港で待っているときに、古いエアフランスの塗装をした機体を見ました。

これは珍しい。

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こんな塗装の機体がまだ残っていたんですね。

ウィーンまでの飛行時間は約2時間。

到着地はオーストリア航空ばかりです。

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ウィーン空港では慣れたもので、72時間有効の交通機関乗り放題のウィーンカードを購入します。

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このカードを使うと、交通機関ばかりではなくて、多くの観光施設もこれで割引になるのです。

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空港の地下のシティエアポートトレインCATに乗ると、ウィーンの市内まで約15分。

このブログでも何度か登場していますが、リムジンバスよりも楽なので、いつも利用しています。

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豊かな田園地帯を抜けて、街中に着くことができます。

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一級小型船舶免許の更新 飛行機(操縦士)免許の更新 

おはようございます。

バレンタインデーも終わり、今日は2月15日ですね。

今日もクリニックFの診療日です。

昨日は雨でしたが、今日から天気が回復するようですね。

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3月2日の誕生日が近づいてきて、一級小型船舶免許の更新の知らせが届きました。

5年に一度の更新で、もう3回目の更新です。

今回はどこで講習を受けようかと思っていたところ、なんと千代田区麹町6丁目のクリニックFから徒歩3分の麹町4丁目に、財団法人日本船舶職員養成教会の海技免許更新講習所を発見。

クリニックをお昼に1時間抜けて、講習を受けてきました。

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こちらが届いた新しい免許です。

うれしいものですね。

プライバシーのため、ピンボケさせています。

そういえば、車や船の免許は定期的に更新が必要なのですが、飛行機(操縦士)免許は更新が必要ないのをご存知ですか?

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こちらは国土交通大臣発行の、僕の自家用飛行機(操縦士)免許。

航空機の場合は、自家用と営業用に、まず大きく免許が分かれます。

そして、

単発のプロペラ機

双発のプロペラ機

ピストン(ジェット)機

の三つのカテゴリーの操縦士免許を航空機のエンジンの大きさごとに取得してゆくのです。

僕の免許は海外で取得したのち、日本の航空法規と航空無線の試験を受け直して、日本の免許に変更したもの。

基本は国際免許なので、海外でも使えるのです。

2010年にアリゾナ州フェニックスで開催された米国レーザー医学会(ASLMS)に参加した際 、セドナからセスナを借りてグランドキャニオンに行ったのですが、その際にも役立ちました。

よろしかったら動画付きの過去のブログをご覧ください。

セドナからグランドキャニオン

グランドキャニオンをセスナで飛ぶ

グランドキャニオンからセドナ

僕は単発プロペラ機だけの免許ですが、航空機ファンとしては、いつかジェット機が操縦できるようになりたいですね。

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2012年2月14日 (火)

ヨーロッパ皮膚科学会誌2月号でもマドンナリフト

クリニックFに毎月海外から届く雑誌のうちの一つ、ヨーロッパ皮膚科学会誌(Journal of EADV)。

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届いたばかりの今月号のページをめくっていると、Eyelid skin tightening の投稿がありました。

目の周りのフラクショナルCO2レーザー施術は、世界的な流行だなあと思って、投稿者の名前を見ると、なんと知り合いのフィレンツェ大学のボナン教授です。

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昨年の7月にフィレンツェに行った際にもディスカッションさせていただきましたが、今まで対処ができなかった目の周りのレーザー施術ができるようになったことは、とても意義があることですよね。

Dr.ボナンは、この論文で、まぶたの拳上と目の周りの細かいしわに関して、過去に行われた施術との比較を表にしていました。

グリコール酸によるケミカルピーリング、トレチノイン酸、ディープピール、ダーマアブレーション、ボツリヌス注射、RF治療などなど。

これらの利点と弱点を述べたのちに、フラクショナルCO2レーザー治療による施術の利点が述べられており、圧倒的な有利な施術が開発されたことに触れています。

僕も全く同感ですね。

クリニックFでも、マドンナリフトを希望される患者さんがとても増えてきています。

最初から目の上にレーザーを照射するのは怖がる方が多く、弱いパラメーターで施術を始めるのですが、二回目にいらしたときは、

「前回の効果が非常によかったので、もっと強く打ってもらえばよかった。」

とおっしゃる方がほとんどです。

目の周りの小じわや、まぶたのたるみに悩んでいらっしゃる方にはお勧めできますよ。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑭ 2012年もコンコルド広場で観覧車に

