小沢征爾さんと音楽について話をする
ブログ「新国際学会記」では、2011年末~2012年始めに出掛けたヨーロッパブログに入ってしまいましたが、2012年2月現在、僕は東京にいて四谷のクリニックFで診療しています。
そして、診療の合間、患者さんが途切れた時間に、論文を書いたり、次の学会用の資料を作成したり、本を読んだりしています。
医者というのは、これは開業医でも勤務医でも同じだと思いますが、一度病院に出勤するとなかなか外出が叶わないものです。たとえ仮に1時間ぽっかり時間が空いても、急を要する患者さんが来るかもしれない、患者さんから電話があるかもしれない、と思うからでしょうね。
なので、もっぱら日中はクリニックの限られたスペースのあちらこちらをうろうろしながら(笑)、ちょっとしたリフレッシュや気分転換をして、また次の患者さんの診療に向けて気持ちをリセットする、そんな細かい微調整が必要なんですよね。
そして、読書はそんな時間の使い方にぴったりなのです。
そもそも僕は昔から本の虫で、寸暇を惜しんでは本を読み、良い書籍に出逢うとそれが至福の時間となります。
最近買った本で、今はまっているのは
「村上春樹×小澤征爾 小澤征爾さんと、音楽について話をする」。
村上春樹さんは、ジャズ喫茶をやっていましたし、ジャズに造詣の深い人であることは良く知られていますが、この本を読むと相当なクラシック音楽のファンでもあり、それも良質なリスナーであることがわかります。
「小説家はマエストロを聴き尽くす」
という副題がついていますが、その表現がまさにぴったり。
クラシック音楽演奏家に対する質問者としても、村上さんは素晴らしい知識をお持ちなのです。
ちょうど同じ時期に購入した「ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)」も並行して読んでいるのですが、若き頃の小澤征爾さんが困難を乗り越えながらも世界に飛び立っていった様子が、とても心地よく、痛快です。
こちらもお勧めします。
さて、僕の方は程よくリセットされた頭でここからまたStart over。最後の患者さんの一群に向けて、また準備に入ります。
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