おはようございます。

今日2月14日(火)もクリニックFの診療日です。

昨晩は4月にフロリダで開催される、米国レーザー医学会(ASLMS)の二つの発表のeポスターの締め切り日でした。

加えて本年の米国レーザー医学界誌に投稿予定の論文のチェック。

朝から晩まで英語漬けでしたよ。

日本語を話し、診療しているときとは全く違う脳を使っている気がするのは不思議ですね。

脳の活性化には良いのでしょう。

さて、新国際学会周遊記は、新年に訪れたパリブログがあともうすこしで終わります。あとちょっとだけお付き合いくださいね

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2012年新春のパリ。いつもと変わらぬ名所が健在です。

オペラ・ガルニエ。

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オルセー美術館。

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パリの景色はどこを切り取っても、晴れても降ってもフォトジェニックで、またここにこうして来ることが出来て良かったと、感謝の気持ちが湧いてきますね。

そして、もちろん今年も行きました(笑)。

ここに。

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コンコルド広場の観覧車。

建築高度制限があり、小型機の飛行も禁止されているパリのルーブル宮近辺で、街を見おろすことが出来るのは、この観覧車しかないのですから、やはり乗りたいのです。

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エッフェル塔が遠く綺麗に見えます。

エッフェル塔が建設されたのは、フランス革命が起こったちょうど100年後。

1889年のパリ万博博覧会の時ですから、もう120歳を超えているのですね。

東京タワーも含め、世界各国の電波塔がこれを倣ったのでしょう。

今でもパリのシンボルですから、当時はあらゆる批判を受けたとはいえ、その発想たるやすばらしいものです。

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ルーブル宮殿も、上から広角のカメラで撮るとちょっと違った趣。

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オランジェリーとオルセー両美術館が見える方向も好きです。

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パリに住む貧しい芸術家たちが住んだと言われるモンマルトルの丘。

パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、ジャン・コクトー、アンリ・マティスもこの丘の住民でした。

セーヌ川右岸18区で、パリで一番高い丘ですよね。

いつしかパリの街一帯を覆っていた雲も去り、青空が覗いてきました。

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2012年2月13日 (月)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑬パリにある第3のエルメス

現在東京で診療を行っている僕ですが、ブログ上ではしばしまた年始に出かけたヨーロッパの話に戻ります。

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パリ6区のサン・ジェルマン・デ・プレ地区。

最近また新しいお店やビストロが沢山できている街ですが、僕もこの地区が好きでよく遊びに行きます。

そんなこの街に、エルメスのパリ3つ目の店舗が2010年の終わりにできたのをご存知ですか?

パリのエルメスといえば、フォーブルサントノーレの本店、ジョルジュサンク店の2店舗しかなかったのですが、この3店舗目のエルメス、とても広く、そして実に気持ちの良い名所です。

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店舗の入口から一歩中に入ると、まずはグリーンと色鮮やかな花が。

そして、その先に起伏とデザイン豊かな空間が広がります。

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ちょっとした書店?も。

今回はインテリアを中心に見てきました。

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このテーブル。大きさといい、素材といい、フォルムといい気に入ってしまいました。

クリニックに置きたい・・・いや、こんなテーブルが受付に似合うクリニックをいつか作れたらいいですね(笑)。

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今回丁寧な接客をしてくれた、店員さんです。

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建国記念日に787で広島へ、日本の教育について考えること

おはようございます。

今日2月13日もクリニックFの診療日です。

実はこの週末はインドで開催されるDERMACOMという皮膚科学会での招待講演が二つ入るはずで予定をあけていました。

Dermacon

ところが2週間前にまさかのキャンセル。

インドらしいですね。

結局インドの招待講演の出張は4月に移動しました。

代わりに日本での天与の休日となりましたので、先週96歳の誕生日を迎えた今年年女の祖母と、両親の顔を見に、週末は広島の呉に行ってきました。

僕自身の生まれ育ちは鎌倉なのですが、約20年前に父が呉市の大学に赴任することになり、それから実家は広島県呉市にあるのです。

今年は新年はヨーロッパで迎えましたので、顔を出せなかったんですよね。

呉に向かった2月11日は建国記念日。

そういえば、戦後、この建国記念日の由来を学校で教えなくなったことが、以前話題になりましたよね。

世界に200近くある現存国家の中で、世界最古に成立した国は日本です。

神倭伊波礼琵古命(かむやまといわれひこのみこと)が初代の神武天皇に即位されたのが紀元前660年の元旦であり、この太陰暦を太陽暦に換算した2月11日が建国記念日と定められました。

次に長い歴史を持つのはデンマーク。10世紀前半にヴァイキングが作り上げたゴーム王国がデンマーク王室の起源と言われています。

三番目に長い歴史を持つのが英国です。初代ウイリアム王1世がフランスから海を渡り、ブリテン島を征服したのが1066年のことです。

日本国成立時には文字による歴史書がありませんでしたので、神話と史実の区別がつかないために、紀元前660年の根拠がないのではという指摘もありますが、古事記や日本書紀といった文字による日本国独自の歴史書が成立したのも700年代の奈良時代です。

日本が現存する最古の国家であることは間違いありません。

ちなみに世界最古の現存会社も日本にあります。大阪府の金剛組は、神社仏閣を含む木造建築工事の会社ですが、設立は起源578年。まだ日本では古墳時代にあたる年です。

僕は仕事がら、世界各国の都市を訪れますが、どの国の人たちも自国に対して誇りを持っていて、それを素直に表現する姿が日本人のそれとあまりに違うため、驚くことが多々ありました。

日本国民は、もっと日本に対して誇りを持ち、あるいは持っている誇りを外から見てもわかりやすいようにアピールしてもよいように思うのですが、僕を含む戦後教育を受けた人たちでは、日本に対して誇りを持てないような、または持っていたとしてもそれをアピールできないような価値観を植え付けられてしまっているような気がします。

奥ゆかしい日本人的な感性や、謙譲や謙遜を美とし一番芯に有るものは近しい人にしか見せないという、日本人的な感覚も背後にはあるのかもしれませんが、これは外国から見たときには非常にわかりづらいものでもあります。

次世代を考えた国家戦略として、教育は最も大切なもののひとつであることは皆が認めるところでしょう。

歴史教育で言えば、アメリカ合衆国なら歴史は1776年以降のことを学べばよいわけですから(そしてここがアメリカ人の時にコンプレックスを刺激する要因になっているようですが)、歴史に関する勉強の密度が、アメリカを母国にするのと日本を母国にするのとではおのずと変わってきます。

日本の教育から、国家の成立、日本国独自の神話、さらに戦後現代史が欠落している点も、日本国の将来のためには改革が必要な時期に来ているのではないかと思います。

そして、教育という意味では歴史教育に限らず、ディベートやセルフプレゼンテーションをいかに他国の人にもわかりやすく行うのか、これも国際コミュニケーション力という教育の一つの分野ですよね。

教育の話については尽きることがありませんので、また別の機会に触れたいと思います。

さて、羽田~広島便と言えば、ボーイング社の新機体787が初めて入った路線。

航空機ファンの僕は、早速その便を予約して、行ってきました。

予約はさすがに満席です。

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機体に入ってまずインパクトがあるのはこの虹色LEDの照明。

そして、窓から見える、緩やかな曲線を描くカーボンで作られた翼。

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工学の叡智が組み込まれた美しい翼。

飛行中はこの翼がしなることで空気抵抗や騒音を減らすのだそうです。

この天井の虹色LEDは、飛行中は消えてしまいます。

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さらに僕的に驚いたのは、こちら

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なんだかわかりますか?

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国際線だと上級クラスのトイレには配備されていることもありますが、なんと国内線エコノミークラスにも、ウォシュレットです。

このウォシュレットも世界に誇れる日本の技術だと思うのですが、残念ながら西洋の国ではトイレに電気製品を入れてはいけないという法律がある国が多いようで、採用できない国が多いのだそうです。

呉のグリーンピア安浦では、ちょうど昨晩のNHK大河ドラマの平清盛で放映された、撮影に使用した唐船が展示されていましたので、観たがっていた母親を伴って行ってきました。

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なかなか見ごたえがありましたよ。

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2012年2月 8日 (水)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑫ サルトルとボーヴォワール、ジェンダーの本当の意味、サンジェルマンデプレ

サンジェルマンデプレ地区。

かつて学者や作家が議論を交わしたと言われている老舗カフェが沢山ある街で、パリの中で僕もとても好きな地区です。

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この地区で最も著名な教会であるサンジェルマンデプレ教会。

6世紀に起源があるのだそうです。

この教会の目の前には、文化人に愛されたカフェ「レ・ドゥ・マゴ」があります。

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特にサルトルとボーヴォワールの二人のカップルは、毎日のようにこのカフェで過ごしたのだそうです。

僕もボーヴォワールの「第二の性」は、高校生の時に読みました。

「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」

という台詞は、インパクトがありましたね。

ちょうど社会科の倫理の時間に「セックス」と「ジェンダー」の違いについて学んだばかりで、高校生の浅い経験の中で、妙に納得したりしていたのですが、今読んだら全く違う印象を受けるのでしょうね(笑)。

そういえば、この「gender」という言葉が、日本語の「ジェンダー」に訳されたときに、「社会的・文化的な性のありよう」の一面ばかりを強調され、誤訳された過去があるのをご存知ですか?

大学の教授レベルの文章でも、この誤用がなされているのに気づくことがあります。

この「gender」という言葉は、もともと医学の分野では「生物学的な性」を表す用語として使われます。

女子のスポーツ競技で、生まれつきの性別を確認するために染色体検査が行われることがありますが、これを指す用語として 「ジェンダー・ベリフィケーション(gender verification)」 という言葉がありますよね。

「gender」とはもともと生物学的な性と、社会文化的な性の双方の意味を持つ言葉なのです。

ちょっと話がずれましたね。

せっかくなのでドゥ・マゴで、軽食をいただきました。

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クロック・マダムとフォアグラ。おいしかったですが、少々外の席は寒く、白ワインで震えそうになりました。

ちょっと時間があったので、リュクサンブール公園まで散歩してきました。

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こちらもきれいな公園で、パリで好きなスポットです。

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ニューヨークの自由の女神像がフランスから贈られたのは有名な話ですが、現在フランスには二つの自由の女神像があります。

一つは以前このブログでも紹介しましたが、セーヌ川のほとりに

もう一つはこのリュクサンブール公園の一角にあるのです。

久しぶりに観に行こうと行ってみたところ、なぜか見つかりません。

迷う場所ではなかったのになあと思っていると。

ありましたよ。

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台座が(笑)。

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現在メンテナンス中でした。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑪ パリの左岸、右岸に宮崎アニメ「コクリコ坂から」

おはようございます。今日2月8日(水)もクリニックFの開院日です。

東京は朝から雪がちらつく天気ですが、午後から回復するようですよ。

さて、今日もブログ「新国際学会周遊記」は、今年も新年早々に訪れたパリの話です。

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2012年新春のパリ。写真を今年も何枚も撮りました。

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今年、パリの街を歩いていて、よく目にしたもの。

それはスタジオ ジブリの宮崎アニメ「コクリコ坂から」の広告でした。

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この通り、パリの左岸右岸に関わらず、街中いたるところにありました。

ちょうど昨年2011年は一面アリエッティだったんです。

今回も思いましたが、パリの街にジブリの絵は似合いますね。

来年はどうなんでしょう?

2013年のパリの街を歩くのが楽しみです。

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2012年2月 7日 (火)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑩ ギャラリー・ラファイエットで見つけたレゴ、マンダリン・オリエンタル

髪を切って、少し街を歩くことにしました。

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晴天のオペラ座。金が空に映えます。

オペラ座右手に開業した新しいオペラレストランで軽く一休みして、また歩きます。

オペラ座右手の対面にあるAppleショップを通り過ぎて。

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パリのデパート、ギャラリー・ラファイエットに。

1月2日から通常通りに戻るヨーロッパでは、いつもと同じような佇まいでいつもと同じ建物が迎えてくれます。

デパートでは、こんなレゴを見つけました。

年末に観たドバイのブルジュハリーファです。

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危うく買いそうになりました(笑)。

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現在のフランス共和国大統領官邸である、エリゼ宮の衛兵交代です。

ちょうど通りかかりました。

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新しくパリの街に誕生したホテル「マンダリンオリエンタル・パリ」。

ホテル・リッツで従業員の方が、

「パリにもどんどん新しいホテルが出来て、伝統と格式を誇るリッツも変わらざるを得ない」

と言っていたことを思い出しました。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑨ ホテル リッツで髪を切る

おはようございます。今日の東京は昨日から引き続き、朝からしとしと雨ですね。

今日2月7日(火)もクリニックFの開業日です。

朝から雑誌の取材が一つありますので、外来は12時からとなります。

今日もがんばっていきましょう。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、2011年の年末から2012年の年始にかけて出かけた

1 ドイツのフラクフルト

2 フランスのパリ

3 オーストリアのウィーン

4 イギリスのロンドン

・・・独仏英語圏・欧州4カ国の出張周遊記。今日はその2ヶ国目パリからです。

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フランクフルトよりパリまで、エールフランスで1時間余りの飛行。

ディレイが2時間ありましたが、なんとか日付を変えず、元日中にパリに移動してきました。

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1月1日真夜中のパリ。

天候もさほど悪くなかったと聞いていますが、多くの便でディレイがあったので、ラゲッジスペースは満員です。

フランス・・・大丈夫なのかな?

だいぶ時間がかかりましたが、やっとホテルにたどり着きます。

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漆黒の闇の中。こんなパリも好きです。

さて明けた翌朝。

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ヴァンドーム広場はいつも美しいですね。パリの中で最も好きな場所のひとつ、そして僕にとってはパワースポットのひとつです。

しかも今回は1月にしてこんなに晴天に恵まれるとは。

1月にパリに来ることが多い僕ですが、こうした空の下でパリの街を歩けるのは初めてかもしれません。

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ホテルにはもちろんまだクリスマスの飾り付けもあります。

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新聞 LE FIGARO。

フランス行きのチケットをとったのは、年始に毎年開催されるIMCASというフランス系アンチエイジング学会があったからです。

ところが、今年はなぜかこの学会が月末に移動とのアナウンスがありました。

年始に欧州の企業との打ち合わせもいくつかありましたので、今年はIMCASをキャンセルし、打ち合わせを主体にパリに滞在することに。

1月2日。

年始初めてのブレックファスト・ミーティング。無事仕事の話も一段落し、最近の近況報告になった途端、なぜか僕のぼさぼさの髪の毛の話になりました。

確かに、しばらく髪を切ることができていません。

12月中旬はニューヨークに、年末はケニアとドバイに行ったものですから、その前後、途中は仕事も忙しく、そんな余裕もなかったのです。

そんな説明(釈明?)をしてみたところ

だったら、パリで髪を切ったら? お正月らしくさっぱりできるし、いいのでは?

というセリフが。

・・・・・・・。

アジア人が海外で髪の毛を切ったら大変なことになると聞いたことがあったのですが、話の流れからそんなことを言えるような雰囲気でなく(苦笑)

・・・断れなくなりました。

不安を抱えつつ、おっかなびっくり髪を切りに行きましたよ。

スパ・アワードをとった、パリはホテルリッツの中のスパ。Img_3916

リッツはこれから2年半をかけたリッツ史上初めての長い改装作業に入るそうで、その前に行くことが出来たのはよかったかもしれません。

髪を切ってくれた英語をしゃべるフランス人は、元アジア人オーナーのもとで修行していたことがあったのだそうです。

仕上がりもさっぱりしていて、とんだ杞憂に終わりほっとしました。

そして、髪を切った後、スパの見学も兼ねてアロマセラピー・マッサージも体験。

切った直後の状態を写真に撮ろうと思っていたのですが、マッサージの後でまたぼさぼさになってしまいました。

順番を逆にすれば良かったですね(笑)。

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2012年2月 6日 (月)

小沢征爾さんと音楽について話をする

ブログ「新国際学会記」では、2011年末~2012年始めに出掛けたヨーロッパブログに入ってしまいましたが、2012年2月現在、僕は東京にいて四谷のクリニックFで診療しています。

そして、診療の合間、患者さんが途切れた時間に、論文を書いたり、次の学会用の資料を作成したり、本を読んだりしています。

医者というのは、これは開業医でも勤務医でも同じだと思いますが、一度病院に出勤するとなかなか外出が叶わないものです。たとえ仮に1時間ぽっかり時間が空いても、急を要する患者さんが来るかもしれない、患者さんから電話があるかもしれない、と思うからでしょうね。

なので、もっぱら日中はクリニックの限られたスペースのあちらこちらをうろうろしながら(笑)、ちょっとしたリフレッシュや気分転換をして、また次の患者さんの診療に向けて気持ちをリセットする、そんな細かい微調整が必要なんですよね。

そして、読書はそんな時間の使い方にぴったりなのです。

そもそも僕は昔から本の虫で、寸暇を惜しんでは本を読み、良い書籍に出逢うとそれが至福の時間となります。

最近買った本で、今はまっているのは

「村上春樹×小澤征爾 小澤征爾さんと、音楽について話をする」。

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村上春樹さんは、ジャズ喫茶をやっていましたし、ジャズに造詣の深い人であることは良く知られていますが、この本を読むと相当なクラシック音楽のファンでもあり、それも良質なリスナーであることがわかります。

「小説家はマエストロを聴き尽くす」

という副題がついていますが、その表現がまさにぴったり。

クラシック音楽演奏家に対する質問者としても、村上さんは素晴らしい知識をお持ちなのです。

ちょうど同じ時期に購入した「ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)」も並行して読んでいるのですが、若き頃の小澤征爾さんが困難を乗り越えながらも世界に飛び立っていった様子が、とても心地よく、痛快です。

こちらもお勧めします。

さて、僕の方は程よくリセットされた頭でここからまたStart over。最後の患者さんの一群に向けて、また準備に入ります。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑧ ケルン大聖堂

ケルン中央駅を降りると、目の前に大聖堂の側面が現れます。

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157mと聞いていましたが、正直、それが実際の大きさと完全に結びついていなかったようで、こんなに巨大な塔だとは・・・というのがはじめて訪れた感想でした。

畏敬の念をここに来た誰もが抱かずにいられないような、そんな建造物です。

まずは中を見学です。

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素晴らしい聖堂です。

こちらの右手には大きな見事な装飾のステンドグラスがあります。

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キリスト教の教義が説明されたこのステンドグラス。

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こちらはバイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納したので、「バイエルン窓」と呼ばれているそうです。

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こちらはシュテファン・ロホナー作の「大聖堂の絵DomBild」です。

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さらに、こちらの中央の祭壇には

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世界最大の黄金細工の棺に

「東方三博士の聖遺物」がおさめられています。

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建物の外に出ましたがあまりに大きく、広角カメラの写真に納まりません。

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少し離れてもやっとこの程度。

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苦労して台に乗って、やっと全体像をとらえました(笑)。

この近辺はホーエ通りといって、高級ショッピングモールがあるようで、装飾がきれいでしたね。

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大聖堂の周りを数回廻ったのち、フランクフルトに向かう列車の時間が近づいてきました。

駅で電車を待つ間、こちらのソーセージ屋さんで軽食を取りました。

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ソーセージがぷりぷりして、おいしかったですよ。

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ケルン中央駅からフランクフルト空港に向かいます。

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こちら1月1日夜のフランクフルト空港。

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向かう先はパリのシャルルドゴール空港です。

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暫しの間、ドイツ語圏とはお別れです。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑦ ケルン大聖堂を観にケルンへ日帰り

おはようございます。

今日2月6日はクリニックFの診療日です。

クリニックFには、現在海外在住の日本人で、帰国のたびに定期的に肌のメンテナンスされる方が何人もいるのですが、今日の朝も海外在住の方でした。

白人の国で施術を受けるのは難しいのは予想できると思うのですが、同じアジア人の中でも、肌の質は国によって大きく違います。

日本人の肌は、韓国人や中国人などの大陸系アジア人の肌に比べて繊細で、強いレーザー施術を受けた後のトラブルも良くあります。

レーザーによる肌質改善も、日本人用のパラメーターが必要になりますので、海外で施術をされる機会がある方は慎重にされたほうがいいと思います。

さて、僕の国際学会周遊記は、年始に訪れたドイツの話。アップしてゆきますね。

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昼過ぎに美術館を出たのですが、パリ行きの飛行機は夜20時。

行き先をしばらく考えて、ケルンの大聖堂を観に行くことにしました。

ちょうど1時間ばかりでケルンに移動できるのです。

ケルンの大聖堂は、

ロンドンのウェストミンスター寺院

ミラノのミラノ大聖堂

パリのノートルダム大聖堂などに並ぶ、ゴシック形式の代表的な建築物。

世界最大級の建築物でもあり、僕も是非、一度観に行きたかったのです。

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フランクフルトの駅から高速鉄道(ICE)の切符を買います。

自動販売機で列車の細かい指定までできるのには驚きました。

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こんな鉄道です。

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ライン川沿いの豊かな田園風景を楽しみながら、一時間半ぐらいだったでしょうか。

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ケルンの中央駅にやってきました。

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目の前を観ると大きな聖堂があります。

思ったよりもはるかに巨大です。

次のブログで。

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2012年2月 5日 (日)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑥ シュテーデル美術館 フェルメール「地理学者」

実は今回トランジットしたフランクフルト。滞在の主な目的は、シュテーデル美術館訪問でした。

この美術館は、つい先日まで改装中だったとのこと。

フランクフルトに着いたのち、1月1日はいつもより一時間遅れて11時に開場することを確認し、美術館に向かいました。

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マイン川を渡って、美術館へ。

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橋を渡ると、美術館の建物が見えます。

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1月1日でしたが、ご覧のとおり。たいそう混んでいましたよ。

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壁の色が印象的な館内。

綺麗なカフェもあります。

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歩いているうちに、鮮やかな青の一番奥の壁に、目指す絵を見つけました。

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フェルメールの「地理学者」です。

僕はこの絵とは、昨年の3月の震災直前に渋谷のbunkamuraで観て以来の再会です。

やっぱり元の美術館にある方が似合いますね。

文字通り、鼻の先でゆっくりと観ることができました。

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改装された美術館は、とてもきれいでした。

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金融の街、フランクフルトがよく見えます。

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日本におけるフェルメールの人気は、少しマスコミの煽りを受けているような気がしますが、この美術館の冊子でも表紙になるぐらい、こちらでも著名な絵なのですね。

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2012年2月 4日 (土)

■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑤宴の後 欧州中央銀行 歌劇場 ゲーテハウス

翌朝、ホテルを出てまず目に付いたのが、新年を祝った爆竹や花火の残骸。

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シャンパンのボトルもありますね。

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宴の後。

さて、あいにくの雨模様でしたが、元旦のフランクフルトを歩いてみることにしました。

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駅前のカイザー通りを歩き始めます。

こちら、フランクフルト歌劇場です。

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そして、レーマー広場。旧市庁舎が後ろに見えます。

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こちら渦中のユーロを統括する欧州中央銀行です。

建物の前には、多くのテントがあります。

抗議のテントなのでしょうか。

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フランクフルトといえば、ドイツを代表する文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが生まれた街。

1749年8月28日のことだそうです。

ゲーテといえば「ファウスト」や「若きウェルテルの悩み」「ヘルマンとドロテーア」が有名ですよね。

ゲーテの詩は、クラシック音楽とのかかわりも深いです。

先日ニューヨークで観たグノーのオペラ「ファウスト」もそうですし、このブログでも登場したベルリオーズのオペラ「ファウストの劫罰」もゲーテの著作が題材ですよね。

そして、シューベルトによる歌曲。

「魔王」「野ばら」「糸をつむぐグレートヒェン」「ガニメデ」などシューベルトが生涯作曲した600曲もの歌曲のうち70曲ほどがゲーテの作品に付けられた曲なのだそうです。

こちらは第二次世界大戦で破壊されたのち、再現されたゲーテの生家だそうです。

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ゲーテハウスと書いていました。

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残念ながら1月1日は閉館日です。

ゲーテはフランクフルトでの名門の生まれでした。16歳の時にライプツィヒ大学法学部に学ぶことになりますが、以前のブログにも書きましたが、ファウストの登場舞台や登場人物はライプツィヒに出てきます。

そしてこちらはパリのオペラ座をモデルにしたと言われるフランクフルトのアルテ・オペラ。

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こちらは、ロンドンで観たミュージカル マイケル・ジャクソンのスリラーをやっているようです。

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滞在が長ければぜひ、こちらでオペラを観たかったですね。

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月④ フランクフルトへ 爆竹、花火

ケニアとドバイから東京に帰国した翌日、2011年の大晦日。

僕はまた成田空港に向かい、フランクフルト行きの飛行機に乗りました。

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約13時間の飛行ののち、現地時間の31日16時に到着。

ちょうど着陸態勢を取った時に、日本が新年を迎えたんですよね。

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さすがに31日だけあって、フランクフルト空港に人がいません。

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電車に乗って、とりあえずフランクフルト中央駅へ。

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17時過ぎにつきましたが、あたりはもう真っ暗。

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フランクフルト駅前のホテルに一泊しました。

新年のため、ホテルの窓からは花火の光や爆竹の鳴る音が聞こえましたよ。

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2012年2月 3日 (金)

赤坂日枝神社で節分祭追儺式

今日は2月3日の節分。東京は朝から気持ちの良い晴天。

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そんな中、僕はクリニックFに程近く、普段から何かと参拝の機会が多い赤坂日枝神社で、節分のお祭りに参加させていただきました。

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力士の参列もありました。

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良い体験をさせていただきました。

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2012年2月 2日 (木)

ASLMSに向けた補充研究 横浜中華街 プッチー二のオペラ「トゥーランドット」 

おはようございます。

今日2月2日は木曜日で、クリニックFは休診日を頂いています。

休診日を利用してよくやっていること。

それは、普段の診療日ではできない実験や研究です。

ちなみに今日は、4月にアメリカ東海岸フロリダで開催される米国レーザー医学会(ASLMS)にむけ、その演題のための補充研究を行なっています。

各社フラクショナルC02レーザー

○ソルタメディカル社 フラクセルリペア 

○DEKA社 スマートサイドドット

○DEKA社 スマートサイドドットスクエア

○ルートロニック社 eCO2(エコツー)

○ジェイシス社 フラクショナルエッジ

・・・といった各レーザー機器を上眼瞼(うわまぶた)に照射し、その収縮率をみるのです。

Co2fractional

上記が照射実験です。

Fractinal

照射面積、照射密度、ワット、ジュール、パルス幅を同じに設定して、各社のレーザーを比較照射したもの。

この通り、全く照射像が違います。

全くパラメーターが同じ設定のCO2フラクショナルレーザーなのですが、機器間で予想以上の違いがあり、皆で驚きました。

今後は機器の使い分けが必要ですね。

今までのレーザー治療の常識では、目の上の照射はあまりお勧め出来ませんでした。

しかしながら、このフラクショナルCO2レーザーを使用した「うわまぶた」のゆるみを取る手法は、一昨年頃から施術が始められ、非常に評判が良く、欧米では「マドンナリフト」といわれて市民権を得てきています。

この各社のCO2のレーザービームとスキャナの性能比較の発表は、レーザー医療業界では国際的にも必要な情報。

よい発表になると思います。

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話題変わって。

先週の日曜日は横浜にプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を観に行ってきました。

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ちょっとピンボケですが。

今回は、ウクライナ国立オデッサ歌劇場の来日公演でした。

オペラ「トゥーランドット」は、ご存知の方も多いと思いますが、中国の北京が舞台です。

横浜で開催されると、横浜の中華街を歩きながら行くことができ、中華街を歩いているうちに、気分が高まってきました(笑)。

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ちょうど旧正月の前日にあたる日でしたので、人がたくさんいましたね。

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時間が少し余ったので、立ち寄った山下公園の氷川丸から撮ったみなとみらい。

沢山のカモメが錨の鎖にとまっています。

荒川静香選手のスケートで、日本でも知名度が上がったトゥーランドット。

その名アリアの中でも、もっとも名高いのは「Nessun dorma!(誰も寝てはならぬ)」ですよね。

ルチアーノ・パヴァロッティの歌ったシングルカットのアルバムが世界的に売り上がったため、この曲が有名になったきっかけは、パヴァロッティが作ったともいえます。

パヴァロッティのものも、もちろん素晴らしいのですが、オペラ好きの間で話題になるのは、イタリアのテノール歌手 フランコ・コレッリ(Franco Corelli)のものです。

良い録音がなかったのですが、よろしかったらお聴きください。

中国の皇帝に娘トゥーランドットの出した3つの謎を見事に解き、

求婚の権利を得た名を知られない異国の王子(カラフ)。

結婚を嫌がる姫に対して、ならば自分のの本名を夜明けまでに当てることができたら、死を持ってそれに応じると話した後のこと。

第三幕が始まって数分で始まるのがこのアリアです。

最近イタリア語を勉強しているので、イタリア語の歌詞をつけました。

思ったよりも楽に発音できるものです。よろしかったら歌ってみてください(笑)。

Nessun dorma!

Tu pure, o Principessa, nella tua fredda stanza guardi le stelle che tremano d'amore e di speranza...

Ma il mio mistero è chiuso in me, il nome mio nessun saprà!

No, no, sulla tua bocca lo dirò, quando la luce splenderà!

Ed il mio bacio scioglierà il silenzio che ti fa mia.

Il nome suo nessun saprà...

E noi dovrem, ahimè, morir, morir!

Dilegua, o notte! Tramontate, stelle!

Tramontate, stelle!

All'alba vincerò!

Vincerò!

Vincerò!

最後に「夜明けとともに私は勝つ!」と声高に歌われるのですが、これはどんなときも本当に元気が出る、名曲ですよね。

幸せな気持ちで夜の中華街を歩いて帰りました。

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夜の中華街を抜けて駐車場まで。

気分が高揚しているときにはこれもなかなかいいですね。

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2012年2月 1日 (水)

2012年の米国皮膚科学会(AAD)はサンディエゴ

お早うございます。

今日2月1日もクリニックFの診療日です。

見事な快晴ですね。

3月の中旬に米国皮膚科学会(AAD)がサンディエゴで開催されます。

米国皮膚科学会は、規模としては世界最大の皮膚科学会で、レーザー治療関係者も沢山集まります。

毎年新しいレーザー機器がデビューするのもこの学会です。
僕もレーザーを専門にするようになってからは、必ず参加するようにしています。

サンディエゴは僕もとても好きな都市。

美味しい寿司屋があるんですよね。こちらもまた楽しみです。

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昨日のメールに、サンディエゴで開催される米国皮膚科学会(AAD)開催期間中に、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の会合があるとメールが来ました。

Invitation - Annual Reunion of the EADV on the occasion of the AAD

僕はどちらの会員でもあるので、毎年この通知を頂くのですが、今年は歴史的なユーロ安。

ヨーロッパから参加の先生方も減るんではないでしょうか?

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